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Yamareco

記録ID: 435251
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
磐梯・吾妻・安達太良

吾妻連峰(浄土平〜一切経山〜家形山〜ニセ烏帽子山〜烏帽子山)

2014年04月26日(土) ~ 2014年04月27日(日)
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
28:08
距離
15.9km
登り
1,016m
下り
1,014m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(4/26 約7時間30分(休憩1時間))
7:50 浄土平P→9:45 一切経山→11:20 家形山→13:00 ニセ烏帽子山→14:00 烏帽子山
(4/27 約5時間(休憩1時間))
7:00 烏帽子山→7:40 ニセ烏帽子山→9:35 家形山→10:50 一切経山→11:50 浄土平P
天候 4/26(土):晴れ時々曇り(一切経山頂:10℃)
4/27(日):晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
4:00 自宅→北関東道(IN:筑西桜川IC)→東北道(OUT:福島松川SIC)→7:30 浄土平P
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】浄土平登山口
【マ ッ プ】etrex20、山と高原地図
【ト イ レ】浄土平P、酸ヶ平小屋
【水   場】なし
【温   泉】鷲倉温泉(\800)<http://www.f-onsen.com/washikura/index.html>
【危   険】五色沼から家形山取り付きまでのトラバース箇所
家形山から烏帽子方面は樹林帯のため見通しが悪く、踏み抜き箇所も多し
夏道はまったく分からない状況
烏帽子山西面取り付きから昭元山方面は胸ぐらいまでの踏み抜き箇所も多く、
ルート確保できず
7時開通のスカイラインに合わせ浄土平P到着、まだスカスカです。
7時開通のスカイラインに合わせ浄土平P到着、まだスカスカです。
浄土平Pは思ったより暖かかった。
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浄土平Pは思ったより暖かかった。
酸ヶ平小屋までの緩んだ雪面登りがキツかった・・・
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酸ヶ平小屋までの緩んだ雪面登りがキツかった・・・
お馴染みの酸ヶ平小屋。
お馴染みの酸ヶ平小屋。
1928ピーク直下ではデブリがあるのでスキーヤーの方はご注意を!!
1928ピーク直下ではデブリがあるのでスキーヤーの方はご注意を!!
秋に来たときはアッという間だった一妻経山でしたが、残雪期はなかなか大変!
秋に来たときはアッという間だった一妻経山でしたが、残雪期はなかなか大変!
一切経山(1948.8m)
さて、目指す東大巓を望み、疲れた足腰に渇を入れます(笑)
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さて、目指す東大巓を望み、疲れた足腰に渇を入れます(笑)
凍っても魔女の瞳は青色なんですね。
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凍っても魔女の瞳は青色なんですね。
五色沼周辺もまた歩くのに疲れるドロドロ状態。
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五色沼周辺もまた歩くのに疲れるドロドロ状態。
家形山取り付きまでトラバース、ちょっとクラックも見えたりして(^^;
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家形山取り付きまでトラバース、ちょっとクラックも見えたりして(^^;
振り返ると・・・ キンチョーしました。
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振り返ると・・・ キンチョーしました。
さて、ここから家形山直登です。
さて、ここから家形山直登です。
アイゼンつけてガシガシ歩きます。
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アイゼンつけてガシガシ歩きます。
家形山ピーク(?)、どこが山頂なのか分からなかったのでとりあえずケルンを撮っておきました。
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家形山ピーク(?)、どこが山頂なのか分からなかったのでとりあえずケルンを撮っておきました。
念のため、パチリ。
念のため、パチリ。
この頃は、稜線沿いを歩けば・・・なんて軽く思ってました。
この頃は、稜線沿いを歩けば・・・なんて軽く思ってました。
樹林に入ると地形読みが途端に難しくなります。
樹林に入ると地形読みが途端に難しくなります。
樹林の中は踏み抜くし、ちょいと外れたら小さいけど雪庇もあるし、悩ましいルート取りです。
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樹林の中は踏み抜くし、ちょいと外れたら小さいけど雪庇もあるし、悩ましいルート取りです。
ニセ家形の登りの頃は、もうヘトヘトでした。
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ニセ家形の登りの頃は、もうヘトヘトでした。
ノートレースが気持ちいなんてのは、見通しのよい箇所だけです(笑)
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ノートレースが気持ちいなんてのは、見通しのよい箇所だけです(笑)
あっちの山からよく歩いてきたもんです(^^)v
あっちの山からよく歩いてきたもんです(^^)v
烏帽子から昭元への下山ルートが見つからず・・・ 写真の箇所からハイマツとシャクナゲに失礼して右に折れると夏道が現われます。
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烏帽子から昭元への下山ルートが見つからず・・・ 写真の箇所からハイマツとシャクナゲに失礼して右に折れると夏道が現われます。
ここにきて、初めて夏道を見つけました。
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ここにきて、初めて夏道を見つけました。
ここを下ったあと、昭元山へのどこを辿ればよいのかファインディングです。
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ここを下ったあと、昭元山へのどこを辿ればよいのかファインディングです。
退散を決めたあとの烏帽子山への登り返しはドッと疲れました(;≧皿≦)
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退散を決めたあとの烏帽子山への登り返しはドッと疲れました(;≧皿≦)
烏帽子の西面取り付き箇所、どこを歩いてもご覧のとおり、胸まで落ちる踏み抜き箇所ばかり。ここで今日の行軍を諦めした。
烏帽子の西面取り付き箇所、どこを歩いてもご覧のとおり、胸まで落ちる踏み抜き箇所ばかり。ここで今日の行軍を諦めした。
奥に見える東大巓、悔しいなぁ(。-`ω-)
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奥に見える東大巓、悔しいなぁ(。-`ω-)
烏帽子の樹林帯でビバークです。
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烏帽子の樹林帯でビバークです。
今日の疲れをワインで癒します。
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今日の疲れをワインで癒します。
キムチ鍋が五臓六腑に染み渡りました〜
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キムチ鍋が五臓六腑に染み渡りました〜
東大巓へ沈む夕日が美しかった。
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東大巓へ沈む夕日が美しかった。
夕日のようですが、これは朝日です(笑)
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夕日のようですが、これは朝日です(笑)
谷地平方面へのパノラマ。ここから谷内平避難小屋へ下ることも考えましたが、踏み抜き地獄はもう勘弁。
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谷地平方面へのパノラマ。ここから谷内平避難小屋へ下ることも考えましたが、踏み抜き地獄はもう勘弁。
もういっちょパノラマ。
もういっちょパノラマ。
清々しい朝日を浴びながら昨日来たルートを引き返します。
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清々しい朝日を浴びながら昨日来たルートを引き返します。
さらば烏帽子山〜
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さらば烏帽子山〜
ミネザクラの蕾ままだまだのようです。
ミネザクラの蕾ままだまだのようです。
家形山からの下山は、五色沼のトラバースを避け、樹林のルートを取りました。
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家形山からの下山は、五色沼のトラバースを避け、樹林のルートを取りました。
なかなか難しかった今回の山行、物思いにふけってしまいます。
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なかなか難しかった今回の山行、物思いにふけってしまいます。

感想

今回の山行は一切経山から東大巓を踏んで明月荘泊のピストンを計画しました。
が、この時期の吾妻連峰の記録はほとんど見つけられず・・・
難しそうではありましたが、天気図見ても安定している週末を狙ってチャレンジしてみました。
結果は、途中の烏帽子山までで無念のギプアップとなりました。
でも、自分にとって経験値をあげる貴重な山行となりました。

それでは、今回の山行を順をおって書いてみます。

★★★ 浄土平〜一切経山 ★★★
ここは昨年の紅葉時期に一度歩きました。
あっという間に酸ヶ平小屋、一切経山とたどり着いた記憶がありましたが、緩んだ雪に足をとられ重いザックでヘトヘトになりました。
下山時も雪が腐っていてなんだかダラダラと疲れました。

★★★ 一切経山〜家形山 ★★★
一切経山から下りの箇所は雪も溶けゴロタエリアです。
雪がない箇所は息を止めたくなるほど、小虫がいーーーーっぱいいます(笑)
また、赤土エリアは水はけが悪く、くるぶしまで埋まり歩き難いです。
家形山取り付きまでの最後のトラバースはクラックも見え、ちょっと緊張します。
滑落を想定してピッケル持って行っても、雪がだいぶ緩んでいるので役にはたたないでしょう。
最後の直登は12本アイゼンをつけました。
今回の山行でアイゼンを着けたのはこの時だけでした。

★★★ 家形山〜ニセ烏帽子山〜烏帽子山 ★★★
ノートレースの樹林帯歩きは難しい!!の一言に尽きます。
膝下から太ももぐらいまでの踏み抜きも多くなります。
途中からスノーシューを履き、踏み抜きもだいぶ少なくなりました。
踏み抜きを避け、開けた箇所を探しながら歩くとトレースから大きく逸脱します( ̄Д ̄)
また、気がつくと谷へ下ってしまうこともしばしば(; ̄□ ̄A
100mおきにGPSとマップ見ながら軌道修正が必要です。
体力・気力ともに結構消耗しました。

★★★ 烏帽子山〜昭元山 ★★★
烏帽子から下った箇所で撤退しました。
前進すべくチャレンジしましたが、深い踏み抜きが行く手を阻みます。
踏み抜き箇所を見ると、中はスカスカ空洞も多く、背丈ほど埋まると脱出も困難。
たとえ、そこから抜け出て進もうとも、その先も同じ状況ななのだろうと容易に推測できる状況でした。
時間を鑑みてここで引き返しました。
悔しさ半分、やりきった清々しさ半分、納得の撤退でした。

★★★ 烏帽子山ビバーク ★★★
土日とも穏やかだったため、夕日が沈むまで鍋を楽しみ、ぐっすり眠ることができました。
小屋泊まりを想定していたためオーバースペックかと思っていた装備でしたが、ビバークでもちょっとオーバーだったようです(笑)
ここで今回の装備一覧。
【シュラフ】モンベル:スパイラルダウンハガー#0
【シュラフカバー】イスカ:スーパーワイド
【マット:サーマレスト 】リッジレストソーライトShort
【ダウン(上)】モンベル:アルパインダウンパーカー
【ダウン(下)】ノースフェイス:???
【ダウンソックス】マウンテンイクイップメント
【アイゼン】グリベル12本
【スノーシュー】MSR
【ストック】カリマー
【ウェア】ウールロングT、半袖シャツ、3シーズン用ズボン(ノータイツ)、冬靴・・・

シュラフは#3では寒そうだし、#0では暑すぎる・・・
こんなこと考えていると#2がよいのではないかと・・・
ダメです、自分へプレゼンしてしまっては(笑)

山を始めて5年目、少しは色んな経験を積んで小慣れた自分へ、改めて山の難しさと面白さを味わえたいい機会となりました。
地形図と睨めっこする山行が好きですが、体験すると想像以上に雪エリアは難しいことが分かりました。
今回も怪我無く無事下山でき、山に感謝、ご同行くださったくにさんにも改めて感謝です。

※この山行記録は以下の投稿キャンペーンに参加しています。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
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コメント

お疲れさまでした!
歩いている時にはうへ〜と思うこともしばしばだったけど、
今思えばよかったな〜おもしろかったな〜ばかりです。
それにしてもやっぱり山の泊まりはいいですね。
シンプルであるほどいい感じ。
2014/4/29 19:54
Re: お疲れさまでした!
ホントに歩いている時は、ツラい〜って思いました。
その分あのサンセットは心癒されましたよ!
誰もいない山頂で飯食って酒飲んでシアワセでした(笑)
2014/5/1 23:27
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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