ジャンダルム飛騨尾根
- GPS
- 24:20
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 3,558m
- 下り
- 3,710m
コースタイム
- 山行
- 6:49
- 休憩
- 2:24
- 合計
- 9:13
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 8:16
- 合計
- 14:38
天候 | 晴後曇(2日間) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
核心はαルンゼの下降、電光クラック卦蕁並隆境元蕁 |
その他周辺情報 | 平湯の森21時まで |
写真
感想
【計画】
会の後輩、Yさんのバリエーション経験のため奥穂南稜を計画。が、岳沢での熊テント襲撃事件で中止。代案として1泊で行ける手頃なルートを模索。熊を避け、穂高岳山荘テン場をベースにしたジャンダルム飛騨尾根を企画。ここは本来、残雪期メインのルートで登攀の難易度は低いがバリエーション要素満載。一緒に練習しているKさんを加え3人でGO。
【天気予報】
3日ー4日両日共午後から雷雨予報。特にアタックの4日の予報降雨量が多い。下山時、白出沢の重太郎橋が流されないか心配。
現地に行かなければチャンスは無いので行ってみて現地判断する事に。
【穂高岳山荘迄】
5時新穂高温泉歩き出し。最終水場に8時着。このペースなら山荘テン場に午前中早い時間に着くかも。午後からアタック出来るかなと考えながら後続を待つ。
遅れて到着したYさんがバテバテ。寝不足が原因か。本日中のアタックは諦めてゆっくりテン場を目指す。
【アプローチ】
朝4時ヘッデンスタート。ジャンダルムを巻いから一般道を外れる。
αルンゼの取付は迷いようがない。足を動かす度に岩雪崩を起こすので間隔を空けて歩く。
Kさんが乗った1mの岩が動いてにひっくり返る。
2個の懸垂支点をやり過ごし、3個目の支点で懸垂。標高3000mを切った次の小滝の落ち口からトラバースしてT3取付へ。
【登攀】
ルートに残置ハーケンはまだらにあるが見つけるのが困難。プロテクションはカムとピナクルで取っていく。カムは#0,5〜#3+ボールナッツ持参。
どこでも登れそうなだけにルーファイに迷う所があった。
1ピッチ目 核心電光クラック手前の壁。念の為Wロープ1本を真ん中にエイトノットを作って2人上げる。(15m)
2ピッチ目 電光クラック(40m)
キチンとWロープのシステムで。クラックにカムが効く。上部、高度感あり。右側に回り込んで壁を登り切った先、ピナクルを終了点とした。
3ピッチ目 出だし、フレーク状の岩、登れない。左を見ると、1歩降ったらやさしそうなクラック。ボディビレイのロープを腰より高い所でターンしてもらい、1段下がって登る。ピッチ後半はガレ場歩き。(40m)
4ピッチ目 トラバース。出だし右へ巻いて特徴ある大岩を登ってから10m下降。ロープが重かった。(40m)
5ピッチ目 山頂が近づいてくる。やさしいスラブだがピッチが長い。(50m)
6ピッチ目 本来の最終ピッチ。せっかくなのでYさんにリードしてもらう。最後登りきればおわりのテラスでピッチを切ってしまいもう1ピッチ残る。(25m)
ボーナスピッチ 最後の壁。Kさんもリードしたいとのことでお任せ。右のリッジから登るか真ん中のクラックから登るか迷うが支点が取れる真ん中から。(5m)
登攀終了後大休止。一般道に合流してジャンダルム山頂へ。
【下山】
予報に反して天気が崩れる気配が無いためのんびり小屋でカレーを食って下山開始。
白出沢上部で自分が遅れる。年齢のせいかバランスが悪く上手く下降出来ない。以前は山荘から林道迄ガシガシ2時間半で降りたけどもう無理だ。ちょっと悲しい。
林道からは早く到着したいので後続を置いてダッシュで下山。
ルートは登りごたえある好ルートで楽しかった。
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