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Yamareco

記録ID: 41531
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
屋久島

宮之浦岳・黒味岳(前編)

2008年07月17日(木) ~ 2008年07月20日(日)
 - 拍手
GPS
44:00
距離
13.3km
登り
1,740m
下り
436m

コースタイム

詳細記録無し
天候 雨→曇り→晴れ
過去天気図(気象庁) 2008年07月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
2008年夏、初めて屋久島に行ってきたときの記録です。
山以外の写真もありますがご容赦ください。

コースは、白谷雲水峡→白谷小屋(泊)→辻峠→大株歩道→縄文杉→新高塚小屋(泊)→宮之浦岳→黒味岳→淀河小屋(テント泊)→紀元杉。

入山日は、鹿児島から屋久島への飛行機が一時飛ばなくなるほどの豪雨で、どうしようかと思いましたが、2日目以降雨は止み、天候は徐々に快復、宮之浦岳山頂はガスの中だったものの、黒味岳の山頂からは眺望が楽しめました。

(いつものことですがorz)下山後はピーカンに晴れたので、残り1泊でいくつかの名所も見てから帰宅しました。

ここでは前半、出発から宮之浦岳の山頂までを紹介します。

・コース上、特に危険箇所、迷う箇所は無し。
・水は非常に豊富(稜線上ですら、宮之浦岳前後を除いては水場を探す必要も無いくらい)。
屋久島へは雨の中の上陸となりました。
2008年07月17日 12:21撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/17 12:21
屋久島へは雨の中の上陸となりました。
飛行機が1時間ほど遅れ、バスに乗り損ねたのでタクシーで登り口の白谷雲水峡へ向かいます。

タクシーで白谷雲水峡に登るまでの間、何度もヤクジカに出会いました。天敵(クマ)がいないため増えすぎて困ってるとは、話好きのタクシー運転手さんの言。
2008年07月17日 12:21撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/17 12:21
飛行機が1時間ほど遅れ、バスに乗り損ねたのでタクシーで登り口の白谷雲水峡へ向かいます。

タクシーで白谷雲水峡に登るまでの間、何度もヤクジカに出会いました。天敵(クマ)がいないため増えすぎて困ってるとは、話好きのタクシー運転手さんの言。
白谷雲水峡の入り口。豪雨にもかかわらず多くの人がレインウェアを着こんで、トレッキングに出かける準備をしていました。
2008年07月17日 13:14撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/17 13:14
白谷雲水峡の入り口。豪雨にもかかわらず多くの人がレインウェアを着こんで、トレッキングに出かける準備をしていました。
もちろん自分もそんな中の一人となり、岩がごろごろした斜面を登っていきます。
2008年07月17日 13:32撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/17 13:32
もちろん自分もそんな中の一人となり、岩がごろごろした斜面を登っていきます。
峡谷にかかるつり橋。
2008年07月17日 13:41撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/17 13:41
峡谷にかかるつり橋。
屋久島の自然を気軽に味わいたいなら、この白谷雲水峡がベストだろうな、と思いました。雨のせいもあって人も多くはなく、屋久杉の木肌にじかに触れながら歩けるので、大株歩道(縄文杉などがあるコース。あまり杉には近寄れない)よりも恵まれているのではないかと思います。
2008年07月17日 13:51撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/17 13:51
屋久島の自然を気軽に味わいたいなら、この白谷雲水峡がベストだろうな、と思いました。雨のせいもあって人も多くはなく、屋久杉の木肌にじかに触れながら歩けるので、大株歩道(縄文杉などがあるコース。あまり杉には近寄れない)よりも恵まれているのではないかと思います。
初日は2時間ほどの歩行で、白谷小屋に到着。

2008年07月17日 14:59撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/17 14:59
初日は2時間ほどの歩行で、白谷小屋に到着。

白谷小屋は、山の中腹にひっそりと建つ小屋。中央が元炊事場?らしき大部屋で、10人ぐらいずつが入る小部屋が3つ。そのため宿泊人数が多くても比較的静かにすごせるのではないかと思います。

この日は平日とういこともあり、全部で4パーティほどだったと思われます。小屋の目の前にとうとうと流れる水場があるのもポイント高。屋久島屈指の良小屋ではないかと思います。
2008年07月17日 15:07撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/17 15:07
白谷小屋は、山の中腹にひっそりと建つ小屋。中央が元炊事場?らしき大部屋で、10人ぐらいずつが入る小部屋が3つ。そのため宿泊人数が多くても比較的静かにすごせるのではないかと思います。

この日は平日とういこともあり、全部で4パーティほどだったと思われます。小屋の目の前にとうとうと流れる水場があるのもポイント高。屋久島屈指の良小屋ではないかと思います。
翌朝。雨はまだ降っているものの、だいぶ弱くなりました。ときおり青空も顔を覗かせる、そんな天気。
2008年07月18日 05:12撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 5:12
翌朝。雨はまだ降っているものの、だいぶ弱くなりました。ときおり青空も顔を覗かせる、そんな天気。
白谷雲水峡の上部は「もののけ姫」の森の描写のモデルになったらしく、「もののけの森」と名づけられててます。
この写真はもののけっぽいなーと思いつつおもいっきり手ブレしたのが残念。
2008年07月18日 05:19撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 5:19
白谷雲水峡の上部は「もののけ姫」の森の描写のモデルになったらしく、「もののけの森」と名づけられててます。
この写真はもののけっぽいなーと思いつつおもいっきり手ブレしたのが残念。
おもいっきり露出を落として撮った一枚。
2008年07月18日 05:33撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 5:33
おもいっきり露出を落として撮った一枚。
辻峠から徒歩数分のところにある露岩、太鼓岩。
2008年07月18日 05:55撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 5:55
辻峠から徒歩数分のところにある露岩、太鼓岩。
太鼓岩からの眺め。早朝の太陽光線でなかなかいい具合に森が輝いてます。
2008年07月18日 05:56撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 5:56
太鼓岩からの眺め。早朝の太陽光線でなかなかいい具合に森が輝いてます。
太鼓岩近くに立っていた、通称「ファッキューの木」(嘘)
2008年07月18日 05:56撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 5:56
太鼓岩近くに立っていた、通称「ファッキューの木」(嘘)
空に露出を合わせて一枚。
2008年07月18日 05:57撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 5:57
空に露出を合わせて一枚。
サルがいました。
2008年07月18日 06:09撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 6:09
サルがいました。
辻峠付近の山道。
2008年07月18日 06:30撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 6:30
辻峠付近の山道。
縄文杉への最短コースである大株歩道に合流。
2008年07月18日 07:04撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 7:04
縄文杉への最短コースである大株歩道に合流。
この大株歩道、はっきり言って登山者にとっては苦痛でしかない区間。日帰り軽装の観光客がどんどん後ろから追ってきて、道を譲ってもまず礼も言われません。当然すれ違うときの挨拶もなし。しまいには、後ろから道を譲るよう言われたりも。
2008年07月18日 08:03撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 8:03
この大株歩道、はっきり言って登山者にとっては苦痛でしかない区間。日帰り軽装の観光客がどんどん後ろから追ってきて、道を譲ってもまず礼も言われません。当然すれ違うときの挨拶もなし。しまいには、後ろから道を譲るよう言われたりも。
まあ速いペースで歩けない自分も悪いんだけどさ。あとガイドもちょっと自分で調べればわかるようなことをピーチクパーチクとうるさい。まあそれで食ってるんだから悪く言うつもりもないですが。
2008年07月18日 08:03撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 8:03
まあ速いペースで歩けない自分も悪いんだけどさ。あとガイドもちょっと自分で調べればわかるようなことをピーチクパーチクとうるさい。まあそれで食ってるんだから悪く言うつもりもないですが。
ウィルソン株の中に入って一枚。
2008年07月18日 08:42撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 8:42
ウィルソン株の中に入って一枚。
観光のみなさんも頑張ります。
2008年07月18日 09:14撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 9:14
観光のみなさんも頑張ります。
いよいよ縄文杉。こんな階段を登った上にあります。
2008年07月18日 10:01撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 10:01
いよいよ縄文杉。こんな階段を登った上にあります。
これがウワサの縄文杉…なんですが、そもそも見物用にしつらえられたテラスの上から10mくらい離れてしか見られず、そのテラス上も人でごった返してるので、はっきり言って雰囲気はゼロ。まあ、でかい木ですw
2008年07月18日 10:04撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 10:04
これがウワサの縄文杉…なんですが、そもそも見物用にしつらえられたテラスの上から10mくらい離れてしか見られず、そのテラス上も人でごった返してるので、はっきり言って雰囲気はゼロ。まあ、でかい木ですw
縄文杉の後ろにひっそりと立ってる「触手の木」。
2008年07月18日 10:05撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 10:05
縄文杉の後ろにひっそりと立ってる「触手の木」。
縄文杉見物テラスの混雑のもよう。
2008年07月18日 10:07撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 10:07
縄文杉見物テラスの混雑のもよう。
縄文杉から10分ほどのところにある高塚小屋。水場無し。
2008年07月18日 10:15撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 10:15
縄文杉から10分ほどのところにある高塚小屋。水場無し。
高塚小屋付近で、ヤクジカと近接遭遇。
2008年07月18日 10:58撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 10:58
高塚小屋付近で、ヤクジカと近接遭遇。
縄文杉を過ぎると人はふたたび減り、ふたたび山登りらしくなります。
2008年07月18日 11:12撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 11:12
縄文杉を過ぎると人はふたたび減り、ふたたび山登りらしくなります。
そして1時間半ほどで本日の宿、新高塚小屋に到着。
この小屋は、宮之浦岳のメイン縦走路の中間点に位置するということで、両方向に向かう登山者が集中するため混むようです。
この日は小屋の中は難民キャンプ状態、外もテント場が満杯だったようです。ここに泊まるなら早めについてテント張るのが吉かと。水場は水量は多くないけどボトルに貯める分には問題なし。ヤクジカが3匹(父・母・子の一家に見えた)も出てきて萌え。
2008年07月18日 12:12撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/18 12:12
そして1時間半ほどで本日の宿、新高塚小屋に到着。
この小屋は、宮之浦岳のメイン縦走路の中間点に位置するということで、両方向に向かう登山者が集中するため混むようです。
この日は小屋の中は難民キャンプ状態、外もテント場が満杯だったようです。ここに泊まるなら早めについてテント張るのが吉かと。水場は水量は多くないけどボトルに貯める分には問題なし。ヤクジカが3匹(父・母・子の一家に見えた)も出てきて萌え。
翌朝。雨は止んでました。ガスはいまだ濃いですが、強風が吹いており晴れも期待できる状況でした。いよいよ縦走路のハイライト区間です。
2008年07月19日 05:40撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/19 5:40
翌朝。雨は止んでました。ガスはいまだ濃いですが、強風が吹いており晴れも期待できる状況でした。いよいよ縦走路のハイライト区間です。
部分的に森林限界を超え、このような見晴らしが得られる場所も。
2008年07月19日 05:29撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/19 5:29
部分的に森林限界を超え、このような見晴らしが得られる場所も。
高速で流れ行く雲の隙間から、抜けるような青空が。すぐに隠れてしまいましたが・・・。
2008年07月19日 06:21撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/19 6:21
高速で流れ行く雲の隙間から、抜けるような青空が。すぐに隠れてしまいましたが・・・。
永田岳への分岐付近で発見したヤクジカ。
2008年07月19日 06:26撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/19 6:26
永田岳への分岐付近で発見したヤクジカ。
どうです?稜線直下にこれだけの流れをもつ沢があるって、すごくないですか?
2008年07月19日 06:34撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/19 6:34
どうです?稜線直下にこれだけの流れをもつ沢があるって、すごくないですか?
永田岳方面への分岐点にて。ここから宮之浦岳への最後の登りが始まります。
2008年07月19日 06:59撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/19 6:59
永田岳方面への分岐点にて。ここから宮之浦岳への最後の登りが始まります。
山頂目指して登ります。
2008年07月19日 07:01撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/19 7:01
山頂目指して登ります。
九州最高峰、宮之浦岳の山頂。あたり一面ガスなのが残念ですが、ともかく登頂!
2008年07月19日 07:24撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/19 7:24
九州最高峰、宮之浦岳の山頂。あたり一面ガスなのが残念ですが、ともかく登頂!
山頂はこんな感じ。昨晩ここで野営(岩の下にマットとシュラフで)した人もいたみたいでした。
2008年07月19日 07:24撮影 by  Canon PowerShot G3, Canon
7/19 7:24
山頂はこんな感じ。昨晩ここで野営(岩の下にマットとシュラフで)した人もいたみたいでした。
撮影機器:

感想

後編では、宮之浦岳から黒味岳、花の江河を経て淀河小屋に泊まって下山。そして下山後に島内をめぐったときの写真も紹介します。

後編→http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-41576.html

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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 屋久島 [3日]
宮之浦岳縦走(淀川登山口 黒味岳 宮之浦岳 縄文杉 白谷雲水峡)
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 屋久島 [3日]
宮之浦岳 荒川登山口からのピストンルート
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
2/5
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4/5

この記録で登った山/行った場所

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