記録ID: 2524901
全員に公開
沢登り
栗駒・早池峰
禿岳 火ノ沢
2020年08月23日(日) [日帰り]
- GPS
- 11:16
- 距離
- 7.7km
- 登り
- 883m
- 下り
- 877m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 11:16
7:03
38分
スタート地点
7:41
7:45
105分
火の沢堰堤入渓
9:30
399分
870m二俣
18:19
ゴール地点
沢中休憩は合計一時間程。
天候 | ガス後ちょっと晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
入渓地点の堰堤までは作業道が続いており、新中峰登山口から30分程で堰堤に辿り着く。 入渓してゴーロを歩いてるとヌメリが酷い。ここしばらく雨が降ってないせいで、水量は少なくヌメリばかり目立つ感じである。 ラバー向きの沢だと思うが、ラバーを履いてた三人共、ゴーロを歩くだけで神経を使い、先が思いやられる。 ゴーロが終わると小滝が連続して出てくる。 短い距離の中で800mの標高差を一気に登り詰めるので、ほとんど滝の中を遡行してるような感じである。 滝はどれも直登出来て、ヌメリに気をつけながらも快適にグングン登って行く。 ただ、そのほとんどがシャワーを浴びながらの登攀なので、日が出てない今回は動いてないと寒くなってきて、早々にカッパを着る事になった。 870mの二俣を左に入ってからはゴルジュとなり、素晴らしい渓相の中をシャワークライムして行く。 核心は後半に現れる4つの滝。 どれも8〜10mで水量も多くないし、パッと見そんなに難しくなさそうに見えるが、結構シブイ。 特に今回はヌメリが酷かったので、タワシでホールドをその都度磨きあげながら登ったり支点構築に時間がかかったりで、三人が通過するのに一時間程かかった滝もあった。 巻きの選択もあるのだろうが、地形的に巻きは厳しいと思う。一個だけ上部だけ小さく巻いた滝があったが、ぱやぱやの草付きと脆い泥斜面で非常に悪かった。 特に最後の滝はツルツルヌメヌメに加え、岩が非常に脆かった。拳大くらいの掴みたいホールドの岩がボロボロ剥がれて、かなり緊張の登攀となった。 難しい滝には残置があり利用させてもらったが、時間が経ってそうな物もあり使用には細心の注意を払いたい。 詰めは960m二俣を左。あとは水量の多いほうに進み、最後は笹藪を数メートル漕げば登山道に合流する。 禿岳山頂までほんの数メートルの南側に出た。 記 mooree |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
携帯
時計
タオル
ツェルト
カメラ
ロープ
ヘルメット
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
渓流シューズ
ハーネス
30メートルロープ
|
---|
感想
今シーズン1つの目標にしてた、禿岳の火ノ沢。
この沢は真夏のカンカン照りの中を遡行するイメージでいたが、メンバーの日程と天気が噛み合う日を待っていたらいつ行けるかわからないので、少々天気が悪くても行く事にした。
ヌメリはあったものの、中盤までは快適に進み、ガスのゴルジュの中を気持ちよく遡行していったが、終盤に出てくる滝4つの突破は、我々のレベルではギリギリのとこだった。
今回、沢登り経験が一番浅いtakashiiiiiさんがファインプレーの連続。
支点構築だけしてtakashiiiiiさんを強引に押し上げたあとは、下からワイワイ騒いでるだけの我々は酷いと思う(笑)サイテー
時間は予定よりだいぶかかったが、沢登りに関しては毎回ヘッデン下山は想定内ではあるが使わなかっただけでもよかったと思う。
ただやはり、このくらいのレベルの沢もサクサク問題なく遡行出来るようにならないと、次へのステップアップは厳しい。
火ノ沢の遡行グレードだが、我々はまだそれを計れるくらいの経験がない。ただ、今まで遡行した2級と言われてる沢と比べると、間違いなく難しかった。
火ノ沢、とても遡行しがいがある素晴らしい沢であった。
あまり記録は多くないが、残置などを見ると多少人は入っていると思う。それでももっと登られていい沢ではないかなと思う。
来年、今度こそ真夏のカンカン照りの中、もう一度行きたいと思わされた沢であった。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:918人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
ヌメリのある落差のある崖を支点構築しての突破、カッコイイと思いました。
Justin_Mahoneさんコメントありがとうございます。
シビレる沢でしたね!
でも実際は全然カッコよくなくて、なんとか突破しようと余裕ない感じで泥臭くやっておりました(^◇^;)
熟練の沢屋さん達はもっとスマートにサクサク行くと思います。
それでもまた再訪しようと思わせてくれるいい沢でした😊
ラバーで滑りそうな雰囲気だけどそんなに滑らなかったんですか。
それにしてもこんなシビれる沢、自分はいつ行けることやら。
写真の迫力にやられます。
chicken_manさん、こんばんは!
めっちゃ滑りましたよ〜😱
しかもこの沢はドボンするような所はなくて、落ちたら大怪我か死ぬかしかないので、かなり緊張しながら遡行しました(笑)
噂通りの迫力の沢ですね。
ヌメリが酷いとなるとフェルトでも良さそうにも思えますが、ラバーで正解でしたかね?スリル満点の写真を見るだけでこっちもヒヤヒヤしています。
11時間の長丁場、お疲れ様でした。
manimaniさん、こんばんは。
フェルトでも滑ったでしょうね〜。登攀の沢なのでフェルトだと怖いと思います((( ;゚Д゚)))
泊まりでもないのに夕方に山頂にいる事なんて滅多にないから変な感じでした。山頂で焚き火したくなりました(笑)
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する