晩秋の南八ヶ岳 〜編笠山・権現岳〜
- GPS
- 10:27
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,440m
- 下り
- 1,452m
コースタイム
6:30 雲海
7:21 押手川分岐
8:37 編笠山山頂 9:15
9:37 青年小屋 10:19
〜ここで東京から来たという3人と以後の行動を共にする〜
10:38 のろし場
11:19 東ギボシピーク
11:37 権現小屋(通過)
11:43 権現岳山頂 11:56
12:20 昼食 13:13
13:31 三ツ頭
13:48 天女山分岐
14:23 木戸口
14:32 ヘリポート跡 14:53
15:39 八ヶ岳横断歩道分岐
16:04 観音平
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪・凍結箇所はありません 登山道はよく整備されていてとても歩きやすい道です。 のろし場から先、東ギボシ直下までの岩場は、高度感はあるものの三点支持さえ心がければ鎖に頼らなくても無理なく通過できると思います。 青年小屋は本日までの営業 |
写真
感想
今年になってから山へなかなか行けなくなってしまった仲間が、「久しぶりに山へ行ける!!」というので何人かで丹沢に行く予定だったのだが、キャンセル等で二人っきりになってしまい、ならば丹沢にこだわる必要はないということで急遽編笠と権現をぐるっと一回りしようということになった(笑)
八ヶ岳と聞いてもう一人参加することになり、男3人での山行。
観音平の駐車場についたのが夜中の3時半頃。5時過ぎまで仮眠を取り、眠い目をこすりながら準備をし、出発したのが5時40分頃。
強めの風が吹いており、強風に晒され鼻水を流しながら登った浅間山山行の再来という嫌〜な予感を感じながら、「とりあえず編笠まで行ってみよう」と歩き始めた。
樹林帯の中は風を感じることなく、雲海に着いた時も幾分風が弱まったような感じ。
同行者の一人が4ヶ月ぶりの山登りということで、少々きつそうな様子だったが、ペースは悪くない。無茶してオーバーペースになるような歩き方をする人ではないので、距離を開けすぎないように後ろを確認しながら自分のペースで歩くことにした。
押手川の先で後ろから来た男女3人のグループに追い越される。なんでも、ムーンライト信州で小淵沢まで来て、駅でタクシーに乗るつもりが営業しておらず、結局駅から歩いて来たのだとか(笑)
赤岳まで縦走して美濃戸か清里に下りる予定だと言っていたが、果たして間に合うのか?と思いつつ、後ろ姿を見送る。
編笠山の山頂は思ったほど風も強くなく、全方位の素晴らしい眺望を堪能することができた。
前日西岳を歩き青年小屋で一泊したというご夫婦と話し込んでしまい、1時間近くも山頂で過ごし、青年小屋でバッヂだけ買って後はサッサと進もうと思い、小屋へ向かう。
青年小屋では先ほど追い抜かれた男女3人がラーメンを食べていた。
何だか疲れきった様子だったので「赤岳まで行くんですか?」と声をかけてみたら、もう疲れちゃってこのまま下りようかっていう話も…と言う。駅までの足がない彼らだしな…とちょっと考えて、「権現まで行かれるなら僕らと一緒に行きますか? 下山したら小淵沢駅まで送りますよ」と申し出た。
「是非お願いします」ということだったので、彼らの休憩終了を待って、以後下山まで一緒に行動することになった。
のろし場まで一気に登り、眼前にそびえる西ギボシの山容に圧倒される。
先行している登山者がへばりつくようにして登っている。
足場はしっかりしているので、ゆっくり一定のペースで足を運べばそれほど苦にならず身体が前に出る。クサリ場も何箇所かあったが、難なくパス。西穂を歩いた後だからだろうか、恐怖心は感じず、ぐんぐん登って高度を稼ぐ。
東ギボシの直下、稜線に取り付いたところでの景色は格別だった。
八ヶ岳の主峰群がより間近に迫り、後ろを振り返ると先ほどまで立っていた編笠山や南アルプスの山々、そして富士山が全てクリアに眺められる。そして、権現岳のギザギザもより間近に迫ってきた。
同行の二人の到着を待って稜線を下って登り返し、権現岳の山頂に立つ。
少し風が強くなっていたが、山頂の一番高い丸岩によじ登って記念撮影。
12時を回り空腹だったが、風裏になりそうな場所を探すためもう少し先まで歩くことに。
三ツ頭との間の小ピーク手前に6人がかろうじて座れそうな場所を見つけ、そこで南アルプスの山々を眺めながらランチを食べた。
三ツ頭の先の天女山分岐を右にとり、尾根道をひたすら下る。途中の笹すべりは道もフカフカで歩きやすいことこの上ない。なだらかな尾根を下るルートなので、距離は歩かされるが、段差が少ない道なので足への負荷は小さくて済む。
観音平に戻ったのは16時少し前。
少し前からポツリポツリと雨が降ってきたが、駐車場に着いた頃には本格的な降りになっていた。
途中から一緒に行動した3人を車に乗せ小淵沢駅まで送り届けたあと、道の駅に併設されている日帰り温泉で汗を流し、帰路に着いた。
西から前線を伴った低気圧が東進しているということで天候が何時まで持つか不安もあったが、結果的にはとても良い山行となった。
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