広河原〜北岳〜間ノ岳〜農鳥岳〜奈良田
- GPS
- 20:43
- 距離
- 28.6km
- 登り
- 3,054m
- 下り
- 3,772m
コースタイム
- 山行
- 3:46
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 4:18
- 山行
- 10:02
- 休憩
- 1:38
- 合計
- 11:40
天候 | ずっと晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
確保した3日休みは天気が良さそう。せっかくなので思い切って遠征する事に。3000mは久しく歩いていないので少々不安。前回のこのルートは調べたら2007年だったから16年も前になる。当時は奈良田の駐車場は温泉上の川縁で、確か5時頃のバスがあって7mのマイクロバスが3台満車だった記憶がある。テントデビュー2年目ぐらい。食事も計画的にフリーズドライで今回の装備より5kgぐらい軽かったと思う。対して現在は雑になって荷物が膨れてきてしまった。経験を積んで下手になるってどういう事?。前回は北岳山荘で1泊の2日だった。今回は肩の小屋と大門沢小屋に泊まってみる事に。
標高差1500mは大丈夫かと心配していたが、流石人気のメイン道路、とても歩き易い。順調に高度を上げる。白根御池のテントサイトも楽しそう。いつか泊まってみたい。上からハーネス装備の方が。「パットレスですか?」と尋ねると「一番簡単なルート」なんて謙遜してたけど、羨ましい限り。暫くして樹林帯を抜けると稜線が近い。展望が開けてアルプスを歩いている実感。やっぱり年に一度は3000mを歩きたいもの。来てよかった。
テントサイトが見えてきた。候補地を考えながら歩く。受付は若い明るい感じのお兄さん。水は1L200円。水場は往復30分ぐらいで水は出ているとの事なので、行ってみる事に。道は普通に歩ける。花がたくさん咲いている。100mぐらい下ると見えてきた。しっかり出ている。上も下もガレていて伏流になっているが、ここだけ岩になっていて、水流を引き出せる。冷たくて旨い。2L詰めるのに15ぐらいかかったかな。ちなみに、深南部で水が取れた時も似たロケーション。上下はガレているがそこだけ大岩がガレを堰き止めていて水が取れた。水系のピークから300mぐらいもほぼ一緒。いずれにしても3000mの稜線から僅か下りただけでこんな旨い水が取れるなんて、何と贅沢な事か。幸せ。とは言え、ポンプが使える程の水量は無く、宿のスタッフが担いで上げているのだろう。ご苦労様です。
テントを張ったのは、少し離れた飛び地。目の前が180度展望の一等地。寝ながら富士山が眺められる。贅沢な時間。来てよかった。
2日め、テントから顔を出すと東の空が赤い。写真をバシバシ撮る。夜明け前は実に神秘的。以前、初日が疲れ果てて目指す登頂はもう無理だと思った時も、朝焼けを見て元気が出て歩く事が出来た。朝日が顔を出すと早く歩きだしたくなるから不思議。
というわけで、快晴の稜線を楽しむ。かつての記憶を辿る道。諸事情で遅れてしまったが大門沢小屋に到着。やっと今回幕営できる事になり、感無量。ぐっすり寝れた。
3日目は足取りも軽く沢を下る。満車の駐車場に戻って車を走らせると、下界は猛暑の夏だった。
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