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Yamareco

記録ID: 511830
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

出だしで間違えた、北鎌尾根

2014年09月12日(金) ~ 2014年09月14日(日)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
34.6km
登り
4,102m
下り
4,105m

コースタイム

1日目
山行
8:30
休憩
0:00
合計
8:30
6:00
510
中房温泉
14:30
北鎌沢出合
・金曜に山に入り北鎌通過は土曜の為、当日は6,7パーティ。
・注意していたつもりでしたが北鎌沢左俣を暫く登ってしまい、1時間程のロス。
その後は迷いもなく、初めてにしては上出来だったと思っています。
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2014年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
右の黄色矢印の石に、やや薄くなっていますが赤で×マークがあります。
写真では切れてますが、この石の右側に顕著な間違いルートがあります。コルはこのまま正面を登ります。
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右の黄色矢印の石に、やや薄くなっていますが赤で×マークがあります。
写真では切れてますが、この石の右側に顕著な間違いルートがあります。コルはこのまま正面を登ります。
コルに向かうのは、右側です。
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コルに向かうのは、右側です。
コルでは、オコジョが出迎えてくれました。
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コルでは、オコジョが出迎えてくれました。
いよいよ独穂です。
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いよいよ独穂です。
独穂の取り付きにはピンク矢印のルートが目立ちますが、有名な緑ロープのトラバースや逆コの字オーバーハングへは黄色のルートです。
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独穂の取り付きにはピンク矢印のルートが目立ちますが、有名な緑ロープのトラバースや逆コの字オーバーハングへは黄色のルートです。
程なく残ロープの急登があり、背の小さい人は、これがないと登るのは大変。
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程なく残ロープの急登があり、背の小さい人は、これがないと登るのは大変。
しかしこの残ロープの根元のハーケン。いつか誰かが貧乏くじを引くことになるのか・・・
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しかしこの残ロープの根元のハーケン。いつか誰かが貧乏くじを引くことになるのか・・・
独穂ピークまで、あと少し。逆行がまぶしい。
独穂ピークまで、あと少し。逆行がまぶしい。
独穂からの眺め。
独穂からの眺め。
独標〜北鎌平には踏跡が複数あり、いろんな通り方が出来るとの事。 今回私が最もイヤだったのは独穂から最初のピークを越えるところでした。黄色い矢印の所に短い細引きがぶら下がっています。
独標〜北鎌平には踏跡が複数あり、いろんな通り方が出来るとの事。 今回私が最もイヤだったのは独穂から最初のピークを越えるところでした。黄色い矢印の所に短い細引きがぶら下がっています。
『拡大』上がオーバハング気味で、ホールドからホールドへの移動にとても気をつかいました。
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『拡大』上がオーバハング気味で、ホールドからホールドへの移動にとても気をつかいました。
振り返ると穴
出来るだけ尾根通しで進みます、やはり鎌”尾根”ですから。
出来るだけ尾根通しで進みます、やはり鎌”尾根”ですから。
穂先が近づいてきました。
穂先が近づいてきました。
懸垂に使ったスリングが多数残る下降ですが、特にザイルがいるようには思えず、実際特に難しくもありませんでした。
大きなクラックがあり、がっちり掴んで下りられます。
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懸垂に使ったスリングが多数残る下降ですが、特にザイルがいるようには思えず、実際特に難しくもありませんでした。
大きなクラックがあり、がっちり掴んで下りられます。
下降後に振り返ります。
この下降が楽勝に思えたのは、この環境に慣れた為かもしれません。
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下降後に振り返ります。
この下降が楽勝に思えたのは、この環境に慣れた為かもしれません。
針山の様相
カニのハサミに向かって登り
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カニのハサミに向かって登り
岩ばかり掴んできたので、指の腹が少しヒリヒリしてます。
手のひらは、皮手袋のおかげで平気。
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岩ばかり掴んできたので、指の腹が少しヒリヒリしてます。
手のひらは、皮手袋のおかげで平気。
さらに登ると広いバンドに出ます。まず左に行くと帽子やらが多数落ちている場所があり、その先にあったチムニーに取りついてみましたが無理していくと進退窮まりそうなので引き返しました。
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さらに登ると広いバンドに出ます。まず左に行くと帽子やらが多数落ちている場所があり、その先にあったチムニーに取りついてみましたが無理していくと進退窮まりそうなので引き返しました。
戻って今度は右に行くとどこかで見たようなチムニー。
黄色い矢印の部分のクラックに石がはまってて、いい足掛かりなります。
戻って今度は右に行くとどこかで見たようなチムニー。
黄色い矢印の部分のクラックに石がはまってて、いい足掛かりなります。
『拡大』自然なのか、誰か差し込んだ?
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『拡大』自然なのか、誰か差し込んだ?
後は、ひょっこりと山頂祠の後ろに出ました。
後は、ひょっこりと山頂祠の後ろに出ました。
混雑する穂先を下り、東鎌尾根から見上げる穂先
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混雑する穂先を下り、東鎌尾根から見上げる穂先
良く見ると、誰かが最後の奮闘中か?
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良く見ると、誰かが最後の奮闘中か?
翌日も快晴。帰路に喜作新道から仰ぎ見る北鎌尾根
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翌日も快晴。帰路に喜作新道から仰ぎ見る北鎌尾根

感想

(5:00)北鎌沢出合=>(6:00)右俣から引き返す=>(6:20)左俣=>(7:50)北鎌コル=>(10:30)独標=>(13:20)北鎌平=>(14:10)槍ヶ岳頂上

□ よく見かける、独穂前のトラバースや逆コ字は、あっけなかったです。

○ 初めてでしたがよく言われる様に、まずは体力だと思います。
 長丁場なので疲れて注意散漫になれば、それほど難しい所でなくても致命的なミスにつながると思われます。

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コメント

北鎌尾根、お疲れ様でした。
突然の書き込みで申し訳ございません。はじめまして、tamahiと申します。
先日、友人が北鎌尾根へ行く際にテントを貸しましたが、
9月9日(火)に北鎌尾根でテントのポールを落としてしまいました。
貴殿がそれ以降に歩かれていらしゃるので、お心当たりがあれば?!と思いまして書き込みさせて頂きました。失礼致します。
早速で恐縮ですが、状況は以下の通りです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
9月8日(月)に北鎌のコルに幕営しました。
翌9月9日(火)に北鎌のコルから槍ヶ岳を通過し、
槍ヶ岳山荘にてポールが無いことに気付きました。
以下に整理させて頂きます。
日時:2014年9月9日(火)
場所:北鎌のコル → 槍ヶ岳山荘 の間
紛失物:テント(プロモンテVL13)のポール(袋は緑色です)
長さは40cm位・・・一般的な長さです(^^;)
特徴は、2本のポールの中心がハブで連結されています
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
お心当でしたら、お手数ですがご一報頂ければ幸いです。
宜しくお願い致します   m(_ _)m
2014/9/22 22:46
Re: 北鎌尾根、お疲れ様でした。
・こんばんわ。
残念ながら、そういった物は見かけませんでした。
あのルートですと細長く滑りやすい袋に入ったポールは、下の方へ落ちてしまうのでは
ないでしょうか。
(私も北鎌沢出合のキャンプ地に、タイベックで自作したアンダーグランドシートを忘れてきました・・・)
2014/9/23 20:23
Re[2]: 北鎌尾根、お疲れ様でした。
PiscesBtypeさん

ご返信ありがとうございました。
グランドシートを忘れて来られましたか・・・。
日頃から愛用しているグッズがなくなると寂しいもんです。
情報ありがとうございました
2014/10/22 10:43
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