藪山讃歌 寸又峡から深南部へ

2020年10月31日(土) ~ 2020年11月03日(火)

• GPS: 24:15
• 距離: 39.5km
• 登り: 4,016m
• 下り: 4,003m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:41
• 休憩: 0:35
• 合計: 6:16

8:51 寸又峡温泉バス停
8:55 8:56 沢口山(猿並平コース・如意輪観音堂)登山口
9:00 9:01 寸又峡温泉
9:27 9:28 飛竜橋
9:38 9:52 前黒法師岳登山口
11:18 11:26 栗ノ木段
12:44 12:52 白ガレノ頭
13:58 14:00 前黒法師岳
15:07 ヘリポート

2日目

• 山行: 4:29
• 休憩: 0:33
• 合計: 5:02

7:05 ヘリポート
7:39 7:39 二ツ山
9:41 9:50 黒法師岳
10:51 10:51 上西平山
11:12 11:36 黒バラ平水場
12:07 バラ谷の頭

3日目

• 山行: 6:34
• 休憩: 0:15
• 合計: 6:49

7:12 バラ谷の頭
7:18 7:20 本邦最南端2,000mの地
8:36 8:37 房小山
10:34 10:35 鋸山
10:48 10:56 千石平
11:10 11:10 千石沢のコル
12:28 12:29 三合山
12:55 12:56 五樽沢のコル
13:38 13:39 蕎麦粒山
14:01 山犬段

4日目

• 山行: 5:34
• 休憩: 0:24
• 合計: 5:58

6:24 山犬段
6:59 6:59 広河原峠
7:29 7:33 板取山
8:22 8:23 天水
8:41 8:42 ウツナシ峠
9:32 9:33 横沢の頭
9:55 10:04 沢口山
10:21 10:21 鹿のヌタ場(大ミズナラ)
10:32 10:37 猿並平分岐
12:18 12:21 寸又峡温泉
12:22 12:22 沢口山(日向山コース)登山口
12:22 ゴール地点

天候

10/31 はれ
11/1 はれ
11/2 くもりのち雨
11/3 はれ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車

静岡駅近くのビジネスホテルに前泊。
東海道線の下り始発列車に乗り金谷で大井川鉄道の始発列車に乗り換え。
終点の千頭駅から寸又峡温泉行きのバスで終点まで。

帰りは…
山犬段でご一緒した方に下界まで送っていただきました、ありがとうございました。

コース状況／危険箇所等

前黒法師から先、三ツ合分岐までは「山と高原地図」では破線ルートです。
薄い踏み跡と地形を読んで地形図とコンパスを当てて、あとは「勘」で進みました。
場所により背丈より高い笹藪を泳ぐなど、なかなか楽しめるルートですが、積極的に人に勧められるルートではありません。
黒法師〜バラ谷の頭より先に進むと三ツ合分岐で一般ルート(と言っても奥多摩のような手入れが行き届いたルートを想像すると完膚なきまで叩きのめされます？)に合流するまで幕営適地はあまり期待できません。見つけたとしてヌタ場だったりしますので、先に進む、停滞する、撤退するという判断はお早めにすることをお勧めします。

天国のような笹原をこなし、房小山から先の三ツ合分岐までは両サイドが切れ落ちた樹林帯の中のヤセ尾根が続きます。数カ所お助けロープはありましたが…
この間はマーカーなんてものはなくても進む道は非常にわかりやすい（それと登山道が易しいかどうかは全く別の話）、しかし笹原笹藪はマーカーなんてものは期待してはいけません(笑)
くれぐれも鹿道に騙されぬよう…また、笹が寝てるから「踏み跡だ！」と飛びつくと倒木だった、なんてのも多数。また、踏み跡らしきを辿っていても下に倒木やら岩やら隠れています。

水場について
前週変態どもが入っていたので水場の情報を聞きました。
バラ谷のコルの水場はじゃぶじゃぶ出てるとのこと、しかしヘリポートと千石沢の水場のことは一切触れず。
そんなワケでバラ谷以外一切期待せず、初日は水5リットル持って出ました。
ヘリポートの水場はチョロチョロ、千石沢は登山道から標高差で200mほど降りたら出ていたとのこと。

ヤマビル・ダニの被害なし。

その他周辺情報

飛龍の宿
http://www.hiryu-no-yado.com/
入浴500円

写真

10/31 8:33

登山届のポストはこちらにあります

10/31 8:59

ひと気のない観光地からスタート
ここから先は…「お金」の価値がなくなる世界に

10/31 9:15

こちらを通ってからも行けるようです

夢の吊橋

10/31 9:29

10/31 9:39

登山口
いきなりの急登

10/31 10:05

こんなところに集落があったのか

10/31 10:20

登山道を塞ぐ大きな倒木の処理をしてました

10/31 10:20

10/31 10:47

一瞬廃林道に出る

登山口のところの林道を進むとここに出るらしい
崩落してて進退窮まっても知らんけど

10/31 11:18

10/31 11:58

ヌタ場が姿を見せ始める

10/31 12:36

富士山

10/31 12:45

10/31 13:17

10/31 13:23

10/31 13:38

マーカーは嫌というほどあり

10/31 13:52

10/31 13:56

今回最初のピークに到着

10/31 13:56

ここから先は…
コースタイムなんてものは存在しない

10/31 14:41

急いでも仕方ない
元々3泊プラス予備日の分の食料もあるし

10/31 14:43

なかなか見られない景色、楽しまなきゃもったいない

10/31 14:52

廃林道？

10/31 14:56

10/31 14:58

前黒法師が遠くなる

10/31 15:08

「山と高原地図」でいうところのヘリポート

10/31 15:10

この林道が生きていたらこのあたりはどうなっていたんだろう…

10/31 15:11

黒法師とカモシカ平と丸盆

10/31 15:14

廃トラック

10/31 15:37

今日はここまで

11/1 6:11

11/1 6:12

11/1 6:12

11/1 6:13

11/1 6:14

11/1 7:05

さ、行きましょうか

11/1 7:20

11/1 7:25

11/1 8:24

ここあたりから本格的な？ 笹藪漕ぎ
ここらへんですれ違った方から。。。同じルートを歩いている方がいることを聞く

11/1 9:03

黒法師は漢らしく直登、しかも背丈を超える笹藪を泳ぎながら

11/1 9:44

とうちゃく♪

11/1 9:44

変種一等三角点

11/1 9:47

国土地理院の地形図に名前が記されている2000m峰では日本最南端にある、とのこと

11/1 9:47

11/1 9:55

11/1 10:05

丸盆岳、後ろは聖と上河内

11/1 9:55

黒バラ平からバラ谷の頭

11/1 10:05

丸盆ピストンは。。。
これ背負ってここ下ってから登り返すの。。。？

というワケで。。。
泣く泣く？ 丸盆はパス

次は水窪から入るかな。。。？

鹿道が無数に走る中を進む

11/1 10:30

11/1 10:48

遠目で見ても何か所も崩落してましたね、林道東赤石線

11/1 10:54

遠くに見えるは南駒かな？

11/1 11:01

バラ谷の頭までもなかなか漢らしい登りだねぇ

11/1 11:03

取りつきのすぐ手前に水場への下降点

11/1 11:10

11/1 11:19

千石沢の水が期待できないので。。。
ここでも水満タン補給

11/1 11:24

登山道まで登り返しプラス、バラ谷の頭まで。。。

11/1 11:59

でもね、こんな景色が待ってるのよ♪

鎌崩、丸盆、黒法師

遠くに富士山、前黒法師と朝日岳

黒バラ平
黒法師、こちら側から登るほうがトレースはわかりやすいかな？
一直線に伸びてるけど

11/1 12:06

11/1 12:10

今日はここまで

11/1 12:10

11/1 12:12

池口加加森光、後ろに大沢中盛丸山聖茶臼上河内

11/1 12:28

お疲れさまでした〜♪

11/1 12:33

ヘリポートも良く見える

11/2 5:59

11/2 6:07

翌朝。。。

11/2 6:09

天気はどうなるんだろ。。。

11/2 6:09

11/2 6:10

ウダウダしててもしょうがないので先に進む

11/2 7:14

11/2 7:14

濡れた笹藪漕ぎだからレインパンツ装着でスタート

11/2 7:35

11/2 7:40

ここが晴れてたらなぁ。。。

11/2 7:45

これはこれで悪くないんだけど

11/2 7:45

11/2 7:56

一瞬窓が開き駿河湾が見えた

11/2 7:59

尾根は核酸と収束を繰り返す

11/2 8:14

11/2 8:17

11/2 8:18

11/2 8:36

このあたりで雨が混じり始める

11/2 8:38

11/2 8:39

11/2 8:59

雨の装備に。。。
カメラも仕舞います

11/2 9:16

忘れたころにマーカーが出てくる

11/2 9:45

倒木帯

11/2 10:09

広かった尾根がどんどん痩せていき。。。

11/2 10:33

11/2 10:49

このあたり、両サイドが切れ落ちたヤセ尾根でそこに木の根っこと枯れ葉というオプション付き♪
雨の日に突き進むなんて絶対にお勧めしませんw

11/2 10:50

そんなワケで？
写真もロクに撮ってない

11/2 10:50

11/2 11:10

千石沢の水場への下降点

11/2 12:30

見慣れない道標。。。一般ルートに戻った

11/2 12:34

11/2 12:57

11/2 12:57

11/2 13:05

11/2 13:38

11/2 13:38

なんも見えん。。。
ヘリが飛んでる音がしたなぁ

11/2 13:38

11/2 14:01

今日はここまで
まさかここで人に会うとは。。。

11/3 6:20

おはようございます
雨はやんでました

11/3 6:49

八丁段は巻きました

11/3 7:30

11/3 7:30

聖は雪化粧してました
上河内は。。。雲の中。。。

大根沢山。。。「おおねさわやま」であって「だいこんたくさん」ではありません（笑）
そんなん言うのは。。。あの呑兵衛オヤジの悪影響です

山頂標を撮ってなかった「天水」のピークから

前黒法師と黒法師があんな遠くに
廃林道の跡もくっきり

次のピークは沢口山

もう、この旅も終わっちゃうのか。。。

11/3 9:56

11/3 9:57

大無間山と「だいこんたくさん」

大無間、朝日岳、風イラズ

次に来るのはいつになるだろう。。。
光がどうの。。。なんて誘われてたような気はするが

11/3 10:04

あのお団子をオマージュして新しくした？

11/3 10:04

できたてホヤホヤ

11/3 10:06

さぁ、現実の世界に戻りましょう

11/3 12:21

11/3 12:22

おつかれさまでした

撮影機器：

FUJIFILM X-T3 ボディ 富士フイルム

iPhone XR 64GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ ポール テント テントマット シェラフ

感想

ちゃら男

どのくらい前だろう？
某ブログでここのルートを知ってから計画はしていたものの。。。

2年越し？ の夢が叶い行ってきました。

ただ、水場が期待できないから水は2日分は背負うだろう、3泊を想定しているが一応予備日の分も食料を、さらに最近20�團�ーバーなんて担いでないから航続距離もペースも稼げないだろうからゆったりめの行程で。
一番楽しみにしていた、ヘリポートから房小山までの笹原歩き、ちょっと天気に恵まれなかったものの。。。
ホント、何を想いながら歩いていたんだろう？

このあたりの山域、アクセス難でホント泣きたくなりそうだけど足しげく通いたくなりそうです。山犬段からご一緒した方にも洗脳されたような気はしますけど（笑）