記録ID: 2256495
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積雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
4年振りの積雪期の唐松岳は、まさかの途中敗退
2020年03月12日(木) [日帰り]
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- GPS
- --:--
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 796m
- 下り
- 780m
コースタイム
天候 | 晴れ時々霧のち快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山は直前に降雪があったようでした。今年は記録的な雪の少なさ&暖かさですが、それでも2〜3メートル程度、吹き溜まりは4〜5メートルくらいはあります。足元が柔らかい所もあるので、ワカンやスノーシューがあった方がいいと思います。 一部やせ尾根もありますが、注意して歩けば問題ないと思います。 トレースは大勢の登山者が歩いてはっきり付いているので、ガスに巻かれてもルートを見失う事はないと思いますが、尾根歩きで強風にさらされる時間が長いので、防風&防寒対策はしっかりと準備した方がいいです。 |
その他周辺情報 | ゴンドラ&リフト券は、登山届と交換になるので、可能であれば登山届をあらかじめ記入しておくといいと思います。 下山の際、リフトの最終乗車時間は15:40でした。アイゼンを履いたままでは乗れないので、少し時間に余裕をもって下山した方がいいです。 |
写真
丸山ケルンが目の前です。左側を巻いているトレースの通り行けばよかったのですが、ワカンを履いたので右側の登山者と同じルートで登ったら、完全にラッセル状態になり、腰まで埋まる始末。脱出するのに大幅なタイムロスをして体力も消耗してしまい、ここでの判断ミスが途中敗退の原因となってしまいました。
途中から抜きつ抜かれつしてきた方に撮っていただきました。その方は、稜線のピークも見れたので、ここで戻りますと言って下りて行きました。
自分も夕方4時には、母親が入院している病院に行かないといけないので、唐松の山頂は今日は無理だなぁー。稜線まで行きたいけど間に合うかなぁー?
自分も夕方4時には、母親が入院している病院に行かないといけないので、唐松の山頂は今日は無理だなぁー。稜線まで行きたいけど間に合うかなぁー?
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
非常食
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
ツェルト
カメラ
ポール
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 登山者のほとんどの方がワカンを持ってきてました。自分もワカンを持参して途中で装備しましたが、前日に雪が降ったのとルートミスもあって途中で深雪にはまってしまい、スノーシューでもよかったなと思いました。 |
感想
今回久しぶりの唐松岳は、途中敗退となりました。
登山では山頂に届かずに、途中で戻ることを『敗退』と言いますが、まだ先まで行くのか、止めて戻るのか的確に判断するのは難しいので、むしろ勇気ある決断で称賛されるもので、『敗退』という表現にはすごく違和感を覚えます。
何年か前にイッテQの登山部で南米のアコンカグアに行ったときに、降雪で山頂まであとちょっとという所でガイドの角谷さんが『ここをイッテQ登山部の山頂にしよう』と言って撤退したのを見て、テレビで放送されるプレッシャーの中、よく決断したなと感心しました。
また自分が以前富士山に行って天候悪化で山頂目前で撤退して、8合目で下から登ってきた登山者に『風が強くて暫く岩陰で様子を見てたけど、益々風が強くなってガスも出てきたので下りれるうちに下りようと思って下りてきました』と伝えたら、わざわざ愛知県から来て、しかもテン泊装備にも関わらず、即効で下山を決断して下りて行きましたが、その決断の速さには感心しました。
なので途中撤退=敗退というのは、どうも違和感があるのですが、今回は敗退という言葉がぴったりの状況でした。
最大の原因は丸山ケルンへの登りで深雪にはまってしまったのが原因ですが、無事に下りて来れれば何度でもやり直しはできるので、次回は今回の反省を生かしてピークまで行きたいです。
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