剱岳、立山三山
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- GPS
- 26:18
- 距離
- 32.3km
- 登り
- 3,375m
- 下り
- 3,409m
コースタイム
- 山行
- 0:36
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 0:40
- 山行
- 9:39
- 休憩
- 3:06
- 合計
- 12:45
- 山行
- 8:22
- 休憩
- 3:07
- 合計
- 11:29
天候 | 7/25晴れ、7/26晴れのち曇、7/27晴れのち曇時々雨、7/28晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
扇沢より電気バス、ケーブルカー、ロープウェー、トロリーバスを乗り継いで、立山室堂到着。(往復乗車券12,300円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
室堂~雷鳥沢 ほぼ石畳と階段。 雷鳥沢~別山乗越 標高差約500mの急登。 別山乗越~剱沢~剣山荘 カール地形を歩く。 剣山荘~剱岳 ガレ場、岩場、鎖場あり。アップダウンを繰り返す。登り・下山路別れた箇所が所々あり。 別山乗越~雄山 解放的な縦走路。富士ノ折立直下は急登。 雄山~一の越 急坂のガレ場、急がずゆっくり歩こう。登り・下山路分かれてます。 一の越~浄土山 緩やかで解放的な道。 浄土山~室堂 急な坂、下まで来ると緩やかな道。 |
その他周辺情報 | 雷鳥沢野営場・1泊1,000円 ロッジ立山連峰・日帰り入浴700円 雄山神社・ご祈祷700円、御朱印700円 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
剱岳と立山三山を巡ってきました。雷鳥沢野営場をベースにしての3泊4日です。当初1泊目は剱沢を考えてもいましたが、重量装備での雷鳥坂登坂、翌日のテント撤収の手間、足腰への負担、そして何よりお風呂に入りたいのもあってこうなりました。
まだ暗い未明の雷鳥沢を出発、雷鳥坂をひたすら登ります。少しずつ明るくなってきた頃、足元にライチョウさんを見たのはびっくりです。心の中で “いってきます”。
剱沢野営場到着、辺りはどんよりと曇り剱岳も見えない状態。ただ雲の間から少し青空がのぞいているので、天気は期待できそう。剣山荘に到着する頃にはすっかり青空になってました。
一服剱、前剱、アップダウンを繰り返し、やがて前方に巨大な岩壁。まるで垂直な壁に見えるそこを色とりどりな服装の登山者が取り付いている。緊張感が増します。
“カニのたてばい” 私がそこにたどり着いた頃には周囲に他の登山者はなく、ゆっくり慎重にマイペースに登っていきます。ただすぐ近くを飛行しているのか、ドローンの音だけが周囲に響いています。翌日雄山神社で他の登山者から聞いた話、お笑い芸能人の登山隊が来ていたとのこと。後でYouTube動画を探して見よう。
私が剱岳に到着した頃には、登山者も少なく辺りはとても静か。居心地が良すぎて長々と1時間ものんびりしてしまいました。
剱岳登頂の充実感を携えての下山です。下山ルートも鎖場の連続です。緊張感を持って進みます。
剣山荘に到着する頃には、辺りは曇ってましたが、時々日が差すと暑く感じます。剱沢小屋でコーラ休憩の後、雷鳥沢へ向けて出発です。テント場でくつろぐ人々を横目に別山乗越へ登ります。
別山乗越からはひたすらの下りですが、これが長い道のりです。時々吹き抜ける高原の風が心地良い。しばらく歩いていると、草むらの中からちょこんと頭を出すライチョウさん。“ただいま” と心の中でつぶやいて先へ進みます。
午後4時30分、雷鳥沢に到着です。行動時間12時間45分、長い1日でしたがとても充実した時間でした。
翌日は立山三山の周遊です。別山と雄山はすでに登頂していますが、今回は浄土山を含めてぐるっと一周したいと思いまして。こちらも相当長い道のりなので、朝早くの出発です。
昨日とは違い今日は朝から青空です。別山乗越からの室堂の眺めが爽快です。快適な縦走路を進みます。別山から見た剱岳、迫力感が半端ないです。昨日登っただけあって充実感もひとしお。昨日はヘトヘトでしたが、今はまた登りたいと思えてしまう。雄山、浄土山、その後ろに龍王岳、薬師岳、視界は良好です。
雄山方面へと足を進めます。真砂岳を過ぎいよいよ富士ノ折立への登りです。結構急な坂をひたすら登り、富士ノ折立、大汝山、そして雄山。この辺まで来ると人が多い、特に夏ということもあり、林間学校ですか小学生の団体が大勢いて賑やかです。
雄山神社でご祈祷を済ませてから出発です。えげつないくらいに急で浮き石だらけの道を慎重に進みます。子供たちを安全に引率しなくてはならない先生方には脱帽ですね。
一の越から浄土山へ登山開始です。眺めが良くて快適な登山道なのですが、雲行きが怪しくなってきたと思ったら雨が降ってきた。仕方なく雨装備に切り替え歩きます。暫くして止んだと思ったら、日が差して蒸し暑い。雨装備をしまって歩き出すとやがて分岐に到着。浄土山へ向けて右へ進みます。
前方に石積を発見、たぶんあれが浄土山の山頂かなと思い進みます。が、別山みたいな祠を想像していたのが、そこにあったのは崩壊したのだろうか木材の山と、その奥には立派な石碑。曇っているのもあって何かもの悲しい。少し離れたところにライチョウさんがいたのだけが、登頂したせめてもの救いですね。
浄土山からは岩が折り重なった急な下り坂です。雨も降ったり止んだりで視界も悪く辛い道のりです。標高を下げると道は緩やかになりますが、今度はその道が長い。視界が良ければ快適だとは思いますが、今は霧が立ち込め憂鬱な感じです。
室堂に到着。寂しいくらいに人がいない “立山” の石碑が印象的。買い物したら雷鳥沢へ向けて出発です。
雷鳥荘の辺りからテント場を見下ろすと、何かほっとします。後もう少しで到着です。雷鳥沢午後3時40分到着、行動時間11時間30分。今日も1日長かった。
7/28朝から快晴、テントを撤収して出発です。長い長い階段を登っていきます。日が差して暑いですが、天気が良くて景色が最高に良いので、立ち止まってはシャッターを切ります。ミクリガ池には “逆さ雄山” がしっかりと映り、爽快な気分。一昨日、昨日、今日も暑くてしんどい筈なのに、もうすでに再訪を誓いたい自分がそこにいます。今回はとても長い道のりでしたが、無理せずマイペースな山歩きができてとても良かったです。
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