塩見岳・白峰三山縦走
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- GPS
- 21:53
- 距離
- 39.7km
- 登り
- 3,836m
- 下り
- 4,095m
コースタイム
- 山行
- 1:52
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 1:59
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 10:16
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 1:48
- 合計
- 9:35
天候 | 3日とも快晴、初日・3日目は午後にガス有り |
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過去天気図(気象庁) | 2021年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:広河原14:00発バス |
コース状況/ 危険箇所等 |
全行程問題無し |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ガスカートリッジ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
テント
テントマット
シェラフ
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感想
約1ヵ月ぶりにまとまった晴れとなった週末に大満足の縦走となった。
元々はお盆の連休に黒戸尾根から入り仙塩尾根を仙丈側から来て白峰三山を巡るコースを3泊で計画していたが、悪天候によりあえなくキャンセル。
そこで塩見からの縦走なら2泊で行けるのでは?と考え今回のコースを設定。
特に塩見岳の登山口である鳥倉までのバスはこの週末までという事で、北アルプスも計画していたがこちらに来る事にした。
テン泊なので初日は三伏峠泊まりで昼移動の午後スタートで大丈夫…と思ったらいきなりのトラブル。
最近の長雨で天竜川が増水、飯田線の橋脚が流されて一部代行バスとなっており鳥倉行のバスに間に合わない事態に。
慌ててタクシー会社に連絡し予約&交渉。
タクシーはゲートまでしか行かないが途中でバスに追いつき乗り換えに成功。
同じく飯田線トラブルに巻き込まれた登山者と同乗する事で金銭負担も全行程バスと比べて1,500円up程度に抑えられたが、下調べの甘さは反省点。
(ただ言い訳になるが、Yahoo!の路線検索で飯田線不通情報が出て来ない!普通に乗れる乗換案内が出て来る)
この不通はしばらく解消されないと思うので、木曾駒などに行く人も注意してほしい。
初日の山行は三伏峠までずっと樹林帯の中で特に面白みは無いまま小屋に到着、とても混んでいる。
受付に時間がかかり水場も遠いため慌ただしい設営となった。
2日目は一気に農鳥まで行く長丁場なので2時半に出発。
道は問題ないが夜行性の熊だけが怖い塩見小屋までの退屈な樹林帯ナイトハイク、ハイライト区間である塩見岳から北荒川岳までの稜線歩き、そこから熊ノ平小屋まではまたまた退屈な樹林帯、最後に急登の間ノ岳への上り返しと酷道のトラバースとバリエーション豊かな山行。
なんと言っても楽しいのは塩見山頂直下の岩場と山頂からの絶景。
北荒川岳までの稜線も正面右には向かう農鳥岳と間ノ岳、左には中央アルプスから北アルプスまで、振り返れば大迫力の塩見岳と歩いていて飽きない絶景区間。
熊ノ平小屋では小屋閉めに遭遇、この日から冬季小屋(2F)のみの解放となった。
9/中まで一部開放となっていたのに早くないか?
トイレ利用を考えていた自分には大ダメージで農鳥小屋までひたすら我慢したが、その状態で辛かったのがトラバース道。
基本ゴーロとガレの道、アップダウンも地図で見るよりずっと激しく、特に最後の農鳥沢への下降と登り返しを見た時は絶望感すら覚えた。
農鳥小屋までで歩行距離20キロ、予定では設営後に農鳥岳ピストンをするはずだったが水場への往復(これがまた遠い)がかなりキツク感じた事で体力的に止めた方が良いと判断してテン場でゆっくりする事にした。
農鳥小屋は…まあ設備もオヤジも噂通りと言うところ。
この日も夕方に到着したテン泊者が何組かいて、説教祭だった。
翌朝のスタート時に「お世話になりました」と声を掛けたら「おう!気を付けていってらっしゃい」と言ってくれたし悪い人ではないのだと思うが、正直言えばもう少し態度を考えても良いのではないかと思う。
ちなみに今シーズンは営業出来ると思ってなかったので荷揚げをしていなかったら、急遽営業となり売店のラインナップが寂しくなったらしい。
まあビールは買えたが。
3日目は前日取りやめた農鳥ピストンを含めた白峰三山縦走で最も楽しい区間。
まずは農鳥で日の出を見るために暗い中を出発。
それなりの岩場もあるが鎖が付くほどの難易度はなくペンキマーキングも多いのでナイトハイクでも問題なし。
山頂で見る快晴の日の出と南アルプスの景色は言葉に表せない美しさだった。
ただ予定変更で農鳥小屋のスタートが予定の3時間押しになったため、間ノ岳〜北岳は急ぎ足になってしまった。
日本一高い尾根の美しさと楽しさは堪能したが、両山頂でユックリ出来なかったのは心残り。
必ずまた来なければと思った。
下山も急ぎ足。
とにかく広河原14時のバスに間に合わないと次が最終の16時40分になってしまう。
ひたすら急いだおかげで2時間で降りてきたが、焦って降りるのは事故の可能性も上がるのであまり褒められた行動ではなかった。
南アルプスは山が大きく他の山域より体力勝負。
森林限界も高く自分の様に景色第一の人にとっては楽しい所は正直言うと少ない。
だが、一度森林限界の上に出ればその雄大さは他に並ぶものは無い。
次は元々計画していた北からの縦走を実現したい。
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