北穂高岳 〜真っ暗ガスガスツルツルでトホホ〜
- GPS
- 32:00
- 距離
- 35.4km
- 登り
- 1,819m
- 下り
- 1,803m
コースタイム
06:10 上高地バスターミナル
06:40 河童橋
07:15 明神池
08:00 徳沢園
09:00 横尾大橋(休憩)
10:25 大谷橋
12:15 涸沢ヒュッテ(テント設営)
《二日目》
00:00 涸沢小屋
02:35 北穂高山頂
05:20 涸沢小屋
テントで朝食
07:50 下山開始
09:50 横尾大橋
12:35 河童橋(お土産買ったりご飯食べたり)
14:15 まったりしてバスに乗って駐車場着
天候 | 《一日目》 晴れ 《二日目》 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バス停はその先にもあるので、バスの混雑しない今の時期ならそっちでもよかったのかなぁって思いました。私が乗った5時半ごろのバスは私だけの貸切状態でした。 上高地シャトルバスURL http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/sawando/ |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストは上高地バスターミナルで提出。 道に迷う箇所はありません。 北穂高への登山道は岩場が多いです。 岩が濡れてたりすると滑りやすいと思いますので、ガスってたり雨が降ってる時は避けた方がいいと思います。 鎖場とハシゴがありますが、大きい一枚岩の鎖場はちょっと緊張しました。 下山後の飲食店は河童橋で食べたけど、徳沢園で食べるのもいいかも。 下山直後にお土産を買うとゆうちょっと不思議な気分に浸れます。 ★山バッチ 近くの山小屋ならどこでも売ってるかなぁっと思って北穂高のバッチを涸沢とか横尾から先の売店とか上高地で買おうかと思ったんですが、どこにも売ってません。 北穂のバッチは北穂山荘のみで販売だと思います。 |
写真
感想
3連休をいただいたので、どこいこうかと色々考えたんですが、やっぱり穂高行くしかないっしょー!!!
ってことで、ずっと前から行きたかった上高地から入って涸沢ヒュッテでテント泊し、奥穂高、前穂高、上高地というルートで周回するプランで出発しました。
(できたら北穂を涸沢からピストンで。。)
かしかし!25日の天候が怪しい・・・・。
台風20号が迫ってくる関係でどんどん天候は下り坂に向かっていくようでした。
涸沢ヒュッテでルート変更すればいいかぁと気楽に構えながら上高地に到着。
登山者も沢山いたけど、それ以上にいたのは観光客の人たちでした。
高山に囲まれた中に梓川の清流が流れマイナスイオンを放出しつづける上高地には、平日でも人で賑わっていました。
河童橋から横尾までは遊歩道になっていて、ほぼ平坦な道が続きます。
登山の服装じゃなくても横尾までなら歩いて散策できそうです。
徳沢園は大きな山荘になっていて、ここでテントも気持ちよさそう。
横尾はそれぞれの山へ向かう大きな分岐点になってるので、下山してきた人やこれから登る人で賑わってました。
暫く歩くと山道らしい登り口がポッカリと現れ、長い遊歩道も完全に終わり。
本谷橋で休憩してそこから更によじよじ登ると展望が段々開けて、遠くに小さく鯉のぼりが見えます。そこが涸沢ヒュッテ。
涸沢は、想像してた通りの凄い展望でした!!
雑誌の写真でよく見たりするけど、目の前に穂高連峰が連なり、その下にどっしり大きなカールが広がってます。
紅葉も少し進んでいて、植物は黄色がかってました。
テント混みあうのかなぁって思ってたけど、平日ってこともあり混み合うことはありませんでした。
涸沢ヒュッテの売店も充実!おでんも食べれるよ!!
ジョッキのビールも美味しそう☆
ビールが飲めたらめっちゃ美味しいんだろうなぁ・・。・。
テントの中で、これから向かうルートを考えてました。
3日目に天候が悪くなるなら早めに下山するべきだけど、そうすると歩ける距離を削らないと。。。
っと天気の心配もあったのですが、今回の大きな失敗に今になって気づかされました((汗
『ザック重すぎる・・・・。』 (ええええ!?今更ーー!?!?)
2泊分の食料を持ってきたので、いつもより多少重いのはしょうがないんだけど、レトルトや余分なおにぎり、缶詰などが重くしてました。。。
乾いたものメインで持ってくるべきだったぁ・・・。
白馬の時の教訓が全く生かされてないじゃないかぁぁ。
そうしたら、レトルトやパスタを山荘の人にあげよう!余りすぎたおにぎりは食べてしまえー!
っとおにぎりに食らい付いてた時、近くのテントで談笑してる話し声が耳に入ってきました。
「テントだと奥穂前穂キツイなぁ。天候も明日どうかねぇ。山頂でご来光見れたらラッキーかなぁ、そのまま明日同じ道で帰りますよー。」
あああもう一人の私の声に聞こえるー!!!
そんな葛藤をしてる間、居心地が良くて絶景の涸沢にどんどん根っこが生え始め、
『まぁいいっかぁ、明日はどこかの山をピストンしよっと。』
っとなりました。
この前槍ヶ岳に登った時に、月あかりで山と星を一緒に写真を撮ったんですが、もし夜晴れれば今回もそれを絶対やりたいと思ってました。
月の明かりは結構強くて、夜中でも山がしっかり写るんです。
槍ヶ岳の時に、ご来光を山頂で見るべく夜明け前に登ったらガスガスで見れず、結局夜中の画像が一番良く撮れてたんですが、その時夜中の晴天時に登っちゃえばよかったなぁと思ったのを思い出しました。
星と槍と大キレット撮りたい・・・・。
槍ヶ岳で撮った写真が忘れられず、天気予報によると早朝の天気は晴れずご来光も望めなさそうなのと、夜11時頃には満点の星空と月明かりで夜の北穂高アタックを決めました。
登る前にテントの外で写真を撮っていると、テント泊装備のザックをしょった単独男性の方がこれから奥穂に登って星空を撮りに行くと登っていかれました。
私もカッコイイ写真撮ってやるぞー!!
涸沢小屋の右手から登っていき、段々と岩場になっていきます。
ヘッデンで○印とトレースを探しながら登っていくと、鎖場がありました。
鎖場は2箇所あったんですが、最初の鎖場はかなり大きな一枚岩に鎖がブラーンと下がってました。
登りではそこまで怖いことは無いんですが、下り怖そうだなぁっとちょっと心配になりました。
暫く歩いて北穂高のテン場に到着。
確か2張りくらいあったと思います。いつかここでテント張りたいなぁ。
山頂に到着した時には、空は雲で広がってしまって星を撮ることができませんでしたっ。
とりあえずお茶でも飲むかぁ・・・あれ?
茶葉がない!!!!(ティーパック)お湯しか飲めない!!トホホ
暫く星が出るまで粘ろうかなって思ったんですが、星と大キレットの撮影は諦めて降りました。
周りはどんどんガスで覆われていって、遠くの景色が見えなくなってきました。
ガスの水滴が大きくなってきて、岩が濡れてきてしまいどんどん歩きにくい状況にッ…(;´Д`)
雨は降らなかったんですが雲の水滴で気づいたらジャケットがびしょびしょになってました。
滑らないように慎重に、特に鎖場はゆっくり通過しました。
やっとこさで涸沢小屋に着いた時には薄ら明るくなってきて、小屋のテラスも雨が降った後のように濡れてました。
こんな天気だったのでご来光を見ようと夜明け前に登る人はいません。。
薄ら明るくなってきた頃に2人登ってこられてました。
登る前には晴天だったのが、アッとゆうまにガスガスになってヘトヘトになった北穂でしたが、山の天気の変化の早さをしみじみ実感しました。
朝にはガスが抜けて青空も見えてきました。オレンジに染まる穂高の山を見ながら朝ごはんを食べてまったりしました。
テント撤収して名残惜しみながら下山。
奥穂と前穂を見ながら絶対リベンジするぞっ!と誓い、横尾か先の遊歩道で緑と山の匂いに癒されながら上高地に戻ったのでした。
今回反省点の多かった山行でしたが、その分勉強になりました。
たくさん感動して楽しい二日間でした。
また登りにくるよー!!!装備軽くして!!
夜中に歩き始めるという選択がすごいね〜
怖くなかった?
テン泊装備重いよね
俺も涸沢まできつかった
月夜の写真がきれいだね
今度は晴れるといいね〜
ryu0214さん>
槍ヶ岳で撮った写真が忘れられなくて、満点の星空見て夜はダメって分かっていながらもまた撮ってみたくなっちゃいました!
登りはそんなに恐くなかったんですけど、下りの時ガスが出てしまったので岩が濡れて怖かったです((((;゚Д゚)
テント装備はほんとに重いー
もっと体力つけなきゃ!!
夏に行ったときのことを思い出しながら感動的な写真に見入っちゃいました
それにしても深夜に北穂登山ですか〜
信じられない
何が先輩をそこまで駆り立てたのか。。。
でも星と月明かりの写真は感動的ですね
多分外は相当寒かったんだと思いますが、その中を山に向かう先輩を尊敬しまっす
K30いいな〜
>Daveさん
奥穂からの景色が見たかったなぁ。。
K30使い易いです!是非ぜひDaveさんも!
星と山の写真撮りたかったけど、ガスガスで全然だめでしたぁ。。
でも夜中アタックは無謀だぁ・・・。反省。。
駆り立てた原因は槍様のせいです!!
今度は穂高岳山荘から撮りますッ
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