冠雪した奥穂高と紅葉に大満足の涸沢カールテント泊
- GPS
- 345:21
- 距離
- 41.4km
- 登り
- 1,979m
- 下り
- 1,977m
コースタイム
沢渡第一駐車場(仮眠)
10月6日(土)沢渡大橋4:40始発
5:10上高地バスターミナル6:20
7:10明神7:20
8:03徳沢8:15
9:08横尾10:11
11:34本谷橋11:40
13:55涸沢テント場
10月7日(日)
涸沢6:16
涸沢小屋7:24
10:07穂高岳山荘10:44
11:31奥穂高岳11:52
12:48穂高岳山荘13:12
16:00涸沢テント場
10月8日(月)
涸沢7:43
10:28本谷橋10:35
11:30横尾11:34
12:46徳沢13:03
13:41明神14:10
15:07上高地バスターミナル16:07
16:35沢渡大橋
※上記コースタイムは気ままなので、下記標準タイムをご参照ください。
【一日目】 上高地1:00明神館1:00徳沢1:10横尾1:00本谷橋2:10涸沢 計6:20
【二日目】涸沢2:30穂高岳山荘0:50奥穂高岳0:40涸沢1:40 計5:40
【三日目】涸沢1:20本谷橋0:50横尾1:00徳沢1:00明神1:10(明神池経由)上高地 計5:30
※GPS電池切れで明神池で切れてます。気が向いたら修正します。GPSが切れてからのコースは、明神池から河童橋へ繋がる木道の素晴らしいコースです。
天候 | 1日目 晴れ/曇り(夜中テントをたたきつける雨) 2日目 晴れ/曇り(涸沢の昨夜の雨で、穂高山頂は雪) 3日目 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
http://www.kamikochi.or.jp/access/transfer/ 市営第一駐車場1日500円3日で1500円支払 マイカー規制(バス料金往復2,000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【ザイテングラート】 3点支持要。普通のところで転んで岩に頭をぶつけていた方がいたので注意が必要です。普通の場所でも、ヘルメットがあると安全ですね。 【明神館〜明神池〜河童橋〜上高地バスターミナル】 通常1時間のコースですがこのコースは1時間10分です。わずか10分プラスで素晴らしい場所があります。写真 107 / 110 秋の三連休の特別な事情もあり、全体的にコースの道幅が狭い場所で渋滞気味。 トイレは、渋滞なので早め早めがいいです。 |
ファイル |
(更新時刻:2012/10/14 23:19)
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写真
感想
金曜日に相方を職場前でピックアップし、長野県へ向かう。
仕事の汗を流すため、諏訪インターの温泉へ。ところが平日10:00〜21:00
の営業時間に間に合わず、松本インター近くの深夜12時まで営業の湯の華銭湯瑞祥 松本館へ。
その後、足湯がある沢渡第二駐車場へ。上高地は初めてなので、どのバス停でどの駐車場がよいのか勝手が分からず一番メジャーそうな場所で24時を待つ。
24時まで入庫するのを待ったのは、駐車料金が1日500円になっていた為で詳細は分からないのですが、20分くらい待てばその時刻でしたので。
しかし、車がどんどん入ってきて今にも満車になりそうな雰囲気。第二駐車場からも始発が出ていたようですが、それも分からないので、念のため一つ手前の沢渡大橋ならば、確実に始発で乗れると思い第一駐車場へ移動して3時間ほど眠りについた。
翌朝4時起床で、始発の4:40のバスに滑り込みセーフ。補助席の分が空いていたが途中のバス停で補助席も埋まり、バスに揺られ30分で上高地。
上高地バスターミナルで朝食・トイレ洗面などを済ませ出発した。
暗いうちにBTに着いたが河童橋では、完全に明るくなっていた。そして明神でトイレ休憩。徳澤ロッヂを過ぎて横尾山荘でトイレの大渋滞へ参加した。
ここで、持参のお弁当を美味しくいただく。
横尾から屏風岩が見える。揺れる吊り橋を渡り、この先しばらく左側に屏風岩を眺めながら進み屏風岩が正面に見える頃には本谷橋へ到着。河原でくつろぐ人が大勢いた。
この本谷橋もかなり揺れる吊り橋だった。またこの揺れを避けるために渡渉している人もいる。小さい橋もあるので公式ルートのようだ。
ここから急登が始まり、ザックが肩にのしかかってくる。途中邪魔にならないところで休憩しながら進む。
涸沢ヒュッテに着くと商店街というか祭りというか兎に角人が多い。2日間共にする寝る場所を確保の気持ちが焦るが、良いテン場はほとんど埋まっていた。テント受付の近くに1人分用の場所が有りここしかないと思った。まずはここをキープして大小の石を移動してぎりぎり2人用設置できるまで拡大する。
そういえば相方に、他によい場所がないか遠くまで探しに行ってもらっていたのだ。戻ってくると草むらにいい場所があるという。草むらは植生保護でダメではないか?と言ったらみんなテント張っているという。ここで相方と少し言い合いになった。
ここは、トイレにも比較的近い場所なので、今日はここで明日いい場所があれば移動しようということで丸く収まった。
夕飯は、残りのおにぎりがあったのでカレーを温めおにぎりにかけ一応カレーライス。揚げも追加でから揚げカレー。
寝る前に、トイレの渋滞に参加して歯を磨いて就寝。マット下の石がごつごつしていると思いながら寝てしまうが、夜中テントに当たる雨がもの凄く目を覚ましてしまう。
シュラフの中で、明日の穂高は涸沢で撤退の二文字がよぎった。前回立山の雨の中で雄山まで登頂し相方に稜線での風雨の厳しさを体験させてしまったため、雨が降ってまで登頂したくないという相方がいるからだ。
翌朝は雨が止み一安心して穂高山頂を見上げるとなんと銀世界になっていた。これには驚いた!
ナナカマドの紅葉の赤、ダケカンバの黄色、ハイマツの緑、そして雪の白と見事にマッチして素晴らしい景色だった。
支度をして、涸沢小屋まで歩き今朝はこちらのトイレの渋滞に参加した。
涸沢小屋からしばらく進み、だんだん白銀の世界が近付く。アイゼンを持参していないのではたして山頂まで行けるのか不安になり、下山してくる人に尋ねてみた。
日の出前に涸沢を出発したご夫婦は「ザイテングラートの途中で雪があって引き返してきた」かなり危険に感じたらしい。
自分は、過去に谷川岳でアイゼンなしで数段足を滑べらしたことがあるので、相方のアイゼンを購入しに小屋まで引き返えすことにした。
涸沢小屋では、軽アイゼン2500円で購入可能だった。しかし小屋の方が親切に初心者が軽アイゼンで岩を登るとかえって危ないと指導していただき購入せずに行けるところまで行くことにした。
また元の場所にもどり少し歩くと涸沢ヒュッテからの登山道と合流してザイテングラートへ進む。ザイテングラートは、魚の背びれのようにその場所が盛り上がっていた。
場所によって対面通行できない場所がいくつかあり、しばらく下山者を待ちながら登るを繰り返す。踏切のように止められてしまうので50人くらい後ろが詰まってしまう。下山者からはどこかのツアーですかと聞かれる具合だった。しかも人が多すぎて驚くことに登山道の雪は全く無くなっていた。
ザイテングラートの途中に小屋まであと20分のペンキで書かれた文字が現れると山小屋が見え始める。そして穂高岳山荘へ到着。雪は1〜2cm程度積もっていたと思われるがこちらも登山道には雪がない。
トイレ休憩などをして寒くなったので、山荘でミルクティー(500円)とコーヒー(500円)を注文して体を温めて、小屋にザックをデポして奥穂高を目指す。
山荘からは、絶壁とも言えるいきなりの梯子の連続だが標高は稼げる。
あとは、山頂までだらだら岩登りしながら進むとガスの中に人影がうっすら見えてきた。
奥穂高山頂には、記念撮影を待つ人々で約20人位の列をなしていたため最後尾に並んだ。やがて自分の番が回ってきて後ろの人にカメラを預け撮影していただいた。思わずヤッター!穂高山頂3190m標高NO3の山に無事に登頂。
周りの景色はガスで全く見えないが、一時は雪で登れないかと思っていただけに感動もひとしお。
今回も前回の白馬同様1日の行動時間を標準コースタイムで6時間にしてあるゆったりプランなので渋滞は影響がない。
下山は、ザイテングラートを降りれば危険個所は少ない。多少の渋滞があったが無事にテン場へ到着。
夕飯は、チーズハンバークとウインナーのボイルを美味しくいただく。
今日のテン場は、出発前にいい場所が空いたのでテントを移動していたのだ。
1区画隣へ移動したが昨日よりデコボコが少なく快適だった。
そういえばテン場へ戻った時に、長野県警の方が事故現場で60代の女性の心臓マッサージをして頂いた方を拡声器で探していた。ヘリコプターで救助するまで看病してくれた人がいたらしい。その後の生死は山岳救助隊から病院の方へバトンタッチしたので分からないようだった。
事故現場は、涸沢ヒュッテより下のようなので明日も注意して下山する。
後日news
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/showfile.php?fid=8109
翌朝とても天気がよく穂高の冠雪も昨日限りだったようだ。涸沢ヒュッテ下からパノラマコースを下山する人が沢山いた。このコースは、難路という標識が有ったがパノラマコースは今回は全く考えていないので来た道のピストンとする。
途中には、行きに気付かなかった高山植物が見れた。またチングルマの穂が凍り付いていたのは驚きだった。そういえば、テントをたたむとき夜露が凍り付いていた寒さだったのを思い出した。
本谷橋から横尾と順調に進み徳澤ロッヂでは、冷えた信州リンゴが販売されソフトクリームが飛ぶように売れていた。
明神まで来ると上高地バスターミナルまで来るのも大変なので、帰りに明神池により拝観料300円を支払い見学してきた。河童橋まで梓川の対岸の遊歩道を歩いてきたがこれが大正解。写真を撮る場所はもう無いだろうと思っていたが最後の最後まさかのカメラ登場の場所が待っていた。静かな水の流れに、水草が踊るように動き、枯れ木と山の景色がマッチする場所だった。
上高地バスターミナルでは、沢渡ゆきの長い行列ができていて1時間待ちでバスに乗ることができた。
相方には、かなりハードな山行だったようで登山中は「もう山は無理!」と何度も嘆いていた。本人の言う通り冬季山から離れてしまうのだろうか…。
疲れが取れた頃、きっと穂高の冠雪とあの紅葉が目に焼き付き山へ足を運ぶのではないかと思っている。
自分の中では、最高の山のベストスリー!!3本の指の中に入った穂高なので…。
手振れで大変見にくい動画(汗)ですがよかったらどうぞ♪
ilbonさん、こんばんは。
のんびりテント泊で涸沢、奥穂を満喫されたようで何よりですね
私は、残念ながら膝に不安が残るので、上まで行けませんでした
涸沢日帰りですよ
7日涸沢に私が着いた頃、ilbonさんは相方さんと
仲良くザイテングラード辺りにいたようですね
それにしても涸沢の紅葉は見事でしたね。
涸沢の紅葉を味わってしまったら、相方さんも、もう無理からまた行きたいに変わるでしょう
ちょっとしたニアミスでしたね
satoyamaさんとは、正反対の時間に余裕がある山行で奥穂を満喫させていただきました
今回膝に影響がなかったようで何よりです
奥穂は、すでに登られているようですが、日帰りは別として涸沢だけでも十分満喫できる場所なんですね
今回は、冠雪のサプライズもあり本当に感動しました。
satoyamaさんの涸沢カールで紅葉見ながらおでんを食べる企画は素晴らしいですよ
次のレコの予定は当分ありませんが、レコアップしたときには行きたいに変わったと思っていただければ幸いです
ilbonさん、おはようございます
涸沢は大賑わいでしたね!
紅葉、色の付き方が凄い
私が行った時は夏山 だったので、緑の印象ですが
紅葉時は雑誌に掲載されている景色そのままですね(^^)
紅葉と雪の穂高、何とも贅沢〜
唐揚げ、おにぎり、カレー…美味しそう(^^)
上手に組み合わせてますね!私も今度唐揚げを持っていこうかな♪
暫く余韻に浸れますよね
涸沢はやっぱり素晴らしい所です
時間を気にせず過ごした寛ぎの三日間でしたね
抜群な紅葉に 初雪の穂高 相方さんとののんびりライフ いいもの見させてもらいました
ここに三日間の滞在だと、「もしかして会ったかも」欄が凄いことになってるんじゃないですか?
あぁ〜私もおでん食べに行きたかったなぁ〜
pippiさん、こんにちは。
涸沢は、真夏の富士山状態で激混みでした。
ナナカマドのグラデーションよかったです。
pippiさんが行かれた夏も涼しくていいですね〜。
雑誌そのものですね。こちらもプロカメラマンやTV系の撮影もしていました
から揚げは、フライパンの上にアルミホイル載せて温めてから食べたら更に美味しく食べれそう!山でご主人に試食してもらってください
公共の乗り物で、秋色の仙丈ケ岳テント泊お疲れ様でした!黄色い花は、ミヤマコウゾリナににてますね〜
こんにちは、ilbonさん。
テン泊の涸沢!憧れます。
しかもこの時期 素晴らしいですね!
無事に奥穂もハントされ大満足だったと思います。
それにしても凄い人ですね〜
涸沢のテント場は何張りだったのでしょうね?
一度は私も紅葉の涸沢に行かなければ成りませぬ〜!
satoさんとニアミスでしたね。
贅沢を言えば、山頂から名峰が見れなかったのが残念ですが紅葉と冠雪は凄いですね。
のんびりライフなのですが、相方は限界を超えていたようでした
仰る通り凄いです!
Sanpoさんは、1日の行動範囲が広いのでいつも多いのでは?
Satoさんの涸沢で名物おでん日帰りは、おしゃな贅沢ですね
kuniyanさん、こんにちは。
涸沢近くまで平地が多いので、テント泊いいですね
奥穂高が雨であれば完全中止になっていたところでした
テント数は、2011年は1200張り。2012は、現地で聞いても分からないみたいです。そのうち集計が出るのでしょうかね
涸沢は、また足を運びたくなる場所ですね
satoさん、膝に不安を抱えながら凄いですね
ilbonさん
涸沢お疲れ様でした。
晴れて青空の下だと紅葉が素晴らしいですね。
ナナカマドの赤が眩しい位です
3連休、凄い人出ですね。
バス待ちや登山道の渋滞は嫌ですが、
テン場の夜景は一度見てみたいです。
涸沢デビューでした
ナナカマドは、きれいでした
三連休凄いことになってましたが、夏の土日の富士山と同じ感じでした
kankotoさんであれば、上高地からではなくほかの山をひとやま登って涸沢に降りてくれば問題ないですし、素敵なテントの夜景の写真が撮れると思います 自分のは、若干ぶれちゃってるんですよ
私が吹雪にめげて、見たかった夜景の涸沢を諦めた頃、ilbonさんは写真撮っていらっしゃったのですね。
お写真で夜景を楽しませていただきました。
月もきれいですね!
トイレ待ちの写真とか(笑)、臨場感溢れるレコ、ありがとうございました。
涸沢では大雨、穂高稜線では吹雪。すさまじい温度差でしたね
ザイテングラート辺りですれ違っていそうですが、あの人数では一切記憶ないですね
さとやまさんとは、涸沢ヒュッテで同じ時間帯だったのかな?
拙いレコですがお楽しみいただきありがとうございます
しかし、hariさん。
あそこまでテント担ぎ上げて流石です
こんばんはilbonさん
私も同日涸沢でした
2日目もご一緒だったんすよ!ビデオにも映ってて母と大笑いしました
相方さんにもよろしくお伝え下さい、お疲れ様でしたと
どこかの山でお見かけしたら、今度こそはお声かけしますね
涸沢最高でしたね!
2日目も一緒でビデオにも映っていました?
大笑い? それはそれはお喜びいただきありがとうございます
ビデオに映っていたというご指摘初めてです 動画の方まで観ていただいたようで有難うございました
次回お会いしたらぜひお話お願いします
ilbonさん、いまごろすみません
動画あるかなぁ?と覗いてみたら発見\(~o~)/
涸沢の紅葉の素晴らしさとこの時期の恐ろしさの両方が十分楽しめました
涸沢の紅葉は最高ですよね〜
平日にゆっくり行ってみたいです
混雑も少しはマシかと・・・
「もしかして会ったかも」欄すごいことになってたんですね 日記見ました。
でも、いつのまにかPremium機能に変更されてたくさん出ないようになったみたいですねぇ。
動画をわざわざ見に来ていただき有難うございました
涸沢カール素敵な場所ですね たまたまいい時期に行けてよかったです。
hanasoraさんは葉っぱ一枚撮影するだけでも素晴らしいのに、涸沢の紅葉撮影されたら 想像しただけでも
行きたい場所も沢山あるので、同じ場所は後回し?かと思いますが機会あれば是非楽しんでください
hanasoraさんの行かれた奥穂コースいいですよね
その際は、涸沢カールにも隠れた池(涸沢小屋の人があまり教えたくない池とTVで言ってました)があるので逆さ穂高なんてどうでしょう
日記のもしかしても、見ていただき有難うございます。変更があったのですね
PS:『逆さ穂高の動画』 NHKリンク切れの場合は、ご容赦願います。
http://cgi4.nhk.or.jp/eco-channel/jp/movie/play.cgi?movie=j1646108_20070530_0008
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