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Yamareco

記録ID: 4552381
全員に公開
ハイキング
槍・穂高・乗鞍

蝶ヶ岳 (徳沢幕営2泊)

2022年08月02日(火) ~ 2022年08月04日(木)
 - 拍手
ふじ その他1人
GPS
13:15
距離
28.9km
登り
1,365m
下り
1,347m

コースタイム

1日目
山行
1:56
休憩
0:08
合計
2:04
15:01
15:09
63
16:12
徳澤園キャンプ場
2日目
山行
8:13
休憩
1:18
合計
9:31
6:33
72
徳澤園キャンプ場
7:45
7:48
120
9:48
9:57
11
10:08
10:09
27
10:36
10:39
30
11:09
11:13
8
11:21
12:08
30
12:38
12:39
108
14:27
14:32
20
14:52
14:56
55
15:51
15:52
12
16:04
ゴール地点徳澤園キャンプ場
3日目
山行
1:23
休憩
0:08
合計
1:31
7:19
42
徳澤園区キャンプ場
8:01
8:09
41
天候 晴れ、曇り、雨、大雨
過去天気図(気象庁) 2022年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
●行き= 7:20 (中津乗換) 新大阪 8:02/8:18 (新幹線ひかり642号 東京行・5900円) 岐阜羽島 9:09/9:15 (ふくぞう自家用車・途中食事) あかんだな駐車場 13:10/13:20 (濃飛バス / 往復2090円) 上高地バスターミナル 13:55
●帰り= 上高地 9:00 (濃飛バス) あかんだな駐車場 9:30 (車) ひらゆの森 9:50 (車・途中食事) 羽島 14:30
予約できる山小屋
蝶ヶ岳ヒュッテ
コロナ禍の中 賑わう上高地バスターミナル
コロナ禍の中 賑わう上高地バスターミナル
河童橋から望む岳沢, 西穂高〜前穂高岳
1
河童橋から望む岳沢, 西穂高〜前穂高岳
ミソガワソウ
明神岳 一番高いのが「5峰」、左側の突峰が2263mピークか?
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明神岳 一番高いのが「5峰」、左側の突峰が2263mピークか?
明神館で一休み
センジュガンピ
クサボタン
熊よけのベルのあたりでニホンザルの群れに遭遇
熊よけのベルのあたりでニホンザルの群れに遭遇
人間を恐れずともに歩く
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人間を恐れずともに歩く
明神岳の峻険な姿 手前は長七ノ頭
明神岳の峻険な姿 手前は長七ノ頭
徳沢園キャンプ場到着
2
徳沢園キャンプ場到着
まずは手続き等
テント設営 賑やかな高校生たちを避けトイレ近くに
1
テント設営 賑やかな高校生たちを避けトイレ近くに
夕食は徳沢園で購入したおでんと持って来たフリーズドライのおかゆなど
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夕食は徳沢園で購入したおでんと持って来たフリーズドライのおかゆなど
2日目朝 マガモの幼鳥 メスと幼鳥数羽がご来園
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2日目朝 マガモの幼鳥 メスと幼鳥数羽がご来園
山は蝶ヶ岳の登山で通る2162mピーク?
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山は蝶ヶ岳の登山で通る2162mピーク?
さて出発
キソチドリ
樹林帯を登っていく シラビソ、コメツガなどか
樹林帯を登っていく シラビソ、コメツガなどか
ベニバナイチヤクソウ
1
ベニバナイチヤクソウ
ドクササコと言ってたが、ウスタケのよう
ドクササコと言ってたが、ウスタケのよう
ベニテングタケ ふくぞうが見たいと言っていたらほどなく実現😲
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ベニテングタケ ふくぞうが見たいと言っていたらほどなく実現😲
カニコウモリの道
1
カニコウモリの道
軽荷で快調
ゴゼンタチバナ
ミヤマバイケイソウ
ミヤマバイケイソウ
オトギリソウ
長塀山山頂
モミジカラマツ
マイヅルソウ
オオヒョンタンボク
オオヒョンタンボク
長塀山からは比較的楽な道になる そして可憐な花がいろいろと見られるようになる
長塀山からは比較的楽な道になる そして可憐な花がいろいろと見られるようになる
クルマユリ
キヌガサソウ
エゾシオガマ
ウサギギク ワタクシ 10年以上ぶりの高山植物に興奮状態
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ウサギギク ワタクシ 10年以上ぶりの高山植物に興奮状態
妖精の池 あたりの草むらもいろいろと高山植物が見られる
妖精の池 あたりの草むらもいろいろと高山植物が見られる
コバノコゴメグサ
コバノコゴメグサ
やっと樹林帯を抜ける
やっと樹林帯を抜ける
ツマトリソウ
アオノツガザクラ
1
アオノツガザクラ
タカネヤハズハハコ
2
タカネヤハズハハコ
チングルマ
ハクサンイチゲ
クロユリ (ふくぞう写真提供)
クロユリ (ふくぞう写真提供)
ハクサンフウロ ふくぞうお気に入りの花
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ハクサンフウロ ふくぞうお気に入りの花
展望がきくようになったが、ガスり気味
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展望がきくようになったが、ガスり気味
蝶ヶ岳ヒュッテ、常念岳に続く稜線が見えた
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蝶ヶ岳ヒュッテ、常念岳に続く稜線が見えた
ハイマツ帯を行く
ハイマツ帯を行く
蝶ヶ岳山頂着
鼠小僧参上
山頂からヒュッテを見下ろす
山頂からヒュッテを見下ろす
ヒュッテ着
カルボナーラとおはぎをいただく 温かくしたおはぎがおいしかった ふくぞうは豚肉の丼
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カルボナーラとおはぎをいただく 温かくしたおはぎがおいしかった ふくぞうは豚肉の丼
西方の展望 黄色い花はコガネギク?
西方の展望 黄色い花はコガネギク?
その左には常念岳がデーンと
その左には常念岳がデーンと
方位盤 かなりガスってきてまた小雨も時折パラパラと
方位盤 かなりガスってきてまた小雨も時折パラパラと
ガスってきたおかげでライチョウが見られた
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ガスってきたおかげでライチョウが見られた
常念方面の道
イワギキョウ
ついに雨合羽出動
ついに雨合羽出動
横尾ルート分岐
ライチョウ、人間への注意はそこそこに猛禽類を警戒す の図
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ライチョウ、人間への注意はそこそこに猛禽類を警戒す の図
切り株の根元にイチヤクソウが咲いていた
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切り株の根元にイチヤクソウが咲いていた
槍見台からの展望 槍ヶ岳はガスの中
槍見台からの展望 槍ヶ岳はガスの中
タマガワホトトギス
2
タマガワホトトギス
横尾山荘前 多くの人でにぎわう
2
横尾山荘前 多くの人でにぎわう
クガイソウ 蝶はなんやろう…
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クガイソウ 蝶はなんやろう…
徳沢園に帰ってきた
徳沢園に帰ってきた
3日目 雨の中足早に帰る
3日目 雨の中足早に帰る
明神岳が墨絵のよう
2
明神岳が墨絵のよう
河童橋からの景色もこの通り…
2
河童橋からの景色もこの通り…
行きも帰りも同じ店の高山ラーメン
3
行きも帰りも同じ店の高山ラーメン

感想

 ふくぞうとの山第2弾は私にとって2012年8月の甲斐駒ケ岳以来の高山。もともとキャンプ場縦走で笠ヶ岳に登る予定だったが、自転車で転倒して左腕・胸などを打撲してしまい 断念。ベースキャンプで比較的楽に登れる蝶ヶ岳に変更した。
 蝶ヶ岳は2013年7月 父と今回と同様の徳沢ベースキャンプで登る予定だった。しかし肝心の二日目 天気予報になかった土砂降りに遭い 登山を諦めた。父はその翌々年にガンで死去したこともあり、今回その無念を晴らす機会となった。
 ふくぞうは1週間の休みをとった。それだけ日にちに余裕があればさすがに雨に遭わない登山ができるだろうと思っていたが、前週になっても各社の予報はコロコロ変わり、しかも各社バラバラで確定し切れなかった。
 結局8月1日月曜日、明日から行こうということに。それでも最終日の雨は覚悟せざるを得なかった。

 ふくぞうはさまざまな「ギア」購入で登山の充実とともにザックの軽量化を図っており 今回13キロ強とのこと。私は相変わらずの17キロ強。とはいえ1日目と3日目の2時間ずつで 肝心の2日目は軽荷だから気は楽だ。
 上高地は多くの人で賑わっている。帰りのバスの長蛇の列は気分を萎えさせる。しかしコロナ禍で外国人が少ないだけまだましなのだろう。
 とはいえ多くの登山客、観光客とすれ違った。正直言っていちいち挨拶をせねばならないのが億劫だ。
 ふくぞうはものすごいペースで歩き、途中から徳沢園までほとんど別々に歩いた。
 沿道には ミソガワソウ、オタカラコウ、キツリフネ、ソバナ、センジュガンピ、クサボタン、トリカブト (ヤチトリカブト?)、ヨツバヒヨドリ、サンカヨウ実、シロバナエンレイソウ実などが見られた。10年前に感動したショウキランは季節がひと月遅く さすがに見られなかった。

 16時頃 キャンプ場到着。徳沢園にて手続き。私は10年前同様 毛布 (+シーツ) を借りた。みちくさ食堂でおでん予約。
 10年前は7月はじめだったのでキャンパーは少なかったが、今回はさすがに多かった。学生のグループも。
 毎度のことながら私はあまり眠れなかった。腹が減って3回もチョコレート菓子を食べた。しかし天気予報に出ていたにわか雨がなかったこと、羽虫が少なく 蚊取り線香を焚くほどではなかったこと、ラジオのか細い音で聞いた阪神x巨人で阪神が勝ったなど、いいこともあった。

 4時半過ぎ起床。朝食中 マガモ親子数匹 (オスはいない) がキャンプ場にひょこひょことやってきたのはかわいかった。
 多くの人がすでに出発してテントが少なくなった中、われわれは6時半過ぎ出発。小さなサブザックの中身の半分はレインウェア。
 少し登ったところでふくぞうは帽子を忘れたと言って引き返した。私はコマドリの鳴き声を聞きながらゆっくりと登った。30分くらい経った頃だったか合流した。
 意外だったのが山頂の直前までずっと針葉樹林帯だったこと。しかしその中にもさまざまな植物が見られた。花期が終わっていたゴゼンタチバナやマイヅルソウも標高が上げるにつれ 可憐な花を見せてくれた。
 3つの池とともに、お花畑の草むらがあり、私は10年ぶりの高山植物に興奮状態。オレはキノコのほうが好きかも と言っていたふくぞうも興味深く鑑賞・撮影していた。
 写真を掲載した以外にもツルリンドウ、オタカラコウ、ハリブキ、ギンリョウソウ、コイワカガミ実、ユキザサ実、ヨツバシオガマ、ベニバナイチゴ実、シラタマノキ、ウメバチソウ、イブキトラノオ、サラシナショウマ、ウラジロタデなど。カエンダケかと言っていたのはベニナギナタダケか。
 樹林帯を抜けるとチングルマ、ハクサンイチゲ、クロユリも現れ、興奮は最高潮となった (クロユリの写真がなぜかない…)。写真掲載していないものにはホソバトリカブト?、ミヤマキンポウゲ、イワツメグサ、オンタデなど。

 その後 ハイマツ帯を抜けて山頂着。しかしかなりガスってきて展望なし。肌寒くなってきて小雨も時折ポツポツと。山頂到着の感動をあまり味わえずに蝶ヶ岳ヒュッテへ下りていく。
 小屋で昼食。ストーブが焚かれていた。
 小屋内部は思ったよりも狭く、昼食客がもう一組だけでよかった。

 小屋を出発する頃には一面ガスの中。小雨。しかしそれだからこそのラッキーはライチョウに逢えたこと。人間への注意はそこそこに猛禽類の警戒のためガスった空を見上げているのはこれまでに見たライチョウの行動と同じだ。
 イワギキョウのそばにトウヤクリンドウ1輪。

 横尾ルートは樹林帯の中の急下り。長塀尾根のような花畑はなく、こちらが下山向きと言っていいだろう。しかしタマガワホトトギスが見られたのは収穫だった。
 横尾ルートで出会ったのは下山の若い5〜6人一組だけだったが、横尾山荘前は多くの登山客で賑わっていた。ここから梓川沿いの平坦な道を行く。

 16時過ぎにキャンプ場到着。昨日よりテントは少ない。
 今夜も阪神は巨人に勝利。野球中継が終わった後はMP3プレイヤーを聞く。ここ数か月 松原みきの「真夜中のドア」が頭にこびりついていたが、今は小山ルミの「さすらいのギター」。男に媚び 服従するような歌詞は今では御法度だが、昔はこれが普通だった。
 さすがに疲れていて日付けが変わる前に眠ったようだ。

 3日目、大雨の音で目が覚めた。10年前と同様 土砂降りの中でのテント撤収を覚悟したが、5時半頃になるとほとんど雨は上がって起床。朝食、テント撤収作業も小雨くらいで済んだ。
 7時19分出発。また雨が降ってきた。私はレインウェアを着ずに傘をさして歩いたが、土砂降りになった。10年前と同じだ…。今日はふくぞうの早足についていく。
 濡れネズミで上高地バスターミナル着。早足だったので1時間半で着き、初発の9時発のバスに間に合った。しかも空いていてラッキーだった。

 平湯温泉「ひらゆの森」で汗を流しスッキリ。
 岐阜羽島駅に着く前に雷を伴った土砂降り。今回の登山、木〜土にするかも考えていたが しなくてよかった。火〜木が最善だった。

 楽しかった。やはり高山は素晴らしい。10年ぶりだったから特に感動的だった。
 来年こそ笠ヶ岳か。ふくぞうは槍ヶ岳、あるいは雲ノ平なども行ってみたいとのこと。
 とにかく来年も低山と高山、2回はキャンプに行こうと約束した。

 ところで胸の痛みはほとんどよくなったが、逆に腕の痛みはぶり返した感じ。
 ひと月後 またキャンプに行く予定だが、完全に治ってますように…

=食事 (計画)=
1日目夜= 店のおでん, 雑炊, レーズンパン(2)
2日目朝= リゾット, たまご, レーズンパン(2), あんぱん(2)
 同 昼= 蝶ケ岳ヒュッテの食事 あるいは レーズンパン(2), あんぱん(2), ソーセージ
 同 夜= カレーめし, ソーセージ
3日目朝= 雑炊, スティックパン, ソーセージ
その他= ドライフルーツx2, 珈琲粉6, 麦茶粉, 粉末レモン飲料x3
行動食, 予備= ブラン

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コメント

楽しかったね、今回は軽荷やったから比較的楽やった。筋肉痛もすっかり治ってるで。
来年の候補はいっぱいあり過ぎて迷うわ。とりま春先の鈴鹿縦走あたりからやね。
2022/8/7 17:16
いやホント ベースキャンプ楽やった。下山の横尾ルート 重荷では一層の注意が必要やったろうね。
来年は春先も行くてか? 鈴鹿のカタクリ、フクジュソウなど見に行けるかな。霊仙山もいいね。いやいや、楽しみ
2022/8/7 19:00
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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