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Yamareco

記録ID: 458589
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

大展望に恵まれた鳳凰三山 テン泊でドンドコ沢〜中道ルート

2014年05月31日(土) ~ 2014年06月01日(日)
 - 拍手
体力度
6
1~2泊以上が適当
GPS
12:47
距離
20.1km
登り
2,687m
下り
2,747m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:30
休憩
1:33
合計
7:03
7:00
89
スタート地点
8:29
8:35
78
9:53
10:06
28
10:34
10:38
56
11:34
12:21
41
13:02
13:25
38
14:03
14:03
0
14:03
宿泊地
2日目
山行
5:01
休憩
0:41
合計
5:42
5:40
59
宿泊地
6:39
6:44
28
7:12
7:25
21
7:46
8:00
54
8:54
9:00
80
10:20
10:21
25
10:46
10:48
34
11:22
11:22
0
11:22
ゴール地点
5/31
青木鉱泉登山口7:00→8:29南精進ヶ滝→10:34五色滝→11:34鳳凰小屋12:21→13:02地蔵岳→14:03鳳凰小屋

6/1
鳳凰小屋5:40→6:39稜線分岐→7:12観音岳7:25→7:46薬師岳8:00→8:54御座石→10:46中道登山口→11:22青木鉱泉
天候 5/31 晴れのち曇り
6/1 快晴
過去天気図(気象庁) 2014年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
青木鉱泉のホームページに載っている案内図の通り進むと、ほとんど舗装路です。
青木鉱泉の駐車場は1日750円。駐車後鉱泉にて料金を支払い、車に戻って領収書を運転席窓付近に置く。
コース状況/
危険箇所等
青木鉱泉にトイレ、水場、登山届けのポストがあります。

○青木鉱泉から鳳凰小屋(ドンドコ沢ルート)
特に危険なところはありませんが、段差の高いところが多いので下りに使うと大変かも。
南精進ヶ滝のみ滝を見てそのまま進むと登山道に合流します。その他の滝は登山道から少しの距離を往復。
鳳凰小屋のテント場は砂地で適当な石がないのでペグが必要です。ペグハンマーは小屋で貸してくれますが、砂地は手で簡単に刺さる柔らかさでした。テント場の上に残雪があるため、砂地の表面が乾いていてもテントの裏は湿って泥だらけになります。グラウンドシートを敷いた方が後始末がラクです。

○鳳凰小屋から地蔵岳
小屋からしばらくは若干残雪あり。アイゼンは必要ありません。視界が開けたところからは砂地の脆い斜面を登ります。オベリスク近くまで踏跡あり。

○鳳凰小屋から観音岳稜線分岐(近道コース)
小屋からすぐのドンドコ沢を渡ると、残雪のやや急な斜面を登ります。雪が軟らかかったのでキックステップで大丈夫でしたが、気温によっては軽アイゼンを使った方が良いかもしれません。意外に時間がかかり近道にならないので、地蔵岳経由の方が良かったです。

○観音岳から薬師岳
気持ちの良い稜線漫歩です。

○薬師岳から青木鉱泉(中道ルート)
薬師岳からすぐに残雪の急な斜面の下りとなります。特にアイゼンの必要は感じませんでしたが、踏み抜き多発です。視界のない樹林帯を黙々と我慢の下り。
2050Mあたりから下草に笹が生えてくると斜度も緩み、気持ちの良いカラマツの植林地となります。ほとんど使われていない感じの林道を横切ると、ジグザグに更に下って林道の登山口に。そこから40分林道を歩き、最後に青木鉱泉へのショートカット道を進むとスタート地点に戻ります。
昨年秋、甲斐駒ヶ岳黒戸尾根を日帰りした際に強く印象に残った鳳凰山
オベリスクの近くから甲斐駒ヶ岳を見たいと思い、山梨まで遠征となった
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昨年秋、甲斐駒ヶ岳黒戸尾根を日帰りした際に強く印象に残った鳳凰山
オベリスクの近くから甲斐駒ヶ岳を見たいと思い、山梨まで遠征となった
青木鉱泉の有料駐車場
1日750円、2日停めたので1500円
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青木鉱泉の有料駐車場
1日750円、2日停めたので1500円
青木鉱泉
青木鉱泉の水場
「防犯カメラ設置」の看板があちこちにあったが、夏場はトラブルが多発するほど混むのか?
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青木鉱泉の水場
「防犯カメラ設置」の看板があちこちにあったが、夏場はトラブルが多発するほど混むのか?
鉱泉の前から登山道に入る
鉱泉の前から登山道に入る
すぐにドンドコ沢の工事現場となり、一旦対岸へ渡る
すぐにドンドコ沢の工事現場となり、一旦対岸へ渡る
鳳凰山の稜線か?
鳳凰山の稜線か?
数年前にできた堰堤
今日はとても暑い。早くも汗が吹き出す
数年前にできた堰堤
今日はとても暑い。早くも汗が吹き出す
堰堤横の仮設階段
堰堤横の仮設階段
コース途中にある小沢
水をたくさん持たなくても途中に給水できる沢がいくつかある
ドンドコ沢は鳳凰小屋の生活水が流れてるようだ
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コース途中にある小沢
水をたくさん持たなくても途中に給水できる沢がいくつかある
ドンドコ沢は鳳凰小屋の生活水が流れてるようだ
南精進ヶ滝
白糸の滝
五色滝からしばらく登ると視界が開け平坦地となる
五色滝からしばらく登ると視界が開け平坦地となる
ドンドコ沢の清流
(鳳凰小屋の生活排水が混じっているので飲用不可)
1
ドンドコ沢の清流
(鳳凰小屋の生活排水が混じっているので飲用不可)
鳳凰小屋に到着
マイテント
真面目にペグを打ちました
7
マイテント
真面目にペグを打ちました
鳳凰小屋の水場
冷たくて美味しい
1
鳳凰小屋の水場
冷たくて美味しい
地蔵岳直下の砂地斜面
3歩進んで1歩下がる感じ
上まですぐ近くに見えるが、意外に時間がかかった
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地蔵岳直下の砂地斜面
3歩進んで1歩下がる感じ
上まですぐ近くに見えるが、意外に時間がかかった
オベリスクまでもうすぐ
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オベリスクまでもうすぐ
地蔵岳の肩に到着
ここに山名標識がある
とりあえずオベリスクの近くまで登ってみることに
地蔵岳の肩に到着
ここに山名標識がある
とりあえずオベリスクの近くまで登ってみることに
踏跡を辿る途中にもいくつかお地蔵さんが
踏跡を辿る途中にもいくつかお地蔵さんが
新しいものも多い
2
新しいものも多い
「鳳凰山大神」とある
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「鳳凰山大神」とある
オベリスクの取り付きくらいの高さまで登ったが、下りられなくなりそうなので、そこからオベリスクの西に回り込んで休憩
北岳ですね
オベリスクの取り付きくらいの高さまで登ったが、下りられなくなりそうなので、そこからオベリスクの西に回り込んで休憩
北岳ですね
甲斐駒ヶ岳
昨年日帰りした黒戸尾根がよく見える
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甲斐駒ヶ岳
昨年日帰りした黒戸尾根がよく見える
先週登った仙丈ヶ岳
山頂から大仙丈までは気持ちの良さそうな吊尾根なんですね
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先週登った仙丈ヶ岳
山頂から大仙丈までは気持ちの良さそうな吊尾根なんですね
独り占めのオベリスクから下る
2
独り占めのオベリスクから下る
明日登る観音岳
お地蔵さん群を後から
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お地蔵さん群を後から
背景は甲斐駒ヶ岳
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背景は甲斐駒ヶ岳
早朝のテント場
昨日は大学のサークルグループ(ワンゲル系かな?)23名のテントで大盛況だった
手前の余地は既にテントを撤収した跡
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早朝のテント場
昨日は大学のサークルグループ(ワンゲル系かな?)23名のテントで大盛況だった
手前の余地は既にテントを撤収した跡
マイテント周辺
なかなかの混雑であちこちからイビキの大合唱だった(たぶん自分もだと思うけど)
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マイテント周辺
なかなかの混雑であちこちからイビキの大合唱だった(たぶん自分もだと思うけど)
多くのテントが撤収し静寂が戻る
多くのテントが撤収し静寂が戻る
テント場横のトイレ
小屋泊まりの人もこのトイレを使う
夕食後にはトイレ待ちの列ができていた
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テント場横のトイレ
小屋泊まりの人もこのトイレを使う
夕食後にはトイレ待ちの列ができていた
昨晩は小屋も多くの人で賑わったらしい
出発予定よりもまだ早いがボチボチ出発
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昨晩は小屋も多くの人で賑わったらしい
出発予定よりもまだ早いがボチボチ出発
昨日地蔵岳へ登ったので、今日は観音岳への近道コースを進むこととする
昨日地蔵岳へ登ったので、今日は観音岳への近道コースを進むこととする
すぐに樹林帯の急登
微妙な残雪で厳しい登り
すぐに樹林帯の急登
微妙な残雪で厳しい登り
素晴らしい青空
視界が開けもう稜線分岐かと思いきや、まだかなり登る
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視界が開けもう稜線分岐かと思いきや、まだかなり登る
ようやく稜線の鳳凰小屋分岐に到着
ようやく稜線の鳳凰小屋分岐に到着
目の前に北岳
下界は朝もやの中
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下界は朝もやの中
地蔵岳を振り返る
地蔵岳の肩まで登ってそこから稜線通しの方が絶対ラクでした
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地蔵岳を振り返る
地蔵岳の肩まで登ってそこから稜線通しの方が絶対ラクでした
観音岳はすぐそこ
観音岳はすぐそこ
終始稜線の西側を進む
終始稜線の西側を進む
だいぶ登ってきた
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だいぶ登ってきた
観音岳の肩に出ると富士山!
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観音岳の肩に出ると富士山!
まもなく山頂
鳳凰山観音岳三角点
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鳳凰山観音岳三角点
甲斐駒ヶ岳の向こうに北アルプスの白い峰々が見える
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甲斐駒ヶ岳の向こうに北アルプスの白い峰々が見える
甲斐駒ヶ岳黒戸尾根と槍穂高連峰
右端は常念岳
甲斐駒ヶ岳黒戸尾根と槍穂高連峰
右端は常念岳
北岳から左に間ノ岳
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北岳から左に間ノ岳
白峰三山
南ア南部の山々
荒川岳あたりか?
南ア南部の山々
荒川岳あたりか?
薬師岳の向こうに富士山
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薬師岳の向こうに富士山
八ヶ岳はもうほとんど雪がない
八ヶ岳はもうほとんど雪がない
仙丈ヶ岳
観音岳山頂は団体さんに占領されているので、名残惜しいがそろそろ出発
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観音岳山頂は団体さんに占領されているので、名残惜しいがそろそろ出発
薬師岳に到着
ここでも富士山
観音岳を振り返る
2
観音岳を振り返る
白馬から鹿島槍までゴタテの山々
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白馬から鹿島槍までゴタテの山々
カール地形が見えるのでたぶん荒川岳(東岳)だな
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カール地形が見えるのでたぶん荒川岳(東岳)だな
薬師岳直下の屋根は薬師岳小屋
薬師岳直下の屋根は薬師岳小屋
さて、そろそろ下山
富士山も見納め
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さて、そろそろ下山
富士山も見納め
今度は南アルプスを南北に縦走したいなぁ
今度は南アルプスを南北に縦走したいなぁ
中道コースを少し下るとすぐに樹林帯に
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中道コースを少し下るとすぐに樹林帯に
眺望のない樹林帯だが、富士山が見えるところも
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眺望のない樹林帯だが、富士山が見えるところも
腐った雪をどんどん下る途中にある御座石
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腐った雪をどんどん下る途中にある御座石
2050Mあたりから笹が広がり斜度も緩む
2050Mあたりから笹が広がり斜度も緩む
まだまだ下る
新緑が眩しいカラマツの植林帯
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新緑が眩しいカラマツの植林帯
カラマツの隙間からオベリスクが見えた
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カラマツの隙間からオベリスクが見えた
ほとんど使われていない感じの林道を横切り、さらにジグザグにどんどん下る
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ほとんど使われていない感じの林道を横切り、さらにジグザグにどんどん下る
林道登山口にある廃屋
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林道登山口にある廃屋
ようやく登山口に出た
ここを登るのはかなりの体力と忍耐が必要だろう
ようやく登山口に出た
ここを登るのはかなりの体力と忍耐が必要だろう
林道を淡々と歩き青木鉱泉近道の看板から森に入る
林道を淡々と歩き青木鉱泉近道の看板から森に入る
ほどなくドンドコ沢を渡る
ほどなくドンドコ沢を渡る
結構歩いたもんだ
結構歩いたもんだ
青木鉱泉にゴール
青木鉱泉にゴール

感想

昨年甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根を登った際、富士山の下に特徴的な山容の峰々が見え、それが鳳凰山だと知った。
鳳凰山の象徴、オベリスクをすぐそばで見てみたい。その想いが募り、先週の仙丈ヶ岳に続いての南アルプス遠征となった。

さてどこから登るか?。眺望が良い夜叉神峠からの尾根道を検討するも、石川県からはあまりに遠い。鳳凰小屋までテントを長時間担ぐのは大変だし、帰りも同じコースを下るのはつまらない。という訳で結局は青木鉱泉からドンドコ沢を登り中道から下る周回コースとなった。それでも青木鉱泉まで5時間のロングドライブ。富山から下道を南下し、安房トンネルを抜け上高地の入り口をかすめて進むという、なんとも贅沢なコースで朝7時前に青木鉱泉に到着した。
山奥のひなびた温泉宿だが、あちこちに「防犯カメラ設置」の看板があり、なかなか物々しい。ヤマレコのレポのおかげで、宿のオヤジから駐車標をもらって車に置く、というシステムはわかっていたが、早朝暗い中何も知らないで来た人は戸惑うだろう。

今日明日は下界では気温30度を超える予報が出ている。17Kgのテント装備を背負い歩き出してすぐに汗が流れる。ドンドコ沢を詰めるこのコースは途中に枝沢や滝があり、涼しいだろうと見込んでいたが果たして・・・?
結果的に標準コースタイムを下回って鳳凰小屋に着いたが、なかなか厳しい道だった。段差が大きいところが多く、デカザックを背負う身では段差を越えるたびに呼吸を整えないと進めない。そしてこの気温。吹き出す汗に何度水を飲んだことか。途中の枝沢ではもれなく給水タイムだった。
滝は休憩にちょうどよい距離でいくつかあるので「鳳凰の滝」以外全て見た。「鳳凰の滝」は分岐で出会った登山者から「滝見場所は遠く離れていてイマイチ」と聞いたのでパス。どの滝も小ぶりだが、それなりに水量があって美しかった。

11:34鳳凰小屋到着、昼食とテント設営後とりあえず地蔵岳へ向かう。雪の残る樹林帯をしばらく登ると視界が開け砂地の斜面に出る。正面右にオベリスクが天を突いている。稜線まで手の届きそうな距離だが、足場が悪く空荷でもなかなか前へ進めない。
ストックに頼ってなんとか登り詰めた稜線には地蔵が何体も置かれ、その向こうには甲斐駒ヶ岳の雄姿が。昨年秋から待ち続けた光景がそこにあった。オベリスクには肩あたりまで登り、西側へ回り込んで甲斐駒がよく見えるポジションで撮影タイム。午後になって雲の多い天気となったが、甲斐駒から仙丈、北岳と周りの高峰の眺望をじっくり楽しんだ。

その後はテント場に戻っていつものようにまったり飲んで過ごす。ここはフラットな砂地で小屋もすぐ近く快適なテント場だ。ただし当日は大学のワンゲル部?の合宿で大きなテントが4張りあり、23人の部員が周りで炊事していたりと中央の広いスペースをほぼ占領していた。そのため遅く到着した人は張るところを探してウロウロ。夜遅くまで騒がしいかと心配だったが、規律のしっかりしたサークルなようで7時過ぎには静かになった感じだった。(自分はイヤホンで音楽をかけたまま寝たのでよくわからないが)

明けて翌朝。学生のテント集団は4時前からゴソゴソ撤収準備。自分もその頃には目覚めていたので起きることに。急ぐ必要もないのでゆっくり出発準備をし、5:40小屋をあとにする。地蔵岳は昨日登ったので、小屋から観音岳直下2700Mの稜線に至る近道を登ることに。ところがこの道はなかなか厄介だった。ドンドコ沢を渡るとすぐに残雪の残る急な斜面の登り。雪の状態はさほど悪くなくキックステップで安定して登れるが、ウオーミングアップなしでこの斜面はキツい。やがて前方が明るくなり斜度も緩んできて稜線かと期待するも、樹林帯が終っただけでそこからさらに150Mの登りが続いた。
出発して1時間。ようやく稜線の登山道と合流。右手には北岳の展望が広がる。観音岳方向へしばらく進みふり返ると地蔵岳から続く稜線がよく見える。ヤレヤレ、地蔵岳を通った方が早くてラクだったなぁ。
観音岳へは稜線から少し下がった西側斜面をゆるゆると進む。やがて山頂に近づき肩に出るといきなり目の前に富士山が。そのあまりの美しさに思わず「わー」っと声が出る。そしてブルブル震えが。今回の山行き中、間違いなく最高の瞬間だった。
7:12、団体客で混み合う観音岳山頂着。6月とは思えない大快晴の下、360度の大展望を堪能した。名前がわからない南アルプス南部の山々もよく見える。南アも北ア並に広く長いのを実感できた。
滞在10分と少し、もっと長居したかったが、混み合うのを避けて山頂をあとに薬師岳へ向かう。薬師岳へはゆるゆると下ってすぐに着いた。ここも展望は素晴らしく、15分ほどのんびりと過ごした。

風もなく暖かな陽気にのんびりしたかったが、今日はまた5時間かけて石川まで帰らなくてはならない。テントの後始末もあるので夕方までに帰ることができれば好都合だ。
という訳で8:00、中道コースを下る。すぐに雪が残る樹林帯の急下りとなり、時折踏み抜いたりスリップしたりとなかなか大変な道。途中一瞬富士山が見えた以外はずっと視界のない中を我慢の下りだ。何度もGPSを覗いて高度を確認する。
2050Mあたりから下草に笹が広がると斜度も緩み、歩きやすい道となる。この雰囲気は黒戸尾根の途中と似ている。やがて広大なカラマツの植林地に出る。きれいに枝打ちされたカラマツの新緑が眩しい。草の茂った林道を横切り、イヤというほどジグザグに下るとようやく林道の中道登山口に出た。ここからは車道をのんびり歩き、40分弱で青木鉱泉のトイレの横に出た。

ドンドコ沢、中道と今ひとつつまらないコースの登り下りとなったが、稜線上では素晴らしい大展望に恵まれ今回も強く印象に残る山となった。先週の仙丈とは打って変わって人が多く夏のシーズンのような山だった。折りしも八ヶ岳などでは6月1日が開山祭だったとか。夏山の幕開けにふさわしい絶好の日となったことは間違いない。

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コメント

すごいですね
お久しぶりです。
毎週の遠征、毎週のテント泊、すごいですね。
南アルプスは名前を聞いてもピンとこず、未知なる領域です。

雲海の奥にそびえたつ富士山は幻想的でいいですね。
2014/6/2 15:24
Re: すごいですね
3週連続はさすがに疲れました。(特に運転)
はじめての山へ登ると、さらに知らない山がいくつも見え、登頂意欲が沸いてきます。
南アルプスは簡単に行けないけど、なんとか時間を作ってまた行きたいです。
そういえば富士山も登ったことない。富士山は1合目から登る、と自分で決めてるのでいつになるやら・・・(笑)
2014/6/3 5:24
テン場では失礼しました。
鳳凰小屋でお会いしたN市から来たものです。
お会いした日は前日睡眠不足で立ちくらみが
したので早々に横になってしまいました。
またどこかでお会いできたら山の話聞かせてください。
2014/6/19 9:39
Re: テン場では失礼しました。
メッセージありがとうございます。
夕食時に酔っ払いのおつきあい、ありがとうございました。
最近はお会いした方が実はヤマレコユーザー、という場合が多いので変なこと書けませんね(笑)
またお会いしましたら、よろしくお願いします。
2014/6/19 15:24
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