記録ID: 6497669
全員に公開
山滑走
槍・穂高・乗鞍
フスブリ山 北野→南俣谷
2024年02月24日(土) [日帰り]
osamuin
その他5人
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 09:25
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,405m
- 下り
- 1,367m
コースタイム
天候 | くもり 標高1700mからは晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
北野まで狭い急坂を登っていくので四駆車が便利。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天候:曇 気温:0℃位 ほぼ無風 雪質:ガリガリ雪の上に新雪10僂曚 富山を車で出るときは雨だったがやがて小雪に。 糸魚川に入るも積雪は無い。R148 から小谷温泉との交差点を右に曲がり北野方向に向かい標高を上げるとようやく雪が増えだす。 北野への道路は狭い。除雪してあるが前日の雪が少し積もっている。 集落奥の最終地点に駐車。軽四一台。 まずは林道をシールで歩いていく。ガリガリ雪の上に新雪が積もっている。木々の枝にも雪が付いている。 それほどの冷え込みもなくすぐに温まってきた。 グレーチングによる雪切れ一か所、登りはそのままシールで通過、帰りはスローダウンして慎重に渡る(板は外さず)。 また、小石が林道に散乱しているところがある(杉の森で暗く分かりにくい)。 ブナの木亭まで歩いてそこから林道ショートカットするも一番上で沢水で雪切れ。 林道までひと登りだがガリ雪+新雪の短い登りは意外にテクニカルを要する。 慎重に進まないと足元が崩れ不安定。クトーを早めに付けた方がいいとの感触。 標高940mで林道を離れ山道へ。昨年度も登った谷間に入り込む。 樹林帯の登り上げが始まり早めに全員クトーを付けた。 雪質は淡い新雪の下は脆いガリ雪、小枝も多めだ。 次第に勾配が増し登りやすいところを上げてゆく。 やや右手の斜面は登りやすかったが小枝が多く避けるのに難儀した。 また凍っている所もあり、皆さん苦戦して標高1100mの台地へ。 小休憩して奥へ進む。しばらく平原と小さなポコを処理していく。 ここまでくると気温が低く寒くなってきた。またややガスもかかってきた。 やや標高を落とすところで左手の標高1180mのポコを巻いてみたが最後に谷間が出てきた。谷間にシールで降りて再び登り上げて皆に合流。 クトーを付けての滑りは気持ちのいいものではない。 次は南俣谷の右岸側の尾根を登り上げる。ガリガリの斜面をクトーを利かせてなるべく標高を稼ぎ、最後は右手へトラバースして尾根に出る。 まだ谷側は急なので尾根を上がった所から南俣谷へ向かう。 やや標高を落とさずに左手を進んだがやはり急坂にぶつかり南俣谷に下りる。 なかなか効率の良いルートは見つからない。 標高1400mを超え、いよいよガスの中に入ってきた。 谷間の中の進んでいくが下が凍ている段差は登り上げが大変である。 標高1500m手前のダケカンバの大木の前で小休止。ここは平坦で安心して休めるところ。 さらに登っていくが新雪の量は増えない。ガスで視界が利かない中の登山が続く。 標高1600mを超えると最後の頑張り所だがガリガリの所が多くなってくる。 一か所、左手からの雪崩によるデブリランドを通過。 この辺でガスが薄くなり日差しが出てくる。 標高1700mを超えると坂が緩くなり雲海を突き抜ける。 一気に青空が広がり樹氷とモンスターの世界へ。 風吹山荘はすぐであった。 目指すフスブリ山はまだその奥。 雪に覆われた大池や風吹岳、岩菅山を右手に見ながら風吹大池からさらにひと登りで雪の平原へ。 白馬乗鞍岳がドーンと迫る。 フスブリ山へは左手の方から詰めていく。 背後に火打、焼山、雨飾、高妻、妙高、浅間まで見える。 クトーに団子が出来たので途中で外すと楽にあった。 標高1850mを超え樹林帯の中を抜けると山頂の広間に到着。 大池からも意外に距離があったので時間が長く感じる。 ピーカンの天気の下、白馬乗鞍の景観を楽しみながら昼食を取りシールオフ。 風吹大池までは緩いので途中でㇵの字も交えてモンスターの合間を滑っていく。 大池への滑りは新雪満杯で楽しめました。 山荘を後にするとすぐに雲海の中へ。 デブリランドは左手から回避してやがてガリガリの世界へ 標高を落とすと南俣谷はガスとガリの世界でした。 視界が利かず安全運転。たまにまとまった薄い新雪を拾いながら滑っていく。 エッジを利かせるところが多くあり気が抜けない。 ピンテのあるところで無理せずに尾根までシールを貼って登り返し。 尾根でシールオフして標高1100m台地まで再び滑るが序盤は氷斜面も出てくる。 なかなか疲れる滑りが続く。新雪が載っているので無難に滑れるのであるが。 標高1100mからは暫く横滑りを多用。完全に凍った斜面が出ている。 無理せず安全運転で右手の谷間の鞍部に出てしばらく落とすと林道に出る。 左手にトレースがあったので、そちらに進む。 雰囲気の良い尾根を滑って最後は小さな谷に入り込み最後はガリの横滑りでブナの木亭手前の林道に出た。 後は林道ボブスレーだったが小石が複数出ている所があり、そこは板に圧を掛けないで通過して終了。 斜面も天候もなかなか変化に富んだ一日でした。 これからはこんな感じの雪質(ガリ+新雪、氷)と斜面(小枝混じりと沢とデブリ)が増えていくと強く感じられた。 |
その他周辺情報 | 道の駅おたり https://www.michinoeki-otari.com/ |
写真
撮影機器:
感想
今回は風吹大池からフスブリ山へ
標高1900m台ということで新雪期待で6名メンバーでの山行となった。
さすがに雪が少ない影響で下部は新雪+ガリ、霧、デブリで苦戦するも風吹山荘手前で雲海を抜けピーカンとパウダーの世界が待ってました。
来た甲斐があったというもの、白馬乗鞍岳、雪倉岳、朝日岳、頚城山塊、高妻・乙妻などの景観を味わって風吹大池目指してツリーランを楽しめました。
上部はそれなりに楽しめるがアプローチで苦戦するパターン、これからの山スキーでも常態化するのではと予想される山行でした。
帰ったらいろいろと考えてみよう。
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コメント
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後続でトレースを利用させていただきましたmaoyukiです。
(22年12月10日乗スカハイク以来ですね、お久しぶりです)
おかげさまで素晴らしい景色を楽しめました。
南沢パウダー滑走も堪能できました。
お礼申し上げます、たいへんありがとうございました。
2グループほど風吹山荘まではいっていましたね。
雲海を抜けブルーとモンスターの世界を楽しめて良かったです。
蓮華温泉は春は営業しないようで、春山シーズンは乗鞍とか立山辺りが混みそうです。
またどこかでお会いした際はよろしくお願いします。
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