本間の頭・境界尾根
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.9km
- 登り
- 1,166m
- 下り
- 1,158m
コースタイム
天候 | 晴のち曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
林道を除いて全ルートに渡って踏跡程度である。道標は頂上に今回のコースとは無関係な案内があるのみで、皆無に等しい。 境界尾根1000m付近から北に伸びる尾根(以下、北尾根と仮称する)は踏跡も微かだし、それすら無い個所が多いが、歩くのに支障はない。獣道も利用できよう。一部藪のうるさい所もあるが、藪漕ぎという程ではない。赤テープは皆無だが、上りなら道に迷うこともないだろう。一部に岩場があるが、簡単にパスでき、他に危険個所はない。 境界尾根は比較的踏跡もしっかりしているし、赤テープも豊富。ただし、下りでは、北尾根との分岐、849m峰、732m峰、さらにその先の670m地点等、間違えやすい個所が多く、正確な地図読みが必要である。頂上近くでガレ場の縁を歩くので要注意。 送電線32号鉄塔から林道までのルートに関しては後で詳しく述べる。 |
写真
感想
丹沢三峰の東峰に相当する本間の頭は、宮ケ瀬から丹沢山へ縦走する際に通過する小さなコブに過ぎない。しかし、バリエーション・ハイキングとして、この頂に通じる踏跡程度のルートがいくつか紹介されている。既に北側の本間橋から、南東側の塩水橋からの2ルートを登ったので、今回は北東側の宮ケ瀬湖から境界尾根を登ってみよう。ただし、同じ道を往復するのでは面白くない。そこで、地形図から境界尾根の一本西側の北尾根なら登れると読み取れたので、これを登ってから境界尾根を降りれば、変化のあるコースになるだろう。
北尾根の標高800m付近から雪を踏むことになった。4日前に降った雪だ。標高1000m付近で境界尾根と合流した後は次第に積雪が増え、多い所では30冂あった。ワカンとスノーシュー、アイゼンまで持ってきたが、下から見上げた山の様子で不要と判断し、車に置いてきてしまった。たまたま境界尾根を登ってきた人のトレースに助けられて頂上を踏むことができたが、これが無かったら厳しかったかもしれない。
境界尾根を降りたが、何か所も読図力を試され、気を抜けない面もあるが、変化があって面白かった。当初はこの尾根を末端まで降りる積りだったが、32号鉄塔で気が変わった。後の林道歩き短くするために、ここから送電線の巡視路を下ることにした。33号鉄塔まではしっかり踏まれた明瞭な巡視路だった。しかし、33号鉄塔で34号鉄塔を案内する杭が壊れていて、方角が定かでない。ここまで降りてきた北東方向とも読み取れるし、送電線もそちらに延びていることもあって、そのまま北東に進んだ。しかし、踏跡は微かだし、黄色のペグがない。すぐにおかしいと気が付いたが、あと100mも降りれば林道だから、と枝落としした小枝が散乱する中を強引に降りて行った。
尾根の末端に着くと目の下に林道が見えたが、この先は20mほどの法面になっていて、とても降りられない。藪混じりの斜面をうろうろ歩き回って降りられる所を探すが、見渡す限り法面が続いている。唯一、沢の出口だけ法面が切れているのが垣間見られた。いつもは避けるのだが、仕方ない、谷に降りることとし、小さな支尾根を乗り越えて二の沢に降りる。沢は緩やかに落ちていて、心配した滝もなく、無事に林道に抜けられた。33号鉄塔からわずか100mを降りるのに25分もかかってしまった。
林道を進むと、一の沢脇に33号鉄塔へ上る巡視路の案内杭があった。この位置から推測すると、33号鉄塔で北西方向に降りれば良かったのだ。必ず巡視路はあるはず。33号鉄塔から下り出してすぐに巡視路ではない、と気が付いたのだから、もっと真剣に探せば良かったのに。今までも踏跡程度の尾根を降りてきて、法面に行く手を遮られたことは何度もある。でも、何とか切り抜けてきたので、今回も何とかなるさ、と強引に降りて行ったのは、いつもの悪い癖だ。反省すべし。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
gakukyourouさん
はじめまして
gakukyourouさんの歩かれた
5日前に上り下りとも
同じルートを歩きました。
途中までバージンスノーを楽しめました。
まだ、雪は残っていたんですね。
woodsさん、こんにちわ。
コメントをありがとうございまいた。
5日前だと雪が降る前日ですね。雪は少なかったのではないですか?
それにしても、下りはバリエーション・ハイキングとして紹介されていrので、通る人もいるでしょうが、上りのルートまで同じとは驚きです。このルートを選んだのは地形図を見ての判断ですが、こんなルートを採る酔狂な輩(失礼!)もいるのだと分かり、心強い限りです。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する