お彼岸の木曽駒ヶ岳・晴天絶景ハイク！

2016年03月20日(日) [日帰り]

• GPS: 03:21
• 距離: 4.5km
• 登り: 523m
• 下り: 530m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:05
• 休憩: 0:16
• 合計: 3:21

距離 4.5km 登り 528m 下り 530m

9:25 千畳敷駅
10:18 乗越浄土
10:27 10:28 宝剣山荘
10:45 10:46 中岳
10:52 10:53 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
11:09 11:13 木曽駒ヶ岳
11:22 11:23 (木曽駒ヶ岳) 頂上山荘
11:33 11:37 中岳
11:48 天狗荘
11:52 乗越浄土
12:06 12:08 伊那前岳九合目ピーク
12:20 12:22 乗越浄土
12:46 千畳敷駅

距離も高低差も少ないプチハイキングレベルの行程ですが、カール上部の八丁坂付近だけはストックだけだとかなり辛いと思います。やはりピッケル携行推奨

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

菅の台バスセンターまで車。そこからはバスとロープウェイという王道チョイス

コース状況／危険箇所等

前日の平地の雨が新雪になってるかと思いきや新雪は無く、硬い雪の上に40cmほど雪が積もり、その積もった雪も硬くなりつつあるような状態。硬い層に届く少し長めのピッケルが便利

その他周辺情報

基地となる駒ヶ根高原には、日帰り温泉や宿泊施設、飲食店など多数

写真

7:30の菅の台バスターミナル。すでに長蛇の列。だ駐車場にはまだ余裕があります

始発の8:15のバスの前に2本も臨時バスが出る盛況ぶり！

30分程バスで山道を揺られてロープウェイのしらび台駅へ

ロープウェイも通勤電車状態。それでも私の乗ってきた定時始発バスでも積み残し発生！（ロープウェイも30分後に臨時便あったようですが）

しらび台付近はガスっていたのですが・・・

山頂駅に近づくにつれ、ガスが晴れ晴天に！！

7分程で標高差950mを一気にのぼり、千畳敷席に到着。ここで登山目的の人には山岳パトロール隊？による登山届と装備の確認があります。まぁ登山届はこの場でも書けますし、アイゼンやピッケルかストックなど普通の冬山装備持っていれば問題ないでしょう。

ロープウェイ駅兼ホテルの出口(南極基地みたい)を出ると・・・

千畳敷カールの絶景がお出向かえ！！

風もなく予想してたよりかなり暖かです。そのせいかいきなりカールの雪崩れの跡が見えるのがご愛敬

反対側は雲海！

アイゼンをつけてスノーバケットを付けたストックで出発！

デブリの根元まで来ました。規模はさほど大きくありませんが巻き込まれたらと思うと怖いですね・・・

雪質は程よく締まっていて、たまに踏み抜きがありますがアイゼンが効きます。この辺りでピッケルに持ち替え

登山者もいっぱい。行列を作って八丁坂を登っていきます

カールの最上部。かなり急勾配ですので、ピッケルを駆使しキックステップでアイゼンの爪を食い込ませながら慎重に登ります…

カールを登り切ると乗越浄土の平坦な雪原に出ます。つらい坂を上った後の平原はまさに極楽浄土といった印象(笑)

宝剣山。冬場はザイルなどの登攀装備がないなら無理ですね…

反対側の尾根道。帰りに寄ってみましょうか

まずは正面の中岳を目指します

中岳山頂に到着

左手には御岳山

宝剣山から空木岳までの美しい稜線

振り返れば南アルプスも・・・

夏山の写真と違ってのっぺりとした印象の駒ヶ岳

頂上山荘は埋もれてます

中岳から見ると緩やかな勾配に見えましたが、実際は微妙につらい登り返し

木曽駒山頂着いた〜！

ただ山頂の施設は悉く雪ノ下

ここからの景色も絶景…

と思ってたら、何の前触れもなくガスってきました

さっきまで晴天だったんですが・・・

山の天気はわかりませんね

下ってたらまた晴れてきました

中岳の登り返し・・・まぁ大したことはありませんが

中岳山頂に戻ってきました。ここはところどころ滑らかな花崗岩が突き出しているので腰かけるのに便利。何気に休憩好適地？

というわけで朝コンビニで買ったドーナツと熱い紅茶を食べます。さすが3000m級だけあって気圧が低く、袋はぱんぱん。かなり気温も高かったので、お湯沸かしてカレーメシとか作れたかも・・・

千畳敷駅から往復するだけではさすがに物足りないので、大賑わいの乗越浄土から北の尾根に寄り道することに

こちらは歩く人も少なく静かな雰囲気

振り返ると宝剣山のホルンが。乗り越し浄土やカールから眺めるよりここから眺めた姿が格好いいです

駒ヶ岳と中岳もちゃんと独立した山として見えます

ここから一気に千畳敷駅までグリセードで下ったら格好いいかも・・・(やりませんが)

この先もステキな尾根が続いてますが、ロープウェイの時間も近づいてきたので引き返します

遥か遠くに空木岳・・・いつかは縦走したいですね・・・（夏山で）

太陽に照らされた雪原のこの粒子感とでも言う感じが好きです

カールの下り・・・やはり上りより緊張感があり、ピッケルを持つ手にも自然と力が入ります

でも勾配が落ち着いてからは一気に尻セードでカールの底まで(笑)。下山届を出し、また満員電車状態のロープウェイとバスで麓まで

登山後の温泉は、菅の台バスセンターから山側に少し歩いたところにあるこまくさの湯で。いわゆるスーパー銭湯ですが、個人的にはスーパー銭湯の方が疲れが癒えるので助かります

こまくさの湯の駐車場から見た木曽駒。ちなみに露天風呂からもこんな感じで木曽駒が見えます

風呂上りはこまくさの湯向かいの明治屋で名物ソースカツ丼…と思ったのですが、やたら混雑していたので少し下ったところにある東右衛門というお店でソースカツ丼を。こちらのカツも肉厚で十分おいしかったです♪

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 ゲイター 靴 ザック アイゼン 行動食 非常食 水筒（保温性） 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

備考

サングラス・日焼け止めは必携。（日焼け止めは忘れてひどい目に…）

感想

seki_zu

風もなく寒くもなくガスも少なめで、最高の雪山ハイキングを楽しめました。
歩いた距離も時間も短いのですが、低山を何時間も歩くより遥かに濃密な時間でした。

まぁお彼岸の時期に晴天の高山の雪山ということで、紫外線が猛烈でしたが・・・特に女性はかなり暖かいのに顔面バラクラバの方多数でした。サングラスに至っては、無いと確実に翌日眼科行きになりそうでし、そもそも眩しすぎてまともに景色を見られないと思います。