8年ぶりの栗駒山 残念な結果
- GPS
- 05:22
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 643m
- 下り
- 642m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
須川温泉からのメインルート須川コースは人も多くトレースもはっきりしているので良いですが、産沼コースはトレースが少ないので、雪渓上は赤リボンの確認と地図で確認が必要です。 笊森コースの入り口、磐井川源流分岐は沢上の雪が薄くなっていて入れません。雪渓の雪壁も迫まっているので、雪が消えるまでむずかしいかもしれません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
ゲイター
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
軽アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
シュラフカバー
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感想
あ゛ー、くやしぃ!!
8年前の秋と同じルートで栗駒山を計画しました。
一関の須川温泉から入り、人の少ない産沼経由で栗駒山の山頂を踏んで、東栗駒コースをかすめて笊森コースに入り、笊森避難小屋に一泊。翌日早朝に栗駒山の山頂を再度踏んで、昭和湖経由で須川温泉に下山の計画でした。8年前と違うのは、残雪期という点。
先週が山開きがだったので、軽アイゼンでオッケイでしょ、ふと思い付いて、でも念のためピッケルもトランクに放り込んで。
朝8時過ぎ、須川温泉口からスタートし名残ヶ原を過ぎ、まもなく雪渓途中を左に入って産沼コースに入ります。ここは夏道。しばらく行くとまた雪渓。リボンが見つからず、夏道に入るのかと灌木の中をウロウロとちょっと迷いましたが、地図とにらめっこして、雪渓をトラバースして無事クリア。但し、締まった雪渓の斜面をトラバースだったので、ピッケルを使用しました。やっぱり有った方が良いみたい。
産沼の分岐から山頂方向へ向かい、無事に栗駒山山頂に到着。風は強いですが、天気は上々で、焼石岳が良く見えました。まぁ、明日も来るので、おにぎりを頬張って、そそくさ宮城側に下山。山頂は人がいっぱいなもんで!
雪渓を左に入って東栗駒コースに入り、まもなく分岐を裏掛コースへ入ります。こちらへ入るともう人はいません。だだっ広い雪渓を降りていくとクラックが目立ってきます。雪の下は結構深い沢の筈。要注意カ所です。雪渓が狭くなると、下の方に分岐があります。数メートルある雪渓の壁の下を辿って分岐を入るときれいな夏道です。少し行くと避難小屋が見えました。
「ん?小屋の方角が違う!」
地図を確認すると、笊森コースではなくて、裏掛コースに入ったみたいです。雪渓の下まで戻ると、笊森コースの分岐は更に下方70m。10mはありそうな雪渓の壁の下を恐る恐る20m程下ったところで先の様子伺うと、沢が顔を出していて雪の上は辿れそうにありません。万事休す、ここで一回目の断念です。裏掛コースの入り口まで戻って、再度地図を確認。すると、裏掛コース途中から小屋まではなだらかな下りです。沢を経由せずに行けるかも、でも、藪こぎ…
「これしかないな! 目指す小屋は目の前だし!」
と、決心だけは強く背丈を越える藪へ! 突入はしたものの、笹はクリアできるのですが、5m程進むと樹の枝が絡み付いて、にっちもさっちもいかなくなりました。場所を変えて二度突入しましたが、やはり身動きが取れなくなりました。ましてや明日の朝、このヤブを登り返す自信もありません。二回目の断念です。藪こぎ訓練が必要です!
「そーだ!雪渓の反対側を下れば渡れるかも!」
雪渓を登り返して雪渓の西側、山側の上部に回り込んで再度下降。下部には産沼からの夏道も見えています。何度か踏み抜きながらもなんとか雪渓の下部に辿り着きました。しかし今度は下りすぎで、分岐は上部にあります。沢の反対側には笊森コースの夏道が見えているのですが、そこへ渡るには深い沢を越えて更に藪の急登が必要です。さすがにこれもムリ。三回目の断念。
遂に打つ手はなくなり、戦意喪失。小屋を目の前にして撤退。
あ゛ー、くやしぃ(-o-;)
栗駒山に登り返す気力もなくなり、産沼分岐へ向かう夏道をトボトボ下山となりました。
すると突然、目の前に5mはありそうな雪の壁が出現。行手を阻みます。雪渓の下部で、急登なんてもんじゃありません。壁です。一瞬、来た道をぐるっと戻るしかないのかぁ!と頭をよぎります。
ここは冷静に観察。左側に笹が出ていて若干斜度が緩くなっています。蹴り込んでも充分なステップが作れないので、ブレードでステップを作って、右手でピックをぶっ刺して、左手で笹を掴んで、えっちらおっちらよじ登り、なんとか無事クリア。ピッケル持ってきてホント良かった。
この雪渓を進むと間もなく産沼分岐。来たルートを戻るだけなので一安心。おかげで悔しい気持ちがフツフツと込み上げます。
下山後、しばらくして気付いたのです。産沼の雪渓も裏掛コースすぐの雪渓も、幕営適地だよなぁ。なんでテント持ってこなかったんだろ、俺?(ノ_・。)ノ
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