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Yamareco

記録ID: 7274313
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
日高山脈

コイカク〜ペテガリ縦走

2024年09月17日(火) ~ 2024年09月21日(土)
 - 拍手
体力度
10
2~3泊以上が適当
GPS
107:32
距離
38.2km
登り
3,331m
下り
3,468m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:56
休憩
1:12
合計
11:08
距離 9.8km 登り 1,342m 下り 232m
2日目
山行
11:22
休憩
1:21
合計
12:43
距離 4.9km 登り 470m 下り 508m
4:13
81
5:34
6:55
601
16:56
3日目
山行
10:18
休憩
0:00
合計
10:18
距離 4.9km 登り 415m 下り 618m
5:03
453
12:36
165
4日目
山行
9:45
休憩
1:09
合計
10:54
距離 18.6km 登り 1,079m 下り 2,117m
7:46
7:53
47
8:40
8:50
10
9:00
82
10:22
46
11:08
11:09
69
12:18
12:33
10
12:43
58
14:34
14:54
51
15:45
15:46
9
天候 17日 谷通過 午前雨→晴れ
18日 H圏内→谷 晴れ
19日 谷→H圏内 晴れ→夕方からガス
20日 L通過→冬型 午前雨→晴れ強風
21日 H圏内、上空寒気 曇り
過去天気図(気象庁) 2024年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ニシュオマナイの林道はかなり荒れている。また、林道入り口から電波がはいらない。ハイエースの車幅がギリギリだった。パンクや崖崩れに注意。
その他周辺情報 みついし昆布温泉
夜食:静内 ビヤレストラン 赤ひげ
2024年09月17日 06:03撮影 by  SHG07, SHARP
9/17 6:03
ヤオロの窓
2024年09月17日 16:08撮影 by  SHG07, SHARP
9/17 16:08
ヤオロの窓
ヤオロPから東へ
2024年09月18日 06:43撮影 by  SHG07, SHARP
1
9/18 6:43
ヤオロPから東へ
2024年09月18日 08:48撮影 by  SHG07, SHARP
1
9/18 8:48
2024年09月19日 05:11撮影 by  SHG07, SHARP
1
9/19 5:11
踏み跡はある
2024年09月19日 05:42撮影 by  SHG07, SHARP
9/19 5:42
踏み跡はある
2024年09月19日 09:12撮影 by  SHG07, SHARP
1
9/19 9:12
ノンアルです
2024年09月19日 11:29撮影 by  SHG07, SHARP
9/19 11:29
ノンアルです
2024年09月21日 06:19撮影 by  SHG07, SHARP
9/21 6:19
2024年09月21日 07:21撮影 by  SHG07, SHARP
1
9/21 7:21
撮影機器:

感想

知床も旅感、地の果て感があって良いが、山深さや険しさを感じられるのはやはり日高だろう。端の見えないほど長い主稜線、規格外の規模の支尾根、深い谷に流れ落ちるいくつもの滝、、、、。まだまだ知らない日高がどこまでも続いていて、今後の山行への想いを馳せ続けられる楽しい山行だった。もっと力をつけて、いろいろな登り方でいろいろな日高に行きたいと思った。

3年前から挑み続けてきたこの縦走。
一昨年は39atに、去年はペテガリAtになった。
今回、天気に恵まれて無事に完走することができた。
もっと日高を知りたい!と思えるいい5日間でした。

行動詳細)
17日:
○あかしやトンネル〜ヤオロ窓
上二股まで河原歩き。その後整備された夏道。コイカクPから、夏道が抜けてて歩きやすいのだが、丁度太ももの位置にハイマツの枝がバシバシ当たって痛かった…。痛みの耐久レース。
18日:
今日はなるべく距離を稼ぎたいので4:20薄明にデッパ。ヤオロPから有志3人でヤオロの水場に向かう。水場はCo1620、突然湧き出す。ここまで踏み跡明瞭。ドリンクバーくらいに水の勢いある。杯があると汲みやすい。5人の2泊分の水を汲んだら、ポーターK君に上げてもらう。空身のLを上回る勢いで斜面を駆けあがる。素晴らしい。
○ヤオロP〜1600
基本踏み跡あり。1569まで岩がちの尾根。大きい岩は主に日高側に巻いて対処。コンタを下ろすと次第に藪がいやらしくなる。1569手前から1600手前まで、背丈超の笹と凶悪カンバとハイマツのミックス。藪が濃すぎて秒速5センチメートルも進まない、、という所はないが、細い尾根上で全身を使って、ザックに引っかかる藪をかわし続けなければならないので疲れる。今山行で一番辛い藪漕ぎ区間だった。
Co1600テンバは5人1張り。風に弱いのが欠点だが、海が両側に見える最高のテンバ。天気が良ければCo1469ではなくこちらに張った方がいい。
19日:
テンバから焼けるような地平線が見える。左手に朝日を、右手に赤く染まる山塊と満月を見ながら稜線を下る。
○1600〜1688
「リンゴ畑」と揶揄される区間だったので身構えていたら、だいたい踏み跡が明瞭で、行く手を防ぐカンバを押しのけたりくぐったりする区間。背の高い人ほど苦労しているようだった。時々踏み跡が消えて、笹漕ぎ。
Co1469テンバはカンバに囲われ、風はある程度防ぐことができる△テン。6人用1張り、笹の上に張る感じ。
○1688〜ルベツネ
所々大きい岩が尾根上にある。両側が切れ落ちているため高度感があるが、踏み跡辿ってしっかり岩を掴みながら行けば問題ない。
ルベツネPは秋晴れ無風で大変心地よい。今まで歩いてきた稜線がよく見える。写真撮って、ノンアル飲んで、1.5時間もまったりした。いいピークだった。
○ルベツネ〜Cカール
ハイマツの幹を踏んで飛ぶような区間を過ぎた後、岩がちの草付きの尾根を下る。高度感はないのでなんも。Cカールの降り口のピンクテープは稜線から見つからなかったが、・1535から濃密な笹藪を下り始めると5分ほどで踏み跡に合流した。Cカールの降り口は、急な土の斜面で尻滑りのような感じで降りた。
カール上部に6人1張り。カール下部に行けば、風をしのげる木があって、テンバも探せばある。明日は荒れる模様なので、下部にテントを張る。いくつかクマフンが落ちていたが、クマの気配は感じなかった。水場は、カール下部の沢型に沿ってカンバを漕いで降りるとCo1360にわいている。流量十分。またもポーターKが活躍。
20日:
明るくなって目が覚めると雨音。もう一回寝る。山の二度寝は至福だ。大富豪で暇を潰しながらお昼まで粘って見るが、明らかに風が強いのでstay決定。飽きるまで遊んで、飽きたら寝る。下界だったらありえない時間の使い方だ。こういうのが、学生登山の醍醐味、、なのかもしれない。
21日:
昨日の低気圧で秋が深まったのを感じながらデッパ。カールから稜線まで30分ほどで上がれた。あとはペテガリまで踏み跡のついた稜線を歩く。やがてペテガリの看板が見えて、やっと3年間がつながると思うと感慨深いものがあった。
ペテガリPからは夏道。今年は草刈りがされていないようで、確かに笹が道を覆っていたが、いままで道がないところを歩いてきたものだから、夏道の歩きやすさに感動する。あとは、てくてく歩いて、ニシュオマナイの登山口まで。

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ペテガリ岳・神威岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5

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