大雪渓〜白馬岳〜朝日岳〜蓮華温泉(08夏山合宿)
- GPS
- 102:47
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 2,717m
- 下り
- 2,488m
コースタイム
(3日目)頂上宿舎キャンプ場〜6:17白馬岳〜三国境〜9:32雪倉岳〜14:15朝日平キャンプ場
(4日目)5:05朝日平キャンプ場〜5:50朝日岳〜五輪高原〜13:37蓮華温泉キャンプ場
過去天気図(気象庁) | 2008年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
20:00、ザック集団が集結した。ここはイスラムの聖地メッカではない。神戸駅だ。今回はザックが最大の重さでMのザックは(水の入れすぎで)30圓梁臑罎肪していた。出発前に先輩が差し入れをくれた。
新大阪からいかがわしい名前の夜行バスに乗り、白馬駅まで行った。翌朝、5:30に白馬駅に着き、タクシーで猿倉へ。猿倉までの道は曲がりくねっていた。Mは「頭文字Dや!」とはしゃいでいたが、Oは登山前から酔ってへろへろだった。
6:50猿倉から登山開始。初めは木が生い茂っていてまだアルプスという感じはしなかったが次第に木が少なくなり、大雪渓ではみんな雪を見てテンションが上がっていた。大雪渓は涼しくて快適だった。ここでヤマノボラーズはグラサンズにPower up!怪しさが倍増した。雪の上はマリオカートのバナナのごとく滑り、皆アイゼンをつけていたのに何度もこけた。
大雪渓を抜けると急な登りが続いた。初めは綺麗な高山植物に感動していたが、登っていくとしんどさのあまり昇天しそうだった。“あぁ…ここが天国か…”
12:45、やっと頂上宿舎に到着。ザックの重みから解放されると体が軽くなったようだった。下を見るとこんなところを登って来たことに感動した。ここで先輩の差し入れ「すっぱムーチョ」が爆発した。その後、キャンプ場にて幕営、天気図、調理をした。夕食のカレーは“超ひもじぃ〜!”一年生によって食べ尽くされた。
夕暮れのころキャンプ場から少し上ると、去年登った剣岳が雲海から突き出していてとても綺麗だった。そして20:00就寝。夜中は星が綺麗だったらしい。
8月2日、3:30起床。朝はとにかく寒かった。6:17、奴らは標高2932m白馬岳山頂に立った。目の前には果てしなく雲海が広がっていた。遠くに富士山が小さく見えた。山頂からの美しい景色を目に焼き付け、山頂をあとにした。
そこからは下りだったので楽だった。しかし雪倉岳では“山頂モドキ”に何度も騙された。9:32、やっと本物の雪倉岳山頂に到着。しかし山頂は霧に覆われていて真っ白だった。しかも風が強くて寒い!雪倉岳からはずっと下りでOとHは二足ドリフトで爆走していた。Tはこけたときにザックの重みで一回転した。朝日平キャンプ場までは“水平”とは名ばかりの水平道を通った。ミズバショウが綺麗に咲いていた。最後の方は前と後ろの差が開きすぎてしまった。最後の休憩にて、Hは「T、アーモンドチョコいる?」とTに聞いた。Tは疲れすぎていたのか、「そんなうんこみたいなもんいらん!!」と普段言わないセリフを言った。
14:15、朝日平キャンプ場着。このキャンプ場はなかなか快適だった。夕食の焼きビーフンを食べ、のんびりと過ごした。そして20:00就寝。Hだけは21:00ごろまで宿題をしていた。
8月3日、3:30起床。空を見上げると星がとても綺麗だった。5:05出発し、5:50朝日岳山頂に到着。アルプスの山々が見渡せた。白馬岳も見えた。ここでKが朝日を指差し、「朝日岳に朝日だけ〜」と言った。・・・山頂に冷たい風が吹いた。
朝日岳からの下りは水が流れているところが多く、ぬれた木道を下っていると玉突き事故が発生し、4人が次々とこけた。
五輪高原では、ワタスゲが一面に咲いていて楽園のようだった。ここの湧き水は最高においしく、全員に大絶賛されていた。そこから下っていくと少しずつ暑くなってきた。それまではみんなで長文しりとりをしていたが、このあたりで参加者が次々と脱落していった。その後、白高地沢では今にも崩れそうな橋を渉り、兵馬ノ平では綺麗なピンクの花を見た。そこから木道を歩いていくと13:37、ようやく蓮華温泉キャンプ場に到着。みんな疲れ果てていた。
キャンプ場で幕営して、いざ蓮華温泉へ。まずは露天風呂へ行った。しかし山を少し登らなければいけなかったので、健康サンダルを履いていたOは足の裏にダメージを受けた。一番高いところにある「薬師の湯」という温泉に入った。湯の色はエメラルドグリーンで温度は少し高めだったが、疲れていたのでとても気持ちよかった。その後屋内の温泉で身体を洗い、キャンプ場へ戻った。
この日の夕食は散らし寿司とソーメンだった。かなりおいしかったのでみんなよく食べた。そしてたまねぎ刻みで泣いた後、20:00就寝。
8月4日、4:00起床。幸いにもキャンプ場に屋根の付いた炊事場があったので、朝食のスパゲティーはそこで作った。しかし、雨の中のテント撤収は最悪だった。
6:55、全員合羽を装備してキャンプ場を脱出。蓮華温泉のバス停でバスに乗った。バスの後ろには登山者達のザックが山積みになっていて、一度崩れてきた。
8:40、平岩駅到着。そこからは電車を乗り継いで神戸へ帰った。帰りの電車では人身事故の影響で電車が止まったり、Mのザックから異臭がしたりと災難続きだった。
というわけで今年の夏山合宿は幕を閉じた。今回は荷物が重く、行程も長かったので大変だったが、登山中は雨が降らず、素晴らしい景色が見られてよかった。温泉に入れたのもよかった。
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