憧れの立山と興奮の剱岳
- GPS
- 56:00
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,822m
- 下り
- 1,822m
コースタイム
9:47-室堂ターミナル
10:40-一ノ越
11:31-雄山11:56
12:18-大汝山(休憩所)12:38
13:04-富士ノ折立
13:40-別山
15:15剣沢キャンプ場(泊)
2日目
5:50-剣沢キャンプ場
6:45-一服剣
7:22-前剣7:30
8:41-剣岳9:26
10:58-一服剣
11:45-剣沢キャンプ場12:55
13;45-剱御前小舎
15:10-雷鳥沢キャンプ場(泊)
3日目
8:00-雷鳥沢キャンプ場
8:43-みくりが池温泉
8:56-室堂ターミナル
天候 | 10日:晴れのちガスガスの曇り 11日:晴れのち曇り 12日:雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
黒部ダム〜黒部平(ケーブルカー) 黒部平〜大観峰(ロープウェイ) 大観峰〜室堂(トロリーバス) ※往復運賃8,800円(10K以上の手荷物別途1,000円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目(立山) 室堂周辺のハイキング道は石畳が整備されています。 室堂から一ノ越山荘まで雪渓を一ヶ所通過しますが、 この時期は距離も短く踏み固められているので、滑り止めの装備は一切不要です。 一ノ越より急斜面をひと登りすると雄山です。 500円支払うと山頂で丁寧に登山安全祈願をしてくれます。 雄山を過ぎると静かな山道になり、コースも登山道らしくなります。 ※立山連峰の登山道は全般的に良く整備されていますが、ガレている箇所の斜面は要注意です。 剣沢キャンプ場は、剱岳を目の前に望むビューポイントでした。 ・設営料500円 ・トイレ(バイオ式) ・水場(管理棟前の水場は消毒済みで飲料OK・水量豊富) ※他の水場は雪融け水の為、要沸騰 2日目(剱岳) 沢山の登山者がいますので全般的に渋滞モードでした。 一服剱の手前から鎖場が始まります。 先行者の足場を参考にし落ち着いて登りました。 ホールドも足場もしっかり確保出来ますので助かりました。 前剱辺りから過ぎると登山道は一部上りと下りに分離されます。 前剱を過ぎると鎖場渋滞が始まります。 カニのたてばいは足場のボルトがあり、女性の歩幅でも無理なく登れる高さです。 ※団体が終わってから一気に登ったので、自分のペースで難なく登れました。 下山時、梯子を登って来る単独男性に「この箇所は下山道なので、逆走ですよ!」と声を掛けると『?』モードでした。 少しすると状況が分かったらしく、慌てて戻って来ました。 ※以前逆走してきた単独女性がコース間違いに気付き、引き返そうとして滑落死したそうです。 雷鳥沢キャンプ場(設営料500円)は、とても使いやすいキャンプ場でした。 理由:.肇ぅ譴水洗 ▲謄鵐半譴北收修離董璽屮襪ある グランドの様に整地されている げ浩瑤貌れる 有料500円 タ紊楼多瓦靴動める 豊富 おまけ:立山三山の景色が最高! (雷鳥沢ヒュッテの外湯の源泉と景色は感動!但し、洗い場なし。石鹸不可 内湯はリンスインシャンプーと固形石鹸あり) 3日目 雷鳥沢キャンプ場から室堂までは、雨天でも一時間足らずで移動できる。 景色がよければ、観光コースとして楽しめる。 途中、水道が二か所程設置されており、水、トイレは全く心配いらない。 室堂の湧水は美味しい。 テント泊装備の重量があるザックを背負ってますので、雨で濡れた斜面の石畳は滑りやすく感じました。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
【一日目】
●アプローチ
立山は、扇沢からのアプローチが長いので長年敬遠していたのですが、
噂通り、本当に素晴らしい所でした。
また、扇沢からのアプローチもそれぞれの歴史と特徴があり、
黒部ダムを通りながら観光を十分に満喫できました。
大観峰からの景色は見事でした。
●室堂
室堂からの景色は大カールが広がり、とても感動的です。
美しく素晴らしい景色を眺めながらも、
毎度のことながら20kg程のザックを背負っての最初の歩きだしはとてもきつく、泣けてきます。
今日の行程を完歩出来るのかと疑いたくなるほど。
特に一ノ越から雄山の登りは岩場で足元も悪く急登になります。
多くの人に「大きなザックで大変ですね」と声を掛けて頂きました(汗)
昨年、双六に向かう若い女性が大きなザックを背負って登って来る姿を見て、
「すごいですね。20kg位はあるの?」と別世界の人と思っていましたが、
いつの間にか私も大きな荷物を背負っての登山になっていました。
元々キャンプが好きなので、登山+キャンプでダブルエンジョイ!!
と、最近は欲張りな分、荷物が重くなります。
山での調理を楽しみにしながら、できるだけ食事にこだわり、
調理器具と食材と保冷等、好き好んで重量を上げていますので、泣きごとは言えませんが・・・。
今回は、調味料にこだわってみました。
気合いを入れて登っているうちに、ザックの重量が体になじんできて一体化します。
●雄山
雄山山頂では、500円を払って安全登山のお札を二枚頂き、山頂で丁寧に祈祷して頂きました。
余りに丁寧で、500円では申し訳ない気分です。
●大汝山
雄山から大汝山は直ぐなので、
気軽登山の方々も大汝山まで来られる方が多いようで、
大汝山山荘までは賑やかでした。
来年6月公開される映画『』ロケ地になった山荘だそうです。
昼食を済ませているうちに、ガスが巻いて来てたちまち景色が無くなりました。
●富士折立山〜別山〜剣沢
視界10m位をリーダーのGPS(地図ダウンロードは便利です)を頼りに、
富士折山、別山の山頂を経て、剣沢キャンプ場へ。
途中、富士折立山の手前と剣沢のカールで雷鳥に遭遇します。
視界がない時の楽しみの一つです。
●剣沢キャンプ場
目の前に真正面から剱岳が眺められる贅沢なロケーションのキャンプ場です。(一押し)
テン場も広く、300張りのところ本日は50張り程度なので、
プライベートな空間を気兼ねなく楽しむことができます。
水(詳細は概要で)とトイレの移動がなるべく少ない所を選んでテントを設置します。
夕方になるとガスが抜け、夕陽に照らされた剱岳が堂々と全容を現します。
剱を眺めながら、すき焼きで乾杯です。
簡単な鍋でご飯を炊き、明日の昼食用のおにぎりを作ります。
本日の主食はカレーライスと野菜スティックです。
久し振りに雨に降られず、湿気の無いキャンプで気持ちよく過ごす事ができました。
【二日目】
パンとポタージュスープの簡単朝食を済ませ、6時少し前にテントを出発します。
剱御前を過ぎ前剱になると傾斜もきつく、足元も悪くなります。
鎖場は一つ一つ看板が出ていて登りと下り合わせて13ヵ所です。
身長160cm未満の私でも殆ど足が届くところに足場があり、
カニの立てばい、横ばいでは、難所にはステップがあるので、
高所恐怖症の私でも比較的スムーズに通過できました(汗)
登りに掛けられた4mの橋を渡る方が恐かった(下が嫌でも見えるので)位です(笑)
山頂では、スッキリと澄み渡る秋の景色を堪能することができました。
ゆっくり珈琲とあんドーナッツと最高の景色を味わいます。
大勢の人達が狭き山頂に集まり、剱岳の人気の高さを感じます。
100名山100座目の男性が達成記念のTシャツを持って記念撮影をしており、
周辺の皆さんで拍手で盛り上がりました(おめでとうございます!)
●剱岳感想
コースはずーっと眺望が良いので、標高毎に周囲の景色を堪能できました。
山頂まではピークを2つ越えて行きますが、それぞれザレ場、岩場、鎖場などバラエティーに富んでいて、
ちょっぴり緊張とスリルを味わいながら飽きさせない充実感で満喫できました。
登った感じは、大槍ヶ岳のような手応えでした(笑)
●テント場移動
剣沢より雷鳥沢へと向かいます。
剱御前小舎は休憩のみでした。
剱御前小舎からの下りは、ザレた坂道で急で歩きにくく、
真下に見える雷鳥沢キャンプ場が遠く感じられました。
●雷鳥沢キャンプ場
整地されたとても整った公園内の様なキャンプ場です。
ここも300張り程度の所、20張り位でしたので、のびのびプライベート空間を満喫します。
管理棟で手続きをしながら、温泉情報を頂きます。
熊が出るので食べ物の管理を厳しく説明を受けます。
受付のお兄さんがコミュニケーションが苦手な感じでしたので、情報収集にちょっと難儀でしたが、
隣のテントの単独男性にも教えて頂いて、設営後、雷鳥沢ヒュッテの温泉に直行します。
内湯で体と頭を洗ってから、一度服を着てから、源泉掛け流しの外湯へ行きます。
ここの源泉はすごい!(驚)
硫黄臭の灰色の濁り湯です。まるで灰汁の様な濃い源泉を水で埋めながら入ります。
立山三山とキャンプ場を見降ろしながら、贅沢気分満喫です(幸)!
●盛り上がりの夜が・・・
さっぱり気分で、最高の満喫感を味わいながら、
今夜のつまみは特製生姜焼きと鳥ステーキです。
昨夜に比べると夜も暖かく、最高のキャンプ気分です。
夕陽に染まる立山三山を眺めながら、贅沢なひとときを味わいます。
お隣のテントの男性がご挨拶に来て下さり、
話で盛り上がっているところ、近くのテントから酔っ払いが管理棟に向かって文句を言っています。
かなり泥酔しているようで、怒鳴り声で静かなキャンプ場が一時騒然となります。
手続きに不満があったようで、後程、管理棟から男性2名が対応に行っておりました。
突然現れた「これが噂の熊の出現?」かのようなしらけムードに気を取り直して、
本日、一押しの「特製スープの棒ラーメン」を上がりに作ります。
隊長自慢の手作りチャーシューとネギ油で美味しく頂きます。
【三日目】
●雷鳥沢キャンプ場
夜中、ポツポツと雨が降ってきましたが、朝はガスで今にも泣きだしそうな気配です。
早めに目玉焼きとウインナーとパンの朝食を終えて、
テントをたたみ終わると雨になり、レインを着て撤収です。
予定では大日岳or龍王岳〜浄土方面でしたが・・・。
室堂ターミナへ直帰します。
景色の無い道を室堂まで歩きますが、そんなに冷たい雨にならず、良かったです。
●帰路
黒部ダムで少し時間があったので、展望台まで本日最後の登りを少し軽くなったザックを背負って登ります。
のんびり観光しながら扇沢に着きます(写真参照)
nadesikoさん こんばんは!
やっぱり また素敵な所かつ
我々が当分いや無理な所に
さらっと行かれましたね。
剣近辺の天気が抑えられている所や
石稜を余裕で進まれているのを拝見すると
ただただ さすがですね。
これ以上 素敵な所を見せつけないように
隊長にもお伝えください。
アップするなら目立たないようにお願いします。
あ なんだ私が見なければいいいだけの話でしたね!
お疲れ様でした!!
早速、見ていただいて、ありがとうございます。
立山、剱は、本当に良かったです
感動でした。
飽きさせないコースです。
なっ、何をおしゃいますか!!
重太郎新道を登られた二人ですから、
きっとこのコースは満喫できると思いますよ
立山から剱は穂高ほど大変ではありませんから。
剱沢の山小屋から見る景色は、最高ですから、
ぜひ、次回の予定の視野にされてください。
お勧めコースです
(感動、さめやらない勢いで熱く語ってます)
隊長には、これ以上、見せないように言っておきますね!(危)?、(毒)?ですからね〜〜
山のついでにと楽しみを増やしてきましたが、
テント泊にハマりそうです
隊長は、棒ラーメンの特製ネギ油スープにハマっています。
紅葉シーズンは、どちらに行かれる予定ですか?
お勧めがあったら教えてください。
また、どこかの山頂でお昼でもご一緒できることを楽しみにしています。
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