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Yamareco

記録ID: 4363168
全員に公開
ハイキング
富士・御坂

三ッ峠山はパノラマと花の山だった(御坂口[登山口バス停]〜府戸尾根〜河口湖駅)

2022年06月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:17
距離
13.4km
登り
722m
下り
1,094m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:23
休憩
0:55
合計
5:18
10:26
13
スタート地点
10:43
10:43
69
11:52
11:54
2
11:56
12:20
10
12:30
12:41
5
12:46
12:49
4
12:53
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5
12:58
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3
13:01
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28
13:29
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14:00
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14:15
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19
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7
15:06
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2
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7
15:35
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9
15:44
天候 曇り時々晴れ
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
行き)河口湖駅から富士急バス(天下茶屋行) 三ツ峠登山口。9:50→10:15  現在1日1往復のみ この日は乗り切れず増発。
帰り)河口湖駅
コース状況/
危険箇所等
登りは車も通れるほどの広くてよく整備された道。下りは登山道らしい道で踏み跡は明瞭。ガレ,岩場はなし。危険個所も全くなし。
バスは満員、駐車場も溢れんばかりで多くの登山客が集中。登りは広い道でダラダラとした登りがずっと続く。かえって単調でつらいので、樹木や野草を観ながら、集団を先に行かせる。
2022年06月04日 10:52撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
6/4 10:52
バスは満員、駐車場も溢れんばかりで多くの登山客が集中。登りは広い道でダラダラとした登りがずっと続く。かえって単調でつらいので、樹木や野草を観ながら、集団を先に行かせる。
早速咲いていたのは、ニリンソウ? いや違う。葉の様子からは、シロバナノヘビイチゴ。これは、終始各所で咲いていた。
2022年06月04日 10:48撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
1
6/4 10:48
早速咲いていたのは、ニリンソウ? いや違う。葉の様子からは、シロバナノヘビイチゴ。これは、終始各所で咲いていた。
ツリバナ。
2022年06月04日 11:05撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 11:05
ツリバナ。
これはニリンソウかな。群生はしていなかったが。
2022年06月04日 11:07撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 11:07
これはニリンソウかな。群生はしていなかったが。
これは? ヘビイチゴに似ているが、ヒメヘビイチゴか。この花も多かった。
2022年06月04日 11:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 11:13
これは? ヘビイチゴに似ているが、ヒメヘビイチゴか。この花も多かった。
チェックボイントの「ベンチ」。広場となっていてベンチがたくさんある。休憩適地。周辺に野草が沢山咲いているので、ゆったり撮影したいところだが、先を急ぐ。
2022年06月04日 11:17撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 11:17
チェックボイントの「ベンチ」。広場となっていてベンチがたくさんある。休憩適地。周辺に野草が沢山咲いているので、ゆったり撮影したいところだが、先を急ぐ。
これは?? カラマツソウ?? 木無山の草地にも咲いていた。
2022年06月04日 11:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 11:21
これは?? カラマツソウ?? 木無山の草地にも咲いていた。
さっきと同じで、ヒメヘビイチゴとしておく。
2022年06月04日 11:34撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 11:34
さっきと同じで、ヒメヘビイチゴとしておく。
イノデの仲間の大群生。
2022年06月04日 11:35撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 11:35
イノデの仲間の大群生。
おやおや、車が走ってきた。四季楽園の車だ。山荘までは車で行けるわけだ。
2022年06月04日 11:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 11:39
おやおや、車が走ってきた。四季楽園の車だ。山荘までは車で行けるわけだ。
タチツボスミレではないな。テングスミレに似ているが、分布上どうか。
2022年06月04日 11:44撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 11:44
タチツボスミレではないな。テングスミレに似ているが、分布上どうか。
頂上が近い。ここまで、全く展望がなかったが。。。ここを登ると。。
2022年06月04日 11:51撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 11:51
頂上が近い。ここまで、全く展望がなかったが。。。ここを登ると。。
どかーん。雲が無かったらさぞかし富士山の雄姿が凄かっただろう。この後、どんどん厚い雲に覆われてしまった。
2022年06月04日 11:53撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 11:53
どかーん。雲が無かったらさぞかし富士山の雄姿が凄かっただろう。この後、どんどん厚い雲に覆われてしまった。
三つの山から形成される"山頂"は広々している。三つ峠山荘の広場。このあたりは楽しいです。
2022年06月04日 11:56撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 11:56
三つの山から形成される"山頂"は広々している。三つ峠山荘の広場。このあたりは楽しいです。
向こうに見えるのは開運山と屏風岩。
2022年06月04日 12:09撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 12:09
向こうに見えるのは開運山と屏風岩。
"山頂"の周辺にも花が多い。これはキバナノコマノツメではないですか。黄色いスミレ。
2022年06月04日 12:23撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 12:23
"山頂"の周辺にも花が多い。これはキバナノコマノツメではないですか。黄色いスミレ。
開運山の山頂。
2022年06月04日 12:32撮影 by  SHV45, SHARP
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6/4 12:32
開運山の山頂。
絶景。御坂主稜、その向こうが南アルプス。
2022年06月04日 12:39撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 12:39
絶景。御坂主稜、その向こうが南アルプス。
さきほど居た、三つ峠山荘の広場
2022年06月04日 12:40撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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さきほど居た、三つ峠山荘の広場
木無山の草地には囲いがしてある。
2022年06月04日 12:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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木無山の草地には囲いがしてある。
草地を行く。ここから先の下りが長いので、先を急ぐ。
2022年06月04日 13:01撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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草地を行く。ここから先の下りが長いので、先を急ぐ。
シロバナノヘビイチゴの三連弾。
2022年06月04日 12:58撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 12:58
シロバナノヘビイチゴの三連弾。
これは? ウマノアシガタか。
2022年06月04日 13:02撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 13:02
これは? ウマノアシガタか。
下りの道は快適です。ミズナラ林が美しい。
2022年06月04日 13:21撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 13:21
下りの道は快適です。ミズナラ林が美しい。
尾根道もすいすい。
2022年06月04日 13:55撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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尾根道もすいすい。
河口湖が見えた。
2022年06月04日 13:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 13:59
河口湖が見えた。
樹木の花はかなり省略したが、いろいろ咲いていた。これはヤマツツジ。
2022年06月04日 14:11撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 14:11
樹木の花はかなり省略したが、いろいろ咲いていた。これはヤマツツジ。
左側には富士山、のはずだが隠れている。富士山の展望地が何か所かあった。
2022年06月04日 14:13撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 14:13
左側には富士山、のはずだが隠れている。富士山の展望地が何か所かあった。
天上山。ここは巻道があるので、わざわざ行かなくても良かったが、ピークがあれば登り返してみたくなるもの。小御嶽神社が鎮座していた。ところが、下りの道が見つからず迷走。たいしたピークではなかったので強引に下った。もう河口湖駅まですぐだ。
2022年06月04日 14:59撮影 by  Canon EOS 6D, Canon
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6/4 14:59
天上山。ここは巻道があるので、わざわざ行かなくても良かったが、ピークがあれば登り返してみたくなるもの。小御嶽神社が鎮座していた。ところが、下りの道が見つからず迷走。たいしたピークではなかったので強引に下った。もう河口湖駅まですぐだ。
撮影機器:

装備

MYアイテム
翔亀
重量:0.61kg
個人装備
長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック サブザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 レジャーシート 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 タオル カメラ 熊鈴

感想

初めての山は、楽しみでもあり緊張もする。自家用車を使わない私にとって、三ツ峠山はハードルが高く、なかなか踏ん切れなかった。1日1本のバスを使った登りは楽そうだったが時刻が遅く、下りはどのルートをとっても長く下山時刻に不安を残す。日の延びたこの時期、一番道が安定していそうな府戸尾根-河口湖駅を選択して、いざ出発!!

なかなか素敵なコースでした。行きはだらだらとした広い道の単調な登りが続いたが野草の花たちが楽しませてくれ、いざ広い"山頂"に到達するとさまざまな絶景が楽しめました。富士山だけが雲に隠れていたのが残念だったが、このパノラマ絶景はなるほど人気の理由が判ります。

下りも意外に楽しかった。植樹林帯もあったが、ミズナラなどの自然林が美しい気持ちの良い道。歩きやすい道だったので、先が長いこともあって、ついつい飛ばしまくってしまってしまい、予定より1時間以上早く、河口湖駅に到着してしまった(計画では16:40着)。

こんなことなら、もっとゆっくり野草や樹木を楽しめばよかったとも思う。念のため持って行ったマクロレンズも、先が気になり使わずじまいだったので。登山口から木無山の少し下までの野草の花の多さは特筆できると思う。早春から晩秋までさまざまな花で楽しませてくれるだろう。大体様子が判ったので、次はじっくりと花を楽しみたいと思う。

<太宰治と三ツ峠山>
三ツ峠山といえば太宰治で有名です。「富嶽百景」(昭和14年)です。太宰は井伏鱒二の誘いで御坂峠にある天下茶屋に2か月ほど逗留した。御坂峠は甲府から東海道に出る鎌倉往還御坂路の途中にある峠で標高が1300mある。この逗留記が「富嶽百景」で、ここから見える富士は「むかしから富士三景の一つに数えられているが」「あまりにおあつらいむきの富士で」「まるで、風呂屋のペンキ画だ」とこき下ろしている。しかし何度も富士を見るにつれ「富士には月見草がよく似合う」とか「私の考えている「単一表現」の美しなのかもしれない、と少し富士に妥協しかけ」たりする。鎌倉往還御坂路はその後近くに新御坂トンネルが出来て(国道137号)、もうあまり使われなくなったが天下茶屋は今でもあり、1日1本出ている「天下茶屋行のバス」で行くことが出来る。なぜ天下茶屋の話を長々としたかというと、「富嶽百景」にこうあるのだ。「私が、その峠の茶屋へ来て二、三日経って、井伏氏の仕事も一段落ついて、ある晴れた午後、私たちは三ツ峠へのぼった。三ツ峠、海抜千七百米。御坂峠より、少し高い。急坂を這うようにしてよじ登り、1時間ほどにして三ツ峠山頂に達する」。太宰はどんな道を登ったのだろう。

<野草の花について>
近所の低山の高麗山で四季の野草は大体観察してきた。山渓ハンディ図鑑でいうとほとんどが「野の花」。たまに「山の花」が咲く。一方、この山は基本的には「高山の花」ではない。まさしく「山の花」だ。一見、馴染んでいた「野の花」と似た花が多かったが、どうも微妙に違う。写真コメント欄にそれっぼい同定をしてみたが、細部の確認はできていない。「山の花」にうってつけのフィールドとして、しばらく通い続けることが必要だと思う。(なお今回は部分的にしかアップしていないので、今後追加するかもしれない)

<交通事情について>
御殿場駅から河口湖駅までの特急バスが運休中だったので、藤沢・辻堂から河口湖駅までの高速バスを使ってみた(ほとんどの乗客が富士急ハイランド)。河口湖駅着が9:00。三ツ峠登山口へのバスの発車時刻が9:50。時間が空き過ぎと思っていたが、中央高速の渋滞に巻き込まれて、大幅に到着時間が遅れた。50分遅れの9:50着となり、三ツ峠登山口へのバスに飛び乗ったのだった。乗り遅れるのではないかと冷や冷やし通しだった。

もっとも三ツ峠登山口へのバスは満員で乗り切れなかったようなので、増便の準備美が進められていた。多少の遅れでも大丈夫だったろう。

この日は、土曜日の晴天とあって、レジャー客が殺到したのだろう。高速バスの時間は当てにできないことは留意が必要だ。ちなみに、帰りは河口湖駅から御殿場駅へのバスに乗ったが、河口湖付近の一般道の渋滞で御殿場駅着が20分遅れだった。

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技術レベル
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体力レベル
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