記録ID: 315558
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無雪期ピークハント/縦走
白神山地・岩木山
✿ミチノクコザクラ咲く岩木山✿ 百沢コース往復
2013年06月29日(土) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 06:17
- 距離
- 11.9km
- 登り
- 1,599m
- 下り
- 1,599m
コースタイム
09:00 百沢スキー場
10:05 鼻コクリ
(焼止まり避難小屋を通らず、まっすぐ沢を詰めて終点を北東側へ藪漕ぎして夏道の雪渓に復帰した。)
12:20 種蒔苗代
12:50 岩木山山頂
休憩
13:25 出発
14:15 焼止まり避難小屋
(またまた道をロスト。南西側へ藪漕ぎして夏道に復帰)
14:50 夏道復帰
15:15 鼻コクリ
15:40 百沢スキー場
※登りでGPSログに乱れあり。
10:05 鼻コクリ
(焼止まり避難小屋を通らず、まっすぐ沢を詰めて終点を北東側へ藪漕ぎして夏道の雪渓に復帰した。)
12:20 種蒔苗代
12:50 岩木山山頂
休憩
13:25 出発
14:15 焼止まり避難小屋
(またまた道をロスト。南西側へ藪漕ぎして夏道に復帰)
14:50 夏道復帰
15:15 鼻コクリ
15:40 百沢スキー場
※登りでGPSログに乱れあり。
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
広い駐車場があるが、閉鎖されていた。 多数のタイヤ痕から車のジムカーナ競技に使われるようだ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
✿百沢コースは良く整備された登山道の印象を受けた。しかしながら、焼止まり避難小屋の手前から雪渓歩きになる。傾斜がキツく視界が狭くなり、避難小屋方面へ右折してトラバースする箇所(ピンクリボン)を見逃してしまった。自分以外にも若い女性1人、若い男性1人が迷い込んでいた。 ✿迷い込んだ先は雪渓が二股に別れていた。同じく迷い込んだ男性に尋ねると、向って左は薮で行き止まりだったとの事。それを訊いた僕は向って右の雪渓を辿ることにした。(この時点で夏道を外れた事を認識した) 雪渓の下からは水の流れる音が聴こえる。雪が薄くなって穴があいている箇所をいくつか越えた。沢を詰めると、笹薮(行き止まり)に突き当たった。 ✿夏道を外れたのは北東方面へトラバースしなかった事が原因であるから、正規の登山道はひとつ右手(すなわち北東側)へトラバースする事で必ず復帰できるという確信を持っていた。それもずいぶん登ってきたので、夏道との間隔は縮まり、2直線は確実に交わりつつある。雪も多くなるだろうから先の藪漕ぎは大した事無いはずであると楽天的に考えていた。その予感は的中し、数メートルの藪漕ぎ×2回ほどで鳥海山のキツい斜面の雪渓に出た。右側(北東側)の雪の豊富な沢に下りて夏道に復帰した。 ✿大きな雪渓を詰めると、山頂付近は雪が無くなり、一般的な夏道となる。そして8合目の登山客と合流して賑やかになる。 ✿帰りはさすがに正規の夏道を通って帰りたかったのだが、またしても道をロストした。焼止まり避難小屋までは良かったが、いつの間にか見覚えの無い雪渓をひたすら下っている自分に気づいた。現在地を確認したところ、山と高原地図2012に記載の「ササ(春スキーでの逃げ道)」と書かれた沢に迷い込んだらしい。このまま突破すれば百沢スキー場の最上部に出ることがわかったが、雪の乏しい今次期は沢の通過が困難になる可能性が考えられた。となると、選択肢は2つ。‥个衒屬靴凸造辰臣賄世ら夏道に復帰する。或は南西側へ藪漕ぎして夏道に復帰する。かなり下ってしまったので、濃密な薮で、しかも距離が長そうではあるが、僕は△鯀択した。 |
写真
撮影機器:
感想
岩木山に初めて登頂したのは5年くらい前のことだった。GWにテント泊だけで青森をぐるっと旅したことがあった。つづら折りのスカイラインを車で8合目まで行って雪渓をザクザク歩いて登ったのだ。あっという間に山頂に着いてしまって、観光地を巡るような気分で下山してしまったのだが、この山を下からちゃんと歩いたとしたらきっと楽しい山歩きになるだろう、と考えていた。
今回、ようやくこの青森の最高峰を下から歩くことができた。だんだんと傾斜がきつくなる。そして濃密な緑のトンネルを抜ければ、いつの間にか僕は雪渓を歩いていた。雪渓が二股に別れたところで休憩していた男性に話しかけた。どうやら先の道を試したらしいが、左は藪漕ぎで行き止まり、右は灌木が邪魔する雪渓。しかも所々雪渓に穴があいていて厳しいので諦める事にしたと言うのだ。ここで僕はどうやら正規の夏道を外れたらしいことに気づいた。でもこの先が薮だとしても、きっとすぐに復帰できるに違いないという確信があった。
薮を2度ほど越えて無事に夏道に復帰して上り詰めた山頂付近は、これまでの山行が嘘のような賑わいだった。みんないったい何処から登ってきたんだ?
青い空の下、手が届きそうな雲。
賑やかな大勢の若者の声。
可憐なミチノクコザクラが色鮮やかに揺れていた。
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tooleさん
こんばんは(*^_^*)
岩木山、お天気に恵まれて楽しく歩けたようですね。
藪漕ぎもお疲れ様でした。
無事にクリアされて本当に良かったです。
まだまだ残雪たっぷりなんですね(@_@;)
思い人にも会えて、よい旅でしたね。
ミチノクコザクラ。可憐なお花ですね〜。
会えて良かったですね。
私もtooleさんのレコのお蔭でこの可愛いお花を知ることが出来ました。UPありがとうございました
やっぱりtooleさんのレコには藪がないと
ざる蕎麦に添えられたワサビくらいに必需です
確かこの道はいにしへのメインルートですよね?
(記憶ちがいなら申し訳ないです )
ハイライトだけ歩くのも悪くありませんが、やはり名山は麓から歩いてじっくり味わうのが良いですね。
私も岩木を登るのなら下から、と決めています
…いつになるかは未定ですが
その時はミチノクコザクラに会いたいですね。
下山後にお泊りということは…?
もう一つ期待してしまいます
モッケさんご指摘のように、あえて藪を選んでいるように見えるのだけど・・ 藪漕ぎがないと物足りないような・・
写真だけ見ても急傾斜なのがわかります
花あり、貴重な青空あり・・楽しい遠征になりましたね
鳥海山がもう一つある?と思ったら岩木山でしたね。
先の見えない藪こぎでも地図読みしっかりしていたら
登山道に戻るという確信できますね。
(私はできないけど… 前が見えなかったら不安〜 )
ここまで来たらtooleさんには新たな登山ルートを作ってみる事を提案します
同じ日に
秋田駅から「リゾート白神」に乗って岩木山を眺めながら
弘前駅まで乗りました。
岩木山は端正な美しいお姿でした
雪渓も溶けてしまってそんなに長くはないだろうと思っていましたが、大きな雪渓でした。
薮を漕いで突然視界が開けたんです
この瞬間に岩木山の懐の深さを感じました
ミチノクコザクラは秋田の田代岳にも自生しているらしいので、探してみてくださいね
直登コースがいにしえのルートだったんですか
mokkedanoさんにはこのルート、おすすめですよ
梅雨まっただ中でも、青森だとこんなにスッキリと晴れる日があるみたいです
この時期の雪渓歩きはヒンヤリして最高でした。
翌日の山、これまた名峰でしたが、藪漕ぎはありませんからねっ
tooleさん、こんばんは
魅惑の北東北の山々・・・
羨ましいです
ミチノクコザクラ、ホシホウジャク
初めて聞く、見るものばかり
今度の3連休、、、行けるものなら
kamdamさんまで、僕がわざと薮を選んでいると思っているわけですか
そんなことありませんからねっ
今回は本当に分岐がわかりませんでした
ロストした地点まで戻るのがセオリーですけどね。
なんとなくそのまま進んでみたかったのです
岩木山は時間を目一杯使って、ゆったり歩くのが似合う山だなとつくづく思いました。
青森の名峰で良い時間を過ごせましたよ
僕も詳しい事は知りませんでしたが、山頂部の岩木山、鳥海山、厳鬼山の3つの峰で「岩木山」という事らしいです
やっぱり、地図読みしてその先の地形をどうやって突破するのかを考えるのが僕の好きな登山スタイルですね
>ここまで来たらtooleさんには新たな登山ルートを作ってみる事を提案します
そんなチャンスに恵まれたらこの上ない喜びでしょうね
どこかの山に"toole新道"開拓してみたいですね〜
meikenさんに電車から見られてましたか
岩木山は遠くから見て良し、登って良しの本当に名峰だと思いました
関東甲信、いよいよ梅雨明けしましたね〜
夏山本番ですね。
そいういえば、今週末は三連休でした
でもお天気が‥今のところ微妙な感じですね
timothyさんとどこかでばったりお会いできますかね。
雨の中の山行になりそうな予感ですが、予報が変わってくれる事を願いましょう
藪漕ぎお疲れ様でした〜
私が岩木山に行くときは、間違いなく、スカイラインで上まで行っちゃいますね
昨年会津駒ヶ岳に見に行ったハクサンコザクラによく似たミチノクコザクラも見てみたいと思ってはいますが、青森って、遠いんですよね、精神的に
檜枝岐の方がよっぽど遠いんですが…。
八甲田の方も行ってみたいと思っています。
岩木山、懐かしいなぁ〜
もう、今から何年前になるのか。
大学生の頃、東北を一人旅していまして、その時に初めて岩木山に登りました。
どのコースを登ったのかはよく覚えていないのですが、岩木山神社を通って入山した記憶があるので、今回tooleさんが歩かれた百沢コースだと思います。
5月下旬頃に登ったのですが・・・
上部の残雪でルートを見失うし、
また、思いつきでの登山だったので、ろくな装備も持たぬ軽装。
(地図やアイゼンも無しです・・・)
ツボ足での雪道歩きはとても怖かった記憶があります。
なんとか、頂上まで到達できましたが、頂上で会った登山者には
「無謀すぎる!」と怒られまして、帰りはバスで下山しました。
登山のイロハも知らぬ愚か者の若気の至り、と今は大いに反省しております。
でも、それが自分の人生での初めての単独登山。
それがきっかけでソロの魅力に目覚めたように思います。
レコを拝見して、懐かしい記憶が蘇ってきます。
猛反省すべき登山ではありましたが、思えば、あれが青春だったのか・・・
・・・こんな風に思うとは、私も年をとったかな^^;
レコを拝見して、しみじみと、そんな事を思いました。
Springさんもきっとお気に召すと思いますよ、岩木山。
やっぱり下から登りましょうよ。
僕はまた違う季節に違うルートで歩きたくなりました
それくらいいい山です
会津の方に行ってみたいんですけどね〜
僕は逆に遠いのですよ
いちおう、これで東北にある百名山で未踏の山は、蔵王、大朝日岳、吾妻山、安達太良山、磐梯山、会津駒ヶ岳が残りました。(あ、東北最高峰の燧ヶ岳もあったかな)
Springさんに南東北をご案内頂きますかね
八甲田大岳は今しばらくお待ちください
なんと
Luskeさんが単独行を始められるきかっけをつくったのがこの岩木山だったんですね
素晴らしき青春の思い出をありがとうございます。
僕は学生時代は登山にはまだのめり込んでいなくて、帰省したときに山菜採りながら栗駒を歩くくらいでした。
登山を始める様になったのは山梨に居た頃、初めて登った富士山がきっかけでした。登山靴を持っていなくて確かハイカットのバスケットシューズで登ったと思います。もう足が痛くて歩くのが辛いし、一気に高度を稼いだおかげで、二日酔いの症状みたいな高山病に悩まされて、とにかく散々だったことを覚えています
それからというもの少しずつ自分に足りない装備を増やして、山に行くようになりました。深田久弥が亡くなった茅ヶ岳。それから奥秩父の瑞牆山が僕のホームグラウンドでした。
昔の事を思い出すと懐かしいですね。
焼石のはユキワリコザクラだね。ハクサンとミチノクと、サクラソウ仲間だから似てるね。でも青森のは個体は大きいってあるけど、岩木山のは大きかったかな。
若い人同士で「昔を思い出すと〜」なんて語ってておかしい〜 未来がある人はいいな〜
*tooleさんのこの記録、自分のマイページに現れなくて今気づいたよ
ミチノクコザクラは今までみたサクラソウと比べてかなり大きめでした
それに色が鮮やかです
田代岳にも自生しているようなので、そのうち探しに行かねばと思いました。
kiyoshiさんの『昔』と僕の「昔」は分母が違うからおかしなことになるのでしょう
たぶん高校生が「昔は〜」と語っているのと同じですね
一週間過ぎて記録をUPすると、もうマイページには載らないみたいですね。ヤマレコのトップページにも載りませんでした。八甲田の記録もコッソリUPします
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