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Yamareco

記録ID: 365471
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

晩秋の南八ヶ岳 〜編笠山・権現岳〜

2013年11月03日(日) [日帰り]
 - 拍手
go5reds trekman その他1人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
10:27
距離
13.0km
登り
1,440m
下り
1,452m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5:40 観音平
6:30 雲海
7:21 押手川分岐
8:37 編笠山山頂 9:15
9:37 青年小屋 10:19
    〜ここで東京から来たという3人と以後の行動を共にする〜
10:38 のろし場
11:19 東ギボシピーク
11:37 権現小屋(通過)
11:43 権現岳山頂 11:56
12:20 昼食 13:13
13:31 三ツ頭
13:48 天女山分岐
14:23 木戸口
14:32 ヘリポート跡 14:53
15:39 八ヶ岳横断歩道分岐
16:04 観音平
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2013年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
積雪・凍結箇所はありません

登山道はよく整備されていてとても歩きやすい道です。

のろし場から先、東ギボシ直下までの岩場は、高度感はあるものの三点支持さえ心がければ鎖に頼らなくても無理なく通過できると思います。

青年小屋は本日までの営業
5:40 観音平駐車場から出発です
5:40 観音平駐車場から出発です
雲海手前にこんなパックリ割れた大岩がありました
雲海手前にこんなパックリ割れた大岩がありました
第一のチェックポイント「雲海」
写真撮りませんでしたが、富士山がキレイに見えておりました。
第一のチェックポイント「雲海」
写真撮りませんでしたが、富士山がキレイに見えておりました。
同行のメンバー二人
久々の山行でキツそうです。ガンバ〜!!!
同行のメンバー二人
久々の山行でキツそうです。ガンバ〜!!!
押手川
この先の分岐で左に進み、編笠山を目指します。
押手川
この先の分岐で左に進み、編笠山を目指します。
押手川の辺りは苔がビッシリ

苔は乾燥していたのでくすんだ色でしたが、雨露に濡れていたらさぞかしきれいなことでしょう。
押手川の辺りは苔がビッシリ

苔は乾燥していたのでくすんだ色でしたが、雨露に濡れていたらさぞかしきれいなことでしょう。
この辺りからだんだん傾斜がきつくなってきます
この辺りからだんだん傾斜がきつくなってきます
後ろを振り返ると、南アルプスの山々がハッキリ見えました。
北岳と仙丈ケ岳は雪化粧してますね〜
後ろを振り返ると、南アルプスの山々がハッキリ見えました。
北岳と仙丈ケ岳は雪化粧してますね〜
このようなガレた上りがひたすら続きます。
山頂からの声がここまでかすかに届くのですが、なかなか先が見えません
このようなガレた上りがひたすら続きます。
山頂からの声がここまでかすかに届くのですが、なかなか先が見えません
これを見かけたらもうすぐ山頂
これを見かけたらもうすぐ山頂
編笠山山頂
この後歩く権現岳をはじめ、赤岳・阿弥陀岳・横岳が間近に見えます。
赤岳〜阿弥陀岳は今年の開山祭の時に歩きましたが、キツかった記憶が甦りました(笑)
編笠山山頂
この後歩く権現岳をはじめ、赤岳・阿弥陀岳・横岳が間近に見えます。
赤岳〜阿弥陀岳は今年の開山祭の時に歩きましたが、キツかった記憶が甦りました(笑)
青年小屋〜権現岳をバックに〜
今日までの営業と聞いていました。
忘れずにバッヂを買わなきゃ〜♪
青年小屋〜権現岳をバックに〜
今日までの営業と聞いていました。
忘れずにバッヂを買わなきゃ〜♪
編笠山頂で出会ったご夫婦のお話によると、昨晩は食事の後にお酒がタダで振舞われたそうです。
えらく美味しいお酒だったと話されておりました。
編笠山頂で出会ったご夫婦のお話によると、昨晩は食事の後にお酒がタダで振舞われたそうです。
えらく美味しいお酒だったと話されておりました。
のろし場から西ギボシ、右奥に権現岳。
岩場に貼り付くようにして登っている先行者の姿が見えます。
身体が喜びそうな登りです(笑)
益々やる気が漲ってきました〜
のろし場から西ギボシ、右奥に権現岳。
岩場に貼り付くようにして登っている先行者の姿が見えます。
身体が喜びそうな登りです(笑)
益々やる気が漲ってきました〜
正面に見えるピーク(西ギボシ)を捲いていくようですね
正面に見えるピーク(西ギボシ)を捲いていくようですね
西ギボシをトラバースしています。
写真は、青年小屋から一緒に行動することになった若者達
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西ギボシをトラバースしています。
写真は、青年小屋から一緒に行動することになった若者達
よく歩いてきたな〜と思いながらニヤニヤしているの図。
編笠山からここまでの道のりが全部見渡せるんです
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よく歩いてきたな〜と思いながらニヤニヤしているの図。
編笠山からここまでの道のりが全部見渡せるんです
狭いですが足場はしっかりしているので、それほど怖さは感じません。
でも、すれ違いは…ヤバイですね(笑)
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狭いですが足場はしっかりしているので、それほど怖さは感じません。
でも、すれ違いは…ヤバイですね(笑)
こらこら〜、あんまりおどけては駄目ですよ〜
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こらこら〜、あんまりおどけては駄目ですよ〜
斜めに岩をよじ登っていくのですが、ホールドがたくさんあるので登りやすいです。
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斜めに岩をよじ登っていくのですが、ホールドがたくさんあるので登りやすいです。
稜線に取り付き、権現岳方面をのぞむ
稜線に取り付き、権現岳方面をのぞむ
東ギボシのピーク上に
阿弥陀如来像のようです
東ギボシのピーク上に
阿弥陀如来像のようです
東ギボシのピークにて
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東ギボシのピークにて
キレットとそれに続く赤岳
中岳とのコルのアーチが美しいです
キレットとそれに続く赤岳
中岳とのコルのアーチが美しいです
編笠山頂からは見えませんでしたが、横岳の向こうに硫黄岳も姿を現してくれました!
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編笠山頂からは見えませんでしたが、横岳の向こうに硫黄岳も姿を現してくれました!
東ギボシのピーク直下
東ギボシのピーク直下
歩いている時はあまり感じませんでしたが、こうして見ると痩せた尾根ですね
歩いている時はあまり感じませんでしたが、こうして見ると痩せた尾根ですね
いつか手前の縦走路を歩いてみたいです
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いつか手前の縦走路を歩いてみたいです
権現岳手前のコルから、後ろを振り返って
権現岳手前のコルから、後ろを振り返って
既に今季の営業を終えた権現小屋をパスして、山頂に向かいます
既に今季の営業を終えた権現小屋をパスして、山頂に向かいます
いつかそっちも歩くからね〜
いつかそっちも歩くからね〜
権現岳山頂にて
今日初めて会ったみんなですが、何だろうこの一体感(笑)
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権現岳山頂にて
今日初めて会ったみんなですが、何だろうこの一体感(笑)
権現岳山頂にて
いちば〜ん高いとこです♪♪
権現岳山頂にて
いちば〜ん高いとこです♪♪
お昼にしたかったのですが、山頂は狭いのと風が強かったため、先まで歩いて場所を探すことにしました。
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お昼にしたかったのですが、山頂は狭いのと風が強かったため、先まで歩いて場所を探すことにしました。
右奥に見える三ツ頭まで気持ちよい尾根歩きができそうです
右奥に見える三ツ頭まで気持ちよい尾根歩きができそうです
6人がかろうじて座れるスペースを見つけ、お昼にしました。
真正面に北岳・甲斐駒・仙丈ケ岳を眺めながらの贅沢なランチです(笑)
6人がかろうじて座れるスペースを見つけ、お昼にしました。
真正面に北岳・甲斐駒・仙丈ケ岳を眺めながらの贅沢なランチです(笑)
赤岳から真っ直ぐのびる真教寺尾根がハッキリと見えます。
上部は相当傾斜がキツそうで楽しそうです(笑)
赤岳から真っ直ぐのびる真教寺尾根がハッキリと見えます。
上部は相当傾斜がキツそうで楽しそうです(笑)
三ツ頭より
左から権現岳・阿弥陀岳・赤岳
三ツ頭より
左から権現岳・阿弥陀岳・赤岳
三ツ頭にて
初め3人、途中から6人になったグループ全員で(笑)
三ツ頭にて
初め3人、途中から6人になったグループ全員で(笑)
今日はこんな感じでずうっと富士山が見えていました。
今日はこんな感じでずうっと富士山が見えていました。
木戸口までの尾根道を下りながら編笠山をのぞむ。
木戸口までの尾根道を下りながら編笠山をのぞむ。
笹すべりというエリアでしょうか?
笹すべりというエリアでしょうか?
遊歩道との分岐に到着
ここから遊歩道を歩いて観音平に戻りました。
遊歩道との分岐に到着
ここから遊歩道を歩いて観音平に戻りました。

感想

今年になってから山へなかなか行けなくなってしまった仲間が、「久しぶりに山へ行ける!!」というので何人かで丹沢に行く予定だったのだが、キャンセル等で二人っきりになってしまい、ならば丹沢にこだわる必要はないということで急遽編笠と権現をぐるっと一回りしようということになった(笑)

八ヶ岳と聞いてもう一人参加することになり、男3人での山行。

観音平の駐車場についたのが夜中の3時半頃。5時過ぎまで仮眠を取り、眠い目をこすりながら準備をし、出発したのが5時40分頃。
強めの風が吹いており、強風に晒され鼻水を流しながら登った浅間山山行の再来という嫌〜な予感を感じながら、「とりあえず編笠まで行ってみよう」と歩き始めた。
樹林帯の中は風を感じることなく、雲海に着いた時も幾分風が弱まったような感じ。
同行者の一人が4ヶ月ぶりの山登りということで、少々きつそうな様子だったが、ペースは悪くない。無茶してオーバーペースになるような歩き方をする人ではないので、距離を開けすぎないように後ろを確認しながら自分のペースで歩くことにした。

押手川の先で後ろから来た男女3人のグループに追い越される。なんでも、ムーンライト信州で小淵沢まで来て、駅でタクシーに乗るつもりが営業しておらず、結局駅から歩いて来たのだとか(笑)
赤岳まで縦走して美濃戸か清里に下りる予定だと言っていたが、果たして間に合うのか?と思いつつ、後ろ姿を見送る。

編笠山の山頂は思ったほど風も強くなく、全方位の素晴らしい眺望を堪能することができた。
前日西岳を歩き青年小屋で一泊したというご夫婦と話し込んでしまい、1時間近くも山頂で過ごし、青年小屋でバッヂだけ買って後はサッサと進もうと思い、小屋へ向かう。

青年小屋では先ほど追い抜かれた男女3人がラーメンを食べていた。
何だか疲れきった様子だったので「赤岳まで行くんですか?」と声をかけてみたら、もう疲れちゃってこのまま下りようかっていう話も…と言う。駅までの足がない彼らだしな…とちょっと考えて、「権現まで行かれるなら僕らと一緒に行きますか? 下山したら小淵沢駅まで送りますよ」と申し出た。
「是非お願いします」ということだったので、彼らの休憩終了を待って、以後下山まで一緒に行動することになった。

のろし場まで一気に登り、眼前にそびえる西ギボシの山容に圧倒される。
先行している登山者がへばりつくようにして登っている。
足場はしっかりしているので、ゆっくり一定のペースで足を運べばそれほど苦にならず身体が前に出る。クサリ場も何箇所かあったが、難なくパス。西穂を歩いた後だからだろうか、恐怖心は感じず、ぐんぐん登って高度を稼ぐ。

東ギボシの直下、稜線に取り付いたところでの景色は格別だった。
八ヶ岳の主峰群がより間近に迫り、後ろを振り返ると先ほどまで立っていた編笠山や南アルプスの山々、そして富士山が全てクリアに眺められる。そして、権現岳のギザギザもより間近に迫ってきた。

同行の二人の到着を待って稜線を下って登り返し、権現岳の山頂に立つ。
少し風が強くなっていたが、山頂の一番高い丸岩によじ登って記念撮影。
12時を回り空腹だったが、風裏になりそうな場所を探すためもう少し先まで歩くことに。
三ツ頭との間の小ピーク手前に6人がかろうじて座れそうな場所を見つけ、そこで南アルプスの山々を眺めながらランチを食べた。

三ツ頭の先の天女山分岐を右にとり、尾根道をひたすら下る。途中の笹すべりは道もフカフカで歩きやすいことこの上ない。なだらかな尾根を下るルートなので、距離は歩かされるが、段差が少ない道なので足への負荷は小さくて済む。

観音平に戻ったのは16時少し前。
少し前からポツリポツリと雨が降ってきたが、駐車場に着いた頃には本格的な降りになっていた。

途中から一緒に行動した3人を車に乗せ小淵沢駅まで送り届けたあと、道の駅に併設されている日帰り温泉で汗を流し、帰路に着いた。


西から前線を伴った低気圧が東進しているということで天候が何時まで持つか不安もあったが、結果的にはとても良い山行となった。

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積雪期ピークハント/縦走 八ヶ岳・蓼科 [2日]
編笠山〜ギボシ〜権現岳〜三ッ頭〜前三ツ頭〜天女山
利用交通機関: 車・バイク、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
ハイキング 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
編笠岳・権現岳(観音平駐車場から周回)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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