猿倉〜大雪渓〜白馬岳
- GPS
- 27:30
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 1,696m
- 下り
- 1,682m
コースタイム
10/10 6:45白馬尻山荘-10:00頂上小屋-10:40白馬岳山頂-11:30白馬山荘-12:30大雪渓-15:00白馬尻山荘-15:30猿倉
天候 | 1日目:雨 2日目:雨、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
大雪渓の巻き道は崩壊でできたガレ場を歩くので歩きづらい。 |
写真
感想
今回は春に叔父さんの山岳部時代の友人が白馬大雪渓で亡くなったので、叔父さんは追悼に行くことにした。が、叔母さん(叔父さんの妻)に「一人じゃ危ないからダメ!」と反対されたので、僕も一緒に行くことになった。
9日が雨だとわかっていたので、9日に白馬尻に泊まり、10日に遺体発見現場にいってそのまま下りるという予定だった。
そして9日。案の定雨だった。というわけで猿倉から白馬尻まであるいたが、45分しかかからなかった。この日はここで泊まりだが、まだ1時。外は雨だし・・・というわけでひたすら暇だった。後から来たお客さんと話したり、小屋の中を観察したりしていた。ちなみに山小屋に客として泊まるのは今日が初めて(叔父さんがお金出してくれるから)。山小屋泊まりは楽だけど暇だ・・・。
10日。朝は雨がかなりマシになっていて、歩いていると降ったり止んだりだった。小屋から歩いていくとケルンに着く。ここは神戸高校山岳部が昔遭難したとこだ。ケルンに「1969,10,15 兵庫県立神戸高校」と書いてあった。
2年前は8月初めだったのでこの辺からすぐ雪渓の上を登ったので、雪渓や!・・・と思っていたらそこからだいぶ雪渓を巻いていった。もうこの時期の雪渓はかなり溶けて崩壊していた。で、その後雪渓の上を歩いたのは結局10分ぐらいだった。久しぶりにアイゼンをつけて雪渓を歩いたが、今回は1回も滑らなかった。
問題の遺体発見現場は2号雪渓。予定ではここから2号雪渓に行って下りるはずだったが、ここで叔父さんが「ここまで来たら頂上行ってまおか」と言いだした。まあ僕も頂上には行きたかったので、行くことになった。
が、そこから登っていくと叔父さんはバテてきてペースが落ちた。しょうがないかと思いながらゆっくり歩いた。お花畑(もちろんこの時期に花は全くない)を登りながら2年前のことを思い出していた。あの時はこの辺りがめっちゃしんどかったな・・・。だが今回は荷物の重さが前回の5分の1なので余裕。めっちゃ楽だった。
稜線からはやたらと風が強く、霧吹雪で眼鏡が曇るし寒い・・・。
白馬岳山頂に着いてもガスってて何も見えなかった。360度真っ白。寒いので適当に写真を撮って下りた。
白馬山荘でコーヒーを飲み、ちょっとあったまってから再び行動開始。叔父さんは下りはやたらと速く、余裕そうに山岳部時代の話をしながら下りていった。
そして大雪渓まで下りてきた。大雪渓をオコジョ(?)が走り回っていた。崩壊した所から下りて来たのがすごかった。
大雪渓のクレバスを巻いてから2号雪渓に向かう。ここからは人が歩いていないので恐る恐るだった。
2号雪渓を途中まで登っていった。ここから少し上が遺体発見現場だ。でも危ないのでこれ以上は行かなかった。叔父さんはそこに花を供え、酒を撒いた。そうしていると雨が降ってきた。叔父さんが「泣いてるみたいやな」と言った。そして静かに手を合わせ、冥福を祈った。
それから大雪渓を下り、ガレた撒き道を下っていった。道がどんどん崩れていくので歩きにくかった。
白馬尻で少し休憩し、猿倉まで下った。
今回は小屋泊まりだったので荷物がとても軽く、楽な登山だった。山頂からの景色は見えなかったが、紅葉は綺麗だった。叔父さんも追悼という目的を果たせたのでよかった。
hoshihiko さん今晩はです。
天候の悪い中の山行お疲れ様でした。
そのせいか他に登山者が見受けられませんでしたね。
無事に登山を終えた事は何より追悼ではなかたのではないでしょうか。
お疲れ様でした。
kintakunteさん、こんにちは。
あんな天気でしたが、無事追悼をすることができてよかったです。
ありがとうございます。
fukuzoさん、はじめまして。
同じ日に登られていたのですね。奇遇ですね。
今回の追悼登山で山の恐ろしさを感じました。安全第一で山登りをしたいと思います。
ありがとうございます。
はじめましてhoshihiko さん。
同じ日に私たちも、大雪渓へ行きましたので、
コメントさせていただきました。
とは言え、私たちは大雪渓のほんの入口までの
ハイキングでしたが...。
追悼登山だったのですね。ご冥福をお祈り致します。
そして、天候もあまりよくなかったですが、お疲れ様でした。
感想を読ませていただき、自然と向き合うなかでの
命の尊さをあらためて感じました。
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