ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 419435
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ケ岳〜快晴の黒戸尾根ピストン

2014年03月22日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
14:17
距離
16.0km
登り
2,420m
下り
2,409m

コースタイム

5:12 横手駒ケ岳神社(※メインの登山口は竹宇駒ケ岳神社です)登山口
7:44 笹の平分岐より少し山頂寄りで竹宇駒ケ岳神社登山口からの登山道と合流(コーヒーブレーク)8:06
8:33 刃渡り
9:22 五合目手前樹林帯(栄養補給)9:40
9:48 五合目小屋跡
10:38 七丈小屋(栄養補給&靴ひも締めなおしなどまったり) 11:06
13:20 甲斐駒ケ岳山頂 13:51
14:40 七丈小屋(幕営して一泊するかなどしばし検討)15:11
17:06 刃渡り直下の樹林帯(アイゼン交換等)17:22
19:29 横手駒ケ岳神社登山口
天候 文句なしの快晴
登山開始時の気温こそ-2℃でしたが、夜明け後は終始5℃以上の気温はありました。
過去天気図(気象庁) 2014年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
横手駒ケ岳神社無料駐車場
※黒戸尾根のメインの登山口は竹宇(ちくう)駒ケ岳神社です。
 今回私はルートファインディングの練習をしたくてトレースの無さそうなマイナーな登山口を選びましたが、そんな目的も無ければ竹宇駒ケ岳神社からスタートしましょう。竹宇駒ヶ岳神社登山口からの方がルート、指導標もしっかりしており、所要時間も短いです。
コース状況/
危険箇所等
○登山口〜標高1,000m付近
 地面が殆ど露出しているものの時折腐った残雪あり

○標高1,000m付近〜竹宇駒ケ岳神社からの登山道との合流点
 雨に降られて腐った後に一度凍ったような粒子の荒い氷状の雪 トレース無し 指導標殆ど無し
 ※横手駒ケ岳神社登山口から笹の平分岐までは指導票も少なく登山道が非常に不明瞭です。
  下部の地面が露出している箇所も土が柔らかくあまり踏まれていないような印象です。

 (2015年1月26日追記:上記記述の横手駒ケ岳神社からの登山道は、地理院地形図記載の廃道となった旧道でした。「山と高原地図」記載の現在の登山道はメインルート程では無いものの歩かれており、指導票もしっかりあるようです。お詫びの上訂正します。)

○竹宇竹宇駒ケ岳神社からの登山道との合流点〜標高2,100m付近
 雪の状況は変わらず、数日前に雨が降った模様 トレースしっかり
○標高2,100m付近〜七丈小屋
 この辺りから上は雨では無く雪が降った模様でトレースさえ外さなければアイゼンの効く雪
 トレースを外すと膝上まではまる
○七丈小屋〜八合目御来迎場
 トレースしっかりだが踏みぬき多し 日射しが当たるせいか雪は腐っている
○八合目御来迎場〜山頂
 山頂直下数100mは砂状のさらさらした雪でアイゼンもピッケルも効きにくい
 それ以外は比較的アイゼンが効く状況

■登山ポスト 
 横手駒ケ岳神社第二駐車場から神社に向かって登っていく右手の民家前にあります。
■1/25,000地形図 
 「甲斐駒ケ岳」「長坂上条」
■温泉 
 「尾白の湯」http://www.verga.jp/modules/tinyd1/
 予定していましたが受付終了時刻の20:30に間に合わず入れませんでした。
予約できる山小屋
七丈小屋
登山届を提出して
2014年03月23日 07:02撮影 by  F-01F, FUJITSU
3
3/23 7:02
登山届を提出して
出発します
くどいようですが、今回私が選択した横手駒ケ岳神社の登山口はマイナールートです。メインの登山口は竹宇駒ケ岳神社です。途中でルートは合流しますけれど。
2014年03月23日 07:02撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
3/23 7:02
出発します
くどいようですが、今回私が選択した横手駒ケ岳神社の登山口はマイナールートです。メインの登山口は竹宇駒ケ岳神社です。途中でルートは合流しますけれど。
樹林帯からの夜明け
2014年03月22日 05:53撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
3/22 5:53
樹林帯からの夜明け
八ヶ岳も快晴のようです。
今日は終日見渡す限りの山々で天候に恵まれました。
2014年03月22日 05:55撮影 by  F-01F, FUJITSU
5
3/22 5:55
八ヶ岳も快晴のようです。
今日は終日見渡す限りの山々で天候に恵まれました。
ルートファインディング練習の為、マイナーな登山口を選択したのですが、期待通りノートレース。
2014年03月22日 06:00撮影 by  F-01F, FUJITSU
3
3/22 6:00
ルートファインディング練習の為、マイナーな登山口を選択したのですが、期待通りノートレース。
尾根の取りつきで早々にアイゼン装着。
2014年03月23日 07:03撮影 by  F-01F, FUJITSU
7
3/23 7:03
尾根の取りつきで早々にアイゼン装着。
基本的には尾根上をトレースすれば良いので、地図とコンパスは定期的に確認するもののルートに迷うことはあまりありませんでした。
もっとも下山時は違ったのですが。。
2014年03月23日 07:03撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
3/23 7:03
基本的には尾根上をトレースすれば良いので、地図とコンパスは定期的に確認するもののルートに迷うことはあまりありませんでした。
もっとも下山時は違ったのですが。。
竹宇駒ケ岳神社からのしっかりしたトレースと合流した後、地形図と睨めっこしながら登ってきたルートとルートファインディングについて検証。
今日の長大なコースを考えると、そんなにのんびりしている余裕はないのですが、これも今日の課題の一つですので(^_^;
2014年03月23日 07:04撮影 by  F-01F, FUJITSU
3
3/23 7:04
竹宇駒ケ岳神社からのしっかりしたトレースと合流した後、地形図と睨めっこしながら登ってきたルートとルートファインディングについて検証。
今日の長大なコースを考えると、そんなにのんびりしている余裕はないのですが、これも今日の課題の一つですので(^_^;
竹宇駒ケ岳神社からのルートは山頂まで終始しっかりしたトレースが付いていました。大雪直後に最初に登られた方は大変だったと思います。感謝。
2014年03月23日 07:04撮影 by  F-01F, FUJITSU
1
3/23 7:04
竹宇駒ケ岳神社からのルートは山頂まで終始しっかりしたトレースが付いていました。大雪直後に最初に登られた方は大変だったと思います。感謝。
刃渡り 視界が開けます。
2014年03月23日 07:04撮影 by  F-01F, FUJITSU
3
3/23 7:04
刃渡り 視界が開けます。
鳳凰三山とちょこっと富士山
2014年03月23日 07:04撮影 by  F-01F, FUJITSU
3
3/23 7:04
鳳凰三山とちょこっと富士山
楽しいです。さほど危険は感じません。無雪期の方が怖いかも。
2014年03月23日 07:05撮影 by  F-01F, FUJITSU
10
3/23 7:05
楽しいです。さほど危険は感じません。無雪期の方が怖いかも。
八ヶ岳方面も晴天。大勢の方が登られているでしょう。
2014年03月22日 08:35撮影 by  F-01F, FUJITSU
5
3/22 8:35
八ヶ岳方面も晴天。大勢の方が登られているでしょう。
目的の山を遠望。
ということで五合目手前の樹林帯で休憩。
休憩多い。。。
2014年03月22日 09:22撮影 by  F-01F, FUJITSU
5
3/22 9:22
目的の山を遠望。
ということで五合目手前の樹林帯で休憩。
休憩多い。。。
五合目小屋跡
幕営されているかたがいらっしゃいました。
2014年03月22日 09:48撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
3/22 9:48
五合目小屋跡
幕営されているかたがいらっしゃいました。
気持ちの良い道です。
2014年03月22日 10:06撮影 by  F-01F, FUJITSU
3/22 10:06
気持ちの良い道です。
鎖やハシゴ、橋は基本的に露出していました。
2014年03月23日 07:07撮影 by  F-01F, FUJITSU
3/23 7:07
鎖やハシゴ、橋は基本的に露出していました。
七丈小屋。
靴ひも締めなおし、栄養補給など。
前日に泊まられて今日登頂されたパーティーが4つ程あったようですね。
下山時にはテントの数も増え、あと1〜2張り程度のスペースしか残っていませんでした。その一方で、下山途上にテント装備のパーティー何組かとすれ違ったのですが、皆さんちゃんと張れたのかな?
2014年03月23日 07:07撮影 by  F-01F, FUJITSU
3
3/23 7:07
七丈小屋。
靴ひも締めなおし、栄養補給など。
前日に泊まられて今日登頂されたパーティーが4つ程あったようですね。
下山時にはテントの数も増え、あと1〜2張り程度のスペースしか残っていませんでした。その一方で、下山途上にテント装備のパーティー何組かとすれ違ったのですが、皆さんちゃんと張れたのかな?
この辺り、トレースを辿っても五歩に一歩は踏みぬいて膝上まで埋まってました。おそらく今日先にトレースを付けて下さった方々よりも私の体重が重いのでしょう。。自転車のレースもあるし脂肪を落とそう。。。
下りて来られる数人のパーティー二組、単独の方数名とお会いしました、ひょっとすると同一パーティーなのかな?
2014年03月23日 07:07撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
3/23 7:07
この辺り、トレースを辿っても五歩に一歩は踏みぬいて膝上まで埋まってました。おそらく今日先にトレースを付けて下さった方々よりも私の体重が重いのでしょう。。自転車のレースもあるし脂肪を落とそう。。。
下りて来られる数人のパーティー二組、単独の方数名とお会いしました、ひょっとすると同一パーティーなのかな?
しかし身体に力が入りません。寝てないせいか、ここ1週間ほど酒を飲んでないせいか、単に体力が元々無いのか。。。多分最後のが正解でしょう(^_^;
2014年03月22日 11:38撮影 by  F-01F, FUJITSU
3
3/22 11:38
しかし身体に力が入りません。寝てないせいか、ここ1週間ほど酒を飲んでないせいか、単に体力が元々無いのか。。。多分最後のが正解でしょう(^_^;
凄い天気です。
2014年03月22日 11:39撮影 by  F-01F, FUJITSU
6
3/22 11:39
凄い天気です。
この見えてるピークが山頂と思ってたのですが違いました(^_^;
2014年03月22日 11:48撮影 by  F-01F, FUJITSU
6
3/22 11:48
この見えてるピークが山頂と思ってたのですが違いました(^_^;
北アルプスもくっきり。
2014年03月22日 11:48撮影 by  F-01F, FUJITSU
7
3/22 11:48
北アルプスもくっきり。
この辺りからアルパインっぽい稜線の登下降が始まります。楽しかったです:)
2014年03月22日 12:00撮影 by  F-01F, FUJITSU
8
3/22 12:00
この辺りからアルパインっぽい稜線の登下降が始まります。楽しかったです:)
重い体に鞭打って登り続けます。
頭の中に最初のうち水戸黄門のテーマソングが無意識に流れてたのですが、それはジジ臭すぎるだろうということでZARDの「負けないで」に切り替え。声には出してませんよ。
2014年03月23日 07:08撮影 by  F-01F, FUJITSU
5
3/23 7:08
重い体に鞭打って登り続けます。
頭の中に最初のうち水戸黄門のテーマソングが無意識に流れてたのですが、それはジジ臭すぎるだろうということでZARDの「負けないで」に切り替え。声には出してませんよ。
面白くも気持ちの良い(かつ苦しい)道を進みます。
2014年03月23日 07:08撮影 by  F-01F, FUJITSU
4
3/23 7:08
面白くも気持ちの良い(かつ苦しい)道を進みます。
素晴らしい。
2014年03月22日 12:28撮影 by  F-01F, FUJITSU
11
3/22 12:28
素晴らしい。
危険個所は何箇所か。
2014年03月23日 07:08撮影 by  F-01F, FUJITSU
3
3/23 7:08
危険個所は何箇所か。
慎重に行けば難易度は高くありません。
2014年03月22日 12:31撮影 by  F-01F, FUJITSU
6
3/22 12:31
慎重に行けば難易度は高くありません。
この景色が無ければ心挫けてたかもしれません。
さすが黒戸尾根、最後まで手を抜いてくれません。
2014年03月23日 07:09撮影 by  F-01F, FUJITSU
3
3/23 7:09
この景色が無ければ心挫けてたかもしれません。
さすが黒戸尾根、最後まで手を抜いてくれません。
あともうちょっと。
この辺りは雪が砂状に崩れやすかったです。
それにしても素晴らしい天気。
2014年03月23日 07:09撮影 by  F-01F, FUJITSU
13
3/23 7:09
あともうちょっと。
この辺りは雪が砂状に崩れやすかったです。
それにしても素晴らしい天気。
あと少し!
絶景!!
2014年03月22日 13:17撮影 by  F-01F, FUJITSU
13
3/22 13:17
あと少し!
絶景!!
到着!長かった。。。
しかしこの好天、絶景はどうでしょう!
ここまで時間がかかり過ぎてさほど余裕は無いのですが、しばし絶景を楽しみます。
そう言えば、午後になって少し風が出てきましたがそよ風程度。なかなかここまでの素晴らしい天気は無いのではないでしょうか。雪山シーズンの締めとして最高の一日になりました。
2014年03月22日 13:20撮影 by  F-01F, FUJITSU
32
3/22 13:20
到着!長かった。。。
しかしこの好天、絶景はどうでしょう!
ここまで時間がかかり過ぎてさほど余裕は無いのですが、しばし絶景を楽しみます。
そう言えば、午後になって少し風が出てきましたがそよ風程度。なかなかここまでの素晴らしい天気は無いのではないでしょうか。雪山シーズンの締めとして最高の一日になりました。
未踏の仙丈ケ岳。
2014年03月22日 13:21撮影 by  F-01F, FUJITSU
12
3/22 13:21
未踏の仙丈ケ岳。
白峰三山。やはり北岳はかっこいい:)
2014年03月22日 13:21撮影 by  F-01F, FUJITSU
26
3/22 13:21
白峰三山。やはり北岳はかっこいい:)
鳳凰三山の上に富士山。
2014年03月22日 13:21撮影 by  F-01F, FUJITSU
19
3/22 13:21
鳳凰三山の上に富士山。
奥秩父方面。
2014年03月22日 13:21撮影 by  F-01F, FUJITSU
5
3/22 13:21
奥秩父方面。
行きつけの八ヶ岳。
今日は凄い人だろうな。。。(^_^;
2014年03月22日 13:21撮影 by  F-01F, FUJITSU
6
3/22 13:21
行きつけの八ヶ岳。
今日は凄い人だろうな。。。(^_^;
北アルプスの山々
2014年03月22日 13:22撮影 by  F-01F, FUJITSU
8
3/22 13:22
北アルプスの山々
いつか厳冬期に登ってみたい。
2014年03月22日 13:40撮影 by  F-01F, FUJITSU
11
3/22 13:40
いつか厳冬期に登ってみたい。
あと中央アルプスもくっきり。
この方面はまだ足を踏み入れたことが無いなぁ。
2014年03月22日 13:48撮影 by  F-01F, FUJITSU
5
3/22 13:48
あと中央アルプスもくっきり。
この方面はまだ足を踏み入れたことが無いなぁ。
名残をおしみつつ下山します。
このトラバースのところは下山時の方がちょっと嫌な感じでした。さらさらの砂状の雪に足が流れそうになります。滑り始めたらピッケルの初期制動も効かなさそうなので慎重に足を置いて荷重していきました。
2014年03月22日 13:51撮影 by  F-01F, FUJITSU
5
3/22 13:51
名残をおしみつつ下山します。
このトラバースのところは下山時の方がちょっと嫌な感じでした。さらさらの砂状の雪に足が流れそうになります。滑り始めたらピッケルの初期制動も効かなさそうなので慎重に足を置いて荷重していきました。
下山時に何箇所か急な下降があり、ロープを出しているパーティーもいらっしゃいました。
とは言え、後ろ向きになってピッケルのヘッドのすぐ下を持ってピックを押し刺しつつ足を蹴り込みながら下れば、さほど危険なことはありませんでした。
2014年03月23日 07:10撮影 by  F-01F, FUJITSU
6
3/23 7:10
下山時に何箇所か急な下降があり、ロープを出しているパーティーもいらっしゃいました。
とは言え、後ろ向きになってピッケルのヘッドのすぐ下を持ってピックを押し刺しつつ足を蹴り込みながら下れば、さほど危険なことはありませんでした。
夕闇せまる八ヶ岳。
今日は日の出から日没まで見渡す限りの好転でした。
2014年03月22日 16:54撮影 by  F-01F, FUJITSU
5
3/22 16:54
夕闇せまる八ヶ岳。
今日は日の出から日没まで見渡す限りの好転でした。
刃渡りを過ぎて危険個所が無くなったのでチェーンスパイクに換装。
今日も有難うグリベル。
後は頼んだモンベル。
2014年03月23日 07:11撮影 by  F-01F, FUJITSU
9
3/23 7:11
刃渡りを過ぎて危険個所が無くなったのでチェーンスパイクに換装。
今日も有難うグリベル。
後は頼んだモンベル。
デジャヴのような真っ暗な登山口標識。ピンボケですみません。
竹宇駒ケ岳神社へのトレースから分かれて横手駒ケ岳神社への下山路を辿る途中、自身の往路のトレースを度々見失い、数回登り返しをしたり、諦めてルート探索などを行っていたら時間がかかってしまいました。これで焦ったり最後の砦であるGPSが無かったりすると道迷い遭難になるのだろうなと認識。登山道がはっきりしていないようなルートではやはり15時くらいまでには下山すべきですね。
2014年03月23日 07:11撮影 by  F-01F, FUJITSU
2
3/23 7:11
デジャヴのような真っ暗な登山口標識。ピンボケですみません。
竹宇駒ケ岳神社へのトレースから分かれて横手駒ケ岳神社への下山路を辿る途中、自身の往路のトレースを度々見失い、数回登り返しをしたり、諦めてルート探索などを行っていたら時間がかかってしまいました。これで焦ったり最後の砦であるGPSが無かったりすると道迷い遭難になるのだろうなと認識。登山道がはっきりしていないようなルートではやはり15時くらいまでには下山すべきですね。
2015年1月26日追記。
この時登った横手駒ケ岳神社からの登山道は、最新の「山と高原地図」では破線となっている廃道でした。現在のルートは1,375m地点を通る尾根上よりも北側斜面をトラバースしています。事前に地形図で脳内シミュレーションをしていた為に、尾根伝いで進むと信じ込み、今のルートを見逃していたようです。。。廃道となった旧道を歩いてしまっていました。どうりで崩壊箇所が多かったはずです。
2015年01月26日 20:57撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
1/26 20:57
2015年1月26日追記。
この時登った横手駒ケ岳神社からの登山道は、最新の「山と高原地図」では破線となっている廃道でした。現在のルートは1,375m地点を通る尾根上よりも北側斜面をトラバースしています。事前に地形図で脳内シミュレーションをしていた為に、尾根伝いで進むと信じ込み、今のルートを見逃していたようです。。。廃道となった旧道を歩いてしまっていました。どうりで崩壊箇所が多かったはずです。

感想

 今回は、GWを除いては雪山シーズンの締めくくりにするつもりで行き先を選びました。6月に別の趣味である自転車のレースがあり、空いた週末はそちらに充てることとしています。最後の雪山なら難易度を高めようということで未踏の甲斐駒ケ岳に日本三大急登として名高い黒戸尾根から登ることにしました。
加えて、せっかくならルートファインディングの練習も兼ねて、メインの登山口の竹宇駒ケ岳神社からではなく、トレースが少なそうで、余分に時間はかかるものの早い段階でルートが合流している横手駒ケ岳神社の登山口から登ることにしました。期待通りノートレースで、下山時も私以外のトレースはありませんでした。

 当初から日帰りとするつもりだった訳では無く、幕営も選択肢に入れていました。その為、普段からザックに常備しているツェルトや細引き、予備のヘッドライトに加えて、食料と水(水は七丈小屋幕営なら小屋から頂けます)は余分に、ダウンジャケットも持って行きました。
山頂で絶景を楽しんだ後、七丈小屋に戻ってからしばらく思案していたのですが、既にテントが数張り張られており残りのスペースが僅かだったことと、日没までに刃渡りを越えて安全地帯の樹林帯に戻れば大丈夫だろうと言うことで当日下山することとしました。

 欲張り過ぎたせいで疲労困憊。下山後しばらく車の中で放心状態となり、下山時刻が遅くなり過ぎたせいで「尾白の湯」の受付時間に間に合わず温泉にも入れませんでした。。。
とは言え、天候にも恵まれ、最高の山行となりました。このレポを書いている翌日も、心地よい疲労感と余韻に包まれています:)

※2015年1月26日追記:
この時私が歩いた横手駒ケ岳神社からの登山道は、竹宇駒ケ岳神社からのルートとの合流点手前の区間が地理院地形図記載の廃道となった旧道でした。「山と高原地図」記載の現在の登山道はメインルート程では無いものの歩かれており、指導票もしっかりあるようです。旧道は崩壊箇所も多かった故に廃道となったものと思われます。お詫びの上訂正いたします。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2243人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら