古寺鉱泉〜古寺山〜大朝日岳 日帰り往復

2012年08月19日(日) [日帰り]

• GPS: 12:34
• 距離: 15.6km
• 登り: 1,438m
• 下り: 1,436m

コースタイム

古寺鉱泉・朝陽館2:25発 … 4:10一服清水4:30 … 4:40ハナヌキ峰分岐 … 5:18三沢(さんざ)清水5:25 … 5:50古寺山 … 6:50熊越の鞍部 … 7:50銀玉水8:00 … 8:30大朝日岳避難小屋8:40 … 8:55大朝日岳1870m山頂 9:05 … 9:20大朝日岳避難小屋9:45 … 11:00熊越の鞍部 … 11:30まき道との分岐 … 12:05古寺山 … 12:40三沢清水 … 13:20ハナヌキ峰分岐 … 15:00古寺鉱泉・朝陽館 … 15:05古寺鉱泉駐車場

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

山形自動車道・月山IC〜山形方面へ300m戻る〜大井沢の看板〜112号線〜橋の下で右折〜道なり〜地蔵峠の分岐を右へ〜しばらく走った後、民家が見えてくる〜県営サクラマスふ化場を右折〜舗装道だが細くなる〜直進〜古寺鉱泉駐車場
サクラマスふ化場からの道は細いが舗装してあり、要所要所に退避所が有り、以前にくらべ随分良くなってるそうです。

コース状況／危険箇所等

・登山ポストを見つけられず、前夜泊した古寺鉱泉・朝陽館に預け、下山後破棄してもらった。
・古寺鉱泉・朝陽館(ちょうようかん)
　昭和12年の建物だそうだが清潔。
　一泊二食付き7,500円/一人
　寝巻、洗面道具は無し。
　風呂は薪で沸かした鉱泉。
　シャワー有り。
　夕食は岩魚の塩焼き以外は山菜料理。
　ご飯、アツアツの味噌汁も美味しかった。
　早立ちなので、朝食はお握り弁当にしてもらった。
　梅干しのお握り2個+塩鮭+漬物、箸・お手拭き付き
・一服清水、三沢清水(さんざしみず)は登山道沿い。
・三沢清水は大朝日岳避難小屋の管理人さんがホースを引いてくれたもの。
　秋になり山を降りる際には撤去するのだそうだ。
・銀玉水は道標から1分の位置に有る。
　このコース中一番、冷たくて、美味しくて、豊富な水
・虫の多さも評判通り。
　半端な数じゃない。
・小朝日岳まき道
　地図で見る以上に時間がかかった。
　疲れている復路は特に長いと感じた。
・大朝日岳避難小屋
　協力金1,500円/一人。
　シュラフ・食糧だけでなく、水・ビール・ジュースも自力。
・大朝日岳山頂には山名が彫られたプレートが有り、山座同定できる。

　
　

写真

前泊の古寺鉱泉・朝陽館
古い建物(昭和12年築)だが清潔。
風呂は薪で沸かした鉱泉
岩魚の塩焼き以外は全部山菜もごはん、アツアツの味噌汁も美味しく頂いた。

長丁場と言うだけでなく、炎天下の登山を考え早立ちを心がけた。
3時出発予定だったが、実際には準備が早く整い、2時25分発となった。
一服清水はまだ暗く、5時近くになって明るくなった。

三沢清水(さんざしみず)は一服清水と同じく登山道に沿いに有る。
ここで、朝陽館が用意してくれた朝食のお握りを頂いた。
梅干しのお握り2個に塩鮭・漬物が美味しい。

三沢清水の水は大朝日岳避難小屋の管理人さんがホースで引いてくれたもの。
滞在が終わり下山する時には撤去されるのだとか。

古寺山1501m山頂

左手前は小朝日岳。
山頂への登山道が見えるが、我々は往復まき道を選んだ。
意外に時間がかかる…、と聞いていたまき道だが、逸る気持ちの往路はとも角、疲れている復路は非常に長く感じられた。
右手奥に大朝日岳と張り付くような大朝日岳避難小屋が見える。

秋の花マツムシソウ
マツムシソウも大好きな花だが、ヒメサユリも淡い期待を抱いていた。
しかし、既に大きな実をつけていて、開花シーズンは大分前に終わったことを思い知らされた。

銀玉水の道標
登山道沿いには無く、大朝日岳山頂に向かい左手に1分。

銀玉水
評判に違わず、冷たく、美味しく、豊富な水

ミヤマリンドウ

ナデシコ

ウメバチソウ

トリカブト

トモエシオガマ

大朝日岳避難小屋
協力金1,500円/一人。
寝具、食糧だけでなく、水・ビール・ジュース類は無いので全て自力。
トイレは小屋内に有り、100円の箱が用意されている。

大朝日岳避難小屋横の鐘
我々が小屋〜山頂に近くなる頃、ガスが出てきた。
大朝日岳の広い尾根は迷いやすく、この鐘で助かる人も少なからずいるのだろう。

大朝日岳1871m山頂
笑顔で山頂を踏むことができた。
ところが、下りが長くて…
泣くことになった。

感想

hanakane

　古寺鉱泉・朝陽館で前泊した際、同じルートを日帰りした御夫婦に「歩数計で計ったら4万5千歩だった」と言う話を聞き、長丁場を改めて覚悟した。
　真夏の暑いさなかだが、日帰りを決心したのは豊富な水。
こんなに水に恵まれた山行は初めて。
　地元の小学校6年生が日帰り登山するコースで、手を駆使して登る個所の無い比較的安心なコースだとか。
　確かに！
早出(2時25分)できたので気持ちに余裕があり、笑顔で大朝日岳山頂に立つことができた。