涸沢カール
- GPS
- 32:00
- 距離
- 34.4km
- 登り
- 1,727m
- 下り
- 1,718m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 5:00
- 山行
- 8:10
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:00
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所なし |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
調理用食材
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
ストック
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
---|
感想
201010(土)
先週はお天気続きだったので絶好の登山日和だった。涸沢は紅葉の見頃を迎えていたのでパッキングもしていたがイマイチ気乗りがしなくて断念していた。
紅葉は今週末がラストチャンス。しかそ土曜に台風が関東地方を直撃する予報で諦めかけていた。ところが台風は南に外れ涸沢は今日の午後からはくもり、日曜日以降は晴れ予報になった。急遽今晩から上高地へ行くことにした。
201011(日)
0015さわんど第三駐車場着。ここはバスターミナルに地下道で直結している。ほぼ満車。ほぼ満車で驚いたがどうやら多くの車は人はいない。
さわんどは暖かい。毛布もズボンもいらなかった。お腹が空いて寝付けず0151に大福を食べた。
0500起床。始発は0500発だが睡眠時間をしっかりとった。ベーコンエピを食べながら出発準備。
0518出発。
バスターミナルにはそこそこ並んでいた。0530に臨時便が出るという。荷物を置いて急いで往復乗車券を買いに行った。
0538バス出発。乗車人数は半分くらいで1人がけ。往路はタクシー相乗りも考えていたが往復バスで正解だった。帰路上高地で切符を買わずに済むメリットは大きかった。
0612上高地バスターミナル到着。
トイレに寄ってから出発前に。左側の小道を抜け梓川沿いに行くことにした。
0618河童橋到着。なんの変哲もない橋でなんで名所なのかと思ったが、早朝はあたりがガスっていたからだった。河童橋の素晴らしさは帰路にわかった。
小梨平キャンプ場のなかを通り抜ける。ここはコロナでクマが出てきてテントが襲われたところ。
0655明神館。
明神館を過ぎたところで早くも空腹、梅干しおにぎりを食べた。こまめに補給しながら進んだのは良かった。帰路は補給が足らずバテた。サロモンの長袖を脱いで半袖で進む。
0733徳沢園は少し紅葉が始まる。朝日がさして黄色い光に包まれていた。
0746新村橋、雲の合間から前穂と北穂が見えた。朝靄がなければもっと手前から見えていたことが帰路わかった。
0823横尾着、ベンチで8分間休憩。トイレは汲み取り式だった。暑くなってきてほかにも半袖になっている人がいた。帰宅後知ったが横尾から槍沢に抜ける登山道があった。
0858横尾から先は上り基調。足元は岩場。往路は気にならなかったが帰路は足場が悪く負担が大きかった。
横尾を過ぎたところで再び空腹を感じた。キャラメルがうまい。おかか握りも食べてしまった。横尾から先は木陰だが湿気が多く日も出てきて汗だく。
上りに入ると靴が気になりだした。砂利が靴の中に入っていて足が滑る。そのまま歩き続けたため両足の小指と親指を痛めてしまった。原因は靴紐。歩き始め足が馴染んだところでキツく増し締めしなければならなかった。
0931本谷川のあたりからあたりは紅葉。本谷川を渡るとかなりの急勾配になった。標高を上げると紅葉もますます素晴らしくなる。開けたところに出て斜度が幾分緩んだ。
本谷川から先はヘロヘロ。ペースは全く上がらず。開けたところから斜度が緩むが標高を上げたせいか少し心拍が上がり呼吸が乱れだす。今日は体調の悪さを感じる。絶景だが山や草木の名前を調べる余裕もない。最後に開けた先に涸沢ヒュッテか見えた。しかしそこからが長かった。
1058涸沢ヒュッテに到着した。まだガラガラ。最初に良さげな場所を確保してからコンパネを取りに行った。ところがコンパネが重く運ぶのが大変なので近場に移動した。コンパネにヘリノックスを広げて絶景を見ながら小休止した。ヘリノックスは快適、ポカポカで帽子かぶってウトウト。それから読書。
1235テント設営完了。コンパネはサイズが小さく張るのに苦労した。30分かかった。ペグが打てなかったので初めて張り綱を張った。するとファスナーが閉まらなくなってしまった。張り綱の調整に手間取った。
設営後は靴下になって過ごした。足の痛みはかなりひどい。テーピングしてみた。しかしこれが良くなかった。
涸沢は電波の状況は悪く写真は送信できなかった。
水汲み場を探す。ヒュッテに無料の水道があった。
1330になるとだんだん山の影が広がる。肌寒くなってきたので食事の用意をしながらサロモンを着る。ヘリノックスに座りながら調理。
1338温かい紅茶と塩昆布の白がゆ(初)。固形燃料で調理した。塩昆布で疲労回復しよかった。温まったところでヘリノックスに座り紅葉を見ながら読書三昧。
15時、テント場の受付開始。コンパネ込みで1500円。プレートナンバー422。
1628雲が出てきた。雨が降るかと思ったがこの後雲は無くなった。日がかげると膝や手の指先が冷え出した。
1648今回は鍋(初)。白菜、エノキ、豚肉。お肉はたっぷり持ってきた。固形燃料で調理した。米は0.8合。コッヘルだと少し焦げ付く。焦げは最後に鍋に入れて雑炊にして食べた。満腹。
1734寒くなってきたのでコーヒー。
1734テントの中で読書。グラウンドチェアは大正解。テントの中でも椅子に座って読書することができた。10月だが長袖シャツで十分だった。今回ウルトラライトダウンを持参しなかったが必要なかった。
20時就寝。モンベルの寝袋(初)は暖かくて驚いた。ズボンはいらない。#3は大正解だった。
201012(月)
0458起床。夜露チェック。大したことはなし。床にも水滴はなし。寝袋のテントに触れていた足元がやや湿っていた程度。
0506朝のココアが格別にうまい。
0547モルゲンロートを待つ間に雑炊にした。昨夜のうちに炊いておいた0.8合のご飯に水を入れバーナーで温めた。モルゲンロートを見ながら食べたがボリュームがあってよかった。
0555綺麗にモルゲンロート。先週は見れなかったとのこと。
0613出発。両足の指が痛いが靴紐をかなりきつく締めた。シマノのリュックにウィーダー2個とシャツとウィンドブレーカー。
0623涸沢小屋の傍から岩の急斜面が始まる。涸沢小屋からの岩道でミスコース。右手のななかまどの中を抜けていくのが正しいが真っ直ぐ行ってしまった。
10月の半ばとは思えない暑さ。日差しは強く汗だらだら。ザイデングラードはかなりきつい。3点支持が必須なのでポールを仕舞う。
0752穂高岳山荘に到着した。穂高岳山荘まで来ると奥穂に行きたくなった。しばらく様子を見る。写真を撮ってくれた人たちが行くのでついていくことにした。ところが出だしの急登は一歩間違えば落下する危険なルート。その先には梯子が2つ。今回はやや体力に難があるので断念することにした。
穂高岳山荘はコルにあり吹きっさらし。風がかなり強い。寒いほどではないが体を冷やしたくないのでウィンドブレーカーを着た。ここでテント泊は寒そう。
0820涸沢岳を目指す。穂高連峰山荘から15分ほど。上から2人降りてきたが後は誰もいない。涸沢岳は岩が積み重なってできている。誰もいないのでそれなりに怖い。頂上へのルートを間違えてしまい北穂側から頂上の下までたどり着いたがそこからは怖くて進めない。反対側は切り立っていて覗くこともできない。這いつくばりながら進んだ。奥穂側から行くと頂上にたどり着いた。
0824登頂。3110m。岩がいつくつも重なり合っていて足場が崩れるのではないかと心配になる。スマホをウェストポーチにしまい損ない落としてしまった。スマホは滑り落ちながらも途中で止まってくれた。
0841穂高岳山荘に戻ってきた。
0908ザイデングラードの難所。ザイデングラードは上っている時は降りられなくなるんではないかとビビっていた。しかし下ってみると特段危険な箇所はなかった。奥穂の登り口も下から見ると怖くて断念したが登ってみれば大したことなかったかもしれない。
1006涸沢小屋に戻ってきた。お腹が痛かったのでトイレを借りた。非常に清潔。テン場から涸沢岳往復の所要時間は4時間だった。
半袖と七部丈に着替え、テントを畳み、リュックをパッキング。コンパネを返却。テント受付小屋は解体されていた。なんと翌週には雪が積もった。
1052水場で二杯飲んで下山開始。リュックを背負うとずっしりくる。これを背負って穂高岳山荘まで登るのはかなりきついはず。
絶景も見納め。下から登ってくる人たちはヘロヘロ。あとどのくらいですかかと聞かれて30分くらいと答えるとかなり落胆していた。
本谷川への下りはかなりの急勾配。記憶以上に距離も長い。12kgの荷物を背負って登れば疲れるはず。濡れた岩もあり足元に注意しながら下りた。
1209本谷川橋通過。帰路は小さい方の橋を渡った。
本谷川には涸沢まで2.4km、横尾まで2.8kmの表示がある。空腹を感じる。エネルギーバーがうまかった。食切れでエネルギーが切れてきた。カレーメシをジップロックに入れて持参していたが疲労でカレーメシを食べる気にならなかった。横尾までの道は岩後ゴロゴロして非常に歩きにくい。
1302横尾到着。なんとコロナで食堂閉鎖中だった。ベンチで小休止。横尾通過時刻は予定の22分遅れ。上高地まで11kmの表示あり。ペースアップしないと帰宅が遅くなってしまう。疲労のため明神池はパスし1515発のバスを目指す。
1342新村橋通過。この先でも右手には前穂がくっきり迫ってくる。
1502河童橋。多くの観光客が写真を撮っている。振り返ると素晴らしい。晴れ渡るとバックに穂高岳があり絶景だった。
最後にダッシュして7番バス停に一直線。ところが大行列でとても乗れそうにない。
バスに乗り込みを開始するとなんと目の前で改札終了、臨時便を待つことになりがっかり。ところがあと一人乗れるとのことでギリギリ乗せてもらえた。ダッシュが効いた。往復乗車券を持っていたこともよかった。
1548登山終了。
食事処しもまきに寄る。温泉に入ってさっぱり。湯船も床も木張り。貸切で最高だった。ゆっくり浸かって疲れを癒す。食事はそば、うどん、生姜焼き、カレーしかなかった。
◯パッキング
今回はチェアとヘルメットを持参。リュックは12.5kg(水1ℓ)。水を減らしたがやはり重かった。
◯食材パッキング
米は0.8合を2つ。カレーメシはジップロックに。アルファ化米と塩昆布。塩昆布もジップロック。豚鍋。米と鍋で満腹できたのはよかった。究極は米さえあればなんとかなる。疲労した身体はカレーメシは受け付けない。
◯補給食
おにぎり2個、ウィーダー2個、飴、キャラメル、エネルギーバーBA1個。おにぎり2個は往路で使用し効果的。
ウィーダーは山頂アタックに使用し効果的。水を持つ必要なし。
エナジーバーは帰路使用。3個は必要だった。アルミホイルを持参し帰路用におにぎりを作っておくのがベスト。
◯火器
エスビット、固形燃料5個、バーナーを持参。目的を明確にすべき。テント泊を楽しむならエスビットは必要。山頂アタックを狙うなら燃料を統一し軽量化したほうが良い。
◯ヘリノックス
グランドチェアは石のサイトには不向き。
◯モンベル#3シュラフ
驚くほど暖かい。上半身は半袖Tシャツにフリース、下半身はブレスサーモのみ。靴下も不要。このシュラフがあればウルトラライトダウンは不要。
◯服装
初日 ワークマン半袖青シャツ、サロモン長袖、モンベル七部丈、サッカーソックス、サロモンキャップ。サロモン長袖とキャップはすぐに脱いだ。
山頂アタック 保温黒Tシャツ、登山用長袖赤シャツ、モンペ、デサント靴下。気温は高く日差しもあるので初日と同じ服装でよかった。
下山 ワークマン半袖青シャツ、モンベル七部丈、デサント靴下。
◯ウィンドブレーカー
自転車用を持参。山頂アタック時に使用し効果的だった。
いいねした人