記録ID: 440295
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
快晴絶景の奥穂高岳〜残雪期涸沢テント泊ピストン
2014年05月03日(土) ~
2014年05月04日(日)
![情報量の目安: S](https://yamareco.info/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- 33:22
- 距離
- 34.7km
- 登り
- 1,855m
- 下り
- 1,840m
コースタイム
6/3(土)
5:30 上高地バスターミナル
7:30 横尾 7:51
8:35 本谷橋 8:56
10:03 涸沢ヒュッテ・テントサイト
6/4(日)
4:23 涸沢ヒュッテ・テント村
5:44 白出のコル(穂高岳山荘) 5:48
6:15 奥穂高岳 6:37
7:14 白出のコル(穂高岳山荘) 7:42
8:22 涸沢ヒュッテ・テントサイト 10:32
12:28 横尾 12:39
14:52 上高地バスターミナル
5:30 上高地バスターミナル
7:30 横尾 7:51
8:35 本谷橋 8:56
10:03 涸沢ヒュッテ・テントサイト
6/4(日)
4:23 涸沢ヒュッテ・テント村
5:44 白出のコル(穂高岳山荘) 5:48
6:15 奥穂高岳 6:37
7:14 白出のコル(穂高岳山荘) 7:42
8:22 涸沢ヒュッテ・テントサイト 10:32
12:28 横尾 12:39
14:52 上高地バスターミナル
天候 | 5/3(土)晴れ→曇り→雨→曇り→晴れ 昼ごろから夜にかけて風強し 5/4(日)快晴→午後時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
あかんだな駐車場Webサイト→http://www.nouhibus.co.jp/new/akandana_p01.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
○上高地バスターミナル 横尾 積雪無し ○横尾〜本谷橋 横尾から少しずつ残雪が現れ、本谷橋手前からは腐った雪道 尚、本谷橋は既についていましたが、雪上の冬道を進みます。 ○本谷橋〜涸沢 腐った雪道 ○涸沢〜白出のコル 早朝は腐った雪が夜間に締まってアイゼンがよく効きました。 しかし下山時の8AM頃には既に腐り始めてました。 ○白出のコル〜奥穂高岳 トレースがしっかりついてました。 早朝はハシゴ直上の雪面も、トレース上は一度腐った雪が締まってアイゼンが効きました。 しかしトレースを外すとクラストした表面の下に粒子の荒い砂利状に凍った雪で、アイゼンやピックが決まりにくく嫌な感じでした。 ■下山後の温泉 平湯バスターミナルのビルの3階にあるパノラマ大浴場で汗を流しました。 少し濁りがありトロリとした良い湯でした。源泉かけ流しです。 詳細は下記URLをご参照下さい。 http://www.nouhibus.co.jp/alps/furo/index.html 東から車で上高地に向かう際、通常は沢渡に車を駐めるのでしょうけれど、私は次の理由でいつも平湯の高山市営あかんだな駐車場に車を駐めます。 a.シャトルバスに乗ってる時間が沢渡からより短い b.上高地から戻る時に、乗る人が少ないので沢渡行きより行列が短い c.温泉の質、そして温泉郷の雰囲気が平湯の方が好き あかんだな駐車場の詳細は下記URLをご参照ください。 http://www.nouhibus.co.jp/new/akandana_p01.html ■食事 バスターミナルの隣にある「平湯温泉喰処 よし本」で飛騨牛照り焼き丼を頂きました。 1,900円とやや値が張りましたが、朱塗りの椀で供される丼は上質の肉が下の上でとろけ、香ばしい焼きの香りが口に広がり満足度抜群でした。 |
写真
本谷橋から少し登ったところ。春ですねぇ。
尚、本谷橋はすでに架けられてました。至る所で水の流れる音がしていました。これからは踏みぬかないように歩く場所を慎重に選んだほうが良いかもしれません。
尚、本谷橋はすでに架けられてました。至る所で水の流れる音がしていました。これからは踏みぬかないように歩く場所を慎重に選んだほうが良いかもしれません。
とカレー。
山小屋には泊まったことがなくテント泊ばかりですが、持参した日数分の食料を残しても山小屋の食事は積極的に利用させて頂くお気楽派です。
尚、この日は地震が頻発していました。
山小屋には泊まったことがなくテント泊ばかりですが、持参した日数分の食料を残しても山小屋の食事は積極的に利用させて頂くお気楽派です。
尚、この日は地震が頻発していました。
明けて翌早朝。
サブザックに地図、魔法瓶に入れたお湯、中間着のフリース、いざという時のツェルト等、必要最低限のものを詰め込み、いざ奥穂へ。
時間は十分余裕があるのですが、気温が上がってずるずるに緩んだ雪の状態で急斜面を歩くのが嫌で、早朝に歩き始めます。
サブザックに地図、魔法瓶に入れたお湯、中間着のフリース、いざという時のツェルト等、必要最低限のものを詰め込み、いざ奥穂へ。
時間は十分余裕があるのですが、気温が上がってずるずるに緩んだ雪の状態で急斜面を歩くのが嫌で、早朝に歩き始めます。
さて登りますか。
実はここから先は初めて登ります。
以前に同じくGWに来た時は、二日間吹雪が続いた後で、大規模な表層雪崩のリスクがあり断念して涸沢岳だけ登りました。
事前にアドバンス山岳ガイド「雪の穂高岳」のDVDでルートのイメージトレーニング(?)をしてましたが、トレースはしっかり付いており忠実にそれを辿りました。
実はここから先は初めて登ります。
以前に同じくGWに来た時は、二日間吹雪が続いた後で、大規模な表層雪崩のリスクがあり断念して涸沢岳だけ登りました。
事前にアドバンス山岳ガイド「雪の穂高岳」のDVDでルートのイメージトレーニング(?)をしてましたが、トレースはしっかり付いており忠実にそれを辿りました。
登ってこられるパーティーがちらほら。
ただ、まだ渋滞というほどではなく、待ち時間はそれほど無く白出のコルまで下りることができました。
まだ雪が締まってピックもアイゼンンも効きましたが、雪がずるずるに緩んだ状態だと、ここをロープ無しに下降するのはちょっと怖いかも。
ただ、まだ渋滞というほどではなく、待ち時間はそれほど無く白出のコルまで下りることができました。
まだ雪が締まってピックもアイゼンンも効きましたが、雪がずるずるに緩んだ状態だと、ここをロープ無しに下降するのはちょっと怖いかも。
岐阜県警の山岳警備隊の方がルートの説明をされていました。ご苦労様ですm(_ _)m
ハシゴ上部で向かって右側に少しトラバースしてから斜面を登るのが正しいルートなのだけど、ハシゴからの直上にトレースがついちゃってるので、正しいルートに進んでねとのことでした。
ハシゴ上部で向かって右側に少しトラバースしてから斜面を登るのが正しいルートなのだけど、ハシゴからの直上にトレースがついちゃってるので、正しいルートに進んでねとのことでした。
テント村から続く長蛇の列!
皆が奥穂に登られるわけではないでしょうが、これだけ人が多いとハシゴ部の渋滞は凄いことになりそうです。早出は低温で締まった雪という目的だけではなく、この渋滞回避と言う副次的なメリットもありました。
皆が奥穂に登られるわけではないでしょうが、これだけ人が多いとハシゴ部の渋滞は凄いことになりそうです。早出は低温で締まった雪という目的だけではなく、この渋滞回避と言う副次的なメリットもありました。
酒が入ってノロノロとスローペースで荷物を片づけ撤収。
翌日天気が崩れる予定だったので、この日の内に下りることとしました。
幕営料は一人二泊分の2,000円払ってましたが、登山道を整備頂き、これだけ快適な環境を維持して頂いていることを思えば安いもの。
翌日天気が崩れる予定だったので、この日の内に下りることとしました。
幕営料は一人二泊分の2,000円払ってましたが、登山道を整備頂き、これだけ快適な環境を維持して頂いていることを思えば安いもの。
バスターミナルの源泉かけ流し温泉で汗を流した後、隣にある「よし本」さんで食事。
メインディッシュの付け合わせ程度の気持ちで注文した山菜の天ぷらは、予想外の豪華版。この時期の限定メニューだとか。
タラの芽などの絶妙の苦みは、この後に車を運転しなければならないのに日本酒が欲しくなる危険な味でした(^_^;
メインディッシュの付け合わせ程度の気持ちで注文した山菜の天ぷらは、予想外の豪華版。この時期の限定メニューだとか。
タラの芽などの絶妙の苦みは、この後に車を運転しなければならないのに日本酒が欲しくなる危険な味でした(^_^;
感想
並びが悪く全くゴールデンじゃないGWとなった今年。とは言え四連休ですのでテント泊をする予定で向う先を考えた時、優柔不断な私にしては早くに奥穂高岳に確定しました。実は、まだ奥穂高岳には登ったことが無かったのです(^_^; 前回同じくGWに来た時は、二日間吹雪が続いたせいで表層雪崩のリスクがあまりに高く、涸沢岳だけ登って撤退していました。今回は事前の予報で5/4のみが快晴見込みで5/5は天気が崩れる見込みでしたので、この日に照準を絞って計画を練りました。
中央道の渋滞で八王子を抜けるのに2時間以上かかり仮眠時間が無くなってしまった以外は、全てが計画以上。天候にも恵まれ、素晴らしい山行となりました。山の神様に感謝。
次回は岳沢経由で重太郎新道から登ってみたいと思います。
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