表銀座裏銀座
- GPS
- 26:32
- 距離
- 57.9km
- 登り
- 5,058m
- 下り
- 5,449m
コースタイム
- 山行
- 6:11
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 8:06
- 山行
- 7:47
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 8:51
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 9:35
天候 | 1日目曇り→晴れ 2日目3日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題無し |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
北鎌は登ったのに西鎌も東鎌も中途半端にしか行っておらず行きたいと思っていたが、それなら表銀座裏銀座通しで行こうと温めていた計画を実行してきました。
穂高駅駐車場に朝4時半過ぎに入り穂高駅へ。
穂高駅5時10分発中房温泉行きバスに乗り、6時頃中房温泉に到着。
トイレを済まし登山開始、合戦尾根を登ります。
途中合戦小屋で小休憩を挟み燕山荘まで登り上げます。
今回は燕岳はスルーして大天井岳方面へ。
槍には雲が掛かっていて見えないが、高曇りの中軽快に進む。
今回の目的は表銀座なので大天井岳のピークもスルーしてトラバースして喜作新道へ。
途中まだ時間もあったので百高山の赤岩岳に寄り道。
取り付きが分からなかったので適当にガレを登り始めたが、これが失敗。
崩れる急斜面を草を掴みながら登る事になり、途中横移動。
すると踏み跡に出たのでそこを登りました。
赤岩岳山頂は三角点があるのみで標識はありませんでした。
踏み跡を下り一般道に復帰すると丁度赤岩岳を登る方と出会い、取り付きを説明。
百高山を狙っているそうで、赤沢山を登って来たそう。
少し会話をし西岳方面へ。
西岳への登り口を少し過ぎるとヒュッテ西岳に。
テント受付を行いテン場へ行くと、一番乗りだったよう。
他にテントが無いので、選択肢がありすぎて迷ったけど風を避けられそうな所へテントを設営。
テント設営後空身で西岳へ。
翌日登る槍ヶ岳がしっかり見えました。
西岳から戻り小屋の方へ「実際赤沢山ってどうなの?」と聞いてみると、登っている人は居ますがあまりおすすめはしませんとの事。
藪漕ぎも必要で事故もあるから小屋としてはまぁ推奨しないよって感じっぽいですね。
私も百高山が80を超えているので、目指すか目指さないか微妙な所なのですが・・・・
テントに戻るともうやる事が無いので酒を飲んで寝ます。
2日目、3時起床4時前出発。
ここからはヘルメット推奨の東鎌尾根なので始めからヘルメットを被って行きます。
西岳からガンガン下って、ちょっと登って下って水俣乗越へ。
ここから北に行くと北鎌沢です。
勿論今回は行かないのでそのまま東鎌尾根を西に進みます。
ここからは登り基調ですが、ちょいちょい下りも挟まります。
東鎌尾根は槍にどんどん近づいて行くのでテンションが上がります。
槍ヶ岳山荘でザックをデポして貴重品を入れたサコッシュだけを身に着け穂先に取り付きます。
穂先の登りは流石に少し息が上がりましたが、サクッと山頂へ。
久しぶりに槍の穂先に立てました。
下からもどんどん人が登ってくるのが見えたので、写真を撮って少し休憩したら山荘へ下山。
山荘でコーラを買って一服し、今度は西鎌尾根へ。
西鎌尾根を歩いていると前が渋滞しており何かなと見てみると、高校生?の大パーティーが前に居ました。
岩場を抜けるのに時間が掛かっているようで、最初は微笑ましく後ろに並んでいたのですが、あまりにも動かなくてにっちもさっちもいかなくなったので、ささっと隙間を通り抜け追い越しさせて貰いました。
そこからは快適な稜線歩きです。
硫黄乗越を進み、樅沢岳を越え双六小屋へ。
双六小屋では給水、こういう鞍部にある小屋は水が豊富でありがたい。
少し休憩後双六岳に取り付きます。
樅沢岳から200m位下って双六岳まで300m位登り返すので疲れた身体にはなかなかキツイ。
250m程登ると山頂台地に着くのでそこからは天空の滑走路と呼ばれる緩やかな台地となります。
少し進んで振り返ると、緩やかな下りの向こうに槍ヶ岳が聳え立ち、まさに槍に向かって飛んでいけそうな光景です。
双六岳から少し下っては登り返し、また少し下って登り返すと三俣蓮華岳です。
北アの最深部黒部源流域となります。
三俣蓮華岳から更に下り三俣山荘へ。
テント泊の受付を行いテントを設営。
三俣山荘は水が豊富で良いテン場ですが、電波が全く入りません。
山荘にはstarlinkのアクセスポイントがあったので、そのうち山小屋wifiが使えるようになるかもしれません。
テントを張るともうやる事がありませんが、時間はまだ13時過ぎ。
テントの中でくつろごうにも、あまりの直射日光の暑さにテントの中は蒸し風呂です。
かと言って外に居ても暑いので、山荘に行きちょっと遅めのランチにしました。
ジビエ丼1800円と缶ビール350ml700円の2500円。
ちょっとお高いですが、山小屋にお金を落とさないとね。
食事を終えた後テントに戻りますがまだまだ暑い。
三俣山荘のテン場には小川が流れているので、そこに足をつけて冷却したりして何とか暑さをしのぎます。
17時頃に漸くテントに入れるようになりましたが、テントの中にはあまりの熱さで死んだ虫の死骸がいくつも転がっていました・・・・
17時頃からまた飲み始めそのまま就寝。
3日目、3時起床3時50分頃出発。
ヘッデンを点けて鷲羽岳を登ります。
ガレた斜面を登り山頂に着くと丁度明るくなっていました。
山頂で休憩しつつ眺望を楽しんでいると日が昇り始め御来光を拝む事が出来ました。
鷲羽岳から下りワリモ岳に登り返し、また少し下って水晶小屋へ。
水晶岳はスルーし裏銀座方面に下ります。
東沢乗越辺りですれ違った方に濁沢の事を聞くと、丸太が設置されたとの事。
この山行に向かう直前に濁沢の橋がまた流されたと聞いていたので、当初の計画では竹村新道から下る予定でしたが、丸太橋があるならブナ立から下ろうと計画を変更しました。
良い天気だから稜線歩きしたいし、その方が裏銀座も完走で来て良いだろうと。
竹村新道分岐をそのまま野口五郎岳方面へ進み野口五郎岳山頂へ。
今回の最後のピークです。
山頂からは裏銀座の稜線が良く見渡せました。
ここからは下り基調です。
ほんの少し登りもありますが概ね緩やかな下りで軽快に歩けます。
最後少し烏帽子小屋に登り返し、ブナ立尾根で下山。
ブナ立尾根は前に読売新道に行く時に登った時はそれほど急だとは思いませんでしたが、下りに使うと結構急な感じがしました。
ブナ立尾根を下り切り濁沢の丸太橋を渡り高瀬ダムへ。
高瀬ダムでは人待ちタクシーが声を掛けてくださいましたが、1人だし道も下りなので辞退して七倉まで舗装路を歩きました。
七倉山荘で汗を流し、裏銀座登山バスに乗って信濃大町駅へ。
信濃大町駅からJRで穂高駅に向かい、駐車場に戻り車を回収して帰宅しました。
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