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Yamareco

記録ID: 7267139
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ハイキング
大雪山

武利岳・武華山

2024年09月21日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:35
距離
18.4km
登り
1,528m
下り
1,529m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:45
休憩
0:50
合計
11:35
距離 18.4km 登り 1,528m 下り 1,529m
5:46
35
スタート地点
6:21
6:22
12
6:34
91
8:05
8:13
162
10:55
11:21
168
14:09
14:13
36
14:49
14:59
28
15:27
60
16:27
16:28
10
16:38
43
17:21
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
武華山の登山道は、刈り払いがされ明瞭。
・1747標高点の武利岳分岐以降はピンテが多く、迷わないと思います。
・ライオン岩コースの岩の横の通過は、木の枝が張り出し、コース脇が崩れているの 
 で滑落に注意がいります。
・武利岳へ向かう途中、ハイマツ区間があり、2箇所ほど枝の太い藪があります。反 
 撃を食らわないように注意して下さい。
・前ムカから武利岳へ向けて下る途中、シャクナゲの藪があります。上手くいなして
 下さい。
その他周辺情報 ・層雲峡方面、日帰り入浴多数、黒岳温泉
・北見方面、塩別つるつる温泉、留辺蘂温根湯温泉
ライオン岩
正規の登山口
武華山登山コース分岐点
武華山登山コース分岐点
1574標高点
東尾根から見たライオン岩
1
東尾根から見たライオン岩
武利岳方向分岐
前ムカからの下り、帰路ここを登り返す
前ムカからの下り、帰路ここを登り返す
北見富士
最低コル付近
きれいに笹が刈られています
きれいに笹が刈られています
中央左に武利岳
中央右に武利岳
存在感のあった屏風岳
存在感のあった屏風岳
武利岳山頂は冬の始まり
武利岳山頂は冬の始まり
武利岳からの帰路、武華山方面
武利岳からの帰路、武華山方面
クマネシリ山塊
中央左に平山、右にアンギラスとニセイカウシュッペ山
中央左に平山、右にアンギラスとニセイカウシュッペ山
大雪山、上部は雲の中
大雪山、上部は雲の中
武華山方面
左に武利岳
中央に進むとハイマツ藪、正解は左の木の左を抜ける
中央に進むとハイマツ藪、正解は左の木の左を抜ける

装備

備考 ・この日はこれまでの夏山より数段寒い気象となった。ジャケットを一枚装備に追加 
 して助かった。夏山感覚で行ってたら、大変だった。
・秋は日も短く、計画段階で明るいうちの下山がギリギリだった。これから更に陽が
 短くなるので、武利岳の計画は慎重に(武華山は別に計画するなど)

感想

前日に計画を作ったが、ほぼ計画通りの登山だった。
武利岳と武華山を廻って丸一日かかる。これから行かれる方は無理をなさらないように。

好天予想の週末、3山案として出ました。
1.武利岳
2.ピッシリ山(幌加内新そば兼ね)
3.チロロ岳リベンジ

前日、就寝直前まではピッシリ山に決まっていました。片道の距離としては武利岳とどっこいどっこい。前回の武華山では雨中の登頂だったので、リベンジしたい気持ちがありました。結局、武利岳と武華山を一度に楽しめるということで武利岳に向かうことに直前で変更しました。初志貫徹というのもあったのかも知れません。チロロ岳は林道は開きましたが、少し時間を置いてから、と言う気持ちがありました。

かつて武利岳と武華山は「ムリ・ムカ」とセットで呼ばれていました。
登山道もそれぞれ存在し、両峰は直線で4劼竜離を隔てています。正式には縦走路は踏み跡程度しかありませんでした。ところが台風の影響で、正式な登山口のある丸瀬布側からアプローチできなくなりました。有志は、かつての踏み跡を登山道へと昇格させようとします。現在では、廃道同然だった踏み跡が、ピンテを増やし、藪を切り開き、立派なメジャーコースになっています。

武利岳はこのコースでのみ登頂できるので、歩いてみたくなった次第です。

武華山の登山口は3年ぶり3回目です。
1回目は体調不良で1574標高点辺りで敗退、岳友に迷惑をかけてしまいました。
2回目は曇りの中、単独で武華山を決行し、山中で雨に当たり山頂は獲りましたが、白い世界で何も見えず、東尾根コースを下山しました。このときライオン岩コースは閉鎖されていて通れなかったと記憶しています。車の通る道が通れなくなるのは普通にありますが、登山道が通れなくなる、というのは余程のことだと思います。だが、今回ライオン岩コースを歩いてみて理解できました。

そして3回目、武利岳を獲るために来ました。

武利岳へのコースは、アップダウン、ハイマツ漕ぎ、岩峰歩きの3つが待ち受けます。
帰路のアップダウンの武華山への登り返しの時、シャクナゲ藪の攻撃があります。
ハイマツ漕ぎは日高ほど厳しくありませんが、2箇所ほど強烈なところがあるので要注意です。岩峰歩きは晴れている日は爽快な稜線歩きを楽しめますが、1709標高点あたりでは緊張させられ、意外と消耗しました。

東尾根コースを前ムカまで登り、分岐点から縦走路を武利岳に向け250m下ります。
いま下っている道を帰路は登ることを考えるとちょっと複雑になります。

武利岳からの360°の展望は、それまでの苦労を補って余りあるほどでした。
真北の方角には、かつてチャレンジした支湧別岳が聳えています。2回の挑戦で山頂を制しました。林道の状況が変わっていなければ、片道4辧¬2時間の林道歩きがあります。
武利岳からは大雪山はそれほど存在を主張せず、屏風岳がとても目立っていました。

縦走路を前ムカまで戻り、武華山へ向かいます。
武華山は前ムカとライオン岩の中間くらいにあります。
ここから眺める武利岳も存在感があり、武華山と少し違うな、と思ったりしました。
時間も無いのでライオン岩へ向かいます。途中の岩稜帯も切り立っており、右手の崖は緊張させられました。

ライオン岩の基部横の通過は、難しいものがありました。藪の枝が登山道へ張りだし、登山道の左側が切り立っていて、左側に逃げることが出来ない道となっていました。なんとか切り抜けると、少し進んでライオン岩コースの下りに入ります。
雨がぱらついていましたが、何とか下山が終わるまでもってくれ、と祈りながら下っていると、車に着く頃には雨は止んできました。

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