唐松岳 極上＆極寒の朝〜朝焼けに染まる厳冬の峰々〜

2023年02月16日(木) [日帰り]

• GPS: 07:05
• 距離: 9.5km
• 登り: 961m
• 下り: 956m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:38
• 休憩: 2:24
• 合計: 7:02

2:20 八方池山荘
2:33 2:35 石神井ケルン
2:40 第2ケルン
2:45 2:47 八方ケルン
2:55 第三ケルン
2:56 八方池
2:56 第三ケルン
4:01 4:19 丸山
4:58 5:54 唐松岳頂上山荘
6:21 7:23 唐松岳
7:40 唐松岳頂上山荘
8:07 丸山
8:47 八方池
8:47 第三ケルン
8:49 8:50 第三ケルン
8:54 八方ケルン
8:59 9:02 第2ケルン
9:09 石神井ケルン
9:22 八方池山荘

天候

快晴(下部は所々雲海)

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・八方第3無料駐車場に駐車 。八方尾根スキー場まで徒歩10分程です。
・ゴンドラアダム、アルペンクワッド、グラートクワッドリフト往復 \3,800
・八方池山荘宿泊(1泊夕食付) \11,500

コース状況／危険箇所等

・13〜14日にかけて50cm程の降雪がありましたが、飛雪により積雪は少なく、12日のトレースが残っていました。
・登りは丸山までスノーシューを使用しました。
・唐松岳頂上山荘手前は切り立った稜線になるので、12本アイゼンとピッケルは必須です。

その他周辺情報

そのまま帰宅。
麓には八方温泉や塩の道温泉など入浴施設が多数あります。

写真

2/16 3:10

深夜の八方尾根ナイトハイク。
下の樺まで来た辺りで月が昇りました。

2/16 6:18

唐松岳頂上山荘で1時間弱のガクブル待機を経て、極寒の朝を迎えました。
夜明けを待つ五竜岳がどっしりと構えています。

2/16 6:22

マジックアワーを迎えます。
モルゲンに期待が高まる幸せな時間。

2/16 6:33

剱岳がピンク色に染まり始めました。

2/16 6:35

ご来光。何度見てもこの瞬間が好きです。

2/16 6:37

朝陽が徐々に雪面を染めてゆきます。

2/16 6:41

気温は−20℃。
体はキンキンに冷えますが、景色は激アツです！
降雪直後の特権。無垢のシュカブラが映えます！

2/16 6:43

不帰嶮が見事に染まりました。
これが見られるので、モルゲンハントは飽きませんね！
たまりません！

2/16 6:46

剱様！神様のように神々しいです。

2/16 6:48

今回も素敵なモルゲンでした。

2/16 6:49

薬師と立山。

2/16 6:52

立山は久しく行っていないので、今年は行きたいです！

2/16 6:58

毛勝三山。まだ未踏です。

2/16 7:02

眼下に広がる雲海。
陽の光は暖かく、心も体も暖めてくれます。

2/16 7:19

マジックアワーはいつも一瞬。
真っ白な景色に変わってゆきます。

2/16 7:21

僧ヶ岳。
越中の山も奥深いです。

2/16 7:22

厳冬期の剱岳は威厳があります。

2/16 7:38

成長した雪庇。
踏み抜き要注意です。

2/16 7:41

貸切の頂上でした！

2/16 7:56

五竜はいつみてもかっこいいです！

2/16 8:27

鹿島槍のヒマラヤ壁が堪りません！

2/16 8:31

白馬岳と杓子岳。

2/16 8:47

不帰嶮�曲�と�喫�。

2/15 18:02

八方池山荘はご飯が美味しいです。
ボリュームも満点で翌日の登山の糧になります！

撮影機器：

E-M1MarkII OLYMPUS CORPORATION

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 行動食 飲料 水筒（保温性） 地図（地形図） ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 サングラス カメラ ポール ヘルメット

感想

Katsuma0628

16日は次第に高気圧に覆われ、北アルプスも好天予報。
先月、上層の雲に遮られてしまった唐松岳頂上モルゲンのリベンジに行く事にしました。
15日は午前中仕事し、帰宅後シャワーを浴びて一路白馬へ。
ゴンドラとリフトを乗り継いで八方池山荘へ。
宮城県から来られた同泊の青年と仲良くなり、一緒に唐松頂上モルゲンハントする事に。
この日丸山まで行かれたという方も泊まっていらっしゃり、丸山まではトレースは有るとの事。
しかし、13日〜14日にかけて冬型になり、予報によると60cm程の降雪になっているはず。。なので、丸山から先はラッセルの可能性がある事も想定し、出発時間を2時半に設定しました。
2：20にスノーシューを履いて八方池山荘を出発。雪質は固く良く締まっていて最高のコンディション。風も八方尾根らしからぬ無風状態。自然とペースが上がります。順調に行き過ぎるので、休憩を挟んで時間調整しながら登ります。
丸山まで登り上げると、急に北からの暴風が吹き荒れて来ました。この状況は稜線まで続くことに。
さすが荒ぶる風の巣八方尾根。唐松岳頂上で9m/s予報でも、風を集束させて15m/s以上のド風を断続的に吹かせる力があります。さみー！！
更に丸山から先も飛雪の影響でトレースバッチリの高速道路。動いていないと身体が冷える上、断続的に吹き荒れる爆風で止まる事も許されない状況なので、唐松岳頂上山荘で時間調整する事に。
5時に唐松岳頂上山荘に到着し、白湯、行動食、カイロで体を温め、坂を登ったり降りたりしながら時間調整をします。
5：50に頂上に向けて山荘を出発。唐松沢のコルに下ると風がピタッと止み、ほぼ無風状態に。
頂上に着くと、ほんのりと紫色に染まった白馬の峰々と次第にオレンジ色に染まる東の空。
気温は−20℃。キンキンに冷えた凍てつく空気。山肌は真っ白で無垢な美しさを放っている。同行の青年も大喜び。待機時間は辛かったですが、私も幸せな気分に。
やがて陽が登り、立山・剱岳や白馬連山が美しいモルゲンロートに染まりました。
ピンク色からオレンジ色に徐々に色を変え、やがて真っ白な姿に。
完璧なモルゲンロートでした。
下山はスイスイと下る事が出来ました。始発のリフトで多くの方が登られていました。
憧れだった厳冬期の唐松岳からのモルゲンロートを見られ、最高の山行になりました。

コメント

kiyohisa

katsumaさん
最高じゃ〜あないですか！
唐松岳のモルゲンを味わいたくなりましたよ〜
7〜10なんてたまらないですよ！
なにげに14が好きかも🥰
なかなかこのような景色と週末がマッチすることは難しいけど、是非自分の眼で楽しみたいと思います！
素晴らしい画像をありがとうございました😊
厳冬期も後半戦ですが、安全第一で楽しみましょう！

Katsuma0628

kiyohisaさん

ありがとうございます😊

唐松は日本海側の気候を真面に受けるので、厳冬期は天気はもちろん、風、トレース等の諸条件を満たす日の選定が最難関ですね😅

ですが、当たりを引けたら最高の景色が待っています✨

八方池山荘は食事も美味しいですしシャワーも浴びられて、部屋はポカポカで快適ですよ😁

唐松モルゲンはおすすめですので、是非狙ってみてください😊

安全登山で楽しみましょう！