カモシカもライチョウにも!聖岳・赤石岳・悪沢岳縦走
- GPS
- 34:35
- 距離
- 72.7km
- 登り
- 7,248m
- 下り
- 7,239m
コースタイム
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:10
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 2:02
- 合計
- 8:24
- 山行
- 11:16
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 13:41
天候 | 1日目:ガスと横殴りの暴風と小雨 2日目:ガスのち晴れ 3日目:快晴のち曇り 4日目:快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
島田金谷ICを降りて下道2時間 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全体を通じてよく整備されていた |
その他周辺情報 | 茶臼小屋: 越冬飲料300円(すぐになくなりそう) 聖平小屋: テント2000円(営業日前日は無料) 350mlビール600円、ペットボトル500円 百間洞山の家: テント2000円 350mlビール700円、500ml1000円 荒川小屋: 登山バッジ 5種各500円 悪沢岳Tシャツ3色各2500円 椹島: テント2000円(風呂代込) 生ビール700円(オーダーは17:45まで) 缶ビール350ml350円、500ml500円 缶チューハイ500ml400円 登山バッジ 5種各500円 白樺荘:火曜日定休のため入れず。 さがら子生れ温泉会館:牧之原市の温泉。ぬるめで気持ちよく、大広間で仮眠可。 五味八珍:浜松餃子をいただく。 |
写真
感想
7月3連休を挟んで、有給を取り、合計5連休。
本当なら北海道のカムイエクウチカウシ山を目指すはずだったが、あまり天気がよろしくない
。出発3日前に急遽方針転換。
天気を見ると南アから徐々に天気がよくなるとのこと。この長期休暇、そして南アとなれば、目指すは赤石岳、悪沢岳。ずっと温めてきたプランを実行にうつすときがやってきた。
ルートはすぐに決まったが、問題は時計回りか、反時計回りか。最初は反時計回り優勢だったが、後半に行くほど天気がよくなる、という情報だっため、結局時計回りとし、今回メインの赤石岳、悪沢岳を後半に持ってくることにした。
まずは平沼ゲートへのアクセスが大変。
下道をいくら走ってもつかない。
運良く駐車場は空いていたが、運転疲れですぐには登れず少し仮眠を取ってから出発。
1日目。天気は終日くもり。
茶臼岳登山口から茶臼小屋を経て、聖平小屋を目指す。
1年ぶりのテン泊のせいか、登り始めから辛い。正直、茶臼小屋に着くまではすごく帰りたかった。でも小屋に着くとやるぞ、と気持ちが切り替わる。
稜線はガスって何も見えない。茶臼小屋以降の稜線は絶景展望だが、去年見れたので、今回はあきらめる選択をする。明日以降、天気が回復するはずなので、今日のうちに少しでも進んでおく。
15時ごろ聖平小屋に到着し、明日の天気をヤマテンで確認するが、午前中は期待できそうにない。本当なら荒川小屋まで行きたいが、赤石岳は晴れた状態で見たい、としばらく葛藤。
結局、2日目は少しだけ前進し、3日目にかけることにした。
2日目。ガスのち晴れ。
2時に一度起きるが聖平小屋周辺はガス。
今日は百間洞山の家までなので、出発は遅くても大丈夫。2度寝して天候の回復を待つ。しかしそれでもよくならず、諦めて8時ごろ出発。
前聖岳で一瞬晴れて期待したが、そのあとはずっとガス。聖岳からの大展望は見れなかった。まぁそこは去年登ったときの記憶で補完しておこう…
もう一つの目的。今年の干支の山、兎岳。
みんな同じことを考えるらしく、兎Tシャツ着ていた人もいた。こちらもガスで展望もなく標識だけ撮影して、先へ進む。
大沢岳に着く頃にだいぶ天気を回復してきて、明日の天気が期待できるな、と思いつつ今日の幕営地に到着。
名物はトンカツとのことで昔は誰でも食べられたが、コロナ禍以降、小屋泊の人しか食べれなくなったみたい。残念だ。
テント場は少し離れてるのでトイレは要注意。酔っ払って川に落ちると怖いので、1本だけビールを買って乾杯。明日の晴れを祈る。
3日目。快晴。
2時起床。まず空を確認すると雲ひとつない星空。これを待っていたと、いそいそと準備する。3時半出発。
初っ端から登りがひたすら続くが、晴れが嬉しくて止まることなく歩みを進める。
日の出のころに百間平に到着。一面ハイマツが広がっていてキレイだ。
赤石岳へは最後の急登を上がるとすぐそこ。
山頂からの景色は期待した通りの快晴で富士山、そしてこれから向かう荒川三山を見渡す事ができた。
と、ここで珍しい出会いが。
荒川三山へ向かう途中、ライチョウ親子とカモシカに遭遇。ライチョウはこの旅2度目、カモシカは過去含めて初めての出会いでテンションが上がる。カモシカと富士山のツーショットも撮れて最高の出会いだった。
その後、南アの激しいアップダウンに苦戦しつつも最後の目的地である、悪沢岳に到着。ほった一息つきつつ、明日を楽にするため、今日のうちに椹島で降りる決意をする。となれば急いで降りなければ。
まさかのライチョウと3度目の出会いがありつつ、結局、椹島へは17時過ぎに到着。なかなかに大変な下りだった。足もガクガク。今日の行動時間14時間。そら疲れるわ。
椹島はテント泊でも風呂に入れて、生ビールも飲めるとのこと。頑張って降りてきてよかった〜。
入浴後は、同じルートを歩いた新潟の男性と、入山4日目という女性と山談義で盛り上がりながら晩酌。マニアックな山や登山道の話がわかるのが嬉しいし、楽しい。もっと話したいことがたくさんあったが暗くなってきたので解散。今日は気持ちよく寝れそうだ。
4日目。快晴。
水洗トイレに炊事場もあって快適。
朝食は炊事場の室内でまったりとる。珈琲も飲んだりして、すごく贅沢してる気分。
暑くなる前に下山したいので、5時過ぎに出発。ほとんど舗装道路だったので、道は大丈夫だが、常に落石の危険があるのが要注意。
8時半ごろ沼平ゲートに到着し、下山完了。
昨日、晩酌した男性とも再会し、御礼を言ってお別れしました。本当に楽しいひと時でした。
その他
①奥大井湖上駅
帰り道、よくテレビで映る観光名所を発見。疲れてるし、暑いしでスルーも考えたが、せっかくだからと観光。玉のような汗を流しつつも、絶景を楽しめました。
②下山後のお風呂探しに苦戦
白樺荘は定休日と聞いて、川根本の道の駅併設の温泉に来てみたら、こちらも定休日。まさか月2回しかない定休日に重なるなんて。。
結局、牧之原市の温泉へ。低温風呂は日焼けした身体にはちょうどよく、広間で仮眠もでき快適でした。
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