唐松岳・五龍岳・鹿島槍ヶ岳・爺ヶ岳縦走
- GPS
- 18:14
- 距離
- 29.8km
- 登り
- 3,422m
- 下り
- 3,740m
コースタイム
- 山行
- 8:03
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 9:16
天候 | 7月25日(晴れ)、26日(晴れ)、27日(雨) |
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過去天気図(気象庁) | 2014年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新宿より白馬八方まで高速バス。 白馬八方から第1ケルンまではゴンドラとリフト乗り継ぎ。 【復路】 信濃大町駅から特急あずさ等を乗り継ぎ新宿へ。 (この時期臨時列車が多いので確認要です。) |
コース状況/ 危険箇所等 |
●第1ケルン〜唐松岳頂上山荘 特に危険な個所はありません。1箇所雪渓の上を通過しますが、登山靴のみで 大丈夫でした。 ●唐松岳頂上山荘〜唐松岳頂上 特に危険な個所はありません。景色が良いので、よそ見注意です。 ●唐松岳頂上山荘〜五竜岳 歩き始めるとすぐに鎖場が登場します。朝一番の時は体が十分に温まっていない ので、慎重に通過しましょう。また、五竜岳直下からは鎖場があり、四足を 使ってよじ登っていきますので、バランスに注意しましょう。 ●五竜岳〜キレット小屋 最初に急な下りがあり、中間部は幾つかの岩峰を超え、最後は3段の鎖を登って 回り込むと小屋に着きます。鎖場・梯子は多数ありますが、手掛かり足掛かりは しっかりしており、ゆっくり通過すれば問題ありません。私は高所恐怖症なので、 多少怖い個所がありました。 ●キレット小屋〜鹿島槍ヶ岳 最初いきなりの急登で、鎖場・梯子場が連続します。この数百メートルを通過 すると、危険な個所はありません。 但し、コース全体が急な斜面に作られており四足を使用する急登が多く、滑落の 危険がありますので、終始緊張を保って、通過しましょう。 ●鹿島槍ヶ岳〜冷池山荘 特に危険な個所はありません。ザレ場が多いです。 ●冷池山荘〜扇沢登山口 特に危険な個所はありません。柏原新道には、2箇所短い雪渓を通過しますので、 注意が必要です。また、雨の日は木の根や丸太が滑りやすくなりますので注意が 必要です。 |
その他周辺情報 | ●登山ポスト ゴンドラリフト乗り場に複数あります。 (時間帯によって提出する場所が異なります。) ●温泉 大町温泉郷の「薬師の湯」に立ち寄りました。扇沢BSから信濃大町駅行きの バスで途中下車します。切符を買う時に割引券ををもらっておくと¥600→ ¥500になります。バス停にも近く、設備も充実した温泉です。早い時間から 営業しています。(10:30に入浴しました。) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
数年前より計画していた後立山縦走をようやく実現できました。本当は、栂池から扇沢まで縦走したかったのだが、休みの日程を考慮して、唐松岳からの縦走としました。
初日は朝東京から高速バスで移動して、八方尾根を登りました。スタート時間が15時を回っており、途中でであった救助隊の隊員さんから「スタートが遅いですね。」
と注意を頂いてしまった。頂上間際では再度別の救助隊の方とであったが、事前に連絡が入っていてようで、「ご安全に」との掛け声で安心した様子。心配をお掛けしすいませんでした。また、救助隊員の皆様、常日頃からの警備活動ありがとうございます。
この日は唐松岳頂上に行く予定でしたが、久しぶりのテント泊装備での登山と、テント場が混んでいて、一番下のエリアとなったため、疲れてパスした。このツケが翌日に回ることは承知の上だが、人間とは身近な安らぎを求めるものだ。
しかし、テント場からの景色は最高で、ビール片手に読書にふけりたくなるような
素晴らしい眺望である。次は、ゆっくりと時間を掛けて楽しみたい場所だ。
翌日は、唐松岳を登頂後、いよいよ後立山の縦走にスタート。(余談だが、唐松岳は意外と容易に登頂でき、山荘や頂上からの景色も抜群で、初心者でも十分楽しめる山であると思った。)スタート直後から鎖場が登場し、温まっていない体には酷であったが、何とか通過。その後、渋滞に遭遇するも、渋滞はこの時ぐらいで、以降は
スムーズに縦走することができた。
五竜岳は近くで見ると、よりゴツゴツしている。頂上直下は手足をフル動員して、鎖を使いながらよじ登ると、360°の展望が開けており、最高の眺望だった。
キレット小屋までは、かなり険しいルートであったが、鎖場も梯子場もきちんと整備されており、手掛かり・足掛かりも豊富で、高所恐怖症の私でも問題なく通過する
ことが出来た。但し、悪天候時等は滑りやすくなるため、十分な注意が必要との印象であった。
キレット小屋からは、最初の数百メートルが胆で、すごく危険な個所はここに集中している。ここをを過ぎると急登ではあるが、難易度は低くなる。しかし、傾斜がきつく、滑落すると危険なので、緊張を維持しつつ手足を全部使ってよじ登っていく。
岩場の好きな方には、垂涎のルートだと思った。
鹿島槍ヶ岳北峰は生憎の霧のため視界不良、南峰からは、360°のパノラマを望むことが出来た。ここからの下山は、もはや危険個所もなくゆるやかなザレ場が続いていおり、のんびりと散策気分で下山した。
やがて到着した冷池山荘テント場も、噂に違わず素晴らしいロケーションである。
ここは、平らな場所が少なく、混雑していたため斜面にテントを設営した。酔って寝れば大丈夫だろうとの安易な判断によるものである。
前日も夜中は暴風だったが、今日の方が遥かに激しい暴風で、何度かテントごとふっ飛ばされる夢を見ながらも、眠気に勝てづ寝袋の中で恐怖に怯えつつ横になっていた。朝方になっても風は収まらず、とうとう朝を迎えた。フライは飛んで行ってしまっただろうと覚悟をしてテントの外に出てみると、テントは原型を留めており、改めてテントメーカーの偉大さを感じた。
3日目は、途中から雨になり最後までやむことはなかったが、この日は下山のみであったため幸いであった。下山後は、バスを途中下車して大町温泉に立ち寄り、命の洗濯をして帰宅した。松本からは臨時の「あずさ号」があり、ゆっくりと帰ることが出来た。
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