立山連峰を満喫(立山・剱岳・大日岳)

2021年09月11日(土) ~ 2021年09月13日(月)

• GPS: 22:09
• 距離: 35.4km
• 登り: 2,978m
• 下り: 4,429m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:01
• 休憩: 0:50
• 合計: 4:51

9:44 室堂
10:27 10:30 一の越山荘
11:30 12:05 雄山
12:18 12:19 立山
12:22 12:23 大汝休憩所
12:37 12:45 富士ノ折立
13:11 13:11 真砂岳
13:53 13:55 別山南峰
14:35 剱沢キャンプ場

2日目

• 山行: 5:49
• 休憩: 3:04
• 合計: 8:53

4:08 剱沢キャンプ場
4:12 4:12 剱澤小屋
4:33 4:33 剣山荘
4:51 4:58 一服剱
5:37 5:41 前剱
6:01 6:01 前劔の門
6:24 6:35 平蔵の頭
6:43 6:58 カニの横バイ
7:03 7:04 カニのハサミ
7:16 7:43 剱岳
7:45 7:45 カニのハサミ
7:49 8:09 カニの横バイ
8:12 8:24 平蔵の頭
8:37 8:42 前劔の門
8:48 8:49 前剱
9:17 9:27 一服剱
9:38 10:16 剣山荘
11:13 11:27 剱御前小舎
11:43 11:43 剱御前山（最高点）
11:53 12:08 剱御前
12:19 12:19 剱御前山（最高点）
12:28 12:32 剱御前小舎
13:01 剱沢キャンプ場

3日目

• 山行: 6:57
• 休憩: 1:25
• 合計: 8:22

4:37 宿泊地
5:11 5:18 剱御前小舎
5:59 5:59 新室堂乗越
6:15 6:25 室堂乗越
6:51 6:51 ２５１１ｍピーク
6:57 6:57 カガミ谷乗越
7:11 7:21 奥大日岳
7:34 7:39 奥大日岳三角点
8:35 8:35 七福園
8:39 8:39 中大日岳
8:46 8:57 大日小屋
9:08 9:14 大日岳
9:26 9:27 大日小屋
10:52 11:19 大日平山荘
11:55 12:01 牛ノ首
12:35 12:37 大日岳登山口
12:41 12:41 八郎坂登り口
12:47 12:47 称名滝展望台
12:49 12:49 八郎坂登り口
12:53 12:53 大日岳登山口
12:58 12:58 称名滝駐車場
12:59 ゴール地点

天候

1日目：終日ガスの中、午後に雨
2日目：晴れのち高曇り
3日目：晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

往路：アルペンルート始発7:30
復路：称名滝13:10発バス

コース状況／危険箇所等

全行程整備万全、ただし一部歩き難い道はあり(写真参照)

その他周辺情報

室堂駅のそば屋は扇沢からの始発で向かっても到着時には営業
称名滝レストハウス営業
立山駅周辺ホテルの立ち寄り湯は現在受け入れ中止

写真

9/11 6:54

始発改札時にはこの4〜5倍の人が並んだ、web予約で始発取れて良かった…とこの時は思っていたのだけど…

9/11 7:22

電気バスになって初めて乗る、パンタは急速充電用…まさかトラブって止まるとは…

9/11 8:02

大幅に遅れて黒四ダムに到着、雨まで降ってきて散々なスタート

9/11 8:03

観光放水もノンビリ見ている暇なし

9/11 8:27

本来は8:10に乗り継げたはずが電気バスのトラブルのせいで25分遅れの臨時便に乗車

9/11 8:47

黒部平より上はもう完全に雲の中、天気予報大外れ

9/11 9:28

外はガス、もう急いでもしょうがないので室堂で早くも営業開始していたお店で白エビかき揚げ蕎麦を食す、立ち食いそばって結構美味いと思うのは俺だけですか？

9/11 9:42

雨は降っていないが一面のガス、もう諦めて登り始める

9/11 10:28

一の越までは舗装路である事を今回初めて知った、ガスと相まって面白みゼロ

9/11 11:14

いきなり山頂です、だって撮れ高無いんですもん

9/11 11:15

何も見えませんけどね

9/11 11:17

由緒正しいのです

9/11 11:30

まずは山頂に礼拝するのが順序

9/11 11:30

3000mのトップを踏むためには700円必要です

9/11 11:30

ガスガス

9/11 11:37

山頂礼拝したら社務所で御祈祷を受けます

9/11 12:19

一応大汝山は山頂の写真だけ…

9/11 12:22

休憩所は建物だけかと思っていたら売店営業してるっぽい

9/11 12:33

富士の折立ですこーしだけガスが取れかける

9/11 12:38

まあ景色が見れるほどじゃないんですけど

9/11 13:01

真砂岳への登り、この時が一番晴れてただろうか

9/11 13:12

一応です、一応

9/11 13:25

別山への稜線、紅葉も始まっていて晴れていれば…

9/11 13:54

別山山頂にはお社が有るんだ

9/11 14:06

劔沢への激下り、途中道が分からず剣御前小屋の方に少しだけ行き過ぎた

9/11 14:36

受付行列、この日は最終的に70張り程度だったか

9/11 14:54

午後になり雲が取れかかる、かろうじて前剱が見えた

9/11 16:57

絶景のテン場なんだけど、もうチョット

9/12 4:55

翌朝、後立山のシルエット(ボケてるけど)、鹿島槍カッコイイ

9/12 4:56

一服剱に登って行く光の列、実際に目にするともっとカッコイイ光景だったんだけど写真ではこれが精いっぱい

9/12 5:01

お次は前剱へ

9/12 5:32

モルゲンロートになってきた

9/12 5:36

前剱山頂からのモルゲン剱岳、晴れた！

9/12 5:44

モルゲンロートは一瞬、終わったので改めて歩き出す

9/12 5:48

鎖場渋滞…そんなに難しくないんだけどなぁ…

9/12 6:09

見上げるだけでこんなにカッコイイ山、他には無い

9/12 6:14

通過に7分待った鎖場渋滞、ここも簡単なんだけど…

9/12 6:23

渋滞の原因の下り、並の技術が有れば前向きでサッサか下りれる程度

9/12 6:31

こちらが最後の渋滞、カニのタテバイ

9/12 6:31

待ち時間の間に来た道を振り返る、見飽きない景色

9/12 6:32

こちらが平蔵谷

9/12 6:42

取り付きまでもう少し、結局15分ほど待ちました

9/12 6:54

タテバイを登り切った上から

9/12 7:12

登頂！写真待ち行列が凄くて、人の交代の合間を縫って撮りました(自分を写真に入れない趣味なのでソレが出来る)

9/12 7:14

立山側

9/12 7:37

北方稜線と後立山側

9/12 7:37

立山の雲が晴れてきたのでもう1枚

9/12 7:42

大日岳を見ながら下ります

9/12 7:57

下りでも渋滞、でも景色が良いので待ち時間も気にならない

9/12 7:59

カニのヨコバイ入口、横に行かずにまずは下る

9/12 8:02

途中から名前通りのヨコバイ＝トラバースになる

9/12 8:28

山頂を振り返っての1枚、早月尾根に向かう人が見える

9/12 8:39

前剱の門と言う厨二心をくすぐる鎖場、登りで渋滞してた所の下り側ルート

9/12 8:49

下りルートでは前剱の山頂は踏まず直下を巻く、そして一服剱に下って行く

9/12 9:52

剣山荘まで戻ってきた、景色は剱沢のテン場の方が良いね

9/12 10:08

山では肉が恋しい、剣山荘の牛丼はつゆだくだくで好みにドストライクだった

9/12 10:36

剣御前に向かうトラバース道からの剱

9/12 11:35

剣御前に到着、でも目的地はもうチョット先

9/12 11:49

剣御前三角点までの道は気持ちの良い道です

9/12 11:55

剣御前三角点からの剱、剱を見るならここが一番！

9/12 11:55

立山側も綺麗な景色、陽の光が有ればもっと良かったが

9/12 12:03

稜線沿いは廃道らしいけど今でもまだ行けそう

9/12 13:48

テントに戻ってきました、このロケーションが見たかった

9/12 15:12

実は剱の形が一番よく見えるのはトイレから(笑)

9/12 18:20

夕方、雲が晴れて剱のシルエットが綺麗だった

9/12 18:20

別山には月が昇る

9/13 5:15

3日目、暗い中を剣御前小屋まで登ってきた、写真はまだ暗いけどココからの室堂方面は中々の眺め

9/13 5:21

向かう大日岳方面、室堂乗越までの下りと登り返しが嫌だなぁ…でもすごい綺麗な道、歩く価値はある

9/13 5:36

早朝は高曇りながら晴れていたので立山に改めて登る計画変更をしようかと一瞬迷ったが、立山は日帰りでも行けるしと思い初志貫徹する事にした

9/13 6:03

地獄谷に最も近づいた地点、活動が活発で立ち入り禁止になっているだけあってココまで硫黄のニオイが漂ってくる

9/13 6:03

雷鳥沢に泊まって立山を見上げるのも良さそう、いつかやるぞ

9/13 6:03

下ってきた道、上りだと心折れそうな光景

9/13 6:08

登り返しに入った、気持ち良く歩けそうな道です

9/13 6:14

紅葉は色づき始め、それでも斜面の彩はかなり美しくなっていた

9/13 6:58

大日岳と称名廊下、谷が深い

9/13 7:16

奥大日岳の稜線に出た所にカモシカ！(岩の向こうの草の中)スマホを取り出して構える間に少し離れて行ってしまったけど、本当に近くまで寄らせてくれた子でした

9/13 7:20

折角なので奥大日最高点に寄ってみた、歩いてきた尾根と立山、美し過ぎる

9/13 7:21

剱も間近！この角度から見れるのは大日岳だけ！

9/13 7:21

剱と毛勝山、毛勝も剱の眺めが良いと聞いた、冬がお勧めだそう

9/13 7:21

奥大日三角点への稜線歩き

9/13 7:34

三角点到着！バックには剱と剣御前

9/13 7:34

こちらが向かう大日岳方面、遥か雲海の奥には白山

9/13 8:04

弥陀ヶ原と室堂平・立山をこの角度から見れるって良いなぁ

9/13 8:13

七福園への登りに鎖場、テラスは十分広く無くても良いくらい

9/13 8:35

これが七福園、岩ゴロゴロで日本庭園みたい

9/13 8:37

中大日岳までは湿原気味になっていて木道有り

9/13 8:47

外見は地味な大日小屋、中身はランプの宿でいい雰囲気らしい、でも昼食営業はやっていてほしかったな…

9/13 8:47

大日小屋前からの景色、ロケーションは良い

9/13 9:11

今行程最後のピーク大日岳、山頂標の文字が妙にカワイイ

9/13 9:11

剱岳もこれで見納め

9/13 9:12

良い縦走路でした

9/13 9:30

アレが大日平ですか、遠い…

9/13 9:58

水場の沢はこの時期でも水量タップリ、今年は雨が多かったせいで特に多いのかもだが基本的には通年期待出来る水場に見えた

9/13 10:13

大日小屋から大日平までの下りは沢についているので岩がゴロゴロ、しかも刈られた藪が打ち捨てになっており路面状態が分からないので下りでは足を置くのが怖い(実際一度藪の下に隠れた浮石を踏んで滑った)、整備は有り難いが打ち捨ては本当に危ないので止めて欲しい

9/13 10:50

大日平は綺麗な所、立山連峰では一番閑散としている山域だが来る価値が有る

9/13 10:55

大日平山荘に到着、今度こそお昼をと思ったのだが…

9/13 11:03

カップ麺しか無かった…登山者が少なく喫茶営業までできないのか？腹減ってたので食べたけど

9/13 11:17

山荘の裏手の展望台から見える不動滝、相当に立派

9/13 12:38

称名坂の激下り(しかも湿原の直下は岩が多く濡れて滑る)を下り切り登山口に到着

9/13 12:41

バスまで時間が無かったけど折角なので急ぎで見に来た

9/13 12:45

1度目はアルペンルート観光で来た、あの時には2度目がまさか山を歩いてくるとは思わなかった

9/13 12:59

バス出発10分前に間に合った、計画より2本早いバス

9/13 13:29

良い山行でした

撮影機器：

Xperia 1 SOV40 au SONY

装備

個人装備

Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 ガスカートリッジ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ テント テントマット シェラフ ヘルメット

感想

shige_verde

憧れの剱は期待通りの美しさと楽しさだった。

計画を立てたのは7月。
悪天候に悩まされながらもやっとこの週末に決行となったが、当初予定の金曜日入山だとハイライトの剱登山である土曜の天気が非常に怪しい。
晴れ予報ではあるがどうも安定しない。
そこで急遽土曜日入山に変更、これが大当たりした。

初日は正直運に恵まれなかった1日。
電気バスがトラブルで止まり折角の始発予約が無駄になるわ(5台中自分の乗った1台だけ置き去りで大幅遅れ！)、1日ガスって雨にまで降られるわ。
天気は読み通りではあるが、一応前日までは晴れ予報がついてたんだけどなぁ。
それでも割り切ってはいたのでさほど気落ちする事も無く、雄山神社でご祈祷を受けお守りを頂いてノンビリと歩いた。

2日目は予想ドンピシャ！晴れた！！
とは言え快晴だったのは早朝のみ、6時半頃からはずっと高曇りになってしまったが。
それでも景色を見るには十分だったのでOK！
剱は眺めても登っても山頂からの眺望も全てが美しい。
鎖場の難度はカニのタテばい・ヨコばい以外はさほど高くない。
カニにしても3大キレットや妙義山あたりの方がはるかに難しく、鎖のお陰で言うほど難易度の高い山ではない。
むしろそのアスレチック感が最高に楽しい、というレベルだろう。
剱ピストンのみだと時間が余り過ぎるので足を延ばした剣御前の景色も一見の価値あり。
大半の人は小屋からすぐ近くで山頂標のあるピークまでしか行かないと聞くが、あそこは三角点まで行ってこそ。
文字通り剣御前の眺めは時を忘れて見惚れる絶景だ。

3日目は意外と言っては失礼だが、予想以上に楽しめた。
立山連峰の中ではおまけ扱い(これまた失礼)な大日岳だが、その尾根についたトレイルは絶景街道。
岩場などはほとんど無く淡々と歩く感じではあるが、その景色のお陰で歩いていて飽きない。
ただし大日岳から称名滝までの下りは酷道。
急登にはなるが登りで使った方が道質的に絶対に楽だ。
登りで使えば尾根道はずっと立山を眺める方向で歩けるし。

総じて満足感の高い3日間だった。
立山についてはいつか天気リベンジを。
お金さえかければ日帰りでも行けるし、ビーコン持参義務がネックだが残雪期も良いかもしれない。