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Yamareco

記録ID: 7142094
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

飯豊連峰 [大日杉登山小屋P⇔大日岳]

2024年08月14日(水) ~ 2024年08月15日(木)
 - 拍手
体力度
8
2~3泊以上が適当
GPS
20:11
距離
35.3km
登り
2,954m
下り
2,965m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:53
休憩
0:26
合計
7:19
5:24
3
スタート地点
5:27
5:28
29
5:57
6:03
34
6:37
6:45
4
6:49
91
8:20
47
9:07
35
9:42
9:49
22
10:11
10:15
63
11:18
77
12:43
2日目
山行
11:51
休憩
1:35
合計
13:26
4:12
22
4:34
4:35
27
5:02
5:03
7
5:10
14
5:24
20
5:44
5:45
5
5:50
5:58
15
6:13
13
6:26
10
6:36
11
6:47
12
6:59
6
7:26
42
8:08
8:12
33
8:45
8:46
27
9:26
10
9:36
16
9:52
13
10:05
17
10:22
10:23
13
10:36
6
10:42
10:45
15
11:00
14
11:14
11:15
3
11:18
13
11:31
11:32
20
11:52
12:33
5
13:25
31
13:56
14:03
28
14:31
31
15:02
15:15
24
15:39
64
16:43
6
16:49
23
17:12
17:21
14
17:35
17:38
0
17:38
ゴール地点
天候 初日。朝は晴、途中から雨、次第に豪雨。昼のうちに小屋に避難。
2日目。朝は晴、次第に雲が優勢に、下山は曇りのち雨。
過去天気図(気象庁) 2024年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
前夜のうちに大日杉登山小屋駐車場に到着。夕方さいたまから下道で向かう。主に国道4、121号を経由。栃木県内で豪雨に遭い、夜の悪路を走行した。南会津あたりの山間部ドライブは毎回楽しい。帰路も同じルートを利用。
コース状況/
危険箇所等
他のコースを知らないが、大日杉登山口からのコース、楽ではなかった。崩落に近い箇所もある。鎖場「ザンゲ坂」がある。鎖でもアブにつきまとわれて発狂しかけた。大日岳手前は伸びすぎたクマザサが管理されていて有り難かったが、それが道に散乱すると足元がわからないし、滑って転倒もした。体感だが地図アプリを開いてもなかなか進まない。主脈尾根筋も御秘所のような緊張する岩場が僅かにある。
その他周辺情報 登山口は大量の虫が待ち構えている。車の扉を開けたらアブやブユなどが大量に車内に流入して困った。着替えたいけど出来るはずもなく逃げるようにその場を去った。大量の虫を車窓から放出させながら「いいでのゆ」に直行した。着替えも兼ねて温泉に浸かる。泉質は鉄分を感じる熱めの湯。400円で入浴出来た。ついでに食事もしたが、そばが旨かった。一ノ木集落の飯豊山神社に下山報告の参詣をした。
登山開始、これから登るだろう人が他に2人
2024年08月14日 05:23撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 5:23
登山開始、これから登るだろう人が他に2人
結構な長さの鎖場「ざんげ坂」を登った
2024年08月14日 05:57撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 5:57
結構な長さの鎖場「ざんげ坂」を登った
ざんげ坂を上から
2024年08月14日 05:57撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 5:57
ざんげ坂を上から
序盤、晴れていた
2024年08月14日 06:39撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 6:39
序盤、晴れていた
御田の杉
2024年08月14日 06:49撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
1
8/14 6:49
御田の杉
メロンパンになりそう
2024年08月14日 06:51撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 6:51
メロンパンになりそう
生きている、 合体している?粘液ドロドロ、正体不明
2024年08月14日 07:57撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 7:57
生きている、 合体している?粘液ドロドロ、正体不明
地蔵岳、20kgの重装備のせいもあり予定より1時間遅れて到着、ここでラジオNHK第二でロシア語を大音量で登ってきたお一人様女性と話した、この女性とはのちに再会する
2024年08月14日 09:04撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 9:04
地蔵岳、20kgの重装備のせいもあり予定より1時間遅れて到着、ここでラジオNHK第二でロシア語を大音量で登ってきたお一人様女性と話した、この女性とはのちに再会する
地蔵岳から切合・種蒔分岐へ至る道中でガスで怪しくなってきた
2024年08月14日 09:25撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 9:25
地蔵岳から切合・種蒔分岐へ至る道中でガスで怪しくなってきた
目洗清水、既に雨降っている
2024年08月14日 10:11撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 10:11
目洗清水、既に雨降っている
巨大ナメクジ
2024年08月14日 10:58撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 10:58
巨大ナメクジ
大きさは150mmくらい
大きさは150mmくらい
御坪
2024年08月14日 11:18撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 11:18
御坪
切合・種蒔分岐付近、雨は本降り
2024年08月14日 12:11撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 12:11
切合・種蒔分岐付近、雨は本降り
切合小屋、到着するや豪雨となり諦めてここで素泊まり、御西小屋を予約していたから電話でキャンセルした、docomoだけは通じる
2024年08月14日 13:23撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
1
8/14 13:23
切合小屋、到着するや豪雨となり諦めてここで素泊まり、御西小屋を予約していたから電話でキャンセルした、docomoだけは通じる
こんな立派な水洗トイレがある、全部で4室もある
2024年08月14日 15:30撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 15:30
こんな立派な水洗トイレがある、全部で4室もある
水飲み放題、汲み放題、生でそのまま飲める、登山時は切合小屋までの水分を持参すれば足りる
2024年08月14日 15:31撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
1
8/14 15:31
水飲み放題、汲み放題、生でそのまま飲める、登山時は切合小屋までの水分を持参すれば足りる
切合小屋
2024年08月14日 15:33撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 15:33
切合小屋
切合小屋出入口
2024年08月14日 15:39撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 15:39
切合小屋出入口
雨は15時には止んだ、装備品全て濡れた、到底乾かないが努力はする
2024年08月14日 16:19撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 16:19
雨は15時には止んだ、装備品全て濡れた、到底乾かないが努力はする
山の天気は変わりやすい、晴れてきたが、この1時間後また雨降る
2024年08月14日 16:19撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 16:19
山の天気は変わりやすい、晴れてきたが、この1時間後また雨降る
トイレ、感動すらする、全く臭わない山のトイレなんて初めて!
2024年08月14日 16:52撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
1
8/14 16:52
トイレ、感動すらする、全く臭わない山のトイレなんて初めて!
4室あるトイレ
2024年08月14日 16:52撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 16:52
4室あるトイレ
小屋は豪雨で避難した人でそこそこ混む、初日終わる
2024年08月14日 17:49撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/14 17:49
小屋は豪雨で避難した人でそこそこ混む、初日終わる
2日目、夜明け前
2024年08月15日 04:35撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 4:35
2日目、夜明け前
夜明け、日の出
2024年08月17日 09:04撮影 by  AC003, DJI
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8/17 9:04
夜明け、日の出
切合⇆大日岳、まずは草履塚
2024年08月15日 04:34撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
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8/15 4:34
切合⇆大日岳、まずは草履塚
朝の雲海
2024年08月15日 04:35撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
1
8/15 4:35
朝の雲海
草履塚から
2024年08月15日 04:35撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
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8/15 4:35
草履塚から
飯豊本山方向
2024年08月15日 04:48撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
1
8/15 4:48
飯豊本山方向
この辺は一部ゴツゴツしている
2024年08月15日 05:04撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
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8/15 5:04
この辺は一部ゴツゴツしている
最高峰「大日岳」は雲に覆われている
2024年08月15日 05:10撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
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8/15 5:10
最高峰「大日岳」は雲に覆われている
切合方面、草履塚か?忘れた
2024年08月15日 05:10撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 5:10
切合方面、草履塚か?忘れた
明るくなってきた
2024年08月15日 05:11撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 5:11
明るくなってきた
中央に見えるのが「大日岳」、この時はまだあそこまでゆく決意をしてなかった
2024年08月15日 05:26撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
1
8/15 5:26
中央に見えるのが「大日岳」、この時はまだあそこまでゆく決意をしてなかった
来た方向(切合方向)だが、わからぬ、上手く撮れた
2024年08月15日 05:37撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
1
8/15 5:37
来た方向(切合方向)だが、わからぬ、上手く撮れた
本山小屋、そして飯豊山神社に参詣
2024年08月15日 05:52撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 5:52
本山小屋、そして飯豊山神社に参詣
飯豊山神社脇から見る飯豊本山(右)と大日岳(左)
2024年08月15日 05:56撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
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8/15 5:56
飯豊山神社脇から見る飯豊本山(右)と大日岳(左)
綺麗な緑の尾根筋
2024年08月15日 05:56撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
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8/15 5:56
綺麗な緑の尾根筋
神社側からの飯豊本山
2024年08月15日 05:59撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
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8/15 5:59
神社側からの飯豊本山
飯豊本山到着、この時間ならば大日岳行って帰れると判断、昼までに切合小屋に戻れるだろうと
2024年08月15日 06:08撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
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8/15 6:08
飯豊本山到着、この時間ならば大日岳行って帰れると判断、昼までに切合小屋に戻れるだろうと
本山から見る大日岳、これからあそこまで行くと決めた時、山頂の雲傘が取れていた
2024年08月15日 06:09撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
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8/15 6:09
本山から見る大日岳、これからあそこまで行くと決めた時、山頂の雲傘が取れていた
雪渓
2024年08月15日 06:39撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 6:39
雪渓
雪渓あちこち
2024年08月15日 06:44撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 6:44
雪渓あちこち
ここが御西岳山頂?という平坦な所だった
2024年08月15日 06:59撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
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8/15 6:59
ここが御西岳山頂?という平坦な所だった
御西小屋、昨日はそもそもここに泊まる予定だった
2024年08月15日 07:05撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 7:05
御西小屋、昨日はそもそもここに泊まる予定だった
大日岳までの稜線上に雲が迫る
2024年08月15日 07:26撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
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8/15 7:26
大日岳までの稜線上に雲が迫る
大日岳山頂、標柱があった
2024年08月15日 08:12撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 8:12
大日岳山頂、標柱があった
大日岳山頂、本山から意外と遠く遅くなってしまう、帰路急ぐ
2024年08月15日 08:09撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
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8/15 8:09
大日岳山頂、本山から意外と遠く遅くなってしまう、帰路急ぐ
大日岳山頂
2024年08月15日 08:12撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 8:12
大日岳山頂
御西小屋の管理人か?熊笹をカットしてくれているが、傾斜があるから滑る、転ぶ
2024年08月15日 08:36撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 8:36
御西小屋の管理人か?熊笹をカットしてくれているが、傾斜があるから滑る、転ぶ
大日岳から主脈へ戻ってくる、今から登る先に御西小屋が小さく見えている
2024年08月15日 08:51撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 8:51
大日岳から主脈へ戻ってくる、今から登る先に御西小屋が小さく見えている
雪渓の断面はこんなふう
2024年08月15日 09:12撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 9:12
雪渓の断面はこんなふう
帰路の尾根歩きはガスが立ち込め天気に助けられる、もう水筒の中身が枯渇気味、晴れていたらやばかった、帰路の本山小屋でポカリを買うがそれでも切合小屋まで水分もたなかった
2024年08月15日 11:10撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 11:10
帰路の尾根歩きはガスが立ち込め天気に助けられる、もう水筒の中身が枯渇気味、晴れていたらやばかった、帰路の本山小屋でポカリを買うがそれでも切合小屋まで水分もたなかった
下山、地蔵岳付近、三国岳方向を見る
2024年08月15日 14:56撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 14:56
下山、地蔵岳付近、三国岳方向を見る
天気に助けられる、あちらは晴れているが、自分の上空は曇っている
2024年08月15日 15:45撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 15:45
天気に助けられる、あちらは晴れているが、自分の上空は曇っている
すっかりメロンパンに成長
2024年08月15日 16:42撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 16:42
すっかりメロンパンに成長
下山、大日杉小屋が見えてきた、もうピントを合わせる気力すらない、とにかく生還出来たことでホッとした
2024年08月15日 17:37撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 17:37
下山、大日杉小屋が見えてきた、もうピントを合わせる気力すらない、とにかく生還出来たことでホッとした
自分以外の登山客はいなくなっていた
2024年08月15日 17:39撮影 by  motorola edge 20 fusion, motorola
8/15 17:39
自分以外の登山客はいなくなっていた

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル 靴下 雨具 着替え ザック ザックカバー サブザック 行動食 非常食 飲料 ガスカートリッジ コンパス ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール テント テントマット シェラフ
備考 小屋に泊まったからテント不要、シュラフよりタオルケット、スポーツドリンクの粉末を持ってゆくべきだった。

感想

お盆休み。

台風5号の影響で予定変更を余儀なくされた。北海道の山を断念して、選んだのが飯豊山だった。
2泊3日で飯豊連峰を大日杉から朳差岳でピストンするという壮大な計画を立てた。今にしてとんでもなく壮大で無理な計画だった。
知らぬうちに台風の続編が来ているらしく(7号)、16日には迫ってくるという。予定を再変更し、1泊2日で15日のうちに下山することにした。

久々の夏山、いろいろ思い道理にいかないなぁ、と思った。
夏山はこりごり、改めて思った。

【重荷】

テント泊するための装備を持参しての初めての登山となった。
このために新しいザック・テント・アクションカメラまで買った。
アクションカメラは使い方が分からず、日の出だけ撮影に使った。
ザックは水も含めて20kgになっていて、入りきらないものはトートバックで首にかけて登った。
こんな重荷で山に登るのは無理がある、全然行けども進まず、暑すぎて水分を浪費するばかりだった。

【虫除け】

刺されまくった、今も痛い痒い。
アブは延々と付いてくる、歩行を止めれば、体に付着して刺してくる。
黒い服とアームカバーだったから余計にアブの標的になった。
仕方なくタオルで叩き殺すことになった。鎖の途中でもアブに付き纏われた。
薮には定期で蛇がにょろり、ひどい時には1分経たずに次の蛇に出会った。
大きなカエルがたくさん出てくる。雨が降ればナメクジも大きいのが出た。
生き物が出てくるたびにビクつく。気を張って歩いているのに、滅多に出会わない人間がいきなり音もなく現れることがあって、何より驚いた。

【熊鈴】

自分は普段は熊鈴をつけないが、今回はひたすら鈴を鳴らした。鈴は半分は熊よけのため、もう半分は近くに人間の存在を知るためでもあると思う。支脈ではほとんど人に出会わない。ある時音もなく後ろから迫ってくる人に驚いてしまい、文句を言ったこともある。鈴が嫌なら、ラジオとか音楽とか流して存在をアピールしてもらいたいもの。

【猛者の女性】

地蔵岳で出会った方は女性でありながら単独登山で、ラジオを大きな音で鳴らせてやってきた。菅野美穂に似ている見た目50代のハツラツとした女性だったが、山に慣れていると思った。この日は本山小屋まで行くと言っていた。翌日、本山小屋手前でまた彼女に再会したのだが、前日の悪天候なのに本山小屋まで到着したらしい。

【豪雨】

初日は快晴だったのに、次第に雨が本降りとなった。重装備のせいで全然動けないのにザックカバーしたのに装備品がほとんど濡れてしまった。切合小屋に着いた途端に豪雨となった。
豪雨前に小屋に避難できたのは不幸中の幸いだった。予定を諦めて切合小屋で宿泊することにした。雨は15時には止んだ。

【切合小屋】

福島側から登山を開始すればやっとの主脈、重要な位置にある。
生でも飲める水がいくらでも利用できるから最悪ここまでの水があれば、水分補充はなんとかなる。次回のための、これから登る人のためのメモ。

【軽装】

切合小屋に頼んで、重荷を置かせてもらったまま2日目を開始した。
小屋⇆大日岳をトレッキングポールとスマホと水筒だけという最軽装で行動した。
尾根歩き、そんなに気楽なものではなく起伏は結構ある。
御秘所のような難所もある、重装備だとかなりしんどい。
4時過ぎに小屋を出て、戻ってきたのは正午だった。思った以上に時間がかかった。
実際に地図アプリで見て感じる以上に、距離と起伏がある。
「装備は最小限、極力軽装にする」ことの重要性を教訓とした。

【下山】

切合小屋で再び重装備を背負って12時半から下山を開始した。
大日杉コース下山はもう一つの三国岳を経由するルートを予定していたが、諦めて最短経路である往路ルートを引き返した。16時頃には遠雷が聞こえて雨も降り始めたが、本降りになる前に下山した。まだ明るい17時半に下山したが、判断を間違えていたり、何らかの怪我をしたらば、遭難事故になっていたと思う。生還できて今回ほど安堵したことはなかった。

初日は雨でずぶ濡れ、2日目は汗でずぶ濡れ。
足は靴下ずれによる水ぶくれ(靴下が濡れていたせい)、腰はザック締め付けによる擦れ(下着やズボンなどが濡れていたせい)、首は痛い、塩分不足(スポドリ切れ、ただの水では補水にならない)で頭痛、足の筋肉痛と満身創痍で懲りてしまった。

今回がこれまでで一番辛かった山行だが、その分勉強にもなった。

初日(8月14日)の悪天候があって2日目の朝の最高の眺望を得られたのだと思う。
「何かを得るためには、何かを犠牲にする」とつくづく思った。

今回は飯豊連山の北側を縦走出来なかった。
いずれ戻って続きをしたい、いつの日か。

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無雪期ピークハント/縦走 飯豊山 [2日]
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

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