ソロで挑戦！北鎌尾根〜槍ヶ岳

2023年09月15日(金) ~ 2023年09月17日(日)

• GPS: 23:55
• 距離: 48.2km
• 登り: 3,013m
• 下り: 2,991m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:57
• 休憩: 1:06
• 合計: 8:03

6:37 上高地バスターミナル
6:41 6:41 河童橋公衆トイレ
6:47 6:47 小梨平
7:13 7:14 明神館
7:17 7:17 徳本口
7:47 7:47 徳沢公衆トイレ
7:59 7:59 新村橋
8:30 8:44 横尾
8:44 8:44 横尾山荘
9:12 9:12 槍見河原
9:19 9:19 一ノ俣
9:25 9:25 二ノ俣
9:45 9:46 槍沢ロッヂ
10:11 10:32 ババ平
10:52 10:54 槍沢大曲り
11:54 12:02 水俣乗越
13:42 14:01 北鎌沢出合
14:40 北鎌沢出合

2日目

• 山行: 8:25
• 休憩: 1:49
• 合計: 10:14

5:17 北鎌沢出合
6:48 7:20 北鎌のコル
9:13 9:44 独標2899m
12:32 12:54 槍ヶ岳
13:03 13:03 槍ヶ岳山荘
13:09 13:10 飛騨乗越
13:19 13:24 槍ヶ岳山荘
13:38 13:47 殺生ヒュッテ
14:05 14:05 播隆窟
14:10 14:12 坊主岩屋下
14:46 14:53 槍沢・天狗原分岐
15:14 15:14 槍沢大曲り
15:31 ババ平

3日目

• 山行: 3:37
• 休憩: 0:34
• 合計: 4:11

5:48 ババ平
6:11 6:11 槍沢ロッヂ
6:29 6:29 二ノ俣
6:34 6:34 一ノ俣
6:40 6:41 槍見河原
7:08 7:10 横尾山荘
7:10 7:13 横尾
7:48 7:48 新村橋
7:58 8:05 徳澤園
8:07 8:07 徳沢公衆トイレ
8:37 8:37 徳本口
8:41 8:41 明神館
8:45 8:45 明神橋
8:50 9:11 嘉門次小屋
9:12 9:12 山のひだや
9:46 9:46 岳沢湿原・岳沢登山口
9:53 9:53 日本山岳会上高地山岳研究所
9:57 9:57 河童橋公衆トイレ
9:59 ゴール地点

天候

曇り気味一時雨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

コース状況／危険箇所等

[上高地〜水俣乗越]
一般登山道

[水俣乗越〜北鎌出合]
乗越からの出だしが急なザレ道で注意。
結構ずるずる滑ります。
降り立ってしまえばあとは普通の涸れ沢。

[北鎌出合〜北鎌のコル]
昔はもっと難易度高かったのかもしれませんが、
今回はコルが見えていれば迷わないレベル。
迷わなさ過ぎて、逆に迷ってるのか不安になりました。
コルへの登りが急だけど、よく見ると踏み後あるのでそこ通ると楽。
次の日は滑落者出てヘリ救助されたみたいです。

[北鎌のコル〜槍ヶ岳]
事前に過去の記録は色々参考にさせて貰っていましたが、
初めて歩いたのに1回しか間違えてない。
通る人多いせいか踏み後ばっちり残ってて、
バリエーションルートっていうより、
破線ルート又は人通りの少ない一般登山道(餓鬼岳とか)レベルになってました。

[槍ヶ岳〜上高地]
熊鈴鳴らすのやめよう。
特に小屋周辺と上高地付近。

写真

9/13 19:39

水抜きで3日分の食料とロープ＋下降器込みでこの重量。
山行中は14キロくらいになってたと思う。
削れるものは極力削ったけど、シャツとパンツは予備2セット持った。
バス乗らなきゃ削れるんだけどなぁ。

9/15 6:34

上高地に到着。
2500峰151座完登するくらい山登ってますが、
ここに来るのは3回目なので
バスの並び方とか勝手がわからなくてドキドキした。

9/15 6:37

初めて槍ヶ岳登った時から6年後、
ロープ背負ってここに来ることになるとは思わなかった。

9/15 11:55

道中は飛ばして水俣乗越に到着。
"みずまた"らしいです。

9/15 11:55

天上沢を下ってく。

9/15 12:00

写真じゃ伝わりにくいけど、出だしから急なザレ道で結構滑ります。

9/15 12:19

滑り降りるとあとは河原を歩くだけ。

9/15 12:19

天気は曇り。でも今回は景色より快適さが重要なので涼しくてよい。

9/15 12:30

軽量化のため熊鈴置いてきたので、アプリで音鳴らして歩く。

9/15 13:01

残置物見つけて人が倒れてるのかと思ってドキッとしたら、
コケて指ケガした。ついてない。

9/15 13:17

北鎌出合に到着。結構早かった。
千丈沢の硫黄岳出合に比べるとめっちゃ近いしな。
このままコルまで進むことも考えたけど、
夕方は雨予報だったのでここで一泊して、明日は北鎌平に泊まることにした。

9/15 13:40

明日はここ登ってく。
中央ちょい右に見える凹んだ部分が北鎌コルで、
ここを目指して登っていく。

9/15 13:51

幕営適地はいくつかあります。

9/15 13:59

おうち設置。奥に見えるのが明日登るルート。
コルって意外と近く見えるんだけど、ほんとに3時間もかかるんだろうか。

9/15 14:11

水を探して下ってく。
貧乏沢出合のちょっと手前に出てました。

9/15 14:16

一応浄水器を使う。
プラティパスのクイックドローはろ過速度早いし
ペットボトル径に直付けできるので便利。

9/15 14:54

今回は軽量化のため、いつものジェットボイルじゃなくて
チタンカップ550を使用。
バーナーは15年くらい前に買ったP153。

9/15 15:52

荷物減らしたからテント内が広い。
けど散らかってるから片付けてから撮影しろよ。

9/15 16:39

自家製アルファ化米をジップロックとコジーを食器にして食す。

9/16 5:17

2日目スタート。
1時くらいに雨降ってきてテンション下がったけど、
すぐやんでくれてよかった。

9/16 5:50

コルを目指して登ってく。
普通の涸れ沢歩きかな？

9/16 5:51

水は出てたけど昨日の雨水かもしれない。

9/16 5:51

この箇所だけ見つけられました。

9/16 5:55

コルが見える状況であれば迷わない。
クライマーズホイホイってどこだったんだろ・・・。

9/16 6:36

誰かの落とし物。
好日山荘の手ぬぐい。

9/16 6:53

コルへの登りはザレてる。
次の日滑落した人はここで落ちたのかな？

9/16 6:59

コルに到着。よく見る幕営適地。
この後も幕営適地こまめに写真載せていきます。
なぜなら自分が知りたかったから。

9/16 7:12

ここでポールをしまう。
5000円未満で自作した100gカーボンポール。みんなも作ろう！
たまに踏んで折ってるけど。

9/16 7:38

幕営適地1

9/16 7:59

なんか一般登山道レベルでルートついとる。

9/16 8:03

ガスの中から独標の頭が出てきた。
めっちゃ迫力あって、あんなとこ登れんのかってビビった。

9/16 8:06

幕営適地2

9/16 8:06

幕営適地3

9/16 8:08

幕営適地4

9/16 8:16

独標が全容を現した。
あれ？意外と登れそうじゃん。

9/16 8:30

幕営適地5

9/16 8:37

幕営適地6

9/16 8:37

独標の基部まで到着。

9/16 8:38

幕営適地7
ここで休憩する。

9/16 8:41

ラストおにぎり。
昨日の朝で賞味期限切れてるけど大丈夫じゃろ。

9/16 9:08

じゃ独標攻略しますか。

9/16 9:09

硫黄岳先輩、見守っててください。

9/16 9:10

過去の記録によると左側から直登できるらしい。

9/16 9:11

けど今回は有名な(元)コの字を通りたかったので、
右側に進むことにした。

9/16 9:11

ルートは明瞭。

9/16 9:17

(元)コの字を通過。(元)なのは21年の地震で上側の岩が崩れたから。
今じゃ、しの字です。

9/16 9:17

でも足元は崖っぷちなので落ちたらただじゃすまない。

9/16 9:18

しの字通過したらすぐに左折して岩登り。
なんとなくルートが見える。

9/16 9:26

割となんなく登れる。
なんか今日、ルーファイ力高いみたいで
迷うことなくすいすい進める。

9/16 9:33

幕営適地8

9/16 9:33

独標に到着。

9/16 9:34

硫黄岳先輩ありがとー。

9/16 9:34

ラスボスの槍がみえ・・・ない。

9/16 9:36

ちょっと進んだらガス取れた。

9/16 10:09

幕営適地9

9/16 10:13

星の形に見えるらしい岩だけど、
九州の形にしか見えんかったばい。

9/16 10:19

幕営適地10

9/16 10:27

結構いいペースで進めてる。
これ余裕で槍通過できそう。

9/16 10:29

P14(多分)の手前で先行PTに追いつく。

9/16 10:29

被写体いるとわかりやすい。
怖そう。

9/16 10:33

左側(天上沢側)から巻こうとした。

9/16 10:33

が、岩がボロボロ崩れる系で、一抱えある岩が動いたのでビビって撤退。
落ちたらただじゃすまないので必死でした。
おかげで腕がパンプした。

9/16 10:36

右側(千丈沢側)行くと普通に降りれた。
いや普通じゃなくてちょっとルート迷った。

9/16 10:40

P14(多分)に到着。
ここは正面から普通に登れる。

9/16 10:45

六ノ沢が見える。
6月に通った時と比べて水が全然ないんだな。

9/16 10:46

このクラック入った岩の下通過するの怖かった。

9/16 10:53

P15を目指して登る。

9/16 11:10

独標から来た道を振り返る。
これぞ北鎌尾根って感じの景色。

9/16 11:16

P15がもうすぐだ。

9/16 11:28

有名なレリーフ。
昭和の頃はこういうのつけ放題だったんだな。

9/16 11:24

P15からの懸垂下降支点。

9/16 11:24

懸垂しなくても普通に降りられると思う。

9/16 11:31

けどせっかくロープ担いできたし懸垂下降するさ。

9/16 11:32

北鎌尾根で懸垂下降したぜ！やった！
ちょうど後続PTがきて慌ててロープ撤収。
遊んでごめんなさい。

9/16 11:45

いよいよラスト槍ヶ岳。

9/16 11:46

幕営適地11
他にもいっぱいあったけど、もういいか。

9/16 12:16

なんとなく登れそうなルートが見える。

9/16 12:23

これも有名なレリーフ。

9/16 12:25

ここがチムニーかな？

9/16 12:29

ホールドはあるけど邪魔なでっぱりとかあって
ちょっと手こずった。
てか標高3000超えての全身運動は普通にきつい。

9/16 12:32

この杭が見えたら右に曲がる。

9/16 12:33

山頂にいる人がこっち見てる。
恥ずかしい。

9/16 12:42

祠の真裏から出てきたので、順番ぬかしした人みたいになったので
並んで写真を撮る。
ちなみに自分が初めて槍登った時にも北鎌から上がってきた人いたけど、
「この人達は登山道も守れないのか」って思ってたので自業自得なのです。

9/16 12:40

北鎌尾根やり遂げたぜ。
けどなんか物足りない。

9/16 13:02

槍ヶ岳山荘まで降りてきた。

9/16 13:05

まだ時間が早いのでテン場は空いてた。

この区間がつながってないのがずっと気になっていた。

9/16 13:09

なのでサクッとつなげてきた。

9/16 13:19

槍ヶ岳さん、じゃあの。

9/16 15:14

大曲りまで戻ってきた。
今日はババ平までかな。

9/16 15:36

ババ平は大盛況。
河原側の端っこに何とかスペースを発見。

9/16 15:49

昨夜の降雨でびちゃびちゃになってたテントを張って乾かす。

9/16 15:57

ドコモの4Gだと通信が不安定。

9/16 16:04

強制的に3Gに切り替えると何とか通信可能。
なんか最近、ドコモがダメダメな気がする。

9/16 16:19

北鎌平でもう一泊するつもりだったので、水5リットル担ぎあげたけど、
捨て時を失って重りと化してた貧乏沢の水3リットル分。

9/17 5:45

夕方は雨降ったけど、3日目は晴れ！

9/17 5:47

テントいっぱい。

9/17 7:57

徳澤まで戻ってきた。
ここでなんか買って食べる日はくるんだろうか。

9/17 8:11

明神岳がきれい。
ここも懸垂下降だけで行けるなら行ってみようかな。

9/17 8:50

徳澤で食べなかったのは、嘉門次小屋に行きたかったから。

9/17 8:59

このイワナを食べてみたかったのです。

9/17 8:59

頭からしっぽまで丸ごとバリバリ食べられます。
久しぶりのまともな食事は美味しい。

9/17 9:57

無事戻ってこれた。
お疲れさまでした。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-5 オリンパス

装備

個人装備

8×30m ルベルソ

感想

yuin

2500峰が終わってピークハントに一区切りついたので
一つの目標にしていた北鎌尾根に行ってきました。

当然時期によって変わるとは思いますが、
23年9月時点ではバリエーションルートというより破線ルートレベルで、
踏み後は割としっかり残っています。
岩場も登れるラインがはっきりしており、正直ちょっとあれ？って感じでした。
1回だけミスったけど、それ以外はほぼストレートで通れたので
計画よりかなり早いペースで進むことができました。

初心者の頃から気になったルートを危なげなく通れるようになったということで
成長を感じて、次の目標に生かしたいと思います。
けど、ソロで行ける夏の難所ってもう終わりな気もする。次は明神岳か？