赤岳〜阿弥陀岳〜御小屋尾根
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 09:20
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,517m
- 下り
- 1,516m
コースタイム
05:10 美濃戸→南沢
07:20 行者小屋着(10分休憩)
07:30 発
08:25 地蔵の頭
09:04 赤岳 着(昼食休)
09:20 赤岳 発
09:58 中岳
10:06 中岳のコル
10:37 阿弥陀岳
11:58 不動の清水の道標
12:29 舟山十字路との分岐点
13:20 阿弥陀岳登山口
13:50 美濃戸口着
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
昨年、編笠岳から八ヶ岳の主稜線を縦走しましたが、阿弥陀岳は登頂しておりませんので、今回初めて、赤岳とセットで美濃戸口から周回コースで回ってきました。
午後から天気が下り坂ってことで、早朝4時半に美濃戸口に出発。まっ暗い中、女子のひとり歩きは、たとえ中年でも、ちょっとドキドキ。
南沢コースで行者小屋へ。南沢コースがダラダラ、ながながとつづき、飽きてきそうになりましたが、途中、阿弥陀岳、赤岳、横岳がしっかり見え、よっしゃーっとやる気が出てきました。
行者小屋から地蔵尾根経由で赤岳へ行きました。すごい人工的なコースで、工事現場の階段みたいなのが多数ありました。
鎖も多数あります。いいかげん太ももがしんどいよー、って思っていたら、お地蔵さんが待っている稜線に到着。やったー!登りきったーっとおもったら、赤岳はものすごく急な稜線の上でした。昨年、こんな急な坂を下っただろうか?と思うくらい(昨年は稜線上は逆向きでしたので)、予定外に辛い急坂の上りが連続。ひーはー、やっとで、赤岳登頂。そういえばここまで今日は誰にも会っていません・・・。
赤岳から、阿弥陀岳までの美しい稜線コースを眺めながら、いなり寿司でランチ。いつもは、「いなり寿司は寿司じゃない」って思うくらいいなり寿司を軽く見ているのに、山で食べるいなり寿司はなんて美味しいんでしょう。一番のご馳走に見えます。
いざ、阿弥陀岳へ向かって出発。赤岳から、鎖のあるガラガラの道を下って下って、、ふと前を見たら、地味な中岳が、なんとも綺麗なピラミダルな姿をして凛と佇んでいました。まあ、だいたい、クフ王のピラミッドの半分位はあるでしょうか?ぎゃあー。。きつい登り返しです。
で、軽く下って、コルで富士山登場。ガスってて今日は見えないかと思いましたが、なんとか富士山を拝めて、少し元気をいただきました。
あとは、最後の登り、阿弥陀岳に登るだけー!これで最後だ、がんばれーって自分を応援して、なんとか登頂できました。もう太い太ももがパンパンです。
その後、阿弥陀岳から摩利支天を超えて(はしごで登るだけで特に問題なく通過)、まあ、そこから激下りですよ。地図で見た時から、等高線が密になってるからちょっと心配でしたが、御小屋尾根、急坂の連続です。下り始めについては、急とはいえ、しっかりとしたロープがついているから、それをもって後ろ向きに降りればいいから、まあ大丈夫です、手と足とを使って降りればいいんです。問題なく降りれました。
しかし、ロープがなくなってからは前向きで自分の足だけでこのザレ場の急坂を蛇行しながら降りねばなりません。とにかく、膝が痛いです。私は、あらかじめ膝サポーター、しっかり両膝にガンガンに巻いていたんですけど、御小屋尾根は容赦なく中高年の膝を襲ってきますよ、約1時間にわたって。
自分なりに、地面に手を付いたり、ストックのつき方をかえてみたりしたんですけど、やっぱり急坂の下りは痛いですね。でも、下りなきゃ、帰れませんから、歯を食いしばって、おりましたよ。多分、この山行で一番頑張ったのがこの部分です。
もういやだー、ってころに、不動の清水の道標があります。が、膝が痛すぎてわざわざ余分に歩きたくないので、冷たい清水を汲みに行くのは当然あきらめ、ぬるい水を飲みながらそのまま前進です。ここから少し坂が緩やかになり、歩きやすくなりました。ほっ。
あとは延々歩くだけ、歩きやすい、気持ちのいい道が続きます。神様が宿っていそうな苔むした静かな森の中、ってところでしょうか。でも、このへんは標高が低いので、さすがに蒸し暑くなってきました。ああ、ぬるい水しか持ち合わせていないこの辛さ、あの時不動の清水で冷水を汲んでいれば・・・・・って思っても、あの時は、足が痛くて余分に歩きたくなかったのだから、しょうがない、って言い聞かせます。
別荘地の道路まで出てからは、迷いやすいので、道しるべを見落とさないようにしましょう。ほどなく美濃戸口に到着です。
今朝は早すぎて、駐車料金が払えなかったので、ここで帰りに精算してもらいました。
なんだかんだ、いろいろありましたが、いい景色が堪能できましたし、阿弥陀岳にも登頂できましたし、暑くもなく寒くもなく、計画通りの1日になりとても満足です。
途中、赤岳のくだりで4人、御小屋尾根で4人、計8人しか出会わない、とても静かな山行でした。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する