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Yamareco

記録ID: 4429935
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

白峰三山縦走(奈良田〜広河原)

2022年06月24日(金) ~ 2022年06月25日(土)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
17:57
距離
26.6km
登り
3,535m
下り
2,909m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:58
休憩
0:47
合計
9:45
5:30
27
5:57
5:59
13
8:27
9:01
203
12:24
12:31
66
13:37
13:39
51
14:30
14:32
43
15:15
2日目
山行
5:52
休憩
2:20
合計
8:12
9:17
79
10:36
10:46
43
11:29
11:39
22
12:01
30
12:31
12:46
11
12:57
13:33
14
13:47
14:18
10
14:28
14:31
7
14:38
14:40
16
14:56
15:06
2
15:08
15:16
39
15:55
36
16:31
16:36
10
16:46
16:55
17
17:12
15
17:27
17:28
1
17:29
ゴール地点
宿泊
・農取小屋 テント場 500円 (飛込みOK)
・広河原山荘 テント場 900円 (要Web予約)
天候 晴れのち曇り一時雨
過去天気図(気象庁) 2022年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奈良田駐車場→奈良田第一発電所→大門沢ゲートスタート
コース状況/
危険箇所等
大門沢ー沢渡り、ルート不明瞭な箇所あり
稜線ー農鳥岳〜北岳山荘までは特に問題なし。その先、小太郎尾根分岐まで、ルート不明瞭となる箇所があり
その他周辺情報 広河原山荘、奈良田温泉、身延山など
奈良田・第一発電所付近よりスタート
2022年06月24日 05:24撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 5:24
奈良田・第一発電所付近よりスタート
東屋的な
2022年06月24日 05:46撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 5:46
東屋的な
登山口。ここから入らないと橋を渡ることができない。
2022年06月24日 05:50撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 5:50
登山口。ここから入らないと橋を渡ることができない。
吊り橋的な橋。頑丈な作りでそれほど揺れない。
2022年06月24日 05:53撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 5:53
吊り橋的な橋。頑丈な作りでそれほど揺れない。
砂防ダムかな
2022年06月24日 05:53撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 5:53
砂防ダムかな
沢?川?しばらくは水辺を歩きます。
2022年06月24日 06:02撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 6:02
沢?川?しばらくは水辺を歩きます。
吊り橋が現れます。この吊り橋は少し斜めっており、恐怖感が味わえます。
2022年06月24日 06:08撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 6:08
吊り橋が現れます。この吊り橋は少し斜めっており、恐怖感が味わえます。
水量豊富な南アルプス天然水
2022年06月24日 06:18撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 6:18
水量豊富な南アルプス天然水
この辺りで雨になった。が、天然の傘で守られ、まったく濡れずに済んだ。
2022年06月24日 06:59撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 6:59
この辺りで雨になった。が、天然の傘で守られ、まったく濡れずに済んだ。
あの橋を渡ります
2022年06月24日 08:04撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 8:04
あの橋を渡ります
壊れかけなので緊張します。
2022年06月24日 08:07撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 8:07
壊れかけなので緊張します。
沢を渡りきると、今度はハシゴ。
2022年06月24日 08:10撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 8:10
沢を渡りきると、今度はハシゴ。
大門沢小屋に到着。ここで少々休憩。テント場の水もいただきました。
2022年06月24日 08:28撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 8:28
大門沢小屋に到着。ここで少々休憩。テント場の水もいただきました。
再出発してもしばらくは沢伝いの道。
2022年06月24日 09:16撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 9:16
再出発してもしばらくは沢伝いの道。
振り返ったら奈良田方面は少し晴れてきた。
2022年06月24日 09:52撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 9:52
振り返ったら奈良田方面は少し晴れてきた。
厚い雲に覆われている
2022年06月24日 09:52撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 9:52
厚い雲に覆われている
延々と続く急登。前回の黒戸尾根よりきつかった。
2022年06月24日 10:59撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 10:59
延々と続く急登。前回の黒戸尾根よりきつかった。
もうすぐ稜線へ。若干雪が残っている箇所あり。
2022年06月24日 11:42撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 11:42
もうすぐ稜線へ。若干雪が残っている箇所あり。
大門沢下降点に到着。鐘を鳴らしてみた。稜線に出てからめちゃくちゃ風が強いというか台風のようだ。うっすら富士山が見えたり。
2022年06月24日 12:25撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 12:25
大門沢下降点に到着。鐘を鳴らしてみた。稜線に出てからめちゃくちゃ風が強いというか台風のようだ。うっすら富士山が見えたり。
農取小屋への案内
2022年06月24日 12:35撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 12:35
農取小屋への案内
2022年06月24日 12:37撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 12:37
農鳥岳へ続く。ガスっていて眺望は期待できず。真っ直ぐ歩いているつもりが横風というか突風で横に1〜1.5mくらい飛ばされる。山で滑落事故が発生する理由をこの体験で知ったような気がする。
2022年06月24日 12:42撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 12:42
農鳥岳へ続く。ガスっていて眺望は期待できず。真っ直ぐ歩いているつもりが横風というか突風で横に1〜1.5mくらい飛ばされる。山で滑落事故が発生する理由をこの体験で知ったような気がする。
農鳥岳に到着。
2022年06月24日 13:34撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 13:34
農鳥岳に到着。
2022年06月24日 13:36撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 13:36
ちょっとした花畑になっていた
2022年06月24日 13:40撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 13:40
ちょっとした花畑になっていた
西農鳥岳へ向かう
2022年06月24日 13:52撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 13:52
西農鳥岳へ向かう
西農鳥岳に到着。この日の活動は次の農鳥岳で終わり。
2022年06月24日 14:34撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 14:34
西農鳥岳に到着。この日の活動は次の農鳥岳で終わり。
少しだけ晴れた。
2022年06月24日 14:56撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 14:56
少しだけ晴れた。
親切な案内
2022年06月24日 15:01撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 15:01
親切な案内
農鳥小屋に到着。ここまで鹿以外、誰とも会わなかった。初めて人に会ったのが、小屋の御主人という・・・。奈良田かあ登ってきたことを告げると「遅いな」と一言。面目ない・・・。
2022年06月24日 15:24撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 15:24
農鳥小屋に到着。ここまで鹿以外、誰とも会わなかった。初めて人に会ったのが、小屋の御主人という・・・。奈良田かあ登ってきたことを告げると「遅いな」と一言。面目ない・・・。
大風並みの強風だったため、通常のテント場ではなく、風除けのできる場所を特別に案内された。ありがたい。
2022年06月24日 15:25撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/24 15:25
大風並みの強風だったため、通常のテント場ではなく、風除けのできる場所を特別に案内された。ありがたい。
テントを張ってみた
2022年06月24日 16:24撮影 by  moto g(8) plus, motorola
6/24 16:24
テントを張ってみた
翌朝。
時々、雲が切れることがあり、このくらいの景色は見る事が出来た。
2022年06月25日 08:45撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 8:45
翌朝。
時々、雲が切れることがあり、このくらいの景色は見る事が出来た。
間ノ岳へのコースタイム
2022年06月25日 09:12撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 9:12
間ノ岳へのコースタイム
翌日もこの横風。
2022年06月25日 09:12撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 9:12
翌日もこの横風。
間ノ岳を目指す
2022年06月25日 09:27撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 9:27
間ノ岳を目指す
比較的歩きやすい道
2022年06月25日 09:27撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 9:27
比較的歩きやすい道
遠くに農鳥小屋が見える
2022年06月25日 09:48撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 9:48
遠くに農鳥小屋が見える
ハートマーク見つけた!この黄色のコースマークは、農鳥小屋のスタッフが整備してくれていると思うが、至る所にあって迷わなくて済みます。感謝しかありません。実際に間ノ岳より北側の稜線では、案内は極端に減ります。場所によっては不明瞭だったり。
2022年06月25日 09:54撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 9:54
ハートマーク見つけた!この黄色のコースマークは、農鳥小屋のスタッフが整備してくれていると思うが、至る所にあって迷わなくて済みます。感謝しかありません。実際に間ノ岳より北側の稜線では、案内は極端に減ります。場所によっては不明瞭だったり。
ようやく晴れました。富士山が見えた!
2022年06月25日 10:26撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 10:26
ようやく晴れました。富士山が見えた!
晴れると気分が上がります!
2022年06月25日 10:26撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 10:26
晴れると気分が上がります!
間ノ岳に到着。
2022年06月25日 10:34撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 10:34
間ノ岳に到着。
山頂付近には雪が残ってます。
2022年06月25日 10:46撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 10:46
山頂付近には雪が残ってます。
北岳も目視できるようになった。その左には甲斐駒ヶ岳。
2022年06月25日 10:50撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/25 10:50
北岳も目視できるようになった。その左には甲斐駒ヶ岳。
空が青い!
2022年06月25日 10:51撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 10:51
空が青い!
西側の山々
2022年06月25日 11:16撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 11:16
西側の山々
中白根山到着
2022年06月25日 11:25撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 11:25
中白根山到着
いよいよ北岳へ。
2022年06月25日 11:44撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 11:44
いよいよ北岳へ。
今回のラスボス
2022年06月25日 11:44撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 11:44
今回のラスボス
甲斐駒ヶ岳を添えて
2022年06月25日 11:44撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 11:44
甲斐駒ヶ岳を添えて
北岳山荘。特に用はなかったので通過。
2022年06月25日 11:56撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 11:56
北岳山荘。特に用はなかったので通過。
険しい・・・
2022年06月25日 12:32撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 12:32
険しい・・・
花の咲く季節に来れてよかった。
2022年06月25日 12:36撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 12:36
花の咲く季節に来れてよかった。
目当てのキタダケソウを発見。
2022年06月25日 13:00撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 13:00
目当てのキタダケソウを発見。
険しい岩場に咲いていた
2022年06月25日 13:07撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/25 13:07
険しい岩場に咲いていた
固有種を見れて感激
2022年06月25日 13:08撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 13:08
固有種を見れて感激
北岳の山体と一緒に
2022年06月25日 13:08撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 13:08
北岳の山体と一緒に
ベストタイミングでした!
2022年06月25日 13:09撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/25 13:09
ベストタイミングでした!
キタダケソウを発見後、山頂へ登頂。人も雲も増えてきた。
2022年06月25日 13:47撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/25 13:47
キタダケソウを発見後、山頂へ登頂。人も雲も増えてきた。
山頂でこの景色を見ながら昼食タイム。
2022年06月25日 14:03撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
1
6/25 14:03
山頂でこの景色を見ながら昼食タイム。
昼食後、いい気に広河原まで下ります
2022年06月25日 14:17撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 14:17
昼食後、いい気に広河原まで下ります
北岳肩の小屋は小屋をリニューアル中
2022年06月25日 14:34撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 14:34
北岳肩の小屋は小屋をリニューアル中
ここでテン泊もいいね!
2022年06月25日 14:35撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 14:35
ここでテン泊もいいね!
小太郎山の分岐。このあたりからポツポツ雨が・・・
2022年06月25日 14:52撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 14:52
小太郎山の分岐。このあたりからポツポツ雨が・・・
かすかに虹が見える
2022年06月25日 15:01撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 15:01
かすかに虹が見える
だいぶ下り、白根御池小屋のテント場が見えてきた。この頃になると晴れてきた。
2022年06月25日 15:43撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 15:43
だいぶ下り、白根御池小屋のテント場が見えてきた。この頃になると晴れてきた。
ここのテント場もよさそうだった。
2022年06月25日 15:49撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 15:49
ここのテント場もよさそうだった。
広河原へ向かう途中に沢があった。
2022年06月25日 16:05撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/25 16:05
広河原へ向かう途中に沢があった。
翌日朝。天気は曇り。
2022年06月26日 05:48撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/26 5:48
翌日朝。天気は曇り。
広河原山荘へ続く吊り橋
2022年06月26日 05:51撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/26 5:51
広河原山荘へ続く吊り橋
水量豊富です
2022年06月26日 05:51撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/26 5:51
水量豊富です
リニューアルした広河原山荘と奈良田行のバス。
2022年06月26日 06:48撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/26 6:48
リニューアルした広河原山荘と奈良田行のバス。
バスの料金1010円は仕方ないが、別途協力金300円って同意があって成り立つものだと思うのだけど、強制徴取っていかがなものかな?説明がないまま勝手に取られてしまい、モヤモヤした。
2022年06月26日 06:50撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/26 6:50
バスの料金1010円は仕方ないが、別途協力金300円って同意があって成り立つものだと思うのだけど、強制徴取っていかがなものかな?説明がないまま勝手に取られてしまい、モヤモヤした。
バスは貸し切り。途中、落石や枝などが散乱しており、その都度運転手さんが撤去に行くため、バスが止まる。協力金を取るなら、まずはこういうところの整備をきっちりしたうえでの話じゃないか?と。
2022年06月26日 06:50撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/26 6:50
バスは貸し切り。途中、落石や枝などが散乱しており、その都度運転手さんが撤去に行くため、バスが止まる。協力金を取るなら、まずはこういうところの整備をきっちりしたうえでの話じゃないか?と。
奈良田発電所で下車。デポ地まで戻り帰宅。お疲れさまでした。
2022年06月26日 07:46撮影 by  GR II, RICOH IMAGING COMPANY, LTD.
6/26 7:46
奈良田発電所で下車。デポ地まで戻り帰宅。お疲れさまでした。

感想

夏の南アルプス登山の3回目は、国内の標高第二位・北岳を中心とした白峰三山へ。
登山者の活動日記を見ると、北岳で咲く固有の花・キタダケソウが見ごろを迎えているとのこと。一度は見てみたい!ということで、山行きを計画。休暇をまたと無いタイミングで取ることができ、2泊3日で行けることになった。

はたしてキタダケソウを探し出し、見る事はできたのか!?

■1日目(奈良田〜農鳥小屋)
この旅は奈良田・第一発電所よりAM 5:30にスタート。天気は晴れ間も見えて良好。涼しい風を浴びながらゆっくりと進む。序盤は川を横目に見ながら、吊り橋などのいくつかの橋を渡る登山道を歩く。水場が近いので清涼感はたっぷり。この時期を歩くにはちょうどいい感じだった。また登り一辺倒ではなく、時々アップダウンが出現したりと、変化に富んでて楽しかった。途中、渡渉をしないとならないところなど、スリルも味わえる。順調に進み、大門沢小屋には8:30ごろ到着。小屋は営業しておらず、また登山者やテント宿泊する人もおらずひっそり。廃墟のような感じだった。ここには水場があるので早速補給。順調に進んだ安心感からか、突然眠気が。30分ほど避難小屋をお借りして仮眠。まだ眠気が残るものの先は長いのでとりあえず再出発。途中、雌鹿を見つけた。今回、道中で自然動物との遭遇は鹿だけだった。大門沢小屋を出発後、再び渡渉するポイントが数回。水量が多かったが置石が隠れるほどではなかった。が、結構滑るので注意が必要ということを伝えておこう。今回は靴まで脱がなくても渡ることができたが水量次第では脱いで渡るほうが安全かもしれない。渡渉ゾーンを過ぎると徐々に勾配が厳しくなってきた。前回歩いた黒戸尾根よりもきつく感じた。勾配がきついので進んでいるように感じられず、とても長い時間を要した気がした。登坂中、雪渓部もあったが特に問題はなかった。大門沢下降点には12:25頃到着。ようやく稜線上に登れた。ここには鐘があったので鳴らしてみた。この鐘が設置された経緯を考えると慎重に進まないと、、、って思ってしまう。稜線からまずは農鳥岳を目指す。が、稜線上は強烈な風が。気を抜くと1m以上横に飛ばされる感じで、それが突風を受ける度に起きるのでまったく気が抜けない。引き返そうかとも考えたが、あの勾配を下るのは嫌だ。ということで、農鳥小屋まで頑張ることに。稜線に出てからは曇りがちで眺望は期待できない状況。13:40頃、農鳥岳に到着。風というか突風吹きすさぶ状況なのでそそくさと撤退。次の西農鳥岳も同じ状況。山頂からの景色は全く期待できず。この日の最終目的地の農鳥小屋には15:15に到着。この小屋の主人であるオヤジさんといきなり対面。というか。奈良田からここまで誰とも会わなかった。オヤジさんには奈良田から登ってきたことを伝えると「遅いな。」と一言。面目ない・・・。でもこの後はとても親切に接してもらい、ネットで知り得た情報のオヤジ像とは程遠い、気さくな方だった。この日は台風並みの風が吹く日で、通常のテント場では危険ということで、特別に風を避けることができる場所に設営許可を頂いた。設営後、昼食を摂る。眺望は雲の中なので何も見えず、テント内で過ごすことにした。強風は夜間には止むのかと思ったが全く気配は無し。むしろさらに強くなっていた。翌日のプランについては、農鳥小屋に荷物をデポして、小太郎山まで白峰三山の稜線の縦走路を往復する予定だったが、大門沢の激坂と強風に心折れ、ルート変更を決意。翌日は広河原のテント場まで下ることにし、そこで宿泊。その翌日の早朝に広河原から奈良田行のバスが走っているようなので、それで移動することに決定。早速テント場を調べたところ、南アルプスの小屋やテント場は今年も大半が事前予約しないといけないとのこと。ネットで空き状況を調べたら前日でも空きがあり予約可能だったのでとりあえず広河原のテント場を押さえた。白根御池小屋でもよかったんだけど、広河原から奈良田行の早朝バスを逃すと午後まで無いので確実性を求める為の選択だった。
話は戻るが、テント内でのんびり過ごしてたら朝も早かったせいか、20:00頃には就寝した気がするzzz


■2日目(農鳥小屋〜広河原)
就寝中に何度も突風の音で起こされた。AM 3:00に目覚ましをセットしていたので起きて外に出てみると相変わらず雲の中。テントに戻り横になると、強風はさらに強くなり、今度は雨まで降ってきた。最悪だ。やる事もないので風が収まるまで二度寝した。結果やや寝過ごしてしまい、起きたらAM 7:30を回っていたが、予想通り風はいくらか弱まっていたのと雨も上がっていた。眺望についても時々遠くに富士山がチラ見できるようになっていた。どうやら富士山周辺は天気は良い模様。朝食を摂取し、テントを撤収。テント場を後にし、出発前にお世話になった農鳥小屋のオヤジさんにご挨拶。少しばかり立ち話をしているなかで、AM4:00頃に出発しようとしたが風が強かったので出発をあえて遅らせた旨を伝えたところ、「よくあの風の中テントで耐えたね。大変だったでしょ。でもアンタ、賢いよ。風も弱くなったし、心配ない!」となぜか褒められた。まさかの言葉に動揺したが、とても嬉しく感じた。またいつか再訪することを告げ、農鳥小屋を出発。オヤジさん含め、親切なスタッフさんたちで安心して利用できた。近い将来、機会があればまた利用しようと思った。
小屋をAM 9:17頃に出発。目指すは最初の目的地・間ノ岳へ。標高が高いせいか、体が重く感じる。しかも若干頭が痛い。強風には相変わらず煽られまくながらもひたすら登り、10:36頃に到着。山頂には誰もいなかった。続いて北岳を目指すべく出発。途中、中白根山を通過すると、いよいよ北岳の姿が見えてきた。この頃には時々晴れ間も出て、鳳凰三山や富士山なども見えるようになってきた。振り返ると間ノ岳や農鳥岳なども。北岳山荘を通過し、植生の保護をしている付近を歩く。この辺でキタダケソウが咲いているのかと思いきや、ハクサンチイチゲだらけだった。それらしいと思ったのに残念。結局その周辺では見つけられず、途中出会った登山者に聞いたところ、近くで見れる場所があるという情報をお持ちだった。その場所を教えて頂き、早速その地へ。すると、教えてもらった場所から少し高い位置に少量ながらキタダケソウは咲いていた。岩だらけの地に可憐な花を咲かせていた。半分自力で探せたので、ヨシとしますか。今回の目的はここで成功。本当に来てよかった。その後は元の稜線道に戻り、北岳を13:50頃に登頂。少し寄り道をしすぎて結構な時間が掛かってしまった。山頂には天気が回復したおかげか、たくさんの登山者で賑わっていた。だが天気が良かったのはここまで。北岳肩ノ小屋まで下るとポツポツ冷たいものが。雨が降ってきた。小太郎尾根分岐を少し下ったところで本降りになり、雨具を装備。草すべりは本当に滑りまくった。何度も姿勢を崩す場面も。一気に高度を下げるので勾配がキツイ。しばらくして雨は上がった。晴れ間も見えるようになった。白根御池小屋付近には15:55頃到着。ここから広河原までの間も長く感じた。広河原のキャンプ場には、17:30頃に到着。到着後から再び雨になった。30分くらい待機したが止む気配はなく、仕方なく雨の中テントを設営。しばらくしたら雨もやみ、広河原山荘まで行きテント泊の受付を行った。広河原山荘は今年リニューアルされたそうで、きれいで機能的な感じの建物だった。珍しく缶ビールを購入し、テントに戻り夕食を摂りながらグビリと一杯。その後就寝。一日悩まされた強風はこの夜も続いてた。


■3日目(広河原山荘〜奈良田)
起床は4:30。時折、山からおろしのような風が吹くが前日ほどではなかった。空は明るみを帯びていたが曇り。この日はバス移動で奈良田へ戻るだけなのでとても気楽。まずはテントを撤収し、広河原山荘まで移動。奈良田行のバス発車は7:00。時間に余裕があったので山荘のテラスを利用させてもらい、そこで朝食を摂る。バスの発車時間になったので乗車。2台で奈良田に行くようだが乗客は自分一人だけ。発車後、道中に落石や木の枝などが散乱しており、乗務員の方が度々バスが止め、それらの排除に向かう。大変な仕事だ。デポ地である第一発電所にはほぼ定刻通り到着。下車してバスを見送り、今回の旅は完了となった。

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