釜臥山(東北百):OQCパス利用で東北信越低山巡り(11終)、半袖隊長、下北半島最高峰の山麓は名水の里だった
- GPS
- 04:44
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 878m
- 下り
- 892m
コースタイム
- 山行
- 4:18
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 4:45
累積標高(上り): 878m/ 累積標高(下り): 892m
[SRTM]合計距離: 11.61km/ 最高点の標高: 868m/ 最低点の標高: 3m
累積標高(上り): 849m/ 累積標高(下り): 855m
★EK度数(地理院標高値):24.85=11.61+(878÷100)+(892÷100÷2)
→→→判定「●EK24〜32未満 ふつう」
EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
【参考文献/記録】
分県登山ガイド01青森県の山(山と渓谷社/2017年8月5日初版)
06釜臥山(かまぶせやま)878m
信仰の場とレーダー基地をもつ下北半島の最高峰
天候 | 小雨が降ったり止んだり……遠くで雷鳴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2022年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【往路】地元駅0559新宿駅06050618東京駅0632(はやぶさ1)0921八戸駅0933(快速しもきた)1113大湊駅大湊新町BS11401146海上自衛隊前BS 【復路】大湊駅17011802野辺地駅18101857八戸駅1906(はやぶさ46)2204東京駅22102224新宿駅2231地元駅 (注)大湊駅から海上自衛隊前BSまでは約3.3km(240円)なので歩いても40分ほど バスは毎時2〜3本運行されているので、JR大湊線運行ダイヤに合わせて利用するとよい 下山後は大湊線接続列車ダイヤに合わせ、海岸通りをのんびり歩いて戻った |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況【emj:158]】 「海から登山」となる登りっぱなしコースだが、特段の危険箇所はない ●全長約11.6kmのうち、登山口前後のロードは合計5km 登り(1km):海上自衛隊前BS⇒ゲレンデ登山口(第2リフト乗り場) 下り(4km):水源地公園⇒海上自衛隊前BS⇒大湊駅 (注)分県ガイド掲載コース(マイカー利用)を歩けば往復5km程度 ●登りはゲレンデコース、下りは水源地公園コースを利用 ゲレンデ=眺望あるが日差しを遮るものがない草地斜面 水源地=樹林帯で眺望はないが緑陰の道 ⇒どちらも傾斜は緩やかだが、周囲を見渡せるゲレンデの方が傾斜がキツいと感じてしまう ●両コースは七面山付近で合流/分岐し、その後の核心部分(七面山⇄釜臥山/片道1km)は共通 ●七面山から先(核心部分)は灌木帯となり、岩や木の根の段差がある急傾斜となる ●山頂直下は大石の積み重なるガレ場なので、特に下りで踏み外しに気を付けたい ★水場:なし (注1)分県ガイド掲載地図には、望海雪楼(休憩所)の手前に水場記号あり (注2)登山道ではないが、海自正門から大湊駅への海岸通りには湧き水が豊富⇒76/77参照 ★渡渉箇所:なし ★泥濘状況:なし ★積雪状況:なし ★蜘蛛の巣 :なし ☆半袖 タイム:最初から最後まで全行程 ★半袖 出会い指数:ゼロ ☆半袖 驚かれ指数:ゼロ ★入山者:ゼロ (注)自主トレ中の海自隊員と思われるランナー2人とゲレンデ作業道で出逢った |
その他周辺情報 | ★登山ポスト:なし ★トイレ:なし⇒大湊駅、水源地公園(2ヶ所) ★携帯:圏内 ★飲・食料調達処:ローソン(大湊駅から徒歩2〜3分)、逆方向にファミマもある ★酒類調達処:せず ★お土産処:NewDays八戸駅 ★飲食店:寄らず ★温泉:寄らず ★宿泊施設:日帰り (注)泊るなら大湊駅前に宿舎二軒(畑中旅館とフォルクローロ大湊)あり |
写真
感想
【記録登録日:2022年8月25日(木)】
「大人の休日倶楽部パス(個人的略称:OQCパス)」を利用した信越東北低山巡り(11日目=最終日)は、大湊港に面する下北半島最高峰・釜臥山にしました。
釜臥山を初めて目にしたのは、下風呂温泉(下北半島北岸)への乗り鉄活動中に立ち寄った大湊駅前から。
海岸べりに高い山があるなぁ…と思って調べてみたら、それが「たった」898mしかない釜臥山でした。
しかし海辺で海抜ゼロmから独立峰のように屹立しているので、とても高く見えるんですよね。
釜臥山まで得意の新幹線日帰りで登れないかと調べたところ、登山口最寄りバス停に到着するのが正午前になってしまうので、今まで二の足を踏んでいました。
思い描くより遠くて、新幹線八戸駅からさらに2時間以上も要します。
登山開始時刻が正午頃とは、あまりにも遅いですから。
…と言うのも、釜臥山は北緯41度16分43に位置し、津軽半島北端・竜飛崎とほぼ同緯度。
これまで日帰り登山した中で最も北に位置しているのは梵珠山(北緯40度47分59秒)ですが、それよりさらに約77kmも北(注:緯度1度=約111km)になります。
(注)梵珠山よりさらに北(⇒津軽半島の付け根)に位置する展望山へは日帰り可能行程だったが、翌日山行のため下山後は盛岡泊としたので、日帰り記録から除いている。
…と、思い悩んでいても何ら状況が改善する訳ではないので、思い切って突撃することにしました。
いつものように東京駅から始発はやぶさに乗車し、在来線への乗り換えのため八戸駅の手前で1号車から7号車の座席に移動しました。
そしてふっと横を見ると…なんと通路を挟んだ隣席にwashinさんが座っていらっしゃいました。
これにはお互いびっくりポン…何年ぶりでしょうか…。
あれこれ近況を話しているうちにあっという間に新幹線は八戸駅に到着。
washinさんは、やはりOQCパスを利用し岩木山に日帰り登山されるとのこと。
お互いに天気が持つといいですね…とエールを交換して別れたのですが…washinさんは雷雨に遭遇してずぶ濡れになってしまったそうです。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4463354.html
八戸駅で乗り換えた「快速しもきた」では、拙者よりさらにご高齢のご婦人に驚き。
途中の野辺地駅から乗って来たお婆ちゃん…ほぼ満席にだったので席をお譲りしたのですが、最初は地元の方かと思っていました。
行商にしては身軽だし…服装も普段着だし…と思っていたら、昨日は宿泊した青森で雷雨に遭って大変だった…から始まり、これから大間岬に観光しに行くとおっしゃいます。
「大間岬へはこの列車で良いのか?」
⇒「下北駅でバスに乗りかえて下さいね、駅前に観光案内所があるから聞いて下さいね」と返答。
ウチのお袋殿には見られぬそのパワーに驚き、羨ましく思った次第です。
…で、前置きが長くなりましたが、不安定だった天気は、バスを降り登山口に向かう頃から悪化し、雷鳴が聞こえ始めました。
しかし遠くから音が聞こえるだけで、光(イナズマ)は見えなかったので、とりあえずゲレンデコースに取り付きました。
途中で遭遇したトレーニング中の海自隊員らしき方から「雷には気を付けて下さいね」とアドバイス。
拙者も不安だったので「ハイ!分かりました!」と即答。
その後小雨に振られましたが、幸いなことに、前夜の天気予報(下北半島は北に突き出ている分だけ、発雷地域から外れている)通り、断続的にビニ傘を差す程度で済みました。
旧アンテナ台から灌木帯の急登を経て辿り着いた釜臥山頂では、北方向に青空が見えましたが、反対側の南方向は雲が多く、絶景を堪能…することはできませんでした。
しかし、よ〜く見れば、あの宇曽利山湖がある一帯は恐山ではないか!!
その左横には恐山から登山コースが伸びる大尽山…ぐらいは望むことができました。
やたらと雨が多かった今夏からすれば、御の字の眺望でした。
もっとも他の方のレコを見ると前日は快晴だったようですが…(*^^)v
下山は水源地公園コースを選択。
往路のゲレンデコースとは一変し、緑陰の道をユルユルのんびりと下ることができました。
ゲレンデコースを下るより膝に優しいと思いました。
むつ市大湊については海上自衛隊基地があることぐらいしか知りませんでしたが、下山後に海岸通りを歩いて大湊駅に向かうと、天然水が湧き出る街だと知りました。
駅に設置された案内板に拠れば、主な湧水ヶ所だけで7ヶ所あり、駅までの道で4ヶ所を見つけました。
「へぇ〜〜、海の街に天然水が湧き出ているのか…」。
全て飲んでみましたが、いずれも冷たく癖がなくとても美味しかったです。
計画通り大湊駅1701発列車に乗り、もしかして帰路もwashinさんと同じ新幹線かも…と期待しましたが、残念ながら1本(1時間)前のはやぶさに乗車されていました。
次の下北半島シリーズでは、恐山から大尽山に登り、是非、北海道(恵山が見えるかも)を見渡したいものです。
【今回登った主な山】
★釜臥山(かまぶせやま)878m:初
青森110(14/110) 標高1003(314/1059) 分県青森(12/53) 山1000(329/1000) みちのく120(37/120) 百霊峰(60/100) 以外50(22/50) 図絵(50/100)
以上
隊長
【個人用リンク集:2022年夏季OQCパス〜信越東北低山巡り】
(1)6/23名久井岳(青森)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4423676.html
(2)6/24雁田山(長野)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4425247.html
6/25雲谷峠(青森)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4431096.html
6/26米大平山(山形)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4438177.html
6/26地蔵倉(山形)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4468587.html
6/27八向山(山形)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4442562.html
6/28瀧山(山形)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4442006.html
6/29日本国(山形/新潟)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4444225.html
6/30川桁山https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4463678.html
7/1吹越烏帽子(青森)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4466854.html
7/2刈田岳(宮城)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4466859.html
7/3地蔵倉(山形)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4468587.html
7/5釜臥山(青森)https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4476836.html
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釜臥山、行きましたね。
天気が今一だったとのことですが、山頂付近の写真は天気良さげに見えます。
1,000m弱の低山でも、足元から登ると歯ごたえありますよね。
写真24のここから激手抜きでレコ挙げた人、それは私です(←3年前)!
行いが悪いにも関わらず、その時は恵山みえてましたよ。
下北では、怪峰縫道石山もちょっと興味引きますよね。
PS コロナの致死率は下がってるのでしょうが、変異するたびどんどん感染しやすくなってます。
基本的対策は同じで、他の制限で抑制することを放棄しているんですから収まるはずもありません。
屋外は緩めても室内対策はずっと続くのでしょうか。山小屋は平地の施設と比べ対策難しいですよね。
3年前(2019年9月)レコを改めて拝見しました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2032595.html
弊レコの47&48に写る展望台駐車場から往復ですから、確かに超・激手抜きピークハントでしたね。
但し観光あるいは周遊目的でその一帯を回っている折に、そこにポンとピークがあると、やはり踏んでおかないと…と上がってしまいますよね。
その観光道路…後年の台風被害で長らく閉鎖されてしまったようで、今年8月にようやく再開されたとネットニュースで読んだ記憶があります。
それを考えると、odaxさんは運がよかったのでしょうね。
拙者の写真では、部分的に見えた青空が強調されてますが、眺望は本当に部分的でした。
先日放映されたNHK日本百低山・函館山編で、山頂から釜臥山レーダードームが見えているのが分かり、やっぱり釜臥山から道南の山々が見えるはずだったんだよな…と再認識したころでした。
また同じ下北半島の尻屋崎、青森県央の八甲田山も見えませんでした。
下北半島では釜臥山・大尽山・縫道石山が「下北三山」でしょうか。
縫道石山は拙者も下北半島レンタカー巡りに際にすぐそばを通りましたが、あの異様な怪岩は気になりますね。
その折には全くのノーマークでしたから、国道338号から見上げるだけでしたが、分県ガイドによれば、登山口までレンタカーで行けば
「3.6km/約2時間/難易度1(5段階)」
と、見た目よりは登りやすそうです。
なんとか1号隊員を言いくるめて、そのうちに突撃してみたいものです。
コロナ感染者数は、数字だけを追うと、ピーク超えして少しだけ落ち着いてきたような推移です。
…が、絶対数はまだまだ多いですし、飛んで火にいる夏の虫にならぬように、賑わいある場所へは行かぬようにしています。
山も温泉も行くにせよ、人気の観光地は回避しています(⇒安上がりだし)。
今夏は従業員からコロナ感染者が出た…との理由で、多くの山小屋が一時閉鎖に追い込まれています。
…が元はと言えば、コロナは登山者(宿泊者)持ち込んできたもので、一泊して過ぎ去る登山者も知らないうちに感染し・感染させている現状です。
山小屋だけが貧乏くじを引く可哀そうな仕組みになっており、「宿泊者はPCR陰性証明が必要」条件でも付さないと防げないでしょうね。
でも、そうしたとしても完全防止は無理でしょうから…難しい課題ですね。
あれだけ自然換気が行き届いている山小屋なのに…。
隊長
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