初めての槍ヶ岳は大キレットから（大雨の後に満天の星）

2012年08月15日(水) ~ 2012年08月18日(土)

• GPS: 49:07
• 距離: 33.0km
• 登り: 3,435m
• 下り: 3,851m

コースタイム

【15日】15:45上高地-17:40岳沢小屋

【16日】5:50岳沢小屋-6:57カモシカの立場-7:56雷鳥広場-8:14紀美子平8:25-8:45前穂高岳9:00-9:25紀美子平-11:00奥穂高岳11:15-11:40穂高岳山荘12:07-12:23涸沢岳-15:00北穂高岳

【17日】6:25北穂高小屋-7:58長谷川ピーク-9:20南岳小屋9:45-9:53南岳-10:50中岳-11:22大喰岳-11:45槍ヶ岳山荘12:57-13:18槍ヶ岳

【18日】6:30槍ヶ岳山荘-8:11槍平山荘8:35-9:08滝谷出合-9:57白出沢出合-10:51新穂高温泉

天候

【15日】雨　【16日】晴れのち霧　【17日】晴れのち霧時々雨　【18日】晴れのち雨

アクセス

利用交通機関：

バス

コース状況／危険箇所等

全般的に森林限界を越えた辺りからの岩場は浮石に注意しながら慎重に。
涸沢岳〜北穂高、北穂高〜南岳はしっかり足場を確認しながら3点支持を忘れず進み、風雨が強い場合は撤退する勇気が必要だと思います。

写真

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夕方、上高地を出発

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岳沢小屋では、ゆったり4人で一部屋でした

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サクサクのアジフライがメチャうまっ！！

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いざ標高差900mUP！

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岳沢小屋はこんな感じ

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最近ここで滑落事故が続いたとのこと

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ヨツバシオガマ

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イワギキョウ

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ウサギギク

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見上げると青空が広がってきました

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紀美子平に皆デポして山頂アタックです

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ずっと急登

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下界は全く見えなかった

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分かりやすい標識

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険しいトラバース道

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奥穂高も真っ白でした。うーん。。。

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穂高岳山荘はでかい！！

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昼食にカレー

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岳沢小屋で同部屋の女性と合流し、北穂高まで一緒に行くことになりました。

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涸沢岳からいきなりスリル満点の降下

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かなり険しい道が続きます

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さっき登った前穂の山頂が見えてきました

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下から見ると。。。

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無事に北穂到着！

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最高の笑顔で乾杯！！

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一瞬で消えた槍の頭(笑)

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翌朝はくっきり！！

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常念岳のシルエット

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彼女とはここでお別れでした。またどこかの山で会いましょう！！

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流れるような雲

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前穂も奥穂もくっきり！

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いざ大キレットへ

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飛騨泣きに突入？

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北穂高小屋があんなに上になってしまった

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鎖は使わず岩の隙間やくぼみでホールドした方が下りやすかったです

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甲斐駒の刃渡りよりスリルはありました

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足場があるので安心

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慎重に下ります

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基本は3点支持

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長谷川ピークが迫ってきました

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A沢のコルでひと休み

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垂直に近い壁も登りは結構簡単

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長谷川ピークにあと一息

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登り切りました！

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登ったのと同じくらいの下りが始まります

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次は南岳

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トウヤクリンドウはつぼみばかり

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最後の岩場をよじ登り

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南岳小屋

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山頂は寂しかった

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槍へ続くなだらかな道

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槍ヶ岳山荘、殺生ヒュッテが見えてきました

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これを登れば中岳

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ここも3000m超

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すれ違ったハイカーさん

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まだまだ花はいっぱい

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大喰岳へ（でもこれは偽ピークでした）

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やっと開いているトウヤクリンドウを発見

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ガスで眺望なし

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槍ヶ岳山荘に到着しました

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昼食は中華丼

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3泊目はテント。今回はエアライズ1がデビュー

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ガスってたけど取りあえず穂先に登ってきました

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雷が鳴り始めたのに続々と登っていく人達

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たくさんいますねー。この後土砂降りになりました。

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テン場はほぼいっぱい

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深夜、テントを出ると満天の星！！これが見たかったんです^^

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槍と山荘

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山荘と星空

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そして夜明けの槍

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今朝もたくさん登ってます

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お弁当はおこわ。重いです(笑)

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空が蒼くなりました

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殺生ヒュッテにも泊ってみたい

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下山開始

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ミヤマトリカブトがいっぱい

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登る人には最後の水場

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槍平小屋のテン場

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滝谷出合

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白出沢出合

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穂高平小屋の前から林道をショートカットできるトレイルがあります。

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お昼前には新穂高温泉に到着。温泉に入っていたら土砂降りになりました。

撮影機器：

Nikon 1 J1 ニコン

OLYMPUS Tough TG-615 オリンパス

感想

imaji

念願の槍ヶ岳登山。

【15日】
15日14:10着予定のバスが15時半近くになってようやく上高地に到着。
岳沢小屋へ電話を入れて、登山届を出し、水を補給すると雨の中急いで出発しました。
夕食の時間をオーバーして到着しましたが、小屋の方は暖かく迎えてくれて絶品のアジフライ定食をいただきました。

【16日】
雨は上がってました。
小屋から一気に900mUP。
順調に登っていると次第に青空が見え始め、前穂に陰から陽が差しだす。
しかし次第にガスが湧き始め、紀美子平にリュックを置いて前穂にアタックすると山頂は真っ白け。時折頭上に青空が覗くだけでした。
紀美子平から奥穂へはトラバースと吊尾根の岩場。
途中、滑落者が出たようで前方から山岳救助隊が駆け下りてきました。
「岳」の三歩を生で見た気がします^^;
多くの登山客で賑わっていた奥穂山頂もやはりガスの中。
証明写真だけ撮ったら早々に穂高岳山荘へ下りました。
山荘でカレーを食べると岳沢小屋で同部屋だった女のコと再び会え、北穂までの難ルートを一緒に行くことになりました。
涸沢岳山頂から先は垂直に近い岩場の連続で、すれ違いにも時間がかかりましたが、3人でおしゃべりしながら難なく通過して北穂山頂に到着。
テン場が山小屋のずっと手前だったので、面倒くさくなって2日目も小屋泊に変更です(笑)
絶景なはずのテラスのテーブルに着くと、持ってきたワインとつまみで宴会の開始。
ガスの中、日暮れ前に一瞬だけ槍の穂先を拝めました。

【17日】
朝起きると360度のパノラマが広がっていて山頂では時が経つのを忘れてシャッターを押します。
朝食後はいよいよ大キレットへ挑戦。
山荘からいきなり急降下。浮石に中止しながら飛騨泣きに突入です。
でも勉強不足で後からそこを飛騨泣きだったと知ったのが真実^^;
A沢のコルから今度は長谷川ピーク。
高度感はあるものの上りなので意外にあっさりと到達しました。
この辺りから南岳方面から来たハイカーとバンバンすれ違い。
南岳山荘でどん兵衛てんぷら蕎麦を食べ、南岳、中岳、大喰岳と順調に登頂し、遂に槍ヶ岳山荘にやってきました。
テン場の受付を済ませてテント設営。場所は17番とかなり下の方です。
設営後は貴重品を持って槍の穂先へ登りました。
山頂には全部で4〜5人。またもやガスで眺望はほとんどなしでした。
自炊で食事を済ませたら、ワインと疲れですぐに眠くなり、シュラフに潜り込み
ます。
バチバチとテントを打つ雨音に悩まされながらも何とか眠りに落ち、そして深夜。。。
taka3が星が綺麗だと教えてくれ、外へ出るとヤバいくらい満天の星空！
槍の穂先から天の川が伸びていました。
今回に限って最初から雨予報だったのでカメラは軽量なNIKON J1。
慣れないマニュアルモードに変えて試行錯誤したら、やっと撮れたのが写真の星空。
外に人影はなく、ほとんどの人は深夜の絶景を知らずに朝を迎えたのでは？

【18日】
多少、雲はあったものの満天の星空だったことを証明するようなパノラマが広がっていました。
しかし昼から雨予報だったのと、新穂高温泉14:15発のバスを予約していたので、穂先には上がらず下山開始。
石がゴロゴロする歩きづらい道を急ぐと4時間半後に新穂高温泉に到着しました。
温泉に入っていると雷が鳴り始め、程なく土砂降り。
またもや間一髪セーフ！！
翌日、この日の13時頃、槍の山頂で落雷事故があり、男性が亡くなったと知りました。
やはり雷は怖いです。

去年の北アルプス山行と比べて、荷物は6kg減の約13kg。
これが良かったのか足の疲れはあまり感じませんでした。
来年はソロトレッキングにチャレンジしよう！

コメント

skipos0208

大キレット逆ルート
はじめまして (^^)
自分は８月16〜18日で槍〜穂高縦走してました
17日は大キレットですれ違っていたのでしょうね
あの日はそれなりに天気でしたので良かったですね

お邪魔しました

imaji

skipos0208さま
コメントいただきありがとうございます。
山行記録を拝見しましたが、Ｈピークの南岳寄りですれ違っている筈ですね。
お互いあの日の午後の大雨前に山小屋に辿りつけて何よりでした^^;