吾妻連峰(浄土平〜一切経山〜家形山〜ニセ烏帽子山〜烏帽子山)
- GPS
- 28:08
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,016m
- 下り
- 1,014m
コースタイム
7:50 浄土平P→9:45 一切経山→11:20 家形山→13:00 ニセ烏帽子山→14:00 烏帽子山
(4/27 約5時間(休憩1時間))
7:00 烏帽子山→7:40 ニセ烏帽子山→9:35 家形山→10:50 一切経山→11:50 浄土平P
天候 | 4/26(土):晴れ時々曇り(一切経山頂:10℃) 4/27(日):晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2014年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】浄土平登山口 【マ ッ プ】etrex20、山と高原地図 【ト イ レ】浄土平P、酸ヶ平小屋 【水 場】なし 【温 泉】鷲倉温泉(\800)<http://www.f-onsen.com/washikura/index.html> 【危 険】五色沼から家形山取り付きまでのトラバース箇所 家形山から烏帽子方面は樹林帯のため見通しが悪く、踏み抜き箇所も多し 夏道はまったく分からない状況 烏帽子山西面取り付きから昭元山方面は胸ぐらいまでの踏み抜き箇所も多く、 ルート確保できず |
写真
感想
今回の山行は一切経山から東大巓を踏んで明月荘泊のピストンを計画しました。
が、この時期の吾妻連峰の記録はほとんど見つけられず・・・
難しそうではありましたが、天気図見ても安定している週末を狙ってチャレンジしてみました。
結果は、途中の烏帽子山までで無念のギプアップとなりました。
でも、自分にとって経験値をあげる貴重な山行となりました。
それでは、今回の山行を順をおって書いてみます。
★★★ 浄土平〜一切経山 ★★★
ここは昨年の紅葉時期に一度歩きました。
あっという間に酸ヶ平小屋、一切経山とたどり着いた記憶がありましたが、緩んだ雪に足をとられ重いザックでヘトヘトになりました。
下山時も雪が腐っていてなんだかダラダラと疲れました。
★★★ 一切経山〜家形山 ★★★
一切経山から下りの箇所は雪も溶けゴロタエリアです。
雪がない箇所は息を止めたくなるほど、小虫がいーーーーっぱいいます(笑)
また、赤土エリアは水はけが悪く、くるぶしまで埋まり歩き難いです。
家形山取り付きまでの最後のトラバースはクラックも見え、ちょっと緊張します。
滑落を想定してピッケル持って行っても、雪がだいぶ緩んでいるので役にはたたないでしょう。
最後の直登は12本アイゼンをつけました。
今回の山行でアイゼンを着けたのはこの時だけでした。
★★★ 家形山〜ニセ烏帽子山〜烏帽子山 ★★★
ノートレースの樹林帯歩きは難しい!!の一言に尽きます。
膝下から太ももぐらいまでの踏み抜きも多くなります。
途中からスノーシューを履き、踏み抜きもだいぶ少なくなりました。
踏み抜きを避け、開けた箇所を探しながら歩くとトレースから大きく逸脱します( ̄Д ̄)
また、気がつくと谷へ下ってしまうこともしばしば(; ̄□ ̄A
100mおきにGPSとマップ見ながら軌道修正が必要です。
体力・気力ともに結構消耗しました。
★★★ 烏帽子山〜昭元山 ★★★
烏帽子から下った箇所で撤退しました。
前進すべくチャレンジしましたが、深い踏み抜きが行く手を阻みます。
踏み抜き箇所を見ると、中はスカスカ空洞も多く、背丈ほど埋まると脱出も困難。
たとえ、そこから抜け出て進もうとも、その先も同じ状況ななのだろうと容易に推測できる状況でした。
時間を鑑みてここで引き返しました。
悔しさ半分、やりきった清々しさ半分、納得の撤退でした。
★★★ 烏帽子山ビバーク ★★★
土日とも穏やかだったため、夕日が沈むまで鍋を楽しみ、ぐっすり眠ることができました。
小屋泊まりを想定していたためオーバースペックかと思っていた装備でしたが、ビバークでもちょっとオーバーだったようです(笑)
ここで今回の装備一覧。
【シュラフ】モンベル:スパイラルダウンハガー#0
【シュラフカバー】イスカ:スーパーワイド
【マット:サーマレスト 】リッジレストソーライトShort
【ダウン(上)】モンベル:アルパインダウンパーカー
【ダウン(下)】ノースフェイス:???
【ダウンソックス】マウンテンイクイップメント
【アイゼン】グリベル12本
【スノーシュー】MSR
【ストック】カリマー
【ウェア】ウールロングT、半袖シャツ、3シーズン用ズボン(ノータイツ)、冬靴・・・
シュラフは#3では寒そうだし、#0では暑すぎる・・・
こんなこと考えていると#2がよいのではないかと・・・
ダメです、自分へプレゼンしてしまっては(笑)
山を始めて5年目、少しは色んな経験を積んで小慣れた自分へ、改めて山の難しさと面白さを味わえたいい機会となりました。
地形図と睨めっこする山行が好きですが、体験すると想像以上に雪エリアは難しいことが分かりました。
今回も怪我無く無事下山でき、山に感謝、ご同行くださったくにさんにも改めて感謝です。
「想い出の山」写真&レポートコンテスト 「山行記録部門」 by モリパーク アウトドアヴィレッジ(MOV)
歩いている時にはうへ〜と思うこともしばしばだったけど、
今思えばよかったな〜おもしろかったな〜ばかりです。
それにしてもやっぱり山の泊まりはいいですね。
シンプルであるほどいい感じ。
ホントに歩いている時は、ツラい〜って思いました。
その分あのサンセットは心癒されましたよ!
誰もいない山頂で飯食って酒飲んでシアワセでした(笑)
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