遠回りは美しい景色との出合い 尾瀬ヶ原〜三条ノ滝〜尾瀬沼

2020年06月25日(木) [日帰り]

• GPS: 10:15
• 距離: 32.6km
• 登り: 780m
• 下り: 1,180m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:02
• 休憩: 1:09
• 合計: 10:11

距離 32.6km 登り 790m 下り 1,180m

5:13 鳩待峠
5:55 5:57 山ノ鼻
6:25 上ノ大堀川橋
6:34 6:39 牛首分岐
6:53 東電下の大堀橋
7:10 7:13 ヨッピ吊橋
7:16 ヨシッ堀田代
7:25 東電小屋
7:33 東電尾瀬橋
7:41 東電分岐
7:53 7:57 温泉小屋
7:58 8:05 元湯山荘
8:08 8:09 温泉小屋・三条ノ滝・御池方面分岐
8:42 三条ノ滝・御池・渋沢温泉方面分岐
8:47 8:49 兎田代下分岐
9:05 兎田代上分岐
9:08 三条ノ滝
9:13 9:28 三条ノ滝展望台
9:32 三条ノ滝
9:36 9:40 兎田代上分岐
10:16 温泉小屋・三条ノ滝・御池方面分岐
10:19 10:20 温泉小屋
10:30 東電分岐
10:42 見晴
10:56 見晴新道分岐
11:11 11:12 イヨドマリ沢
11:51 11:52 白砂峠
12:17 12:31 沼尻平
12:57 長英新道分岐
13:05 13:10 燧分岐
13:13 尾瀬沼ビジターセンター
13:18 長蔵小屋
13:36 三平下
13:53 三平峠
14:20 14:24 岩清水
14:32 冬路沢橋
14:43 一ノ瀬休憩所
15:23 大清水
15:24 ゴール地点

天候

概ね曇り

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

戸倉駐車場 1000円
戸倉⇒鳩待峠　1000円
大清水⇒戸倉　620円（ICカードだと618円）

コース状況／危険箇所等

全般に危険箇所なし。

赤田代〜三条ノ滝：段吉新道経由でも平滑ノ滝経由でも、鎖や階段、急登などあり。大橇沢の橋は新しいものが設置されている。

沼尻〜三平下　台風19号による倒木のため、通行止め。

山小屋の営業状況はそれぞれのHPを検索・参照して下さい。

写真

6/25 5:13

今日は始発に乗って、鳩待峠からのスタートして三条ノ滝を経由して大清水まで行きます。

6/25 5:36

いきなりですが…
狼狽えポイント①　ツキノワグマ
木道の先に黒い物体が動いている。一瞬背を向けて戻ろうと思ったが、それは危険なので後ずさり。こっちを見たり見なかったり。鈴を優しく鳴らして人がいることをアピール。

6/25 5:36

鈴を鳴らすとこちらに気付いたようで、木道から沢に降りて、ハイハイわかりましたよと言わんばかりに歩いていく。

6/25 5:37

熊に対する注意書きでは…写真は撮らない方が良いとのこと…(;・∀・)
そして、いま流行りのソーシャル・ディスタンス‼

6/25 5:51

レンゲツツジ？

6/25 5:54

山ノ鼻。テントが一つ。きっと静かな夜を過ごすことができたでしょう。

6/25 5:57

コバイケイソウ

6/25 5:59

クマよけの鐘。今日出合ったので鳴らしますw
それにしても緑がキレイ。前回の尾瀬を訪問した時（2020/6/8）と比べて随分緑が増えました。
赤いのはレンゲツツジで白いのはワタスゲ。

6/25 6:02

カキツバタ。

6/25 6:03

ワタスゲがかわいい。今がピークなのかもしれない。

6/25 6:07

オゼコホウネの葉だと思います。7月中旬ぐらいから花が咲くようです。

6/25 6:10

ニッコウキスゲはまだまだこれからっていう感じです。

6/25 6:11

曇っているので、至仏山や燧ヶ岳は期待できません。

6/8 8:15

ちなみに晴れているときの至仏山（2020/6/8）

6/8 8:26

晴れているときの燧ヶ岳（2020/6/8）

6/25 6:48

ニッコウキスゲの蕾とワタスゲ。生命力を感じます。

6/25 6:54

池塘に生える葉。水面が鏡の役割を果たしてくれているので、不思議な写真になりました。葉は調べましたがわかりませんでした。

6/25 7:24

東電小屋…立派ですね。そしてここは新潟県。

6/25 7:26

コヨウラクツツジ？

6/25 7:33

東電尾瀬橋から俯瞰する只見川。この下流に平滑ノ滝、三条ノ滝という順番で滝が存在する。

6/25 7:41

「大橇沢流出のため三条ノ滝通行止め」知っています。だから、段吉新道経由で行けば、大橇沢の橋がなくても上流だから水量は下流より少なく、川幅も狭いから行けるでしょ！CTにしてプラス25分、距離プラス1.2km。戻るときは下流の大橇沢の様子を見て決めます。

6/25 8:01

温泉小屋で朝食。頂いたトマトパン。チーズが良い感じです。

6/25 8:08

赤田代。今回は御池方面に進み、遠回りをします。

うさぎ田代。森に囲まれた小さな湿原です。

うさぎ田代。ここの雰囲気が抜群に良い。群馬県側からは遠いけど福島県や新潟県からは比較的近い。でも、駐車場は山奥。そこまでのアクセスがねぇ…

6/25 8:41

三条ノ滝までもうすぐ。ワクワクします。

6/25 9:07

三条ノ滝の展望台…結構朽ちています。

6/25 9:06

今日の目的地の三条ノ滝に到着。

三条ノ滝と展望台。

展望台は朽ち傾向。大勢が乗ったら怖いかも。でも、今日は貸し切りですw

6/25 9:19

そろそろ新しいのにしたらいかがでしょうか？

6/25 9:33

御池方面は急登。尾瀬ヶ原方面はダラダラ登ります。

6/25 9:26

えッ(;・∀・)
狼狽えポイント②　流された大橇沢の橋
ここからクールポコのネタ風に
新しい橋が設置されていたんですよ〜
な〜に〜やっちまったなぁ〜
色々考えたのに無駄だった、色々考えたのに無駄だった。

6/25 9:27

新しいですね。しかも最近設置されたようで、流されないようにワイヤーまでかけてある。そして見渡せば、橋がなくても問題なく渡れるじゃねぇか…
あ〜あ、余計な時間遣っちゃった。あれ言ってもらいたいな「時を戻そう。」
でも、うさぎ田代が見られたので全然OK！

6/25 9:56

この柵の手前で環境省の職員の方と話をしました。植物保護のためにこのように張った柵をシカが壊していないか見回っているそうです。そして、大橇沢に新しい橋が設置されたことについては知らなかったとのことでした。

6/25 9:57

平滑ノ滝

平滑ノ滝。

6/25 10:11

ハクサンチドリ？

6/25 10:12

ワタスゲ。この白い綿穂は果実なんだそうです。へぇ〜

6/25 10:19

タテヤマリンドウかな？

6/25 10:20

もうこの看板はいりませんね。

6/25 10:56

ここから燧ヶ岳も登りたい。ナデッ窪も良いけどね。

6/25 10:57

最中みたいなキノコ。中には餡は入っていません。

6/25 11:03

葉に残る水滴が美しい。

6/25 11:07

きのこ

6/25 11:47

ポツンと…

6/25 12:00

沼尻に到着！

6/25 12:13

沼尻に到着。尾瀬沼を眺めながら、頂いたチョコバナナのパンケーキとリンゴとレーズンのジャムのパンケーキをのんびり食す。

6/25 12:13

THIS IS IT.
今日はMJの命日です。MJ,rest in peace.

6/25 12:17

沼尻から見た尾瀬沼。

6/25 12:30

狼狽えポイント③　通行止め
ランチをしてる所からロープが張ってあって、何かが書いてあるのは知っていました。迂回だろうなと思ったら、まさかの通行止め。色々計算するのも面倒だったので、長英新道の方に進むことにしました。結局、迂回ですね。歩けば良いんでしょ、歩けば…これにより歩行距離が1.3kmプラスされました。

6/25 12:46

浅湖湿原。晴れていた方がスッキリはしますが、雲がある景色もまた良いですよね。ため息が出ます。

6/25 12:46

今日一番の水芭蕉。

6/25 12:47

長英新道まできた！

尾瀬沼ビジターセンター近くの大江湿原。

6/25 12:53

大江湿原。沼山峠方面。三条ノ滝を見に来たのに、ここの景色に心を奪われました。

大江湿原。

6/25 13:22

尾瀬沼と燧ヶ岳。頂上は見えませんな。

6/25 13:32

燧ヶ岳の頂上があと少しで見えそう。見えそうで見えないって興奮しますよね。何が？って、そりゃツインピークスの燧ヶ岳ですよ。
中央の窪みはナデッ窪。あそこ登るのも楽しい。

6/25 14:07

ちょっとした水たまりにオタマジャクシ。

6/25 15:24

大清水に到着。バスの出発まで約25分。最終だそうです。

撮影機器：

ILCE-6000 SONY

TG-830 OLYMPUS IMAGING CORP.

ONEX Insta360

感想

tetsuraw

今月の8日に1度尾瀬に行ったのだが、不完全燃焼で帰宅してしまったので、今月中にリトライする事は決めていた。なぜ不完全燃焼かと言うと、三条ノ滝が見られなかったからである。
それともう一つ。この先の未来にハイシーズンにも関わらず、人がほとんどいない尾瀬に足を踏み入れることがあるのだろうか？と考えたが、ないような気がしたからである。
ほぼ貸し切り状態の尾瀬、贅沢の極み。

歩き始めて早々、クマとの遭遇に少々ビビったものの、慌てず対処できたので良かった。色々な人からクマにあった時の対処方法を聞いていたので、慌てなかったのはそのおかげだと思った。以前仕事中に外を歩いているときにクマに遭遇した時は、タキってメンタルやられたけど、今回は大丈夫でした。

尾瀬ヶ原から三条ノ滝へは通常平滑ノ滝を経ていくのが最短ルートだが、赤田代からうさぎ田代を経由して行くこともできる。今回遠回りは遠回りだったけど、うさぎ田代を見ることができたので良かった。だって、うさぎ田代を見に行こう！ってことにはならないでしょう？もし、三条ノ滝を見に行くのであれば、うさぎ田代経由お勧めしますが、季節にもよるかなぁ？それにしても、大橇沢の橋は想定外だった。見回りしている人も知らなかったぐらいだから、ホント最近なのだろう。

そして沼尻から三平下の通行止め。これも想定外。もう歩くしかないし、そうしないと帰れないし…でも、聞いた話によると沼尻から三平下まで反時計回りに歩くより、時計回りに歩いたほうが景色が良いとのこと。確かに浅湖湿原や大江湿原などはとても美しかったので、この遠回りも良いものだった。

想定外が2つあったが、いずれも良い結果だった。

7月1日からは山小屋の営業も始まり、至仏山の登山道もオープンになれば、人もたくさん来るだろう。人が多いのは好きではないけれども、尾瀬の変化を見ていきたいと思うようになったので、近々再訪したい。