下山がきつかった天狗岳
- GPS
- 09:14
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 963m
- 下り
- 963m
コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 9:14
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
東天狗岳からの下りの登山道は岩場、石場が続き慣れていないと苦労する。 |
その他周辺情報 | 登山後は唐沢鉱泉に宿泊。 |
予約できる山小屋 |
黒百合ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
非常食
飲料
ガスカートリッジ
食器
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
|
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備考 | 岩場、石場をスムーズに降りて行くための体幹アップが必要であった。 |
感想
今回の登山は天狗岳である。最近の私の行動は出かけるたびに雨に降られ登山が思うようにできなくなっている。今回も天候は不安定であった。どうなるかはわからないがとにかく出かけるしかなかった。
晴男を豪語するD氏とY氏の二人がおり、雨男の私に勝ったようで朝の天気はくもりであった。このまま雨が降らないことを祈って、宿を8時に出発した。最初は稜線に出るまでの急登を登っていく。急いで行くわけではないので身体を慣らしながらじっくりと登った。気温は20℃までないだろう。何せ登山口が既に標高1,880mである。登りで汗をかなりかくものの、さわやかな空気がすぐに身体を冷やしてくれるのできつさをそれほど感じずに気持ちよく登ることができた。
約一時間で稜線に出た。まだ視界は開けないが登っていればそのうち眺望はよくなるだろう、としばし休憩の後第一展望台までさらに標高を上げていく。標準時間通りに第一展望台に到着した。が、天候は曇りのままで霧がかかっており遠くの景色は望めなかった。
さらに登っていく。第二展望台まで上がってきた。ここでもすぐ近くに迫った西天狗岳は見えているものの遠くまでは見渡せない。まあ、雨が降らないだけで充分にましととらえて、真正面にそびえる西天狗岳山頂を目指す。近くにいた登山者からこの先は岩場をよじ登るのでストックはしまった方がよいとアドバイスされる。
一旦下り鞍部まで降り、ここからが一気の登りである。開けた場所に出るとここから先を見上げると全くの岩場である。岩に書かれた○と⇔をたよりにガンガン登っていた。勾配は急であるが、しっかり両手を使って登っていけば危険な箇所はなく、そのまま登っていくといつの間にか山頂に到達することができた。
山頂は広々としており、ここで休憩を取る登山者は多い。到達直後は真っ白であったが、霧が明けると正面に東天狗岳がそびえていた。我々はちょととだけ休憩を取りすぐに東天狗岳に向かうことにした。
一度ザレ場を下り登り返すと15分ほどで東天狗岳に着いた。途中霧が晴れるとと八ヶ岳連峰の近くの山を見ることができた。このあたりは森林限界を超えているので霧が晴れれば眺望は抜群である。ここまでほぼ標準時間通りで順調に登ることができた。
東天狗岳で昼食を摂ったので30分以上山頂にいた。その間、霧がかかって真っ白になったり、霧が晴れると近くの山々が拝めたりとその繰り返しであった。今日は風がほとんどなく山頂にいても寒さをそれほど感じなくてすむのは大変ラッキーであった。
時間が押してきたので降りることにする。このまま標準時間で降りていければ何の問題もなく宿に帰ることができたのである。が、現実は非常に厳しかった。下りの登山道は岩場続きで、還暦を越えたメンバーの膝は登りで既にガクガク、岩場の下りをたやすく降りるまでの余力はなかった。おそるおそる尖った岩の上に足をつけ慎重に
降りるしかなかった。中山峠には標準時間の+30分遅れで着いた。予想外の展開であった。
中山峠から5分で黒百合ヒュッテに着く。本来であればここでコーヒーブレイクなどありえないのだが、メンバーの強い要請に逆らえずコーヒーブレイクを取ることとなってしまった。大切な時間ということで40分もゆっくりくつろいでしまった。まあ、ここから宿までは標準時間で85分だから、宿には16時過ぎには着くだろうと高をくくっていたのだが。
黒百合ヒュッテを出ると、岩場はなかったが今度は沢沿いの石場だらけの登山道を下りることとなった。これは想定外で、結局石場でもかなりの時間を要することとなった。唐沢鉱泉分岐までの標準時間45分のところが60分かかり、その先は標準時間で40分のところが75分もかかってしまった。最後はヘッドランプの準備も考えるほどの行程となり、少し遅くなれば足元もかなり覚束なくなるような展開となってしまった。17時すぎにようやく宿近くの橋まで降りてくることができ、この先は林道なので、ようやくほっとすることができた。
今後は下りの行程については自分たちの力量を把握し無理のない計画を立てなければならないと認識した。大切なコーヒーブレイクの時間も配慮して。
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