富士山御殿場口から往復
- GPS
- 09:00
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 2,386m
- 下り
- 2,389m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂付近はガレた登山道なので、特に下山時に石を蹴っ飛ばさないように注意。人に当たります(>。<) 3000メートル付近までは踏ん張りが効かない登りで苦労します。 雨が降っていないと歩むごとに砂塵が舞い上がります。下山時にはマスクが欲しいところ。 マスク+サングラスやゴーグルをする人もかなり居ました。 砂走りを歩く(走る)場合にはスパッツが必要です。 |
予約できる山小屋 |
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写真
感想
いよいよ自分的には夏山シーズン。来週は北アルプス縦走を考えている。
そこで高地に慣れるのと脚力維持・増進に富士山御殿場口ピストンを決意。
富士山には過去4回富士宮口から登ったことがある。標高差にして1000メートルも下からのスタート。
こりゃ鍛えられるぞ〜と山に関してはM気質が燃えてくる(←ビョーキ)
車で御殿場口駐車場に。下から第3駐車場、第2、第1と看板で表示がある。
もう空(す)いているだろうと第1に突っ込むもなかなか空(あ)いていない。ご来光目的で前日に入った車だろうか。
なんとか空きを見つけて仕度して登山口に向かう。登山口付近は広場になっていてバス停があったりする。そこにも車が駐まっていた。
登山口の鳥居でパチリとやってツイッターしていざ出発!標高差2400メートルの旅の始まり。
歩き出しても気になるのがご来光。振り向きつつ何度も確認。山頂じゃなくても気になるものだ。
ところがいざご来光!となると「ふーん」って感じ。山頂じゃないと有り難みがないのだろうか。
登山道は開けていて植生も少なく、山頂まで見渡すことができる。見た目には近そうに見えるのが困る。
標高も稼がなくてはならないが、広い裾野、水平距離もなかなかある。しかも道は砂礫が堆積して踏ん張りが効かない。
余裕がなくなるのと写す風景もないので写真は撮らずにひたすら登った。砂礫が深い箇所では3歩進んで1歩下がるぐらいな感覚で消耗した。
7合目を過ぎたぐらいから、砂礫が厚い道を脱して地面が締まってくるので歩き易くなる。
しかし問題は空気は薄くなるということ・・・息があがりペースが早くなることはない。幸い足の筋肉は「塩熱飴スポーツ」のお陰か、つる気配はない。
山頂直下のガレ場では同じように登る人が少し登っては立ち止まって息を整える光景が見られた。
何故か山頂直下になったら元気が出てきた(笑)思い出したように写真も撮影。
少し頭が痛いという高山病の症状があったものの、そのまま一気に剣ヶ峰に向かう。
馬の背もガンガン登っていける。日頃の鍛錬の成果だぜ!と調子に乗ったら、測候所とお鉢巡りの分岐地点でモモ筋がつりそうになった(恥)
剣ヶ峰記念撮影行列の最後尾につき、モモ筋をなだめながら順番を待つ。
お行儀良く次の人が撮影係となる感じが自然に出来ている。あっぱれ日本人!
自分も前のグループを撮影し、次の人に撮って貰った。
お腹も空いたし休憩にしたかったけどそのままお鉢巡り続行。トイレの臭い?が嫌な河口湖&須走口付近を素通りして、ちょうど剣ヶ峰の反対側あたりで昼食休憩。
カップ麺とオヌグルの黄金コンビにココア。
特別寒くなかったが温かい食べ物と飲み物は心にも効く。頭が痛いのでバファリンも飲んで出発。御殿場口に向かう。
下山開始してすぐは急で細いガレた登山道なので、先行者が譲るまでは強引に抜いたりしないで大人しく歩いていく。
そういえば自分が登っている時にいい年こいたオジサン2人が走って下山していたのを見たけど、場所はわきまえて欲しいな。
やがて道が広くなってきたところで先に行かせて貰う。ペースも上がっていく。丹沢大倉尾根で鍛えた下り(笑)気持ち良く高度を下げていく。
7合目からは下山道は砂走りに。15年前の初めての富士登山の際、靴に砂礫が入ってどうしようもなかったが、今回はバッチリ登山靴+スパッツ。
すぐに要領を得てからはリズム良く一定のペースで砂走り。着地しても砂礫がクッションになっていて、上手に「重力」を逃がしてあげる。
ちなみにこの砂走り、靴底には優しくないので新品の靴でやるのはモッタイナイかも。
爽快な砂走り、意外や意外、走っているのは自分一人。みんな歩いて大人しく降りている。スパッツがないからか、体力的にキツイからなのか。
彼らを余所にひたすら駆け下りる。「なんで必死に走ってるんだろ」とか言われてるのかな・・・
自分は好きでやっているんだし、まあ気にしない気にしない。
砂礫が厚いうちは遠慮なく降りても大丈夫だけど、やがて砂礫が薄くなったら注意。
足が言うことを聞かなくなってきたところに、道が固くなってしまうと転ぶ危険性あり。石もゴロゴロしてくるのでスピードを落としていかないと危ない。
足が勝手に前に前にと出てくる奇妙な感覚に襲われた。意識的にペースを落とそうとしないと自然にスピードが増してくる。
砂礫が薄くなり、傾斜も緩くなるとさすがに足も落ち着いてくれた。歩くのもつまらないので小走りで走り続けた。
大石茶屋手前の階段付近で危うく転びかけた。下りで興奮したMY足が、階段に再び覚醒!勝手に歩みを急ごうとさせる(笑)
もつれながらも大石茶屋に到着。かなりの人が休憩していた。ビールをやりたいところだが、今日はマイカー登山。我慢我慢。
登山口の鳥居に到着、写真をパチリ。下山所要時間1時間20分!自分でもビックリ。
相変わらずの「下り番長」ぶりを発揮したもんだ・・・
今回の富士登山でも高山病の症状がでてしまった。呼吸法や高度順応を工夫しないと駄目だな。
高所での登りは普段出来ないだけに弱点が際立った山行となった。お疲れ様でした。
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