二子山から武川岳。山伏峠を経て伊豆ヶ岳へ。
- GPS
- 07:13
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,594m
- 下り
- 1,604m
コースタイム
天候 | 晴れ。適度に吹き上げてくる心地良い風。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
復路:西武秩父線 正丸駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。 敢えて言うなら… ・二子山・雌岳山頂手前の登りが急。ただし、しっかりとしたロープが張られているので安心。また、雌岳の下りで岩場を下る様に思えるが、踏み跡を辿ると安全に下る道があるので注意。 ・全体的に歩き易い山道だが、蔦岩山までは小ピークのアップダウンあり。時間を意識して歩いて下さい。エスケープルートもあるので、自身の力量にあった計画が立てれると思います。 |
写真
感想
春を迎え今回の様な低山では残雪・凍結の心配もなくなったが、稜線歩きでは肌寒さを感じた。暑がりな僕にとっては、このくらいの気候が心地良く山歩きを楽しめる。木々も青葉を付けず、樹間からの景色も充分に楽しめた。
何処に行こうかと迷ったら、今の時期ならではのお勧めコースだ。
【芦ヶ久保駅から二子山】
芦ヶ久保駅からは、秩父方面に線路沿いを行く。線路のガード下を潜り抜けると、二子山への登山が始まる。いきなり始まる登山道なので、意識的にゆっくりと歩き始めた。
熊の目撃情報ありとの警告があったので、歩き始めから熊避けの鈴を付けた。暫く、沢沿いを行くため、果たして鈴の音が機能しているのか不安を感じた。
登り一辺倒の歩きだが、そんなに急な登りではない。やがて沢を離れ、稜線に出る。一瞬、緩やかな稜線歩きとなるが、直ぐに二子山への急な登りが始まる。
山頂直下では、しっかりとした補助ロープが張られている。普段はロープを利用しないのだが、あまりにも急な道のため頼りにさせて貰った。
※山頂までの登りは、滑らないように気を付けて下さい。
【二子山(雌岳・雄岳)山頂】
急坂を登り切ると、雌岳に到着する。ここからの眺望はないため、次の雄岳を目指した。
雌岳山頂からは少し降りて、雄岳へと登り返す。
雌岳からの下りは岩場となっているが、それを直接下るのではなく、見下ろして左方向に徐々に下る道が付いているのでそれを行く。
※雌岳からの下りは、注意して下さい。
雄岳に立つと、これまた眺望が無い様に見える。
頂上標識の先に北西方面が見渡せるポイントがあり、武甲山から秩父市街が見渡せ、遠くに両神山、更に浅間山も確認できた。
山頂を後にして、焼山方面には直ぐに下らずに真っ直ぐ進めば、これから行く武川岳から焼山の稜線が見渡せた。その向こうには大持、小持から武甲山へと延びて来る稜線が高かった。
来た道を少し戻り二子山を後にする。
【焼山まで】
焼山までは、少しのアップダウンを何度か繰り返す。最後の焼山までの登りが少々キツかった。
焼山からの眺望もまた良い。武甲山の眺望も良いが、来た道を振り返っての二子山も良い眺めだ。二子山の向こうにある丸山の電波塔も確認出来る。
ゆっくりしたいところだが、更に先を行く。
【蔦岩山へ】
焼山を下り始めると、登山道とは別に左に林道が現れる。この先もアップダウンを繰り返すため林道歩きを選びたくなったが、今回は稜線歩きにこだわった。
先に進むと強制的に林道へと導かれる。08年にもこのルートを歩いたことがあるのだが、強制的に林道に下ろされた記憶はない。少し行くと、生川へ下ると思われる道が新たに造られていた。まだ工事中のようだが、エスケープルートに利用できそうだ。しかし、その新道に入る手前では早くも崖が崩れ、道を塞いでいた。
それを過ぎると直ぐに、登山道へと戻る。
蔦岩山まではもう少しだけ頑張ることとなるが、蔦岩山山頂は実にひっそりとしたものだった。
【武川岳へ】
蔦岩山からは、武川岳までのゆったりと登る稜線が見渡せた。更にもうひと踏ん張りで、武川岳に到着。誰かしらいるかと思ったが、山頂は独占状態だった。
名郷方面の山並みの先に大岳山が観て取れた。
ここで、小休止。パンを一つかじる。
【山伏峠へ】
武川岳を後にして、前武川岳を経由して山伏峠に一旦下る。以前の登山では、前武川岳から名郷へと向った。
下りではあるが、少々疲れを感じ始めていた。下りの途中、振り返ると前武川岳、武川岳が高かった。あれを来たのかと思うと、改めて疲れを感じた。
山伏峠に到着すると、一旦車道に出る。片側一車線の二車線道路で、立派な車道だ。この車道を渡った向こうに、伊豆ヶ岳への登山道はあった。
【伊豆ヶ岳へ】
山伏峠から伊豆ヶ岳まで250m弱を登り返す。疲れたなぁの記憶しかないまま、なんとか伊豆ヶ岳に到着。
この伊豆ヶ岳は、04年に登山を始め、初めて一人で計画を立てて登った山であり、非常に思い出深い山だ。
ここで最後の小休止とし、パンをかじった。
【正丸峠を経て、正丸駅へ】
男坂は落石多く、女坂は崩落のため、別に付けられた登山道を下った。
途中の小高山からは、二子山から武川岳までが見渡せた。しかし、この小高山前後のルートでは、特に眺望の良いポイントはなかった。
やがて、正丸峠に到着。飯能方面への山並みが気持ち良いが、ゆっくり楽しむ程でもなく、直ぐに正丸駅への下りに取り掛かる。
一気に高度を下げて、沢まで辿り着いた。沢沿いに行くと民家が現れ、正丸駅までの車道歩きが始まる。
途中で山バッヂを購入しようと思ったが店は開いてなく、待望のバッヂを手にすることは出来なかった。
※GPSログにて、伊豆ヶ岳への山道を分ける箇所から、正丸駅までのルートで山道を行ったようにログが取られているが、実際には沢沿いの車道を歩いて来たので注意願います。
今回も気持ちの良い山歩きが出来た。二子山から武川岳への稜線歩きは、お勧めのルートです。
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