コイカク〜ペテガリ縦走
- GPS
- 107:32
- 距離
- 38.2km
- 登り
- 3,331m
- 下り
- 3,468m
コースタイム
- 山行
- 9:56
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 11:08
- 山行
- 11:22
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 12:43
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 10:54
天候 | 17日 谷通過 午前雨→晴れ 18日 H圏内→谷 晴れ 19日 谷→H圏内 晴れ→夕方からガス 20日 L通過→冬型 午前雨→晴れ強風 21日 H圏内、上空寒気 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | みついし昆布温泉 夜食:静内 ビヤレストラン 赤ひげ |
写真
感想
知床も旅感、地の果て感があって良いが、山深さや険しさを感じられるのはやはり日高だろう。端の見えないほど長い主稜線、規格外の規模の支尾根、深い谷に流れ落ちるいくつもの滝、、、、。まだまだ知らない日高がどこまでも続いていて、今後の山行への想いを馳せ続けられる楽しい山行だった。もっと力をつけて、いろいろな登り方でいろいろな日高に行きたいと思った。
3年前から挑み続けてきたこの縦走。
一昨年は39atに、去年はペテガリAtになった。
今回、天気に恵まれて無事に完走することができた。
もっと日高を知りたい!と思えるいい5日間でした。
行動詳細)
17日:
○あかしやトンネル〜ヤオロ窓
上二股まで河原歩き。その後整備された夏道。コイカクPから、夏道が抜けてて歩きやすいのだが、丁度太ももの位置にハイマツの枝がバシバシ当たって痛かった…。痛みの耐久レース。
18日:
今日はなるべく距離を稼ぎたいので4:20薄明にデッパ。ヤオロPから有志3人でヤオロの水場に向かう。水場はCo1620、突然湧き出す。ここまで踏み跡明瞭。ドリンクバーくらいに水の勢いある。杯があると汲みやすい。5人の2泊分の水を汲んだら、ポーターK君に上げてもらう。空身のLを上回る勢いで斜面を駆けあがる。素晴らしい。
○ヤオロP〜1600
基本踏み跡あり。1569まで岩がちの尾根。大きい岩は主に日高側に巻いて対処。コンタを下ろすと次第に藪がいやらしくなる。1569手前から1600手前まで、背丈超の笹と凶悪カンバとハイマツのミックス。藪が濃すぎて秒速5センチメートルも進まない、、という所はないが、細い尾根上で全身を使って、ザックに引っかかる藪をかわし続けなければならないので疲れる。今山行で一番辛い藪漕ぎ区間だった。
Co1600テンバは5人1張り。風に弱いのが欠点だが、海が両側に見える最高のテンバ。天気が良ければCo1469ではなくこちらに張った方がいい。
19日:
テンバから焼けるような地平線が見える。左手に朝日を、右手に赤く染まる山塊と満月を見ながら稜線を下る。
○1600〜1688
「リンゴ畑」と揶揄される区間だったので身構えていたら、だいたい踏み跡が明瞭で、行く手を防ぐカンバを押しのけたりくぐったりする区間。背の高い人ほど苦労しているようだった。時々踏み跡が消えて、笹漕ぎ。
Co1469テンバはカンバに囲われ、風はある程度防ぐことができる△テン。6人用1張り、笹の上に張る感じ。
○1688〜ルベツネ
所々大きい岩が尾根上にある。両側が切れ落ちているため高度感があるが、踏み跡辿ってしっかり岩を掴みながら行けば問題ない。
ルベツネPは秋晴れ無風で大変心地よい。今まで歩いてきた稜線がよく見える。写真撮って、ノンアル飲んで、1.5時間もまったりした。いいピークだった。
○ルベツネ〜Cカール
ハイマツの幹を踏んで飛ぶような区間を過ぎた後、岩がちの草付きの尾根を下る。高度感はないのでなんも。Cカールの降り口のピンクテープは稜線から見つからなかったが、・1535から濃密な笹藪を下り始めると5分ほどで踏み跡に合流した。Cカールの降り口は、急な土の斜面で尻滑りのような感じで降りた。
カール上部に6人1張り。カール下部に行けば、風をしのげる木があって、テンバも探せばある。明日は荒れる模様なので、下部にテントを張る。いくつかクマフンが落ちていたが、クマの気配は感じなかった。水場は、カール下部の沢型に沿ってカンバを漕いで降りるとCo1360にわいている。流量十分。またもポーターKが活躍。
20日:
明るくなって目が覚めると雨音。もう一回寝る。山の二度寝は至福だ。大富豪で暇を潰しながらお昼まで粘って見るが、明らかに風が強いのでstay決定。飽きるまで遊んで、飽きたら寝る。下界だったらありえない時間の使い方だ。こういうのが、学生登山の醍醐味、、なのかもしれない。
21日:
昨日の低気圧で秋が深まったのを感じながらデッパ。カールから稜線まで30分ほどで上がれた。あとはペテガリまで踏み跡のついた稜線を歩く。やがてペテガリの看板が見えて、やっと3年間がつながると思うと感慨深いものがあった。
ペテガリPからは夏道。今年は草刈りがされていないようで、確かに笹が道を覆っていたが、いままで道がないところを歩いてきたものだから、夏道の歩きやすさに感動する。あとは、てくてく歩いて、ニシュオマナイの登山口まで。
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