笠ヶ岳
- GPS
- 20:43
- 距離
- 28.8km
- 登り
- 2,417m
- 下り
- 2,422m
コースタイム
- 山行
- 4:32
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 5:19
- 山行
- 6:31
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 8:02
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 7:20
天候 | 雨のち曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ヘッドランプ
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ポール
携帯トイレ
|
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感想
北アルプスの縦走コースからは外れているが、一度は行きたい笠ヶ岳。だが、笠新道のピストンは何だか辛さだけが残りそう。そこで、鏡平山荘に泊まって笠ヶ岳山荘に泊まる周回コースを取ることに。
天気予報では、1日目の天気もそれほど悪くはないはずと思って出かけたが、新穂高に到着してみるとなんと小雨がぱらついている。雨は、雨具をつけている間にどんどん強くなってくる。途中で雨はきっと止むだろうと期待して出発したが、鏡平山荘に着くまではずっと雨。おまけに山荘手前の沢沿いの登山道では、道が川となって流れている。靴は水没、雨具の中もずぶ濡れになってようやく山荘にたどり着いた。この雨の中まだ先を目指す登山者がいたが、さぞかし辛かったろう。
二日目は、雨も上がったので、朝、昨日足早に通り過ぎただけの鏡池を見に行く。日の出前の鏡池は、波もなく本当にまるで鏡のよう。時折、槍ヶ岳も雲間から顔を出し、静かな時間を満喫した。朝食後、もう一度鏡池に行き山荘を後に出発したが、雲は多いものの時々日のさすまずまずの天気で、雲間に覗く山並みも返って雄大さを感じさせる。弓折乗越では、沢山の花が咲いている。北アルプスの高山の花々を愛でるのは久しぶりだ。
ここからは、尾根歩き。尾根の南東側は、尾根に風が当たって常に雲が湧いているが、北西側の展望は割と良好だった。大ノマ岳あたりから眺める抜戸岳の姿はとても美しかったが、そこを秩父平まで下って登り返すと思うと先が思いやられた。秩父平を登り切るまではアップダウンが多かったが、そこを過ぎるとグッと楽になる。雲が多く風も強かったが、せっかく来たのだから抜戸岳のピークも踏んだ。稜線から時折見えた笠ヶ岳山荘に着いた時にはあたりはガスに覆われていた。山荘にチェックインしてしばらく休憩した後、ピークを踏みに空荷で出発。15分ほどで着いた山頂は全く視界無し。今日の山行はこれまでと、山荘に戻って我慢していたビールを飲む。
ところが、宿で夕食をとった後、外を見ると槍ヶ岳が雲海から顔を出している。今まで見えなかった笠ヶ岳の山頂付近のガスもすっかり取れてよく見える。かなり、酔っ払っていたのでちょっと迷ったが、これは行くしかないと思い。再び山頂を目指した。
酔いが回って息が上がっていたが、山頂に着くと雲海に浮かぶ槍や穂高、乗鞍、御嶽などの山々の素晴らしい光景が広がっている。遠くは、剣、立山、白山まで見渡せる。雲がないよりあったほうが本当の別天地に来た感じで断然にいい。輝く雲海に沈む夕日もこの上なく美しい。今まで見た夕日で一番美しいかもしれない。ちょっと寒かったが日没まで山頂で景色を楽しんで山荘にも戻った。夜、トイレに起きた時に、外に出ると満点の星空広がっていた。ハッキリとした天の川を見るのも久しぶりだった。
三日目は、もう朝から下山するのがもったいないほどの素晴らしい天候だった。笠新道分岐までの稜線歩きは、とても清々しくて気持ちがいい。しかし、笠新道の下りは、杓子平あたりまでは急な下りだが景色も楽しめ我慢できるが、そこを過ぎて樹林帯に入ると後はひたすら下るだけ。標高も下がってくるので気温もどんどん暑くなるし、足も疲れてくる。笠新道はとにかく只々長かった。
久しぶりに訪れた北アルプス。やはり、花も多いし、変化に富んだ山々も美しい。今季は、もう一度くらい訪れてみるか。
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