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Yamareco

記録ID: 5833541
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

室堂-立山三山-剣沢-池ノ平小屋-剱岳-別山尾根 周回 (憧れの山の初登頂は岩と雪の殿堂に触れる北方稜線から)

2023年08月12日(土) ~ 2023年08月15日(火)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
24:43
距離
29.5km
登り
3,587m
下り
3,577m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:03
休憩
0:12
合計
4:15
8:03
45
8:48
8:48
52
9:40
9:40
20
10:00
10:01
1
10:02
10:02
10
10:12
10:14
30
10:44
10:45
43
11:28
11:36
42
2日目
山行
5:20
休憩
1:26
合計
6:46
5:16
5:19
49
6:08
6:08
11
6:19
6:20
27
6:47
6:52
6
6:58
7:02
50
7:52
7:52
47
8:39
8:44
57
9:41
9:42
14
9:56
11:03
16
11:19
11:19
37
3日目
山行
7:54
休憩
3:08
合計
11:02
3:56
60
4:56
4:57
21
5:18
5:23
8
5:31
5:31
27
5:58
6:01
121
8:02
8:13
8
8:21
8:21
12
8:33
8:43
5
8:48
8:52
3
8:55
9:24
31
9:55
9:56
3
9:59
10:00
5
10:05
10:05
3
10:08
10:24
20
10:44
11:00
6
11:06
11:12
10
11:22
11:32
4
11:36
11:36
5
11:41
11:47
20
12:07
12:12
8
12:20
12:34
40
13:14
13:21
16
13:37
14:05
26
14:31
14:45
10
14:55
14:56
2
14:58
宿泊地
4日目
山行
2:24
休憩
0:12
合計
2:36
5:18
47
宿泊地
6:05
6:06
50
6:56
7:02
14
7:16
7:18
9
7:27
7:27
15
7:42
7:44
2
7:46
7:47
7
7:54
7:54
0
7:54
ゴール地点
天候 12日:晴れのち曇り
13日:晴れ
14日:曇り時々晴れ
15日:曇り時々小雨
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
扇沢第一駐車場を利用。
扇沢から室堂まで黒部アルペンルートを利用。
コース状況/
危険箇所等
室堂−立山三山−剣沢キャンプ場:
綺麗に整備された歩きやすい登山道。

剣沢キャンプ場−真砂沢ロッジ:
夏道から雪渓に下るポイントがザレている箇所が多く判断に注意。
雪渓の終端には分かりやすい通行禁止のロープがかかっている。

真砂沢ロッジ−池ノ平小屋:
沢沿いのルートは歩き難く距離の割に疲労する。
川岸をへつる箇所は足元に注意。

池ノ平小屋−小窓雪渓:
旧鉱山道は谷筋で折り返すトラバース道の入り口が暗いと解り難い。正面の谷を登ってしまわない様に注意。
トラバース道は高度感が無くとも谷側が切れ落ちている部分が多く要注意。
雪渓は端の方にはクラック有り。

小窓雪渓−小窓の王(発射台):
雪渓源頭からガレ場を登り踏み跡に分け入ってすぐに小窓の王方面へトラバースする分岐あり(ピンクテープあり)。
危険な雪渓はかなり短くなっており、突破も巻くのも難易度はかなり下がっていると思われる。
全般で岩登りのルートが曖昧。

発射台−三の窓−池ノ谷ガリー:
発射台からの下りバンドは踏み跡は明瞭だが急傾斜のザレが多く落石に注意が必要。
三の窓に上がり踏み跡を辿っていくと池ノ谷ガリーに取り付ける。
池ノ谷ガリーは比較的安定しているガレと踏むだけで石雪崩を起こす程流れやすいガレ部分があるのでルートを上手く選びたい。

池ノ谷乗越ー池ノ谷の頭:
広いフェイスのクライミング。角度はそれほどでもなくホールドも豊富なためルートの自由度が高い。

池ノ谷の頭ー剱岳本峰:
踏み跡が無数にありルート選びに迷いやすい。基本長次郎谷側の岩峰を巻くバンドを探せば歩きやすいと思われる。残置スリングやフィックスロープなどが要所にあるが古そうなものもありルートの目印程度に留めた方が良い。

別山尾根(下りルートのみ):
険しい岩場が続くがルートのマーキング、鎖、足場の整備が完璧に行われているため安心して歩ける。難所は持ちやすいホールドが豊富なため鎖沿いに拘るよりも岩を選びながら降りた方が楽と思われる。
予約できる山小屋
扇沢へは前夜8時くらいに到着。お盆ですがさすがに無料第一駐車場余裕でした。朝一のチケット売り場は販売開始30分前でこの行列です。
2023年08月12日 05:16撮影 by  iPhone 11, Apple
1
8/12 5:16
扇沢へは前夜8時くらいに到着。お盆ですがさすがに無料第一駐車場余裕でした。朝一のチケット売り場は販売開始30分前でこの行列です。
黒部ダムの観光放水は景気よく上段から。
2023年08月12日 06:51撮影 by  iPhone 11, Apple
1
8/12 6:51
黒部ダムの観光放水は景気よく上段から。
サクっと足慣らしの雄山から
2023年08月12日 09:14撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
8/12 9:14
サクっと足慣らしの雄山から
真砂岳あたりから剱岳の頭が見えてきます。
2023年08月12日 10:48撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
8/12 10:48
真砂岳あたりから剱岳の頭が見えてきます。
あらら、別山に来たら隠れちゃった…
2023年08月12日 11:38撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/12 11:38
あらら、別山に来たら隠れちゃった…
剣沢キャンプ場にテント設営。万全を期すために本命前の工程は短く2日に分けます。そして軽量化の為にテントはここに置いていきます。
2023年08月12日 14:56撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/12 14:56
剣沢キャンプ場にテント設営。万全を期すために本命前の工程は短く2日に分けます。そして軽量化の為にテントはここに置いていきます。
とりあえず剱とビール。
2023年08月12日 13:32撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/12 13:32
とりあえず剱とビール。
素晴らしい星空だったのですがコンデジでは星空はやはり厳しい…
2023年08月12日 20:47撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
8/12 20:47
素晴らしい星空だったのですがコンデジでは星空はやはり厳しい…
モルゲン剱。この日は別山尾根から登る方や長いクライミングルートに挑む方が大量にいたのかキャンプ場は2時過ぎからわさわさしてました。
2023年08月13日 05:24撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/13 5:24
モルゲン剱。この日は別山尾根から登る方や長いクライミングルートに挑む方が大量にいたのかキャンプ場は2時過ぎからわさわさしてました。
剣沢も雪が少ないのか源頭に辿り着くまで結構歩きました。雪渓に降りる箇所の判断にちょっと悩みました。
2023年08月13日 05:54撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/13 5:54
剣沢も雪が少ないのか源頭に辿り着くまで結構歩きました。雪渓に降りる箇所の判断にちょっと悩みました。
雪渓は涼しくて快適。
2023年08月13日 06:17撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/13 6:17
雪渓は涼しくて快適。
雪渓の終端はピンクテープが沢山ついててわかりやすいです。
2023年08月13日 06:30撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/13 6:30
雪渓の終端はピンクテープが沢山ついててわかりやすいです。
有名なへつり道。足元の危うさは蟹のヨコバイ以上かと。
2023年08月13日 07:40撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/13 7:40
有名なへつり道。足元の危うさは蟹のヨコバイ以上かと。
仙人新道に入ってすぐの所に北股から池の平に上がるルートの入り口があります。緑ロープで塞がれています。今日はいきません。
2023年08月13日 08:03撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/13 8:03
仙人新道に入ってすぐの所に北股から池の平に上がるルートの入り口があります。緑ロープで塞がれています。今日はいきません。
風がほぼ無く暑さで死にそうです。時折見える三の窓雪渓が癒しです。
2023年08月13日 08:36撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/13 8:36
風がほぼ無く暑さで死にそうです。時折見える三の窓雪渓が癒しです。
そして見えてくる小窓雪渓。明日あそこを歩くのです。多分。
2023年08月13日 08:57撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/13 8:57
そして見えてくる小窓雪渓。明日あそこを歩くのです。多分。
あまりの暑さに熱中症気味。屋根が見えた仙人池ヒュッテに吸い込まれます。
2023年08月13日 09:49撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
8/13 9:49
あまりの暑さに熱中症気味。屋根が見えた仙人池ヒュッテに吸い込まれます。
仙人池ヒュッテでかき氷を頂いて生き返りました。
2023年08月13日 10:14撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/13 10:14
仙人池ヒュッテでかき氷を頂いて生き返りました。
有名な仙人池の鏡剱。これは絶景。
2023年08月13日 10:44撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
2
8/13 10:44
有名な仙人池の鏡剱。これは絶景。
そして剱とビール。
2023年08月13日 10:45撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/13 10:45
そして剱とビール。
そして今夜お世話になる池ノ平小屋に到着です。
2023年08月13日 11:55撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/13 11:55
そして今夜お世話になる池ノ平小屋に到着です。
山小屋でお風呂に入れる有難さたるや。
2023年08月13日 14:53撮影 by  iPhone 11, Apple
8/13 14:53
山小屋でお風呂に入れる有難さたるや。
暑さによるヘバりを警戒して翌朝夜明け前からスタート。が、一般登山道内で早くもルートミスやらかしました。旧鉱山道のトラバースに入る道を暗さで見落として正面の谷を結構登ってしまいました…。
2023年08月14日 04:05撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 4:05
暑さによるヘバりを警戒して翌朝夜明け前からスタート。が、一般登山道内で早くもルートミスやらかしました。旧鉱山道のトラバースに入る道を暗さで見落として正面の谷を結構登ってしまいました…。
ここから先がドキドキのバリエーションルート。ヘバらない様に、何かあっても足を残す様に意図してゆっくりゆっくり歩きます。
2023年08月14日 04:56撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 4:56
ここから先がドキドキのバリエーションルート。ヘバらない様に、何かあっても足を残す様に意図してゆっくりゆっくり歩きます。
大滝が見えてくると雪渓に降りるポイントはもうすぐです。
2023年08月14日 05:16撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 5:16
大滝が見えてくると雪渓に降りるポイントはもうすぐです。
旧鉱山道はここのスラブが注意されていますが、ここの手前や一般ルート内でも踏み跡のすぐ外が切れ落ちていたりで暗い時歩くのは充分注意が必要と思われます。
2023年08月14日 05:17撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 5:17
旧鉱山道はここのスラブが注意されていますが、ここの手前や一般ルート内でも踏み跡のすぐ外が切れ落ちていたりで暗い時歩くのは充分注意が必要と思われます。
ザレた斜面を下り雪渓に降り立ちます。
2023年08月14日 05:32撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 5:32
ザレた斜面を下り雪渓に降り立ちます。
氷河なだけあって氷体っぽいものが見えています。早朝は結構固く締まっているのでアイゼンやチェンスパないと厳しそうです。
2023年08月14日 05:35撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 5:35
氷河なだけあって氷体っぽいものが見えています。早朝は結構固く締まっているのでアイゼンやチェンスパないと厳しそうです。
見下ろすとこの迫力。写真では伝わり難いですが素晴らしいスケール感の雪渓です。
2023年08月14日 05:48撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 5:48
見下ろすとこの迫力。写真では伝わり難いですが素晴らしいスケール感の雪渓です。
源頭に辿り着きました。
2023年08月14日 06:04撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 6:04
源頭に辿り着きました。
源頭から登っていくガレも結構悪いです。草付きとの間辺りにそこはかとなく踏み跡っぽいものがあるような無いような感じです。
2023年08月14日 06:06撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 6:06
源頭から登っていくガレも結構悪いです。草付きとの間辺りにそこはかとなく踏み跡っぽいものがあるような無いような感じです。
登っていくと明瞭な踏み跡に入ります。
2023年08月14日 06:21撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 6:21
登っていくと明瞭な踏み跡に入ります。
そして踏み跡を登り始めてすぐに予習していた分岐ポイントがあります。ずっと左手側を気にしていましたがわかりやすいピンクテープがありました。
2023年08月14日 06:24撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 6:24
そして踏み跡を登り始めてすぐに予習していた分岐ポイントがあります。ずっと左手側を気にしていましたがわかりやすいピンクテープがありました。
分岐を小窓の王方面へ。こちらにもテープがぶら下がっています。
2023年08月14日 06:24撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 6:24
分岐を小窓の王方面へ。こちらにもテープがぶら下がっています。
岩場を抜けて尾根筋近くまで上がってきました。
2023年08月14日 06:35撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 6:35
岩場を抜けて尾根筋近くまで上がってきました。
穏やかに見えるルートですが要所要所で岩場があります。ルートが無数にあるので逆に判断に困ります。
2023年08月14日 06:45撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 6:45
穏やかに見えるルートですが要所要所で岩場があります。ルートが無数にあるので逆に判断に困ります。
見えてきたのは小窓の王。
2023年08月14日 06:58撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 6:58
見えてきたのは小窓の王。
池の平山。こうしてみると南峰から先はクライマーさん限定ルートというのがよくわかります。
2023年08月14日 07:04撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 7:04
池の平山。こうしてみると南峰から先はクライマーさん限定ルートというのがよくわかります。
稜線近くまで上がってきました。
2023年08月14日 07:06撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 7:06
稜線近くまで上がってきました。
有名な恐怖の落ちたら助からない雪渓トラバースですが、雪はかなり少なくなっていて然程怖くはなくなっていました。ですがここの攻略の為だけにクソ重い冬靴を履き、12本、ピッケルを持ってきたので万全を期して渡りました。
2023年08月14日 07:17撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
8/14 7:17
有名な恐怖の落ちたら助からない雪渓トラバースですが、雪はかなり少なくなっていて然程怖くはなくなっていました。ですがここの攻略の為だけにクソ重い冬靴を履き、12本、ピッケルを持ってきたので万全を期して渡りました。
雪渓の末端は結構すぐ下です。これなら落ちても生き残れるかな?感はあります。上方からも巻けそうな雰囲気でした。
2023年08月14日 07:24撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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8/14 7:24
雪渓の末端は結構すぐ下です。これなら落ちても生き残れるかな?感はあります。上方からも巻けそうな雰囲気でした。
小窓の王直下のガレに入る前に上方に登るという知識を入れていたせいで逆にその手前の変なところを登ろうとして無駄に時間と体力を費やしました…
2023年08月14日 07:33撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 7:33
小窓の王直下のガレに入る前に上方に登るという知識を入れていたせいで逆にその手前の変なところを登ろうとして無駄に時間と体力を費やしました…
そのポイントにはしっかりとわかりやすいテープが。これなら注意するまでも無く辿れていましたね…
2023年08月14日 07:42撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 7:42
そのポイントにはしっかりとわかりやすいテープが。これなら注意するまでも無く辿れていましたね…
小窓の王は近づくと大迫力です。最近付近で事故が立て続けにあってニュースになってしまっていましたね。
2023年08月14日 08:03撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 8:03
小窓の王は近づくと大迫力です。最近付近で事故が立て続けにあってニュースになってしまっていましたね。
小窓の王基部の発射台へ。窓からチンネが顔を出します。
2023年08月14日 08:07撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 8:07
小窓の王基部の発射台へ。窓からチンネが顔を出します。
これが悪名高き池ノ谷ガリー!いやこれ人間登れるの?
2023年08月14日 08:07撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 8:07
これが悪名高き池ノ谷ガリー!いやこれ人間登れるの?
振り返って池ノ平山方面。雲が晴れて絶景です。
2023年08月14日 08:08撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 8:08
振り返って池ノ平山方面。雲が晴れて絶景です。
この発射台からのバンドの下りも相当悪いです。
2023年08月14日 08:11撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 8:11
この発射台からのバンドの下りも相当悪いです。
下ってきた発射台バンド。歩いてるとそんな気はしませんが一歩間違ったら谷底ですね。
2023年08月14日 08:23撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 8:23
下ってきた発射台バンド。歩いてるとそんな気はしませんが一歩間違ったら谷底ですね。
三ノ窓に到着。見事に整地されたテン場ですがこんな所で一人でビバークしたら不安で泣きそうです。
2023年08月14日 08:27撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 8:27
三ノ窓に到着。見事に整地されたテン場ですがこんな所で一人でビバークしたら不安で泣きそうです。
振り返って大迫力の小窓の王。
2023年08月14日 08:28撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
1
8/14 8:28
振り返って大迫力の小窓の王。
そしてこちら側が三ノ窓雪渓の源頭。多分。後立の辺りは雲に包まれてしまっていますね。
2023年08月14日 08:29撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 8:29
そしてこちら側が三ノ窓雪渓の源頭。多分。後立の辺りは雲に包まれてしまっていますね。
冗談の様なガレ場が続く池ノ谷ガリー。これはルンゼとかクーロアールではなくガリーですね。ガリガリのガリーです。
2023年08月14日 08:34撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 8:34
冗談の様なガレ場が続く池ノ谷ガリー。これはルンゼとかクーロアールではなくガリーですね。ガリガリのガリーです。
後ろに人がいたら動けなくなりそうなくらい足場が崩れまくります。ガレの中でも比較的崩れにくい所を探して登っていきます。
2023年08月14日 09:02撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:02
後ろに人がいたら動けなくなりそうなくらい足場が崩れまくります。ガレの中でも比較的崩れにくい所を探して登っていきます。
やっと池ノ谷乗越まで登りました。小窓の王と発射台を見下ろせる高さ。
2023年08月14日 09:10撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:10
やっと池ノ谷乗越まで登りました。小窓の王と発射台を見下ろせる高さ。
そして長次郎谷側。これが右股なのかな?
2023年08月14日 09:11撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:11
そして長次郎谷側。これが右股なのかな?
池ノ谷の頭までこの岸壁を登ります。ルンゼ内は悪いそうなので右側フェースにトラバース気味にルートを取ります。
2023年08月14日 09:10撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:10
池ノ谷の頭までこの岸壁を登ります。ルンゼ内は悪いそうなので右側フェースにトラバース気味にルートを取ります。
ルートに確信さえ持てていれば難しくはないのですが進退極まるルートに入ってないか不安を抱えながら登るので緊張します。
2023年08月14日 09:19撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:19
ルートに確信さえ持てていれば難しくはないのですが進退極まるルートに入ってないか不安を抱えながら登るので緊張します。
池ノ谷の頭に到着。目の前に八峰の絶景が。
2023年08月14日 09:24撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:24
池ノ谷の頭に到着。目の前に八峰の絶景が。
そしてとうとう剱岳本峰がお目見えします!あと少し…でもないか。
2023年08月14日 09:25撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:25
そしてとうとう剱岳本峰がお目見えします!あと少し…でもないか。
早月尾根が伸びています。
2023年08月14日 09:25撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:25
早月尾根が伸びています。
チンネと小窓の王。これが岩の殿堂。感動です。
2023年08月14日 09:25撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:25
チンネと小窓の王。これが岩の殿堂。感動です。
池ノ谷の頭からすぐのピークを巻くのにルート選びに迷っていると池ノ谷側を巻く明瞭な踏み跡が。しかしあまりにもリスキーなトラバースがあるため少し進んで撤退。
2023年08月14日 09:30撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:30
池ノ谷の頭からすぐのピークを巻くのにルート選びに迷っていると池ノ谷側を巻く明瞭な踏み跡が。しかしあまりにもリスキーなトラバースがあるため少し進んで撤退。
基本長次郎谷側のバンドを探すのが歩きやすいと思われます。バリエーションなので正解は無いのですが。
2023年08月14日 09:37撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:37
基本長次郎谷側のバンドを探すのが歩きやすいと思われます。バリエーションなので正解は無いのですが。
ここも有名な恐怖のトラバースポイントですが、近年厄介だった大岩が落ちたとかで残置に頼らずとも容易に歩けるようになっています。
2023年08月14日 09:41撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:41
ここも有名な恐怖のトラバースポイントですが、近年厄介だった大岩が落ちたとかで残置に頼らずとも容易に歩けるようになっています。
長次郎ノ頭へ巻きながら登っていきます。
2023年08月14日 09:57撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:57
長次郎ノ頭へ巻きながら登っていきます。
長次郎谷の雪渓は壊滅してますね。
2023年08月14日 09:57撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 9:57
長次郎谷の雪渓は壊滅してますね。
長次郎ノ頭の巻きに関して悩みます。おそらくここがルンゼを下って巻いていくルートだと思うのですが、間違っていたら戻れないなと思い、わかりやすい上部バンドまで登り返してクライムダウンしました。フィックスロープがありますが使わずに下れます。
2023年08月14日 10:05撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 10:05
長次郎ノ頭の巻きに関して悩みます。おそらくここがルンゼを下って巻いていくルートだと思うのですが、間違っていたら戻れないなと思い、わかりやすい上部バンドまで登り返してクライムダウンしました。フィックスロープがありますが使わずに下れます。
長次郎のコルに辿り着きました。あとはウィニングロードらしいですが気を緩めてはいけません。
2023年08月14日 10:18撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 10:18
長次郎のコルに辿り着きました。あとはウィニングロードらしいですが気を緩めてはいけません。
なんだろこの棒
2023年08月14日 10:21撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 10:21
なんだろこの棒
こっちが伝統の長次郎谷ルートと思われますが雪は皆無ですね。
2023年08月14日 10:21撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 10:21
こっちが伝統の長次郎谷ルートと思われますが雪は皆無ですね。
あと少し…
2023年08月14日 10:21撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 10:21
あと少し…
あと少しってあーっ!ガスってきたあああ!
2023年08月14日 10:42撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 10:42
あと少しってあーっ!ガスってきたあああ!
てな訳で山頂についたら真っ白というお約束。しかし無事に辿り着いた安堵感は半端ではありませんでした。えらいぞ自分。頑張ったぞ自分。
2023年08月14日 10:54撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/14 10:54
てな訳で山頂についたら真っ白というお約束。しかし無事に辿り着いた安堵感は半端ではありませんでした。えらいぞ自分。頑張ったぞ自分。
さて、油断せずに別山尾根から下ります。ああしかしルートガイドがあるって素晴らしい。
2023年08月14日 11:10撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
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8/14 11:10
さて、油断せずに別山尾根から下ります。ああしかしルートガイドがあるって素晴らしい。
これがカニのヨコバイですね。渋滞で有名ですが今日はガラ空きです。
2023年08月14日 11:28撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 11:28
これがカニのヨコバイですね。渋滞で有名ですが今日はガラ空きです。
この下の見えないと言われる足場ですが岩から上体離せばバッチリ見えます。もちろん足場のさらに下には目を向けません。高所恐怖症の鉄則です。足場にはペンキがこれでもかと塗られています。どうやって塗ったんだ…
2023年08月14日 11:30撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 11:30
この下の見えないと言われる足場ですが岩から上体離せばバッチリ見えます。もちろん足場のさらに下には目を向けません。高所恐怖症の鉄則です。足場にはペンキがこれでもかと塗られています。どうやって塗ったんだ…
梯子もハンパないがっしりさで安心して乗れます。
2023年08月14日 11:35撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 11:35
梯子もハンパないがっしりさで安心して乗れます。
前剱を巻いていくと大日や立山が見えてきます。って降りてきたら視界よくなったな…
2023年08月14日 12:20撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 12:20
前剱を巻いていくと大日や立山が見えてきます。って降りてきたら視界よくなったな…
整備された道を下っていくと剣山荘が。あー生還した。いやまあベースは剣沢なんですが。
2023年08月14日 13:43撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 13:43
整備された道を下っていくと剣山荘が。あー生還した。いやまあベースは剣沢なんですが。
もうここで祝杯あげちゃいます。なんたって生ジョッキがありますからね。カンパーイ!あー怖かったけど楽しかったけど怖かった。
2023年08月14日 13:50撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 13:50
もうここで祝杯あげちゃいます。なんたって生ジョッキがありますからね。カンパーイ!あー怖かったけど楽しかったけど怖かった。
って降りてきたら山頂晴れるんかーい!
2023年08月14日 13:57撮影 by  DSC-RX100M6, SONY
8/14 13:57
って降りてきたら山頂晴れるんかーい!
剣沢に戻って夜を明かしました。台風の影響が出始めたのか夕方から雨も結構パラつき、風も強くてテントがグワングワン傾きました。
2023年08月15日 05:18撮影 by  iPhone 11, Apple
8/15 5:18
剣沢に戻って夜を明かしました。台風の影響が出始めたのか夕方から雨も結構パラつき、風も強くてテントがグワングワン傾きました。
翌朝、別山乗越を超えて雷鳥沢へ。
2023年08月15日 06:07撮影 by  iPhone 11, Apple
8/15 6:07
翌朝、別山乗越を超えて雷鳥沢へ。
大人気の雷鳥沢も台風前とあって閑散としています。
2023年08月15日 07:20撮影 by  iPhone 11, Apple
8/15 7:20
大人気の雷鳥沢も台風前とあって閑散としています。
無事に室堂に到着ー。風でロープウェイ止まったりしたら歩いて黒部まで降りるしかないけど…
2023年08月15日 07:54撮影 by  iPhone 11, Apple
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8/15 7:54
無事に室堂に到着ー。風でロープウェイ止まったりしたら歩いて黒部まで降りるしかないけど…
が、心配をよそにロープウェイ全然大丈夫でした。風対策のために重りが沢山積み込んでありました。
2023年08月15日 08:31撮影 by  iPhone 11, Apple
8/15 8:31
が、心配をよそにロープウェイ全然大丈夫でした。風対策のために重りが沢山積み込んでありました。
扇沢に降りてハサイダーと黒部ダムカレーでお疲れさまー。イロモノっぽいですがこのグリーンカレー美味しいんですよね。
2023年08月15日 09:55撮影 by  iPhone 11, Apple
8/15 9:55
扇沢に降りてハサイダーと黒部ダムカレーでお疲れさまー。イロモノっぽいですがこのグリーンカレー美味しいんですよね。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 着替え サンダル ザック ザックカバー 行動食 調理用食材 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ ポール テント テントマット シェラフ ヘルメット 携帯トイレ アイゼン ピッケル

感想

去年からずっと温めていた憧れの北方稜線への挑戦を実行に移す時!

恐怖の雪渓を攻略するためだけにここ最近は夏山なのに無駄に重い冬靴履いたり
日帰りでもテン泊装備で登山したり池ノ平小屋さんのyoutube動画見まくったりと
準備には余念がありませんでした。

それでも万全を期すために日程は4日に分け、テントは剣沢に置いて池ノ平山荘で
お世話になり軽身で挑める体制を整えるため予約…した所で台風の襲来!

絶望かと思われましたが、立山周辺はなぜか天候が悪くなさそうなので
天気が崩れそうならエスケープ前提で行って参りました。

実際に歩いてみて感じたのはこのルートは初見ソロで行くのとルートを知っている
方と一緒に行くのでは印象が大分変るだろうなという事でした。
ここが厄介なのは踏み跡が無い事ではなく新旧クライマーさん達による踏み跡が
無数にある事だと思います。
いわゆる登攀要素での難しさ、怖さはあまりないのでルート選びで迷わなければ
わりとあっけなかったと思うのかもしれないなと。
初見でも一切迷わずに行けた方は同じ様な感想になるかもしれませんが。

私はビビリなので自分が選んだルートに確信が持てずにすぐ引き返したり
別の踏み跡の様子を探りに行ったりで無駄に時間も体力も浪費しました。
本当に緊張しっぱなしで、体力には余裕を持たせるために常に呼吸が
あがらないペースに抑える事を自分に命じ続けました。
その分本峰の山頂に着いた時は本当に安堵で溢れ、また達成感も噛みしめられました。

氷河を辿り、ヤブ道を抜け、雪渓をトラバースし、ガレ場をよじ登り、険しい岩峰を巻く。
本当にバリエーション豊かで今まで培ってきた登山の総合力を試されていると感じました。
初級バリエーションとして永く憧れ愛され続けているのが良くわかる素晴らしいルートでした。

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無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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