深山橋から南尾根で雨乞岳へ
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- GPS
- --:--
- 距離
- 9.0km
- 登り
- 979m
- 下り
- 966m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
スカイラインは野洲川ダム下でゲートがありますが、積雪の状況によっては入ることも出来ます。白倉川の林道は入り口の深山橋でゲートとなり入ることはできません。 |
写真
装備
個人装備 |
ワカン
|
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感想
雨乞岳でラッセルを堪能
久しぶりにしっかりと雪の山を歩きたいと思って去年に引き続き雨乞岳の南尾根を歩いてきました。
スカイラインの深山橋のたもとに車を置いたけどここですでに結構雪がある。
しばらく林道を進んでしばらくで南尾根に取り付き植林帯の鞍部に上がった。
南尾根の下部は緩急を繰り返す細いヤブの尾根。
去年と違って今日はスタートからずっと雪でかなり苦労させられた。
p743に上がるとグンと雪が深くなりいよいよ本格的なラッセルとなってくる。
今日はラッセルをするために一人この南尾根に来たみたいなもの。
望み通りのコンディションではあるけどやっぱりひとりでラッセルは楽じゃない。
その先の小ピークに立ってはじめて南雨乞や綿向山へ続く稜線が飛び込んでくる。
まだヤブが続くから嫌だったけどワカンを付ける。
p966を過ぎるとブナの樹林のゆるい登りが続いた。
南尾根はここからが素晴らしいところ。霧氷もきれいだった。
積雪期の雨乞岳は入る人が極端に少なくなる。
雪が多くて一日で往復するのが厳しい場合が多くなるからだろう。
まして南尾根から行くもの好きなんかいるわけもない。
そんなところをあえて歩いてはいるものの誰か残してきたトレースを追ってきてくれないかと振り返る自分がいる。
ドタ靴の革がこすれるギュッギュッという音とストックが雪と共鳴するキュンキュンという音が人の声に聞こえるときがある。
冬の雨乞岳がどこから見ても真っ白に見えるその場所に飛び出す。
快晴無風のこの上ない極上の天気。青を通り越えて紺色の空。
やっぱり来てよかった。
頂上についてまた誰か登ってきてないか人影を探している。
でもやっぱりこの雪の季節に人と会うことはなかった。
佐目峠からイブネの稜線が良く見える所で長い休憩を取った。
風も全くなく暑いくらいで少しウトウトとしてしまっていたみたい。
距離が長い南尾根、今日は雪も多くてかなりラッセルが大変だったけど、
来てみれば前回とほとんど変わらない4時間ちょっとで上がれた。
まだまだ歩けるものだと付けてきたトレースを見ながら自画自賛。
トレースの先に大好きな仙ケ岳も遠くに見えていた。
長い南尾根トレースをたどって2時間で下山。
誰もいない快晴の雨乞岳を独り占めで来た充実の一日でした。
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