大朝日岳(日暮沢から右回り周回)
- GPS
- 11:57
- 距離
- 20.8km
- 登り
- 1,975m
- 下り
- 1,978m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 6:57
天候 | 初日は朝からピーカン晴れで非常に暑い。15時から山頂はガス。夜、暴風。二日目朝、ガスで暴風。9時すぎ、ガスが晴れてピーカン晴れ。風残る。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
行きはドライ。帰りは下の方で一部沼のようになっているところがあった。 |
その他周辺情報 | 登山後は大江沢温泉「湯ったり館」。日暮沢から車で20分、大人350円と格安。食事はさらに北へ4kmの「渓声庵」で山菜そば(唯一のメニュー)がおすすめ。1300円で山菜膨大、満足度高し。 |
写真
感想
台風17号が三陸沖を通過する予報で、直前まで天気予報とにらめっこ。初日は晴れ、二日目はかなりの風、と分かった上でアタックすることにしました。初日は5時~7時までは山形は濃霧。不安になりましたが、それ以降は快晴。
登山を開始するとすぐに、暑さが気になり始めました。秋登山ということで、暖かめの服装をしていたのですが、これが見事に裏目ることになりました。なんと、古寺岳のあたりから、太ももが少し痙攣。小朝日岳のあたりでふくらはぎも痛み始めました。半分くらいのスピードに落として、なんとか小屋に着いで、登山靴を脱ごうと足に力を入れた瞬間、ふくらはぎがこむら返りを起こして激痛が走りました。なんとか抑えましたが、小屋の二階でマッサージをしようとふくらはぎを揉んだ瞬間、反対の足がまたこむら返りで激痛。こんなことは過去に経験がありません。「明日、無事に降りられるだろうか…」と不安になりました。
今にして思えば、熱中症だったと思います。水分も塩分もエネルギーもそれなりに補給していましたが、暑さ対策はしていませんでした。秋登山でこんなことはあるまいと油断していましたが、10月初旬では、薄着で出て寒ければ重ね着する、というスタイルで良いのだと学習しました。
上のハプニングを除けば、初日の景色は最高!でした。大朝日岳のどっしりとした山容と、西朝日岳、竜門山へと続く稜線の美しさは、見ていてため息がでました。思いがけず、ブロッケン現象を初めて見れたことも良い思い出になりました。
ただ、二日目の早朝のガスと暴風は本当にひどかったです。台風が沖合を通過していく時、山はこうなるのだと思い知りました。特に、西朝日岳から竜門山までの間の稜線は遮る草木が何もなく、風が最悪で、何度もよろめきました。
ところがその後はガスが晴れて一転、暑さが戻りました。幸い、風が吹いていたので前日程ではありませんでしたが、汗を大量にかいて降りてきました。秋登山でこれだけ暑いとなると、日本の気候に対する認識を変えないといけないな、と思いました。実際、過去はもつこの時期は紅葉の盛りだったそうですが、今回は6割未満という印象でした。
今回は全くの平日でしたが、北海道から兵庫まで、文字通り全国から登山者が集まり、大朝日岳避難小屋は混雑していて、私も左右40センチのところに人がいました。平日でこれなら土日は一体どれだけの人数になるのか、空恐ろしく思いました。ただ、小屋での交流は和やかで大変楽しかったです。
水場はたくさんあり、豊富に出ているので、水に困ることはない山です。危険箇所もほぼありません。体力さえあれば、必ず登れます。
下山後の大井沢町での温泉と山菜そばが素晴らしいリフレッシュになりました。ぜひ立ち寄ってみてください。
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