絶景の白峰三山(北岳/間ノ岳/農鳥岳) 2泊縦走

2015年09月21日(月) ~ 2015年09月23日(水)

• GPS: 56:00
• 距離: 24.0km
• 登り: 2,377m
• 下り: 3,067m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:40
• 休憩: 0:30
• 合計: 6:10

6:30 広河原インフォメーションセンター
6:30 広河原・吊り橋分岐
6:30 白根御池分岐
8:40 9:10 白根御池小屋
9:40 二俣
11:30 草すべり分岐
11:55 小太郎尾根分岐
12:40 北岳肩ノ小屋

2日目

• 山行: 5:25
• 休憩: 1:00
• 合計: 6:25

7:00 北岳肩ノ小屋
7:25 両俣分岐
7:50 8:15 北岳
8:50 吊尾根分岐
9:40 北岳山荘
10:20 中白根山
11:30 12:05 間ノ岳
13:25 農鳥小屋

3日目

• 山行: 7:00
• 休憩: 1:05
• 合計: 8:05

4:45 農鳥小屋
5:40 5:50 西農鳥岳
6:30 7:05 農鳥岳
7:40 7:45 大門沢分岐
9:45 10:00 大門沢小屋
12:25 奈良田ゲート
12:50 奈良田駐車場
12:50 奈良田バス停

天候

毎日、午前中快晴、午後東から雲がせりあがってくる

アクセス

利用交通機関：

自家用車

R52から早川/西山温泉方面に入る上沢交差点の山梨寄りに7/11とD山崎があります。ビールなど車中泊の準備をして、県道37号をひたすら奈良田温泉へ。すぐ出発できるよう準備をして、早朝5:30のバスに備えます。

コース状況／危険箇所等

特に危険個所はありませんが、農鳥岳からの下りは長い。体力と精神力が落ちた所で滑る場所が多々あります。

その他周辺情報

町営奈良田の湯(550円)は第1駐車場から近道のじぐざぐ直登ですぐ。上に駐車場は無いので歩きです。露天風呂を楽しむなら車道沿いに日本秘湯を守る会の白根館(1000円)で。

写真

9/20 16:49

前日20日17時、運良く第1駐車場に空きスペースがありました。周りにも車中泊の方々がおられました。7-11で買い求めた弁当とビールで静かな前夜を満喫。

9/23 14:02

広川原行きのバス。5:30に乗車予定。

9/21 4:41

4:40暗い中バス停に並び始めましたね。もちろん私も。

9/21 5:32

5:30のバスに余裕で座れたかと思ったら、第2駐車場で超満員。驚きのスゲ〜

9/21 6:21

約50分揺られて広河原バスセンターに到着。第1駐車場で早く並んで座れたからいいけれど、3台のバスがギュウギュウ詰めでした。山小屋で仕入れた情報によると、ジャンボタクシイーで@200円ぐらいしか違わないらしい。要調査。

9/21 6:34

スタートのつり橋。さ、ここから始まります。

9/21 8:42

白根御池（おいけ）小屋。見るからに居心地がよさそうです。ここで無料の水はまさに南アルプスの天然水。市販のより格段にうまい。

9/21 9:12

人が多い草すべりのコースを避けて、静かな森の中に分け入ります。心細いほどに、本当に静かでした。

9/21 9:37

大樺沢二股に到着

9/21 10:54

右俣コースを登ります。

9/21 11:54

小太郎尾根合流あたりから雲が

9/21 12:10

山小屋を目指します。

9/21 12:38

午後一から眺望が無くなって、山小屋に到着。急に寒くなりました。

9/21 12:47

肩の小屋では一畳ほどのスペースにシュラフが二つ。シュラフ持参の私は壁から2番目を指定され、なぜか壁から1番のお隣さんがいなくなってゆっくり眠れました。

9/22 5:27

朝です。朝が来ました。最高です。

9/22 5:29

晴天の東に霊峰もくっきりと。

9/22 7:01

肩の小屋、お世話になりました。貴重な唯一のスープとメンチコロッケパンで腹を満たし、出発。

9/22 7:07

もうすぐ

9/22 7:53

やりました。山頂は記念撮影の順番待ちもあり大賑わい。

9/22 8:01

撮っていただきました。欲を言えば仙丈ケ岳をはっきりと入れて欲しかった。

9/22 8:04

左に仙丈ケ岳、右に甲斐駒ケ岳。

9/22 8:25

北岳山頂を満喫し、次を目指して下ります。急ですが鎖もあって意外と余裕。

9/22 8:27

テレビで見て憧れていた、まさにこの景色が見たかった、この絶景の尾根を縦走するのが今回の私の目標。ザックを置いて、しばらく見とれてしまいました。正に感動の縦走路である事を実感。

9/22 8:50

八本歯のコルからの合流地点。

9/22 9:37

北岳山荘まで下りてきました。

9/22 9:41

北岳山荘の宿泊棟。昨日は定員150人に300人の宿泊者だったらしい

9/22 10:19

中白根山に到着。相変わらず絶景です。

9/22 11:30

そしてやっと到着、間ノ岳に。富士もまだ待っていてくれました。

9/22 12:16

そして次。あれほど混雑していた登山道が急に誰もいなくなる感じ。正午を過ぎると、待っていたかのように雲が上がってきます。

9/22 13:35

今夜、お世話になります。小言で有名なおやじは、実はとても親切なご主人だとわかりました。少し耳が遠くて、その分大声で話すので、誤解されるんだな。

9/22 15:50

初めてのブロックン。写真に撮れるほどではなかった…

9/22 16:35

夕食は昨日と同じロースハムステーキ、おいしゅうございました。缶ビールは600円。北岳肩ノ小屋では問題なかったけど、ここではライターの世話になりました。何が違うんだろう。

9/22 17:51

お月様が農鳥と。昨日とは打って変わって宿泊はがらがら。落ち着いて眠る事ができました。

9/23 5:13

朝、ヘッドランプと共に登り始めます。遠くに富士山も

9/23 5:32

西農鳥山頂で朝日を待つ方々。待ってろよ〜

9/23 5:37

残念ながら朝日の方角にちょうど厚い雲が。

9/23 5:47

西農鳥に到着。間ノ岳の向こうに北岳、その奥に八ヶ岳も。

9/23 6:28

来ました農鳥。あまりの晴天に涙が出そう。

9/23 6:29

つくづく思うけど、今回2泊の縦走で、北岳でも間ノ岳でもなく農鳥山頂の眺望が最高でした。

9/23 6:32

霊峰も暖かく

9/23 6:33

間ノ岳の向こうに北岳。美しい。

9/23 7:06

最高です。

9/23 7:09

ずっと堪能していたいけど、しかたない。下りますか。

9/23 7:13

空気も澄んでいて

9/23 7:33

富士も輝いて

9/23 7:39

分岐に。
確かにここで霧に覆われただけで道を探すのは大変だ。正月、吹雪の中25歳で冷たくなられたとの事。合掌。

9/23 7:52

見納めかな。

9/23 7:58

本当に見納めかな。

9/23 9:23

これからも続きます。

9/23 9:38

振り返れば、本当にあの上に居たのかと…

9/23 9:48

農鳥小屋で同宿された方は、前日ここに宿泊されたとの事。なんと布団1枚に3人だったらしい。トイレにたって戻ってくると、自分の居場所がなくなるほどだったとか。

9/23 9:48

ビールが飲みたいけど、ぐっとがまん。

9/23 10:06

出た、橋。

9/23 10:29

丸太はいかにも滑りそうなので、石を伝って。

9/23 11:15

ここが一番難しい。渡る途中、真ん中の川の上で、ロープをまたぐのに四苦八苦。

9/23 11:18

手作り感が笑っちゃいます。

9/23 10:36

いい加減足に来てますが、とにかく歩くしかない。気持ちに余裕をもって森を楽しみます。

9/23 11:41

このつり橋は怖かった。大きく揺れる上に結構高い。視線は床に集中させて、一切景色は見ないように、もちろん川面を見るなどもってのほか。

9/23 11:51

9/23 11:58

このつり橋は立派なつくりで、高所恐怖症の私でも怖くは無い。

9/23 12:02

ここから林道歩きが始まります。

9/23 12:27

左がここから一般車両通行禁止のトンネル。右が発電所へのトンネル。
バスが来るまで2時間あるので、さらに歩きます。

9/23 12:42

満車だった第2駐車場もがらがらになっていた。

9/23 12:47

温泉はこの上ですが、上に駐車場はなく、左の駐車場において上がります。

9/23 14:01

第1駐車場からは、このジグザグを登ります。

9/23 13:51

風呂上りのノンアルコールビール。ここはこれでがまんがまん。

9/23 14:01

身延行きのバス。私は車だから関係ないけど…

撮影機器：

DSC-H55 SONY

装備

個人装備

シュラフ持ちで山小屋の素泊まりは1000円引きになります。朝&昼はハイカロリーの総菜パン 夕は厚切りロースハムを焼きました。スープを補充し忘れたのは残念。

備考

スープを補充し忘れて、1食分しかなかった。

感想

kanabunn

NHKでみて、いつかは歩きたいと願っていた3000mの縦走を、最高の天気に恵まれて実現できました。山を楽しむなら午前中と思っていて、遅くとも14時には山歩き終了とすべく、2泊3日の登山計画がばっちりはまった縦走でした。午前中は晴天に恵まれた最高の景色を堪能できました。午後は雲が上がってきて迫力の景色。シュラフ持参だと素泊まりが1000円引きになるのもうれしい。農鳥小屋のご主人を悪く言う人も居るようですが、私は大ファンになりました。心から山の安全を願っている本物の山小屋の主でした。ただ、ここのトイレは最悪です。朝ヘッドランプを頼りに利用するのは怖かったので、そのまま出発。催さなかったので結果オーライでした。
3日間、最高の景観をありがとう。